クリスティーナ 第8話
再びクリスティーナに恨みを持つ者たちに襲われ、{player}の身に危険が及ぶ。しかし互いに託し合う事の大切さを思い出したクリスティーナと{player}は、協力して敵どもを蹴散らす。
-------------- situation:
つがいの絆
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
打ち切りの危機を免れた結婚生活シミュレーションは、
その後も順調に継続している。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
かに見えた──
voice: vo_adv_1071008_000
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
……おかしい。
voice: vo_adv_1071008_001
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
なぜこの時間になっても帰らない?
もう仕事はとっくに終わっているはずだ。
voice: vo_adv_1071008_002
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
ここ最近、連日こうだ。
わけを聞いてもあからさまにはぐらかすし……
voice: vo_adv_1071008_003
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……まさか……?
voice: vo_adv_1071008_004
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
しかし、坊やに限って……
voice: vo_adv_1071008_005
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……いや、坊やだからこそ、か──
voice: vo_adv_1071008_006
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_1071008_007
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
つかぬことを聞くが、マントの優男を見なかったか?
この道を帰ってくるはずなのだが。
voice: vo_adv_1071008_008
男性:
【chara 4911 face 6 (surprised)】
マントの優男?
【chara 4911 face 4 (sad)】
マントの優男……
voice: vo_adv_1071008_009
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
……ふっ。
我ながら苦笑を漏らさずにいられない。
voice: vo_adv_1071008_010
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
狂犬と呼ばれた女傑クリスティーナが、
嫉妬などを動機に、夫の行方を捜して回るとは……
voice: vo_adv_1071008_011
男性:
【chara 4911 face 6 (surprised)】
ああ、そういえば見た見た!
あっちの方へ歩いて行ったよ。
voice: vo_adv_1071008_012
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
一人だったか?
voice: vo_adv_1071008_013
男性:
【chara 4911 face 1 (normal)】
ううん。一人じゃない。
voice: vo_adv_1071008_014
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……【chara 107111 face 1 (normal)】
なるほど。
情報、感謝する。
voice: vo_adv_1071008_015
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
こっちか……?
こんな人気のない場所で、坊や、誰と何を……
voice: vo_adv_1071008_016
荒くれ者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
てめぇ、いい加減に口を割らねえと、痛い目に遭うぞ!
クリスティーナはどこにいる!
voice: vo_adv_1071008_017
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……うん?
Choice: (1) 知らない。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1071008_018
荒くれ者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
シラ切んじゃねぇよ!
てめぇと一緒に暮らしてるっつー情報は掴んでんだよ!
voice: vo_adv_1071008_019
荒くれ者3:
【chara 6311 face 3 (anger)】
アイツが急に雲隠れしたおかげでな、
見ろ、お礼参りの客が大渋滞だぜ。
voice: vo_adv_1071008_020
荒くれ者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
おめぇさんだって迷惑してんだろ?
こうして職場に顔つきの悪ぃのが連日押しかけてきてよ。
【chara 911 face 1 (normal)】
毎日毎日、俺たちを一人残らずまいてから帰んのも、コトだろう。
voice: vo_adv_1071008_021
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
…………!
voice: vo_adv_1071008_022
荒くれ者1:
【chara 911 face 2 (joy)】
悪りぃとは思ってるよ?
【chara 911 face 3 (anger)】
だがな、元はと言えばアイツが俺たちをボコったのが原因だ。
クリスティーナの撒いた種なんだよ。
voice: vo_adv_1071008_023
荒くれ者1:
【chara 911 face 1 (normal)】
アイツの居場所、教えてくれよ。な?
Choice: (2) 知らない。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1071008_024
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
そういうことだったか……
voice: vo_adv_1071008_025
荒くれ者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
てっめぇぇぇぇ。
下手に出てりゃ調子に乗りやがって!
口を割らねえなら、痛い目見てもらうしかねぇな!
voice: vo_adv_1071008_026
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
ちょっと待った……!
voice: vo_adv_1071008_027
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
どういう了見だキサマら?
【chara 107111 face 2 (joy)】
ワタシに隠れて坊やとコソコソ睦み合うとは。
妬いてしまったじゃあないか。
voice: vo_adv_1071008_028
荒くれ者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
──クリスティーナだ!
voice: vo_adv_1071008_029
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
会いたかったか?
すまなかったな、放置して。
【chara 107111 face 2 (joy)】
何を隠そうワタシは今、人妻でね。
voice: vo_adv_1071008_030
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
募りに募ったキサマらの想い、片っ端から斬り捨て袖にしてやる。
──さぁ、こい!
voice: vo_adv_1071008_031
荒くれ者1:
【chara 911 face 2 (joy)】
……現れたな?
Choice: (3) うわぁっ!?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1071008_032
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
坊や──っ!
【chara 107111 face 3 (anger)】
キサマらなにをする。目的はこのワタシだろう。
voice: vo_adv_1071008_033
荒くれ者1:
【chara 911 face 2 (joy)】
ああ目的はアンタだ。
【chara 911 face 1 (normal)】
だが素で挑んだところで、勝てる可能性は万に一つだからな。
voice: vo_adv_1071008_034
荒くれ者1:
【chara 911 face 1 (normal)】
状況から察するに、オマエたちは結婚したんだな……?
【chara 911 face 2 (joy)】
妻を庇うために自ら危険に身を投じるたぁ、
いい旦那をもらったじゃねぇか、クリスティーナ。
voice: vo_adv_1071008_035
荒くれ者1:
【chara 911 face 1 (normal)】
しかし。悪いが利用させてもらうぞ。
【chara 911 face 2 (joy)】
コイツは、オマエの攻撃を防ぐための盾だ♪
voice: vo_adv_1071008_036
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
…………っ!
voice: vo_adv_1071008_037
荒くれ者1:
【chara 911 face 2 (joy)】
ひゃーはっはっ!
見た? ねぇ見た?
クリスティーナが動揺した顔、初めて見たよ俺~!
voice: vo_adv_1071008_038
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
……今ここで坊やを逃がし、こいつらを蹴散らすことなど朝飯前。
秒でカタはつく。
voice: vo_adv_1071008_039
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
しかし……問題はそこではない。
voice: vo_adv_1071008_040
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
坊やが、ワタシを庇おうとしたこと。
voice: vo_adv_1071008_041
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
──確かに。
どんなことがあろうと、坊やと共にいようと決めた。
voice: vo_adv_1071008_042
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
しかし、ワタシの剣がこぼしたツケのために、
坊やが自ら命を危険に晒すことまで、想定していたか……?
voice: vo_adv_1071008_043
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1071008_044
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
自分のツケは自分で払う、手を出すなと、
いくらワタシが言ったところで、こいつが従うとは思えない。
voice: vo_adv_1071008_045
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
ワタシにかかろうとする火の粉を、
まずは自分のあの細い手で振り払おうとする。
voice: vo_adv_1071008_046
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
そういう男だ……
voice: vo_adv_1071008_047
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1071008_048
荒くれ者3:
【chara 6311 face 2 (joy)】
けーっけっけ!
困ってる困ってる。
ランドソル一の狂犬が、な~んで結婚なんかしちゃったかねぇ。
voice: vo_adv_1071008_049
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
やはり、坊やとワタシの人生は交わらない。
【chara 107111 face 3 (anger)】
交わらせては、いけない──
voice: vo_adv_1071008_050
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……うん?
voice: vo_adv_1071008_051
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
坊やが何か……伝えてきている?
voice: vo_adv_1071008_052
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
僕に任せて……
攻撃をかわすから……?
voice: vo_adv_1071008_053
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
坊や……!
オマエまさか……
voice: vo_adv_1071008_054
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
ワタシの攻撃を寸前でかわし、
背後の荒くれどもにあてようというのか……!
voice: vo_adv_1071008_055
クリスティーナ:
【chara 107111 face 4 (sad)】
いいや、ここはワタシ一人で十分だ。
そもそもこれはワタシの始末場。
これ以上オマエが盾になる必要は──
voice: vo_adv_1071008_056
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……なに? 任せてほしい?
髪……の毛……?
髪の毛の時、みたいに……?
voice: vo_adv_1071008_057
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
おい坊や。簡単に言うが、
ワタシの攻撃をかわすのが、どれだけ難しいか分かっているのか?
髪の毛を乾かすのとはわけが違──
Choice: (4) わけは同じ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1071008_058
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……なに?
voice: vo_adv_1071008_059
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
一緒に……乗り越えたいから……?
voice: vo_adv_1071008_060
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……坊や……
voice: vo_adv_1071008_061
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……タスクの、大小ではなく……
互いに託し合うこと……
voice: vo_adv_1071008_062
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
それが、共に生きるということ……
わけは……同じ……
voice: vo_adv_1071008_063
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
…………!
voice: vo_adv_1071008_064
荒くれ者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
おい、なにをグダグダ言っている!
無抵抗を決めたのなら、こちらからいかせて──
voice: vo_adv_1071008_065
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
──いいだろう。
坊や、オマエに託す。
Choice: (5) うん。手加減しないで。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1071008_066
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
ふっはは☆
手加減だと? 誰に言っている。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1071008_067
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
いくぞ坊や!
死ぬなよ──っ☆
voice: vo_adv_1071008_068
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
『極値聖域』!
voice: vo_adv_1071008_069
荒くれ者2:
【chara 811 face 6 (surprised)】
うわぁぁぁっ、アイツ、正面から仕掛けてくる!?
旦那もろともやっちまう気か!?
voice: vo_adv_1071008_070
荒くれ者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ひるむな!
アイツの攻撃は絶対に外れねぇ。旦那を盾に──
Choice: (6) 超タイミングでかわす。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1071008_071
荒くれ者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
──ああっ!!??
コイツ……クリスティーナの攻撃をかわした!? そんなまさか──
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1071008_072
荒くれ者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぐあぁぁぁぁぁぁーーーー!
voice: vo_adv_1071008_073
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
夫婦の絆を見くびったな♪
【chara 107111 face 3 (anger)】
さぁ、他の者も来い!
voice: vo_adv_1071008_074
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
クリスティーナの夫に手を出すとどうなるのか、
その身をもって知らせてやろう☆
voice: vo_adv_1071008_075
荒くれ者3:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
うあぁっ!?
今度は……振ってもいないのに剣の軌道が!?
voice: vo_adv_1071008_076
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
『演算剣卓』!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1071008_077
荒くれ者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぐうあぁぁぁぁーーっ!!
voice: vo_adv_1071008_078
荒くれ者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
だめだ、これじゃお礼参りの万倍返し……いつもの展開だ!
逃げるぞーっ!
voice: vo_adv_1071008_079
荒くれ者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
うわぁぁぁぁー!
voice: vo_adv_1071008_080
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
……ふん。
--- Switch scene ---
Choice: (7) 心配をかけてごめんなさい。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1071008_081
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
…………坊や。
voice: vo_adv_1071008_082
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
人の台詞を奪うな。
Choice: (8) ごめんなさい。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1071008_083
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
……ふふん♪
voice: vo_adv_1071008_084
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
確かに……
誰かと共に生きるということは、実に煩わしい。
一人で乗り切る方が、余程手っ取り早い。
voice: vo_adv_1071008_085
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
──しかしどうやら、
共に乗り越えた先にしか見えないものがある……【chara 107111 face 1 (normal)】
ようだ。
voice: vo_adv_1071008_086
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
それが「結婚」の本丸から見た景色……
我々にはまだ、その兆ししか見えんが……
voice: vo_adv_1071008_087
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
そんな景色があると分かっただけでも、
シミュレーションとしては、上出来か♪
voice: vo_adv_1071008_088
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
──ようし。
帰るぞ、坊や☆
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その夜──
voice: vo_adv_1071008_089
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
…………ん。頼む。しっかり乾かせよ。
voice: vo_adv_1071008_090
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……そういえば、明日だったな。救護院の面々が戻るのは。
シミュレーションも今日まで、か。
voice: vo_adv_1071008_091
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
……なに?
明日から自分で乾かせるように、コツを教えましょうか、だと?
voice: vo_adv_1071008_092
クリスティーナ:
【chara 107111 face 3 (anger)】
……不要だ。
Choice: (9) でも簡単ですよ?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1071008_093
クリスティーナ:
【chara 107111 face 6 (surprised)】
不要だと言っているだろう?
しつこいなオマエは。
voice: vo_adv_1071008_094
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1071008_095
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
……オマエが早く正式な夫になれば済む話だ。
voice: vo_adv_1071008_096
クリスティーナ:
【chara 107111 face 1 (normal)】
…………んっ。
voice: vo_adv_1071008_097
クリスティーナ:
【chara 107111 face 2 (joy)】
……明日でもいいぞ☆ ふっはっはー!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして波乱の結婚シミュレーションは、
無事に幕を閉じたのであった。