コッコロ(サマー) 第3話
{player}の腕の中で目覚めたコッコロは、自分がいつの間にか寝てしまったことに気付く。寝ている間に、仲間たちが気を使ってくれたことに幸せを感じたコッコロは、再び眠りにつくのだった。
-------------- situation:
果報者です
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日の夜。
voice: vo_adv_1076003_000
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
すう、すう……♪
voice: vo_adv_1076003_001
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ん、んん。
……んん~?
voice: vo_adv_1076003_002
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
あ、あれ?
わたくし、眠っておりましたか?
voice: vo_adv_1076003_003
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
もう、すっかり日が沈んでおります……
【chara 107611 face 4 (sad)】
いけませんね。今日は何だか赤ちゃんのように、
小刻みに眠ってしまっている気がします。
voice: vo_adv_1076003_004
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
慣れない海ではしゃぎすぎて、
自分で思っている以上に体力を消耗しているのでしょう。
ふあ、ぁふ……♪
voice: vo_adv_1076003_005
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ふふ。
失敬いたしました、大欠伸を……【chara 107611 face 6 (surprised)】
おや?
voice: vo_adv_1076003_006
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
な、何だかあったかいと思ったら……
主さまが、わたくしを抱き寄せて眠っておられますね。
【chara 107611 face 5 (shy)】
えぇっと、これはどういう状況でしょう?
voice: vo_adv_1076003_007
コッコロ:
【chara 107611 face 5 (shy)】
キャルさまやペコリーヌさまは、近くにおりませんし……
状況がわかりません、寝惚けてうまく頭が回りませんし。
voice: vo_adv_1076003_008
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
仕方ありません。
気持ち良さそうに眠っているので恐縮でございますが、
主さまを起こして事情を聞きましょう。
voice: vo_adv_1076003_009
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
主さま、主さま。
お目覚めください、主さま。
voice: vo_adv_1076003_010
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
……はい、おはようございます。
いつでもあなたに忠実な従者、コッコロでございます。
voice: vo_adv_1076003_011
コッコロ:
【chara 107611 face 4 (sad)】
あのう、主さま。
わたくし現状がわからず困惑しているのですけど、
事情を説明していただけますか?
voice: vo_adv_1076003_012
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
それに……
【chara 107611 face 5 (shy)】
このように強く抱きしめられると骨が折れてしまいそうですので、
ご勘弁くださいまし。
voice: vo_adv_1076003_013
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
あったかくて、心地良くはあるのですけど。
Choice: (1) 素直に言うとおりにする。
Choice: (2) 寝惚けたふりをして悪戯する。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1076003_014
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
あっ……【chara 107611 face 2 (joy)】
はい、ありがとうございます。
恐縮でございます、主さま。
voice: vo_adv_1076003_015
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ふふ。真夏日ですが、太陽が沈むとたしょう肌寒いですね。
主さまが体温を分け与えてくださったお陰で、
風邪を引かずに済みそうで助かります。
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1076003_016
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
ふあっ……あの、主さま?
寝惚けてらっしゃるのですか?
【chara 107611 face 4 (sad)】
いけません、それは食べ物ではございませんよ?
voice: vo_adv_1076003_017
コッコロ:
【chara 107611 face 4 (sad)】
んもう……主さま、わたくしの髪飾りを食べようとしましたね。
生花ならまだしも、
これは人工繊維でつくられた造花なので食べられませんよ?
voice: vo_adv_1076003_018
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ふふ。主さまも【美食殿】として活動していくうちに、
ずいぶん食いしん坊になられましたね……
寝る子と食べる子は育つといいますし、良い傾向かとは思います。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1076003_019
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ともあれ、えぇっと……
【chara 107611 face 6 (surprised)】
どうして、わたくしは主さまと一緒に寝ていたのでしょう?
Choice: (4) 歩きながら話そう。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1076003_020
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
あっ、【chara 107611 face 2 (joy)】
はい。
仰せのままに、主さま。
voice: vo_adv_1076003_021
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ふむ、ふむ……暗くなってきたので、
今日のところはいったん撤収することになったのですね。
たしかに夜の海は視界も悪く、泳ぐのは危険でございますから。
voice: vo_adv_1076003_022
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
それで荷物などをまとめて、
宿泊場所となるバンガローまで移動することになったのですか。
voice: vo_adv_1076003_023
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ふふ。
先に下見をしましたけれど、
なかなか野趣溢れる感じのバンガローでございましたね。
voice: vo_adv_1076003_024
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
キャルさまは不満を漏らしていましたが、
わたくしは嫌いではございません。
【chara 107611 face 2 (joy)】
エルフは、自然に寄り添って生きる種族でございますから。
voice: vo_adv_1076003_025
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ともあれ。わたくしは疲れて寝入っていたので、
起こさぬように気を遣って……
【chara 107611 face 2 (joy)】
主さまが見守りつつ、そのまま寝かせてくださったのですね。
voice: vo_adv_1076003_026
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
起きたらふたりでバンガローまで移動、
起きなかったらおんぶして運ぶ……
という感じで、想定されていたのですか。
voice: vo_adv_1076003_027
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
バンガローの部屋割りはキャルさまとペコリーヌさま、
主さまとわたくしだったので……
【chara 107611 face 2 (joy)】
責任をもって、主さまがわたくしの面倒を見てくださったのですね。
voice: vo_adv_1076003_028
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
けれど、わたくしの身体が冷えないように抱っこしていたら……
主さまも眠くなってしまって、一緒にうたた寝してしまったのですか。
voice: vo_adv_1076003_029
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
理解いたしました。
【chara 107611 face 5 (shy)】
何だか気を遣っていただいたようで、お恥ずかしいです。
voice: vo_adv_1076003_030
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ふふ。【美食殿】の皆さまは、
わたくしを年相応の子供として扱ってくださいますね。
守り、甘やかして、慈しんでくださいます。
voice: vo_adv_1076003_031
コッコロ:
【chara 107611 face 5 (shy)】
そういうのには慣れなくて、
やや気恥ずかしいこともあるのですけど。
【chara 107611 face 2 (joy)】
とても光栄で、嬉しく思います。
voice: vo_adv_1076003_032
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
故郷では、わたくし、まるで腫れ物に触るような扱いで……
長老の娘として尊重はされていたのですけど、
【chara 107611 face 4 (sad)】
人肌の温もりが遠かったのです。
voice: vo_adv_1076003_033
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
けれど今は、すべての子供たちが平等に与えられるべき、
そういう尊い温もりを……
皆さまから、もったいないぐらい与えられています。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1076003_034
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
わたくしは果報者ですね、主さま。
voice: vo_adv_1076003_035
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
主さまのお側で過ごす日々が、そのすべての瞬間が、
故郷ではどれだけ望んでも得難かった宝物でございます。
輝いております、今宵の空に煌めく星々のように。
voice: vo_adv_1076003_036
コッコロ:
【chara 107611 face 5 (shy)】
あぁ、幸せです。
voice: vo_adv_1076003_037
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ふふ。わたくしばかり見ていないで……
周りをご覧ください、主さま。
voice: vo_adv_1076003_038
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
昼間の海も、
水面が陽光を反射してキラキラ輝いていて素敵でしたが……
誰もいない静かに凪いだ真っ黒な夜の海も、趣深いものですね。
voice: vo_adv_1076003_039
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
あぁ、主さま……
潮騒が子守唄のようです。
voice: vo_adv_1076003_040
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
わたくし、また眠くなってきてしまいました……♪