コッコロ(サマー) 第7話
夢の中。{player}から泳ぎを教わったこころは、生まれて初めて海を訪れる。波や海水のしょっぱさに戸惑って溺れそうになるが、{player}にお姫様抱っこで助けられるのだった。
-------------- situation:
海を眺める特等席
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
海の家で英気を養った{player}とコッコロは、
夕暮れに染まる浜辺で語らっていた。
voice: vo_adv_1076007_000
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
主さま、もう間もなく夜がやってまいりますね。
【chara 107612 face 2 (joy)】
いよいよ冒険の時間でございます。
voice: vo_adv_1076007_001
コッコロ:
【chara 107612 face 6 (surprised)】
『星々の海』では、どのような光景が見られるのでしょうか……
【chara 107612 face 2 (joy)】
きっと文献に書かれている以上に素晴らしい世界が待っているはずです。
voice: vo_adv_1076007_002
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
文献はあくまでも他人が書き記した言葉……
【chara 107612 face 2 (joy)】
筆舌に尽くし難い光景が、
わたくしたちを待ってくれているに違いないでしょう。
voice: vo_adv_1076007_003
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
感触……匂い……温度……
そういった部分は、人によって感じ方が違いますから、
100人いれば100通りの正解があると思います。
voice: vo_adv_1076007_004
コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】
ですから、そんなわたくしたちだけの正解をこの目で見にいきましょう。
voice: vo_adv_1076007_005
コッコロ:
【chara 107612 face 6 (surprised)】
おや、主さま……?
その光は……?
--- Switch scene ---
Choice: (1) 今日は寄り道しないで帰ろうかな。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1076007_006
こころ:
【chara 105931 face 6 (surprised)】
……あの、主さまっ!
【chara 105931 face 4 (sad)】
突然押しかけてしまい、申し訳ございません……!
voice: vo_adv_1076007_007
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
先日、主さまに泳ぎを教えてもらったことを覚えておいででしょうか?
【chara 105931 face 6 (surprised)】
そのことでご報告がございまして……
voice: vo_adv_1076007_008
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
実は今日、水泳の授業があり、
クラスメイトの前で泳ぎを披露いたしまして……
voice: vo_adv_1076007_009
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
無事に25mを泳ぎ切ることができ、
その泳ぎのおかげで他のクラスメイトから声をかけられました。
voice: vo_adv_1076007_010
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
主さまのおかげで、泳ぎを身につけた以外にも、
クラスメイトと……ほんの少しですが、打ち解けることもできたのです。
voice: vo_adv_1076007_011
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
主さまにご指導いただいた成果が出たのが、
うれしくて、うれしくて……
voice: vo_adv_1076007_012
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
そのお礼をどうしても直接お伝えしたく、
こうして学校の前で待っていた次第でございます。
Choice: (2) 僕もうれしいよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1076007_013
こころ:
【chara 105931 face 2 (joy)】
はい、全ては主さまのおかげでございます。
voice: vo_adv_1076007_014
こころ:
【chara 105931 face 1 (normal)】
あの……そこで折り入ってご相談があるのですが……
voice: vo_adv_1076007_015
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
おおっ……!
これが海……! 【chara 107631 face 2 (joy)】
なんと壮大な眺めなのでしょうか……!
voice: vo_adv_1076007_016
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
書籍やテレビなどで見たことはありましたが、
これほどまでに広くて大きいとは……【chara 107631 face 2 (joy)】
想像以上でございます。
voice: vo_adv_1076007_017
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
やはり自分のこの目で実際に見なければ、
この感動は味わえないのですね。
voice: vo_adv_1076007_018
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
わたくしは、基本的に自宅と学校の往復ですので、
【chara 107631 face 4 (sad)】
海はおろか、住んでいる街のこともよく知りません。
voice: vo_adv_1076007_019
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
ですので、【chara 107631 face 2 (joy)】
わたくしにとって主さまは、
知らない世界を見せてくれる方でございます。
voice: vo_adv_1076007_020
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
それに、お願いをしたその週末に海へと連れてきてくださるなんて、
【chara 107631 face 2 (joy)】
さすがは主さまでございます。心より感謝いたします♪
Choice: (3) そろそろ泳いでみようか。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1076007_021
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
はい。
主さまに教わった泳ぎで、この身で海を体感してみたいです。
voice: vo_adv_1076007_022
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
わぷっ!?
voice: vo_adv_1076007_023
こころ:
【chara 107631 face 4 (sad)】
か、海水が口の中に……!
なんとしょっぱいのでしょう……!
voice: vo_adv_1076007_024
こころ:
【chara 107631 face 4 (sad)】
それに、この波……まだ膝丈くらいの高さだというのに、
体が持っていかれそうでございます……
自然の前では、人は無力だということがよくわかります……
voice: vo_adv_1076007_025
こころ:
【chara 107631 face 4 (sad)】
ふむ……わたくしのまだおぼつかない泳ぎでは、
しっかりと進むことができないかもしれませんね……
voice: vo_adv_1076007_026
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
あの、主さま……
よろしければ手を引いてくださいませんか……?
Choice: (4) こころの手を握る。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1076007_027
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
ぎゅっ……!
【chara 107631 face 2 (joy)】
ふふっ、主さまのお手手を握ると、
先ほどまで感じていた不安が和らぎました。
voice: vo_adv_1076007_028
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
これならきっと……
【chara 107631 face 1 (normal)】
では、いきますっ!
voice: vo_adv_1076007_029
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
んしょっ……んしょっ……!
voice: vo_adv_1076007_030
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
ぐいぐいと力強く引っ張ってもらえて、
ずいぶんと楽に泳げています……♪
voice: vo_adv_1076007_031
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
ですが、主さまに手を引いてもらっているとはいえ、
プールとは大違いです……!
voice: vo_adv_1076007_032
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
波に流されないように集中したいのですが、
【chara 107631 face 4 (sad)】
今度は海水のしょっぱさがそれを邪魔して……!
voice: vo_adv_1076007_033
こころ:
【chara 107631 face 4 (sad)】
い、いけません……
足がつりそうです……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1076007_034
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
ひゃうっ……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1076007_035
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
……あ、主さま……?
Choice: (5) 大丈夫?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1076007_036
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
は、はい……【chara 107631 face 1 (normal)】
助けていただき、ありがとうございます。
【chara 107631 face 4 (sad)】
足がつってしまいました……
voice: vo_adv_1076007_037
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
主さまがすぐに助けてくださらなかったら、
今頃溺れているところでございました……
voice: vo_adv_1076007_038
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
で、ですが……
【chara 107631 face 5 (shy)】
この体勢……
voice: vo_adv_1076007_039
こころ:
【chara 107631 face 5 (shy)】
……もう一人でお風呂にも入れるくらいには大人でございます。
ですから、抱っこされるような年では……
Choice: (6) ここは足がつかないと思うよ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1076007_040
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
そう、ですか……
【chara 107631 face 5 (shy)】
でしたら、少々恥ずかしいですが、しばらくこのままで……
voice: vo_adv_1076007_041
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
足がつかないということは、
ある程度の距離を泳ぐことができたのですね。
voice: vo_adv_1076007_042
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
さきほどまでは、波への恐怖などを感じていましたが、
【chara 107631 face 2 (joy)】
主さまに抱き抱えられたことで、なんだか安心してきました。
voice: vo_adv_1076007_043
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
……こうして落ち着いて周りを見てみると、
どこまでも広がる海の中にいることがよくわかります。
voice: vo_adv_1076007_044
こころ:
【chara 107631 face 6 (surprised)】
遠くは海と空の境目がなく、一面の青……
【chara 107631 face 2 (joy)】
わたくしたちは、青一色で塗られた画用紙の真ん中にいるようです。
voice: vo_adv_1076007_045
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
砂浜にいては見られなかったこの景色……
【chara 107631 face 2 (joy)】
世界は、このように広いのですね。
voice: vo_adv_1076007_046
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
知識で知っていても、
実際に見て、感じて、味わうのは大違いでございます。
voice: vo_adv_1076007_047
こころ:
【chara 107631 face 1 (normal)】
主さまは今日、この素晴らしい景色を教えてくださいました。
【chara 107631 face 2 (joy)】
やはり、わたくしを導いてくださるおかた……
voice: vo_adv_1076007_048
こころ:
【chara 107631 face 2 (joy)】
それに、どんな時もわたくしを優しく包み込んでくれて……
未知の世界へと踏み出す勇気をくださいます。
voice: vo_adv_1076007_049
こころ:
【chara 107631 face 5 (shy)】
……先ほどは強がってしまいましたが、
その優しさに、今は甘えてしまっております……
voice: vo_adv_1076007_050
こころ:
【chara 107631 face 5 (shy)】
主さま……もしよろしければ、
【chara 107631 face 2 (joy)】
もう少しだけ、このままの体勢で、海を見させてくださいまし……♪
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1076007_051
アメス:
【chara 190011 face 5 (shy)】
水着のコッコロたんきたわー!
なんてかわいいのかしら!
voice: vo_adv_1076007_052
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
初めての海に対するリアクション……完っ璧だわ!
【chara 190011 face 5 (shy)】
はあ~、たまらないわね~
voice: vo_adv_1076007_053
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
初めての体験って、いつも不安よね。
【chara 190011 face 1 (normal)】
『あっち』のコッコロたんは、知らないことが多いから尚更だわ。
voice: vo_adv_1076007_054
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
でも、あんたがいることで、
コッコロたんは一歩踏み出す勇気を出せるの。
voice: vo_adv_1076007_055
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
その成長が、巡り巡ってあんたにつながるはずよ。
【chara 190011 face 2 (joy)】
だから、これからもコッコロたんのことをよろしく頼むわね。
voice: vo_adv_1076007_056
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
それじゃ、またね♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1076007_057
コッコロ:
【chara 107612 face 4 (sad)】
ん、んんっ……
voice: vo_adv_1076007_058
コッコロ:
【chara 107612 face 6 (surprised)】
いけません……
遊んだ疲れからか、少し眠ってしまいました……
voice: vo_adv_1076007_059
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
主さま、主さま。起きてくださいまし。
【chara 107612 face 6 (surprised)】
もうすっかり日が暮れてしまっております。
voice: vo_adv_1076007_060
コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】
……よかった、お目覚めになられましたね。
【chara 107612 face 6 (surprised)】
このまま寝過ごしてしまったらどうしようかと心配いたしました。
voice: vo_adv_1076007_061
コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】
今回の目的……『星々の海』をこの目で見るまでは帰れませんから。
voice: vo_adv_1076007_062
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
……今回の計画を立てた時、
【chara 107612 face 4 (sad)】
初めは泳ぎの得意なペコリーヌさまや、
水中呼吸魔法を使えるキャルさまがいなくて不安でした。
voice: vo_adv_1076007_063
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
ですが、主さまとともに『星々の海』を見たいという思いから
新たな加護を体得し、【chara 107612 face 2 (joy)】
ここまでやってくることができました。
voice: vo_adv_1076007_064
コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】
主さまにガイド役としてお仕えすることで、
わたくしも未知なる景色を見たり、新たな知見を得ることができました。
voice: vo_adv_1076007_065
コッコロ:
【chara 107612 face 1 (normal)】
主さまなくして、わたくしの成長もございません。
【chara 107612 face 2 (joy)】
感謝するのは、むしろわたくしのほうなのです。
voice: vo_adv_1076007_066
コッコロ:
【chara 107612 face 2 (joy)】
今夜、その気持ちを込めて、
必ずや『星々の海』の輝きをご覧にいれてみせます♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
水平線に沈みゆく夕日のように、
コッコロの決意は静かに燃えているのだった。