コッコロ(サマー) 第8話
コッコロは、現在の『星々の海』が伝聞されているような光景を失っている可能性があると知る。そこで、神秘的な光景を作り出す海洋生物を加護で癒し、以前のような『星々の海』の姿を蘇らせるのだった。
-------------- situation:
光り輝く『星々の海』
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夜の帳が降り、静寂に包まれている海岸で、
{player}とコッコロは、静かに波打つ様子を眺めていた。
voice: vo_adv_1076008_000
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
波も穏やかですし、向かうといたしましょう。
【chara 107611 face 6 (surprised)】
主さま、ご準備はよろしいですか?
voice: vo_adv_1076008_001
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
……では、精霊の加護をおかけいたし──
voice: vo_adv_1076008_002
???:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
おや? 君たちは……?
voice: vo_adv_1076008_003
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
あなたは……【chara 107611 face 1 (normal)】
海の家の……?
voice: vo_adv_1076008_004
海の家の店主:
【chara 1411 face 2 (joy)】
ああ、やっぱりそうか。
【chara 1411 face 1 (normal)】
こんな時間まで海にいたのかい?
voice: vo_adv_1076008_005
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ええ。【chara 107611 face 2 (joy)】
これから『星々の海』と呼ばれる海溝へ、
向かおうとしていたところでございます。
voice: vo_adv_1076008_006
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
『星々の海』、か……
久しぶりに聞いたな……何年ぶりだろうか。
voice: vo_adv_1076008_007
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
おや? この辺りでは有名な場所だそうですが……?
voice: vo_adv_1076008_008
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
ああ。前まではな。
ここ最近は、滅多に聞かなくなった名だ。
voice: vo_adv_1076008_009
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
どういうことでしょう?
文献によると素晴らしい景色が広がっているそうですが、
【chara 107611 face 4 (sad)】
事実と相違があるのでしょうか……?
voice: vo_adv_1076008_010
海の家の店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
いいや。きっと文献に書いてあった通りの場所さ。
voice: vo_adv_1076008_011
海の家の店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
あの海溝にしか生息してない海洋生物たちがいるってのは知ってるだろ?
【chara 1411 face 2 (joy)】
そいつらはな、やってきた人間を歓迎するみたいに体を光らせるんだ。
voice: vo_adv_1076008_012
海の家の店主:
【chara 1411 face 2 (joy)】
辺り一面を明るく照らしてくれてな……
まるで星に包まれたような感覚になるんだ。
voice: vo_adv_1076008_013
海の家の店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
だから『星々の海』って呼ばれていたんだよ。
【chara 1411 face 4 (sad)】
でも、今じゃ海洋生物たちは光を失ってな……
voice: vo_adv_1076008_014
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
そんな……【chara 107611 face 4 (sad)】
一体なぜなのですか?
voice: vo_adv_1076008_015
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
あくまで噂だが……
海洋生物たちは、衰弱しているらしいんだ……
voice: vo_adv_1076008_016
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
『星々の海』は、水中で活動できる魔法なんかを扱えたとしても、
行くのは相当大変な場所なんだ。
だから、年々、観光客の数は減っていって……
voice: vo_adv_1076008_017
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
あそこに住んでるやつらは、みんな人懐っこくてな……
だから、人が離れていったことで、心細くなって弱っていったらしい。
voice: vo_adv_1076008_018
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
そんな噂が広がったせいで、余計に行く人間は……
だから、今じゃ『星々の海』はもう忘れられた場所になっているんだ。
voice: vo_adv_1076008_019
コッコロ:
【chara 107611 face 4 (sad)】
そう、ですか……
voice: vo_adv_1076008_020
海の家の店主:
【chara 1411 face 4 (sad)】
最後に行った人の話を聞いたのだって、もう何年も前のことだ。
今じゃどうなってるかわからないぞ。【chara 1411 face 6 (surprised)】
それでも行くのかい?
voice: vo_adv_1076008_021
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
……もちろんでございます。
【chara 107611 face 6 (surprised)】
わたくしは、主さまを『星々の海』にお連れすると誓いましたので。
voice: vo_adv_1076008_022
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
例え、今どのような光景が広がっているかわからないとしても、
【chara 107611 face 2 (joy)】
可能性がゼロでない限り、この目で見て、確かめたいと思っております。
voice: vo_adv_1076008_023
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
それが、わたくしのガイドであり、主さまの冒険でございます。
voice: vo_adv_1076008_024
海の家の店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
……そうか。なら止める理由はないな。
【chara 1411 face 2 (joy)】
これも何かの縁だ。ついてきな。
voice: vo_adv_1076008_025
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
わざわざ船を出していただき、感謝いたします。
voice: vo_adv_1076008_026
海の家の店主:
【chara 1411 face 2 (joy)】
ああ、いいってことよ。
【chara 1411 face 1 (normal)】
海の家までこの船で通ってるからな。ちょっとした寄り道さ。
voice: vo_adv_1076008_027
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
主さま、運が味方してくれましたね。
【chara 107611 face 1 (normal)】
これもきっとアメスさまのお導きかもしれません。
voice: vo_adv_1076008_028
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
『星々の海』……
【chara 107611 face 2 (joy)】
いったいどのような光景なんでしょうか……
Choice: (1) 僕たちなら、きっとたどり着ける。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1076008_029
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
はい……!
voice: vo_adv_1076008_030
海の家の店主:
【chara 1411 face 2 (joy)】
さあ、着いたぞ。【chara 1411 face 1 (normal)】
ここは海溝の真上だ。
このまま潜っていけばいい。
voice: vo_adv_1076008_031
海の家の店主:
【chara 1411 face 1 (normal)】
ロープを垂らしてやるから、そのまま潜っていきな。
【chara 1411 face 2 (joy)】
帰りは引っ張って合図をくれ。
voice: vo_adv_1076008_032
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
何から何までありがとうございます。
必ずや、素晴らしい光景を見てまいります。
voice: vo_adv_1076008_033
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
では主さま。
手を取り合って、『星々の海』へと向かうといたしましょう。
風の精霊よ……!
voice: vo_adv_1076008_034
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ふむ……文献によると『星々の海』は、
これくらいの深さにあるそうですが……?
voice: vo_adv_1076008_035
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
月の光も届かず、一面暗闇でございます……
【chara 107611 face 4 (sad)】
やはり、この海溝に住む海洋生物たちは弱ってしまい……
voice: vo_adv_1076008_036
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
主さま……?
【chara 107611 face 2 (joy)】
……そうでございますね。まだ諦めるには早いでしょう。
voice: vo_adv_1076008_037
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
人の来訪が途絶えたことが原因なら、
今再びその時が来たと知らせればいいのかもしれません……!
voice: vo_adv_1076008_038
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
癒しの風を水泡で包み、この海域一帯に運びます。
精霊の加護をこの槍に……!
voice: vo_adv_1076008_039
コッコロ:
【chara 107611 face 3 (anger)】
主さまに必ずや『星々の海』をご覧に入れてみせます!
はぁぁぁぁ!!
--- Switch scene ---
Choice: (2) …………!
----- Tag 2 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1076008_040
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
わあっ……!
これが……これが『星々の海』……!
voice: vo_adv_1076008_041
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
主さま……ご覧になっておりますか……?
Choice: (3) すごくきれいだね!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1076008_042
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
主さまの声……? どうして海中で……?
voice: vo_adv_1076008_043
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
ふむ……先ほど、わたくしの声が聞こえたと……?
voice: vo_adv_1076008_044
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
すぅ〜……【chara 107611 face 6 (surprised)】
主さま、わたくしの声が聞こえますか?
Choice: (4) 聞こえてるよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1076008_045
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
おお、なんということでしょう……!
voice: vo_adv_1076008_046
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
キャルさまの魔法では、会話は叶いませんでしたが……
【chara 107611 face 2 (joy)】
風の加護の効果で、声が空気の泡に包まれて届いたのかもしれませんね。
voice: vo_adv_1076008_047
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
目の前に広がる光景の素晴らしさを、
今ここで、主さまと言葉を交わして共有ができますね……!
voice: vo_adv_1076008_048
コッコロ:
【chara 107611 face 6 (surprised)】
ご覧くださいまし、主さま。
星々が……【chara 107611 face 2 (joy)】
光り輝く海洋生物たちが、
わたくしたちを歓迎するかのように泳いでおりますよ。
voice: vo_adv_1076008_049
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
風の息吹をこの海溝一帯に届けたのです。
【chara 107611 face 2 (joy)】
どうやら無事に回復できたようですね。
voice: vo_adv_1076008_050
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
ああ……なんと素晴らしい景色なのでしょう♪
voice: vo_adv_1076008_051
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
全ては主さまのおかげ……
【chara 107611 face 1 (normal)】
主さまにお仕えしているからこそ、
わたくしはこの光景を見ることが叶いました。
voice: vo_adv_1076008_052
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
主さまの存在が力をくださり、
里で暮らしていた頃には想像もできなかった場所に、
このガイド役を連れて行ってくれました。
voice: vo_adv_1076008_053
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
この世界には、ここだけではなく、
他にもたくさんの素晴らしい場所があるでしょう。
そんな数々の場所を踏破し、共に成長し続けていきたいです。
voice: vo_adv_1076008_054
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
そして、いつか……
天空のさらに向こうに広がる空間……
【chara 107611 face 2 (joy)】
比喩ではない、本当の『星々の海』も訪れてみたいです。
Choice: (5) 僕たちなら叶うよ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1076008_055
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
はいっ! それが叶うよう、
ガイド役として微力ながらサポートをさせていただきますね。
voice: vo_adv_1076008_056
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
さあ主さま、未知なる冒険へと胸を馳せつつ、
【chara 107611 face 2 (joy)】
今はこの目の前に広がる素晴らしい光景を堪能いたしましょう。
voice: vo_adv_1076008_057
コッコロ:
【chara 107611 face 2 (joy)】
これが、わたくしたちがこの夏に勝ち得た成長の証でございます。
voice: vo_adv_1076008_058
コッコロ:
【chara 107611 face 1 (normal)】
どうぞ、お手を握ってくださいまし。
【chara 107611 face 2 (joy)】
星々の光に照らされながら、この海をお散歩いたしましょう♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}とコッコロは、
海中に広がる満天の星空の下を、
いつまでも手を取り合い、語らい合いながら歩くのだった。