ミフユ(サマー) 第1話
リゾート宿のビジネスに取り組むミフユ。食材を求めた先で幻のグルメ「帝王ダコ」を倒す。それを欲しがる大商会の会長に気前よく進呈して、ミフユは良質な食材の仕入先を獲得するのだった。
-------------- situation:
海のリゾート再生作戦!
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ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
【メルクリウス財団】の新しいビジネスでね、
経営が傾いてるリゾートを安値で買って業務改善をして、
再生させようって考えてるの。
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ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
私がその計画の責任者なのよ。大変だけど、頑張らなくちゃね。
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
じゃあ、さっそく契約したリゾートへ行ってみましょ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
はじめまして、【メルクリウス財団】のミフユといいます。
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スタッフ:
【chara 411 face 1 (normal)】
あっ! お待ちしておりましたっ。
【chara 411 face 4 (sad)】
この度は【メルクリウス財団】になんとお礼を言えばよいか……
【chara 411 face 6 (surprised)】
ど、どうぞよろしくお願い致します!
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
こちらこそ、今日からしばらく、よろしくお願いしますね。
早速ですけど、宿の中を案内してもらえますか?
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スタッフ:
【chara 411 face 1 (normal)】
はい、もちろんですっ。こちらへどうぞ!
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
うん。綺麗でいいところじゃない。スタッフさんたちも笑顔だし。
【chara 108011 face 4 (sad)】
このクオリティで経営が傾くなんて、どうしてかしら?
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
他に理由があるとしか考えられないわね……【chara 108011 face 6 (surprised)】
そうだ。
【chara 108011 face 2 (joy)】
すみませーん。お客様にお出しする料理を試食させてもらえますか?
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スタッフ:
【chara 411 face 1 (normal)】
かしこまりました、少々お待ち下さいっ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
どんな料理が出てくるのかしら。楽しみね。
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スタッフ:
【chara 411 face 1 (normal)】
お待たせしました、こちらです。
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ありがとうございます。じゃあ早速、いただくわね。
あむ、もぐ……もぐ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
んん? うーん……美味しくないわけじゃないけど、
物足りないというか……
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
リゾートの食事なんだから、
もうちょっとレベルの高い食事を提供したいわね。
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スタッフ:
【chara 411 face 4 (sad)】
すみません。わたしたちもそうするべきだと思ってはいるのですが……
質の良い食材は大商会に牛耳られてまして、どうすることも……
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
大商会?
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スタッフ:
【chara 411 face 1 (normal)】
はい。このあたり一帯を仕切っている商会があるんです。
会長は食通で有名なんですが、
【chara 411 face 4 (sad)】
高額な上納金を納めないと、良い食材を卸してもらえなくて……
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ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
なるほどね。【chara 108011 face 2 (joy)】
なら、私たちで食材を捕りに行っちゃいましょうか?
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スタッフ:
【chara 411 face 6 (surprised)】
だ、ダメです! 連中に見つかったらなにを言われるかっ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
なにをもなにも、勝手に漁を管理しているなんて見過ごせないし、
それに屈するつもりもないわ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
さ、善は急げよ。{player}くんも行きましょ?
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
よぉし、まずは岩場で貝類を捕るわよ! 【chara 108011 face 3 (anger)】
狙うは高級貝!
【chara 108011 face 2 (joy)】
美味しそうなものを選んでね。
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ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
あら? 綺麗な貝殻じゃない……って、もしかしてそれ、真珠貝?
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
凄いわね。こんな綺麗なもの、初めて見たかも。
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
でもお土産にはいいかもだけど、食用じゃないし、
そういうのを探すのはまた今度にしましょ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
ん? 沖の方から漁船が向かってくるわね……
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会長:
【chara 911 face 3 (anger)】
こらぁ! この海で無断で漁をするとはいい度胸じゃねぇか!
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ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
なるほど……これが大商会の連中ね。
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ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
ずいぶん横柄な態度ね。
海も、海で獲れる食材も、誰のものでもないはずだけど?
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会長:
【chara 911 face 3 (anger)】
なんだとぉ~? 【chara 911 face 1 (normal)】
おめぇ地元のもんじゃねぇな。
ここでのしきたりを教えてやる必要がありそうだ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
ふん。そっちがその気なら、こっちだって──
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大商会団員:
【chara 1011 face 3 (anger)】
で、出たぁ! あいつが……『帝王ダコ』が出たぞー!!
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会長:
【chara 911 face 1 (normal)】
本当か!? 【chara 911 face 3 (anger)】
よぉしお前ら、迎え撃つぞ!
【chara 911 face 1 (normal)】
嬢ちゃん、あんたとやり合うのはまた今度だっ。
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ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
あ、ちょっと……
【chara 108011 face 4 (sad)】
って、沖に戻っていっちゃったけど、なにがあったのかしら。
帝王ダコって?
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
あ……あれね。
確かにタコだけど、でたらめな大きさをした魔物ね。
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ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
あ、漁船に取り付いた!
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ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
このままじゃ危険だわ。
私たちも船を出して近づいてみましょう!
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会長:
【chara 911 face 3 (anger)】
ありったけの装備と魔法で攻撃しろ!
一気に畳み掛けちまえ!
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ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
あれだけの武装をよく揃えたものだけど……あれじゃ勝てないわね。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1080001_040
会長:
【chara 911 face 6 (surprised)】
なっ……! すべて弾かれただとぉ!?
voice: vo_adv_1080001_041
大商会団員:
【chara 1011 face 4 (sad)】
うわぁああ! やつの攻撃が来るぞ! 逃げろーっ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1080001_042
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
あぁっ……! 船がめちゃめちゃだわっ!
【chara 108011 face 3 (anger)】
早く海に落ちた人を助けるわよ!
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会長:
【chara 911 face 6 (surprised)】
くそぉおっ、まさかここまで強いとは!
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ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
ほら、つかまって! あとは私たちが何とかするから!
voice: vo_adv_1080001_045
会長:
【chara 911 face 6 (surprised)】
なに言ってんだ!? 二人だけで倒せるわけないだろう!
voice: vo_adv_1080001_046
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
出来るわよ。私と彼ならね!
voice: vo_adv_1080001_047
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
お願い。{player}くんが持ってる不思議な力、
私に貸してちょうだい!
Choice: (1) もちろん!
Choice: (2) どうやってやるんだっけ……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1080001_048
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ありがとう、特盛りでお願いね!
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1080001_049
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
ちょっと!? 【chara 108011 face 4 (sad)】
記憶喪失だからってそこまで忘れちゃうの!?
voice: vo_adv_1080001_050
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
その剣を使ってたはずだけど……思い出した?
じゃあ気を取り直して、よろしくね!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1080001_051
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ふふ、本当に不思議……
{player}くんに強化してもらうと力が溢れて、
どんな敵も目じゃないって気持ちになるわ!
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ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
さぁ行くわよ! 帝王ダコ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1080001_053
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
きゃっ!?
大きいだけあってさすがの怪力ね!
voice: vo_adv_1080001_054
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
でも、当たらなきゃどうってことないわ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1080001_055
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
【chara 108011 face 3 (anger)】
遅いっ! そんなので攻撃してるつもりっ!?
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ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
はあぁっ! ここだぁっ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
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ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ふぅ、一件落着ね。大きい魔物だったけど動きは遅かったし、
{player}くんと私の力ならどうってことなかったわね。
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会長:
【chara 911 face 4 (sad)】
まいったぜ……あんたら、強ぇんだな。
みんなを守ってくれて、ありがとうよ。
voice: vo_adv_1080001_059
会長:
【chara 911 face 1 (normal)】
昔から帝王ダコには手を焼いてたんだ。
養殖してた魚は食われちまうし、漁船は襲われてぶっ壊されちまうし。
voice: vo_adv_1080001_060
会長:
【chara 911 face 4 (sad)】
なんとか釣り上げられねぇかとか、色々してみたんだが焼け石に水でよ。
これならどうだって武器を買い込んだんだが、このザマだ。
voice: vo_adv_1080001_061
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
もしかして、この辺りの人たちに要求してた高額な上納金って、
あいつを倒す武器を買うためのものだったの?
voice: vo_adv_1080001_062
会長:
【chara 911 face 1 (normal)】
まぁな。
海は広いんだ。誰かが管理しねぇと無法がはびこっちまう。
voice: vo_adv_1080001_063
会長:
【chara 911 face 4 (sad)】
けど今回のは堪えたわ。いくら幻の食材っつっても、
もうやり合うのは勘弁だ。
voice: vo_adv_1080001_064
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
幻の食材?
voice: vo_adv_1080001_065
会長:
【chara 911 face 6 (surprised)】
知らねぇのか? あいつはそう呼ばれてんだ。
【chara 911 face 1 (normal)】
ワシも若い頃に一度食ったきりなんだが、【chara 911 face 2 (joy)】
その美味さときたら……
voice: vo_adv_1080001_066
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
そんなグルメ御用達の逸品だったんだ。
リゾート再建の目玉食材がゲットできるなんて幸先がいいわね、私たち。
voice: vo_adv_1080001_067
会長:
【chara 911 face 4 (sad)】
な、なぁ……お願いだ、このタコ、ワシに譲ってくれねぇか?
さっきの失礼は詫びる! それと漁は自由にしてもらって構わねぇから!
voice: vo_adv_1080001_068
ミフユ:
【chara 108011 face 4 (sad)】
……うぅ~ん、どうしようかなぁ~?
voice: vo_adv_1080001_069
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ふふ。会長さん、そのタコ、お望みどおり差し上げるわ。
私のお願いを聞いてくれたら、だけど。
voice: vo_adv_1080001_070
会長:
【chara 911 face 1 (normal)】
ほ、本当か! ありがてぇ! それで、お願いってのはなんだっ?
voice: vo_adv_1080001_071
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
私たちのビジネスパートナーになってちょうだい。
手始めに、私たちにも質の良い魚を仕入れさせてほしいの。
voice: vo_adv_1080001_072
ミフユ:
【chara 108011 face 3 (anger)】
それと、もう高い上納金を求めるような振る舞いはやめること。
帝王ダコはもういないんだから、問題ないわよね?
voice: vo_adv_1080001_073
会長:
【chara 911 face 2 (joy)】
そのくらいお安い御用だ! 恩に着るぜ嬢ちゃん!
voice: vo_adv_1080001_074
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ってことで、大商会との交渉は成功。
これでこの宿も、美味しいお魚を提供できるようになるわ。
voice: vo_adv_1080001_075
スタッフ:
【chara 411 face 1 (normal)】
そんなことがあったんですか……でも帝王ダコを目玉商品にして
グルメ客を引き込めば、ここはすぐ人気の宿になったでしょうに……
voice: vo_adv_1080001_076
ミフユ:
【chara 108011 face 1 (normal)】
そうかしら? そのやり方じゃ、タコを食べ尽くしたら
食材探しに逆戻りじゃない。
voice: vo_adv_1080001_077
スタッフ:
【chara 411 face 6 (surprised)】
あ……なるほど。
voice: vo_adv_1080001_078
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
一時の評判で売上アップを目指すより、
長く続く、良好な取引関係を作る方がいいんじゃないかしら?
Choice: (4) 効率的な考え方だね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1080001_079
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
そう思った? 思うわよね!
ふふ、{player}くんにはお見通しだったかしら。
なんだか照れくさいな。
voice: vo_adv_1080001_080
ミフユ:
【chara 108011 face 6 (surprised)】
え? あのタコ、食べてみたかった?
そうよね、幻の食材なんて呼ばれてたわけだし。
voice: vo_adv_1080001_081
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ふふ。そう言うと思って……
voice: vo_adv_1080001_082
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
じゃーんっ。実は私もちょっと興味があって、持ってきちゃったのよね。
足一本だけだけど。
voice: vo_adv_1080001_083
ミフユ:
【chara 108011 face 2 (joy)】
ねぇねぇ、これ焼いてくださーい! みなさんも一緒に食べましょ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ミフユは宿のスタッフたちを囲んで、
ささやかなパーティーを開くのだった。