ヒヨリ(ニューイヤー) 第7話
初詣に行く途中立ち往生しているひよりを助ける{player}。どうしていつも自分を助けてくれるのかと問うひよりだが、頑張っているひよりを応援したいからという答えを聞いて笑顔になるのだった。


-------------- situation:
笑顔のためにできること
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 詐欺の犯人たちを無事【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に
引き渡したヒヨリと{player}はロケハンを続けながら
ランドソルへ向かって歩いていた。

voice: vo_adv_1087007_000
ヒヨリ:
【chara 108711 face 1 (normal)】 お婆さんのお手紙預かったままだし、
【chara 108711 face 2 (joy)】 急いで戻らないとね。
【chara 108711 face 1 (normal)】 ゆっくりしてると、日が傾いちゃうよ。

voice: vo_adv_1087007_001
ヒヨリ:
【chara 108711 face 6 (surprised)】 ほら、もうこんなに西日が……【chara 108711 face 1 (normal)】 って、まだ早いかな?
【chara 108711 face 6 (surprised)】 それじゃあこの光は……【chara 108711 face 4 (sad)】 き、騎士くん!?

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 年が明けてまだ日も経たない松の内……
近くの神社へ向かう道を歩いていた{player}は
見覚えのある人物がしゃがみこんでいるのを見つける。

voice: vo_adv_1087007_002
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 いったたた……
んー、無理しちゃったかなあ……

Choice: (1) ひより?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1087007_003
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 え、先輩?
どうしたのこんなところで……
【chara 108732 face 1 (normal)】 って、それはあたしも同じかあ。

Choice: (2) あけましておめでとう。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1087007_004
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 あ、【chara 108732 face 2 (joy)】 あけましておめでとうございます。
うん。これから神社に行くところだよ。
【chara 108732 face 1 (normal)】 あ、やっぱり先輩も神社に行こうとしてたんだね。

voice: vo_adv_1087007_005
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 知ってる?
あそこの神社って足腰にご利益があるんだって!

voice: vo_adv_1087007_006
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 うちのおばあちゃんが腰を痛めちゃったらしいから、
快癒祈願でお参りしに行こうとしてたんだけど……

voice: vo_adv_1087007_007
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 慣れない草履で靴擦れ……【chara 108732 face 6 (surprised)】 じゃなくて鼻緒擦れ?
【chara 108732 face 4 (sad)】 しちゃって。

Choice: (3) おんぶするよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1087007_008
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 ええっ!
悪いよ、そんな……

voice: vo_adv_1087007_009
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 それに、あたし今着物だから裾が……
【chara 108732 face 6 (surprised)】 だったら、肩を貸す、って。
【chara 108732 face 4 (sad)】 元々はあたしが準備不足だっただけなんだし……

Choice: (4) 困ったときは、お互いさまさま。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1087007_010
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 もう……それを言われちゃったら断れないよ……
【chara 108732 face 2 (joy)】 それじゃ、おねがいしよっかな。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}はひよりに肩を貸し、
ひと休みできそうな場所を探していた。

voice: vo_adv_1087007_011
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 ありがと、先輩。
ここまでで大丈夫だよ。
これ以上は人目もあるし……

voice: vo_adv_1087007_012
ひより:
【chara 108732 face 2 (joy)】 座って休めば大丈夫だから。
【chara 108732 face 6 (surprised)】 え?

Choice: (5) ここで待ってて。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1087007_013
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 ……待ってて、って。
【chara 108732 face 1 (normal)】 先輩ってば優しいな。
置いてってくれてもいいのに……

voice: vo_adv_1087007_014
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 なんて、うそ。
そんなこと、本当は思ってない。

voice: vo_adv_1087007_015
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 自分でも情けないなって思うのに
【chara 108732 face 1 (normal)】 先輩に甘えちゃってる。

voice: vo_adv_1087007_016
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 はぁ……【chara 108732 face 6 (surprised)】 晴れ着なんて着てきちゃったせいで
先輩に迷惑かけちゃったなあ……

voice: vo_adv_1087007_017
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 新年早々、うまくいかなくてテンションあげられないなあ……
【chara 108732 face 6 (surprised)】 応援が必要な人って、こんな気分なんだろうな。

voice: vo_adv_1087007_018
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 そもそもこんなにおめかししてきたのだって、
途中で偶然先輩に会えるかもー
【chara 108732 face 1 (normal)】 とか思ってたからだもんね……

voice: vo_adv_1087007_019
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 会えたは会えたけど、【chara 108732 face 4 (sad)】 こんなことになるなんて
思わないよ~!

voice: vo_adv_1087007_020
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 お正月だからって浮かれすぎちゃってたかも……
【chara 108732 face 1 (normal)】 よし、先輩が戻ってきたらタクシーでも呼んで
一人で帰れます、って言わないと。

voice: vo_adv_1087007_021
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 あ、先輩……
って、何か持ってる……?

voice: vo_adv_1087007_022
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 結構大きくて重そうで湯気が出てるけど……
【chara 108732 face 6 (surprised)】 なんだろ?

Choice: (6) お待たせ!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1087007_023
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 って、おっきなタライいっぱいにお湯!?
重かったよね? 大丈夫?

voice: vo_adv_1087007_024
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 近くのお店で借りてきたんだ……
それでいったい何するの?

voice: vo_adv_1087007_025
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 え、ええええええ?

--- Switch scene ---

story_still_108700701
voice: vo_adv_1087007_026
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 あ、足を洗うって……
確かに冷たくてかじかんでるし、泥もついちゃってるけど
【chara 108732 face 4 (sad)】 先輩にそんなことさせられないよ!

voice: vo_adv_1087007_027
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 そりゃ、着物だとしゃがむの難しいから
自分じゃ洗いづらいけどさ……

Choice: (7) 任せて!
Choice: (8) 困ったときは!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1087007_028
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 そ、そんなにまっすぐな目で言われると
断りづらいんだけど……

Jump to tag 9
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1087007_029
ひより:
【chara 108732 face 3 (anger)】 お、お互いさまさま!
【chara 108732 face 6 (surprised)】 って、それはそうだけど……

----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1087007_030
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 さすがにちょっと……【chara 108732 face 4 (sad)】 っていうかかなり恥ずかしいよぉ……

voice: vo_adv_1087007_031
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 でも、先輩は一生懸命洗ってくれてるし……
【chara 108732 face 5 (shy)】 あったかくて気持ちいいな……

Choice: (10) どうかな?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1087007_032
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 んっ……どう、って聞かれても……
普段こんなこと人にやってもらってないから
上手かどうかなんて分かんないよぉ……

Choice: (11) じゃあついでに足ツボを。
Choice: (12) じゃあもうちょっと優しく。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1087007_033
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 え? ちょっ、せんぱっ……
【chara 108732 face 4 (sad)】 いっ! たたたたた、タイムタイム!
待ってってばー!

Jump to tag 13
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1087007_034
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 ひゃうっ!?
【chara 108732 face 4 (sad)】 待っ……それ、くすぐったっ……!
ダ、ダメぇ!

----- Tag 13 -----
story_still_108700702
voice: vo_adv_1087007_035
ひより:
【chara 108732 face 2 (joy)】 あ……あははははは!
せ、先輩……っ!

voice: vo_adv_1087007_036
ひより:
【chara 108732 face 5 (shy)】 い、痛くはないけど……
【chara 108732 face 2 (joy)】 ゆ、指の間はっ……敏感だからぁっ……

Choice: (14) やっと笑ったね。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1087007_037
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 ええっ?
そんなことのためにわざわざ
こんな重いもの持ってきたの?

voice: vo_adv_1087007_038
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 それに、笑わせるって物理的にだよ?
こんなのズル……【chara 108732 face 2 (joy)】 んんっ!

voice: vo_adv_1087007_039
ひより:
【chara 108732 face 2 (joy)】 もー! 先輩ってばぁ!

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1087007_040
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 ねえ、先輩……
どうしてあたしにそんなによくしてくれるの?

voice: vo_adv_1087007_041
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 今日はあたしが勝手に慣れない履物はいて、
【chara 108732 face 4 (sad)】 勝手に歩けなくなっちゃっただけだし……

voice: vo_adv_1087007_042
ひより:
【chara 108732 face 4 (sad)】 いつもの人助けだって
あたしがやりたいからやってるだけ……
【chara 108732 face 6 (surprised)】 ただのわがままなんだよ?

Choice: (15) 頑張ってるから、応援したい。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1087007_043
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 あたしと同じ……?
それって……【chara 108732 face 4 (sad)】 誰でも助けちゃう、ってことなのかな……

voice: vo_adv_1087007_044
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 って、ダメだよ……こんなこと考えちゃ……
でも、あたしにとって、先輩はそうじゃなくって……

Choice: (16) 頑張ってる姿を一番近くで見てるから。
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1087007_045
ひより:
【chara 108732 face 5 (shy)】 ……【chara 108732 face 2 (joy)】 うん!

voice: vo_adv_1087007_046
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 そうだよ……先輩は、あたしをちゃんと見ててくれたんだ。
これまでも、ずっと……

voice: vo_adv_1087007_047
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 だから、何も心配しなくていいんだ。
あたしがあたしを応援したい時……
その時は、こうやって先輩が応援してくれるんだから。

voice: vo_adv_1087007_048
ひより:
【chara 108732 face 2 (joy)】 先輩。
ありがとね。

voice: vo_adv_1087007_049
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 ううん、このお湯のこともだけど
それだけじゃなくて、【chara 108732 face 2 (joy)】 いろいろ……

voice: vo_adv_1087007_050
ひより:
【chara 108732 face 1 (normal)】 足ももう大丈夫だから、お湯を入れてたタライ
一緒に返しに行こうよ。

voice: vo_adv_1087007_051
ひより:
【chara 108732 face 6 (surprised)】 お湯は……【chara 108732 face 1 (normal)】 側溝に流しちゃって大丈夫だよね?
【chara 108732 face 2 (joy)】 よーし!
それじゃ、しゅっぱつしんこー!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうして、{player}は
いつもの元気を取り戻したひよりと共に、
初詣へと向かうのであった。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1087007_052
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま。
これはあんたにとっては何度目の初夢なのかしらね。

voice: vo_adv_1087007_053
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 エスコートとしてはちょっと強引だったかもだけど
【chara 190011 face 2 (joy)】 今のヒヨリにはちょうどよかったんじゃない?

voice: vo_adv_1087007_054
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】 ……一応聞いとくけど、ただ足を触りたかった~
とかそういうことはないわよね?

voice: vo_adv_1087007_055
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 あんたって時々そういう突拍子もないこと
しだすから一応、【chara 190011 face 4 (sad)】 ね。

voice: vo_adv_1087007_056
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】 こら、目を逸らさない。
【chara 190011 face 4 (sad)】 まあ、いいわ。
【chara 190011 face 1 (normal)】 これからもヒヨリが落ち込んでたら応援してあげること。

voice: vo_adv_1087007_057
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんただって、いつも応援してもらってるでしょ?
【chara 190011 face 2 (joy)】 お互いがそうやって自然に助けあえるなんて素敵なことなんだから
大切にしなさい。それじゃあね。

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 身体を揺すられる振動で目を覚ます{player}。

voice: vo_adv_1087007_058
ヒヨリ:
【chara 108711 face 3 (anger)】 きーしーくーんーってば! 【chara 108711 face 6 (surprised)】 あ、起きた?
こんなところで寝てると身体冷やしちゃうよ?
【chara 108711 face 2 (joy)】 まあ、寝ちゃってたのはあたしもなんだけど……

voice: vo_adv_1087007_059
ヒヨリ:
【chara 108711 face 6 (surprised)】 でも、【chara 108711 face 1 (normal)】 なんだか足のところがあったかく感じるんだよね。
騎士くん、もしかして温めててくれた?

voice: vo_adv_1087007_060
ヒヨリ:
【chara 108711 face 6 (surprised)】 そうだ! はやくしないと日が落ちちゃうんだった!
お手紙も返してあげないといけないし、【chara 108711 face 1 (normal)】 急ごう騎士くん!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 元気よく駆けだすヒヨリの姿に、ほっとした気持ちになりながら
後を追う{player}であった。