レイ(ニューイヤー) 第8話
正月のオーエドを楽しむレイたちの前に、父の追手が現れる。逃走の末に追い詰められた二人を助けたのは、街の住人たちだった。二人一緒なら大丈夫と信じ、レイたちはそのまま正月の逃避行を続けるのだった。


-------------- situation:
夜明けの空に落ちていく
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 宿で休息をとった後、レイと{player}は街に出かけ
観光を楽しんでいた。

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レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 年末もずいぶんにぎわっていたけれど、
正月になるとやはり空気が変わるね。
【chara 108911 face 2 (joy)】 まるでお祭りみたいに楽しくなってくるよ。

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レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 町の人だけでなく、旅行者らしい姿も多いし。
正月をオーエドで過ごそうと考える人は、
私たちの他にも大勢いたみたいだ。

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レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 もちろん、私たちだってこの空気に乗らせてもらうよ。
正月旅行を思いっきり堪能しようじゃないか。

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レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 ほら、向こうには屋台が出ている。
【chara 108911 face 2 (joy)】 射的にくじびき、飴細工や焼き団子の店もあるね。
どこに行こうか?

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レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 全部回る? 【chara 108911 face 2 (joy)】 ふふっ、考えてみれば当たり前か。
【chara 108911 face 1 (normal)】 今日は他に予定もないし、時間はまだたっぷりあるからね。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後、二人は日が暮れるまでオーエドの町を巡り、
正月の空気をたっぷりと堪能した……

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レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 すっかり遅くなってしまったね。
【chara 108911 face 2 (joy)】 でもおかげでお腹も心も大満足さ。
【chara 108911 face 6 (surprised)】 今日はもう、宿でゆっくり休もうか。

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レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 ん? 受付に、人が集まってる?
何かあったのかな。

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追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 ようやく見つけましたよ、レイ様。

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レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 あなたたちは……!
【chara 108911 face 3 (anger)】 こんなところまで追ってきたというのか。

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追手の男:
【chara 1111 face 4 (sad)】 どこへ行ったのかと思えばオーエドとは。
【chara 1111 face 3 (anger)】 それにいつぞやの少年も連れて……

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追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 おかげでオーエド旅行も楽しめたことでしょう。
満足したなら、反抗はやめて屋敷にお戻りください。

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レイ:
【chara 108911 face 3 (anger)】 正月の会合ならとっくに終わっているだろう。
今すぐ戻ったって意味はないじゃないか。

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追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 ええ、旦那様は大層ご立腹でした。
ですのでこれは、残された謝罪のチャンスだとお考えください。

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追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 元のレイ様に立ち返って、誠意をお見せすれば、
旦那様も今回のことには目をつむってくださるでしょう。

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レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 元の私だって? 【chara 108911 face 3 (anger)】 何が言いたい。

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追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 何せ、レイ様は変わってしまわれた。
素性も知れぬ相手に執心し、己の役目を放り出して遊び惚けるなど……
以前のレイ様を思えば考えられないことです。

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レイ:
【chara 108911 face 3 (anger)】 ふざけるな! 何が役目だ!
そんなもの、あなたたちの身勝手な理想像でしかない!

voice: vo_adv_1089008_017
追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 問答をするつもりはありません。
レイ様のお言葉は、旦那様へ直接お伝えください。

voice: vo_adv_1089008_018
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 ……ここで彼らに反論しても意味はないか。
でも、どうすればいい……? 

voice: vo_adv_1089008_019
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 出発の時よりも人数はさらに多い。
強引に突破するにしても、周りに被害が出かねない……
【chara 108911 face 4 (sad)】 従うしかないのか? 

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追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 現状がご理解いただけましたか?
【chara 1111 face 1 (normal)】 ではすぐに出発しましょう。急ぎの馬車も手配してあります。

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仲居:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 【chara 418 face 3 (anger)】 お待ちください!

voice: vo_adv_1089008_022
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 仲居さん……?

voice: vo_adv_1089008_023
仲居:
【chara 418 face 3 (anger)】 お客さまの宿泊代金の清算が済んでおりません!
出立なさるのでしたら、今すぐに手続きを!

voice: vo_adv_1089008_024
追手の男:
【chara 1111 face 4 (sad)】 申し訳ないが、そちらの都合に合わせる余裕はありません。
【chara 1111 face 3 (anger)】 後ほど送金しますのでご容赦を。

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仲居:
【chara 418 face 3 (anger)】 いいえ、明朗会計は商人の掟。
契約を蔑ろにすれば商いが成り立ちません!

voice: vo_adv_1089008_026
追手の男:
【chara 1111 face 4 (sad)】 ちっ……【chara 1111 face 3 (anger)】 ならば早めに済ませていただきたい。
こちらも仕事でやっていますから。

voice: vo_adv_1089008_027
レイ:
【chara 418 face 1 (normal)】 【chara 108911 face 4 (sad)】 すまない、仲居さん。
このような形で宿を出ることになるとは……

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仲居:
【chara 418 face 1 (normal)】 お気になさらず。
【chara 418 face 3 (anger)】 それよりこちらへどうぞ。

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レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 なんだ?
支払い手続きなら受付でやるんじゃ?

voice: vo_adv_1089008_030
仲居:
【chara 418 face 3 (anger)】 向こうの廊下を進むと、突き当りに裏口がございます。
【chara 418 face 1 (normal)】 お二人がお通りになった後で施錠すれば、しばしの時間は稼げましょう。

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レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 逃がしてくれるのか?
【chara 108911 face 4 (sad)】 まさか私たちを助けるために……?

voice: vo_adv_1089008_032
仲居:
【chara 418 face 2 (joy)】 お客様のために空気を読み配慮することが、
わたくしの務めですので。

voice: vo_adv_1089008_033
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 っ……【chara 108911 face 2 (joy)】 ありがとう!

voice: vo_adv_1089008_034
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 ふう、とりあえず宿を離れることができたね。
【chara 108911 face 6 (surprised)】 すぐにでもオーエドを出たいところだけど……

voice: vo_adv_1089008_035
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 父があそこまで本気なら、
街の出入りを監視する人員もいるかもしれない。
いったん様子を見た方がいいだろう。

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追手の女:
【chara 1211 face 6 (surprised)】 レイ様、なぜここに? 宿で捕まえたはずじゃ!?

voice: vo_adv_1089008_037
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 しまった、ここにも見張りがいたか!
【chara 108911 face 3 (anger)】 仕方ない、逃げるぞ!

voice: vo_adv_1089008_038
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 くっ……やはり人数が多い。
それだけ父も本気だということか。

voice: vo_adv_1089008_039
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 こちらは土地勘もないし、それに……
【chara 108911 face 4 (sad)】 さすがに晴れ着のままだと、走りづらいな。

Choice: (1) なら僕が……
----- Tag 1 -----
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レイ:
【chara 108911 face 5 (shy)】 いや、それはいい!
キミに抱きかかえられたら、私が平常心を保てそうにない!

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レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 第一、どこまで逃げれば安全かも分からないんだ。
ずっと抱きかかえて走り続けるなんて無茶だよ。

voice: vo_adv_1089008_042
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 とにかくこのまま身を潜めて、
彼らが諦めるまで待てればいいんだけど……

voice: vo_adv_1089008_043
追手の男:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 【chara 1111 face 3 (anger)】 レイ様発見!
よし、ここで挟み撃ちにするぞ!

voice: vo_adv_1089008_044
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 しまった、囲まれてる! 【chara 108911 face 4 (sad)】 どこかに逃げ道は……!

voice: vo_adv_1089008_045
弁当屋の店主:
【chara 1412 face 6 (surprised)】 ん? 嬢ちゃんは、昨日の……【chara 1412 face 4 (sad)】 こんなところで何をしてる?

voice: vo_adv_1089008_046
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 すまない、事情を説明している暇はないが、追われているんだ!

voice: vo_adv_1089008_047
弁当屋の店主:
【chara 1412 face 3 (anger)】 ……仕方あるめえ。うちの店を通りな。

voice: vo_adv_1089008_048
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 助かるよ。恩に着る……!

voice: vo_adv_1089008_049
追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 店の奥に逃げ込んだぞ! 逃がすな!

voice: vo_adv_1089008_050
弁当屋の店員:
【chara 211 face 3 (anger)】 ちょっと、うちの商品を荒らさないでください!
人を呼びますよっ!

voice: vo_adv_1089008_051
追手の男:
【chara 1111 face 6 (surprised)】 な、なんだおまえは! 【chara 1111 face 3 (anger)】 邪魔をするんじゃないっ!

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練り物売り:
【chara 1 face 1 (normal)】 おっと旅のお方、ちょうどいいところに。
いいカマボコがあるんじゃよ、見ていかんか?

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追手の女:
【chara 1211 face 6 (surprised)】 ちょっとどいて! 【chara 1211 face 4 (sad)】 もう、なんなのこの街は!
なんで関係ない住人が横やりを入れてくるのよ!

voice: vo_adv_1089008_054
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 追手が、街の人たちに足止めされてる……?
まさか、みんなが協力してくれているのか?

Choice: (2) 行こう!
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1089008_055
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 ああ、感謝するのは後回しだね。
【chara 108911 face 3 (anger)】 みんなの優しさを無駄にしないためにも、何とかして逃げ切るんだ!

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レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 彼らはまだ諦めないか……
さすが、父の命令は絶対か。

voice: vo_adv_1089008_057
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 しばらく逃げ続ければ、向こうも根負けするかも……
【chara 108911 face 4 (sad)】 なんてのは、甘い考えなんだろうね。

voice: vo_adv_1089008_058
レイ:
【chara 108911 face 3 (anger)】 でも、捕まるわけにはいかない。
私の覚悟を軽んじられて、従えるはずがないだろう……!

voice: vo_adv_1089008_059
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 せめて街を出られればいいけど……
くっ、何か方法はないか……?

Choice: (3) 今は走るしかない。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1089008_060
レイ:
【chara 108911 face 3 (anger)】 ……そうだね。
【chara 108911 face 1 (normal)】 必ずチャンスは来る、そう信じて走ろう……!

voice: vo_adv_1089008_061
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 はあ、はあ……そろそろ、体力が限界だ……
隠れてもすぐ見つかって、休む暇もない……!

voice: vo_adv_1089008_062
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 時間は……【chara 108911 face 4 (sad)】 もうすぐ夜明けか。
まったく、こんな時間まで追いかけっこをする羽目になるなんて……
新年早々とんだ災難になったな。

voice: vo_adv_1089008_063
追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 見つけたぞ! こっちだ!

voice: vo_adv_1089008_064
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 まずい! 【chara 108911 face 4 (sad)】 どちらに逃げれば……!

Choice: (4) この梯子は?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1089008_065
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 これは、櫓か?
【chara 108911 face 4 (sad)】 でも上に登ったところで、他に逃げ場なんて……

voice: vo_adv_1089008_066
追手の女:
【chara 1211 face 3 (anger)】 レイ様、追い詰めましたよ! 観念してください!

voice: vo_adv_1089008_067
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 くっ、【chara 108911 face 3 (anger)】 仕方ない! 登ろう!

voice: vo_adv_1089008_068
追手の女:
【chara 1211 face 6 (surprised)】 レイ様、あんなに高い所へ……
【chara 1211 face 3 (anger)】 なら下で待ち伏せしましょう。もう他に逃げ場はありませんし。

voice: vo_adv_1089008_069
追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 他の人員も集めろ! ここで確実にレイ様を捕まえる!

voice: vo_adv_1089008_070
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 ふふっ……櫓に登るのは悪手だったかな。
【chara 108911 face 1 (normal)】 こんなに見晴らしがいいと、追手が集まってくるのもはっきり見える。

voice: vo_adv_1089008_071
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 どうやらここまでのようだね……
さすがにもう手詰まりだ。

voice: vo_adv_1089008_072
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 まったく皮肉なものだよ。
もうすぐ夜が明けて、きれいな日の出が見られそうなのに……
私たちの道は、闇に閉ざされてしまった。

voice: vo_adv_1089008_073
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 でも、悔いはないかな。
こんな形で終わってしまったけど、この正月旅行はとても楽しかった。

voice: vo_adv_1089008_074
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 美しい景色を見て、美味しいものを食べて、
何よりキミと過ごせて……本当に幸せだったよ。

voice: vo_adv_1089008_075
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 だから、最後に改めて言わせてくれ。
【chara 108911 face 2 (joy)】 ……ありがとう、{player}。

voice: vo_adv_1089008_076
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 それじゃ、降りて彼らのところに向かおうか。
今からでも大人しく従えば、キミに危害を加えたりはしないだろう。

Choice: (5) ……まだだ!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1089008_077
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 どうしたの?
【chara 108911 face 4 (sad)】 諦めないでいてくれるのはうれしいけど、もうどこにも行けないよ。

Choice: (6) 一緒に飛び降りよう。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1089008_078
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 な、何を言ってるんだ。
【chara 108911 face 4 (sad)】 この高さじゃ、無事では済まない!

voice: vo_adv_1089008_079
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 まさか……自由になるためなら、
自分がどうなっても構わないって言うの?

Choice: (7) 大丈夫だよ。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1089008_080
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 そんな……【chara 108911 face 4 (sad)】 キミは、そこまで私のことを……

voice: vo_adv_1089008_081
追手の男:
【chara 1111 face 3 (anger)】 二人とも降りてこないな。
まったく、手間をかけさせる……

voice: vo_adv_1089008_082
追手の女:
【chara 1211 face 6 (surprised)】 いや、待って……
レイ様、何をするつもりですか!? 【chara 1211 face 4 (sad)】 まさか飛び降りる気?

voice: vo_adv_1089008_083
追手の男:
【chara 1111 face 6 (surprised)】 なんだって!?
【chara 1111 face 3 (anger)】 くそっ、俺たちも上に登るぞ! 二人を取り押さえよう!

voice: vo_adv_1089008_084
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 もう時間は残っていないみたいだね。
【chara 108911 face 1 (normal)】 分かったよ。二人で一緒に飛び降りよう。

voice: vo_adv_1089008_085
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 ……そうだ。
考えてみれば、とっくに覚悟を決めていたんだ。

voice: vo_adv_1089008_086
レイ:
【chara 108911 face 3 (anger)】 自由になりたい。それが私の望み。
父の命令を跳ね除けて、他でもない私自身の意志でここまで来た。

voice: vo_adv_1089008_087
レイ:
【chara 108911 face 3 (anger)】 この先にどんな困難が待っていようと、構わない。
【chara 108911 face 1 (normal)】 キミと一緒なら、何でもできるし、どこへだって行ける。
そう信じてる……!

Choice: (8) 行こう、レイ!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1089008_088
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 ああ!
【chara 108911 face 1 (normal)】 これが……【chara 108911 face 3 (anger)】 私の愛だ!

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1089008_089
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 ……ああ、朝日が見える。
なんてきれいな景色だろう……

voice: vo_adv_1089008_090
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 時間の流れが遅く感じる。
【chara 108911 face 2 (joy)】 こんな状況なのに、キミの表情がはっきり見える。
【chara 108911 face 4 (sad)】 これも、命の危機が迫っているせいか……

voice: vo_adv_1089008_091
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 もう一息つく間もなく、地面にぶつかるんだろうな。
それで大怪我をするか、あるいは怪我では済まなくて……

voice: vo_adv_1089008_092
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 でも、なんだか心地いいよ。
言ったろう? キミと一緒なら、何も怖くないって。

voice: vo_adv_1089008_093
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 だから、ほら……ちゃんと手を握っていて。
もう離れたくないんだ。最後まで、キミと一緒にいたい……

voice: vo_adv_1089008_094
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 ……あれ? 

voice: vo_adv_1089008_095
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 今ぶつかったのって、地面じゃない?
【chara 108911 face 4 (sad)】 なんだ、この感触……何かに包まれて、どこかに運ばれてる? 

voice: vo_adv_1089008_096
食堂の店主:
【chara 1511 face 2 (joy)】 よかった、無事みたいだね! 作戦成功さ!

voice: vo_adv_1089008_097
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 ぷはぁっ!
あなたは、食堂の……【chara 108911 face 4 (sad)】 こ、これは一体?

voice: vo_adv_1089008_098
食堂の店主:
【chara 1511 face 2 (joy)】 みんなで布団を用意して、こっそり合図を送ってたんだよ。
こっちに飛び降りろってね。
ちゃんと気づいてもらえたようでよかった。

voice: vo_adv_1089008_099
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 そうだったのか……

voice: vo_adv_1089008_100
追手の男:
【chara 1111 face 6 (surprised)】 しまった、逃げられたぞ!
【chara 1111 face 3 (anger)】 全員櫓から降りろ! 追いかけるんだ!

voice: vo_adv_1089008_101
弁当屋の店主:
【chara 1412 face 3 (anger)】 てやんでぇばーろう! 勝手に櫓に登ってんじゃねえぞ!
てめえら全員とっ捕まえてやらあ!

voice: vo_adv_1089008_102
追手の女:
【chara 1211 face 6 (surprised)】 ちょ、ちょっと待ちなさい!
あの二人が先に……【chara 1211 face 4 (sad)】 ぎゃーっ!!

voice: vo_adv_1089008_103
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 しかし、私たちのためにどうしてここまで?
追手の足止めもしてくれていたし……

voice: vo_adv_1089008_104
食堂の店主:
【chara 1511 face 1 (normal)】 あんたたちは大事なお客さんで、うちの店の恩人でもあるんだ。
【chara 1511 face 2 (joy)】 オーエドを楽しんでほしいし、気持ちよく旅立ってほしい。
みんながそう思って動いただけのことさ。

voice: vo_adv_1089008_105
食堂の店主:
【chara 1511 face 2 (joy)】 さあ行きな。
奴らはあのまま、私らで足止めしといてやる。
【chara 1511 face 1 (normal)】 街を出るなら今がチャンスだよ!

voice: vo_adv_1089008_106
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 本当に助かった! この恩はいつか必ず返す……!

voice: vo_adv_1089008_107
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 はあ、はあ……これで、ようやく休める……

voice: vo_adv_1089008_108
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 街を飛び出して、見つけた馬車に飛び乗って……
【chara 108911 face 2 (joy)】 びっくりするくらい、行き当たりばったりの旅になっちゃったね。

voice: vo_adv_1089008_109
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 そういえば、行き先を聞いていなかったな。
ランドソルではないみたいだけど……

voice: vo_adv_1089008_110
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 まあいいか。
【chara 108911 face 4 (sad)】 このままランドソルに戻ったら、また父に追い回されることになる。
【chara 108911 face 1 (normal)】 それなら、このまま別の場所に行ったほうが気楽だろう。

voice: vo_adv_1089008_111
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 それに、キミと一緒なら……

voice: vo_adv_1089008_112
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 ……そういえば、櫓から飛び降りる前……
キミは、みんなが布団を用意していたのに気づいていたんだよね?

voice: vo_adv_1089008_113
レイ:
【chara 108911 face 4 (sad)】 はあ……
いろいろ覚悟して、それでも二人一緒なら……
なんて盛り上がっていたのは、私だけだったってことかあ……

voice: vo_adv_1089008_114
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 もちろん、それが間違ってたとは思わないよ?
【chara 108911 face 4 (sad)】 でも、気持ちがすれ違ったまま空回っていたみたいで……
【chara 108911 face 5 (shy)】 は、恥ずかしいな……

Choice: (9) そんなことないよ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1089008_115
レイ:
【chara 108911 face 6 (surprised)】 え……?

Choice: (10) 僕もレイと一緒にいたい。
----- Tag 10 -----
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レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 そっか……同じ気持ち、か。

voice: vo_adv_1089008_117
レイ:
【chara 108911 face 1 (normal)】 それなら……正月旅行は、まだ続きそうだし。
もう少しだけ、キミと二人きりでいてもいいかな……?

Choice: (11) もちろん!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1089008_118
レイ:
【chara 108911 face 2 (joy)】 ふふっ、ありがとう。
それじゃ、もうしばらくこうしていようか……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 馬車の中、身を寄せ合うレイと{player}。
旅の行き先は分からなくとも、
二人の心は朝日に満ちる空のように晴れやかだった……