エリコ(バレンタイン) 第1話
とあるアイテムを入手するため、巨木を切り倒すエリコ。その時、倒れかけた木に{player}が登り始め、鳥のひなを救う。助かったひなを見て安堵したエリコは、自身の変化を心地よく感じていた。
-------------- situation:
かつての自分
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
世間が僅かに色めき立ってきたバレンタインの数日前。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
市街地を歩いていた{player}は、
エリコに声をかけられた。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
{player}様……
{player}様……
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
{player}様……
【chara 109011 face 2 (joy)】
あぁ、やっとお気付きになってくださいましたのね。
voice: vo_adv_1090001_002
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
こんなところで何をなさっているのですか?
【chara 109011 face 1 (normal)】
まぁ、お散歩中でしたの。
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エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
え、この格好ですか?
【chara 109011 face 2 (joy)】
{player}様のお好みに
合っていたらうれしいですわ……クスクスクス。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
実は、今度ある新薬を作る実験をしていたのです。
そうしたら急に──
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
窓の外に{player}様を見かけて、
【chara 109011 face 5 (shy)】
私、居ても立ってもいられず……
エプロン姿のまま駆け付けてしまいましたの。
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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】
だって、私が困っていた時に……
{player}様が偶然ここを通りかかるなんて……
これはもう……運命……【chara 109011 face 2 (joy)】
クスクスクス。
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エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
何に困っていたのか……ですか?
【chara 109011 face 1 (normal)】
{player}様も
私に興味を持ってくださるのですね。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
実は今作っている薬なのですが……
『あるアイテム』がないと完成させられないのです。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
{player}様にお願いをするなんて
ぶしつけかもしれませんが……
そのアイテムを一緒に探してくださいませんか?
Choice: (1) いいよ。
Choice: (2) 今はちょっと。
----- Tag 1 -----
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エリコ:
【chara 109011 face 2 (joy)】
ありがとうございます、{player}様。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
私が困っているときに現れ、
颯爽と助けてくださるなんて……
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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】
やはり{player}様こそ、
私の運命のおかたなのですね。
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----- Tag 2 -----
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エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
まぁ、{player}様。
【chara 109011 face 1 (normal)】
私は分かっていますわ……
断るふりをして、一人で探しに行くおつもりなのでしょう?
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
でも、{player}様お一人で
探していただくのは忍びありません。
【chara 109011 face 2 (joy)】
私もご一緒いたしますわ……
----- Tag 3 -----
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
では、さっそく参りましょう……【chara 109011 face 2 (joy)】
クスクスクス。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
私が欲しいものは……
この高地に生える特別な木にありますわ。
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
伝承ではアストルム創生の時代から
生えている神木なのだとか……
voice: vo_adv_1090001_018
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
その木の頂上に生えた新芽が
私の欲しいものなのですが……
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
とても高くそびえ立っているため、
【chara 109011 face 4 (sad)】
摘むことが難しいとされているのです。
voice: vo_adv_1090001_020
エリコ:
【chara 109011 face 4 (sad)】
ランドソル中の様々な文献を調べましたが、
これといって確実に新芽を摘む方法を
見つけることはできませんでした……
voice: vo_adv_1090001_021
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
{player}様と一緒に来れば、
何かしら良い方法を見いだせると思って……
今回お連れしたのです。
voice: vo_adv_1090001_022
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
あっ、あちらに見えてきましたわ……
恐らくあの木がそうです。
想像していたより……ずっと大きい。
voice: vo_adv_1090001_023
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
さぁ、{player}様。
どういたしましょうか?
Choice: (4) とりあえず登ってみる。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1090001_024
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
まぁ、この高い木を登るおつもりなのですか?
【chara 109011 face 1 (normal)】
私のためにそこまでしてくださるなんて……
voice: vo_adv_1090001_025
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
どうか、お気をつけて……
くれぐれも無理はなさらないでください。
voice: vo_adv_1090001_026
エリコ:
【chara 109011 face 4 (sad)】
{player}様が登り始めてしばらく経ちますが、
頂上へは着いたのでしょうか……
voice: vo_adv_1090001_027
エリコ:
【chara 109011 face 4 (sad)】
すっかり姿も見えなくなってしまいましたし、
私も少し心配です……
voice: vo_adv_1090001_028
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
あら、あれは{player}様?
【chara 109011 face 1 (normal)】
どうやら、頂上へ登って行くのはちょっと難しかったようですね。
voice: vo_adv_1090001_029
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
まぁ!
【chara 109011 face 1 (normal)】
取ってこられなくてごめんだなんて、
どうか謝らないでください。
voice: vo_adv_1090001_030
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
{player}様が謝る必要なんて
どこにもないのですわ。
voice: vo_adv_1090001_031
エリコ:
【chara 109011 face 3 (anger)】
むしろ、{player}様を謝らせるなんて……
この木が悪いのです。
voice: vo_adv_1090001_032
エリコ:
【chara 109011 face 3 (anger)】
木の分際で……{player}様を謝らせるなどと……
voice: vo_adv_1090001_033
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
……そうですわ!
【chara 109011 face 1 (normal)】
たどり着けないのなら、近づければいいのです。
voice: vo_adv_1090001_034
エリコ:
【chara 109011 face 3 (anger)】
こうやって──!
voice: vo_adv_1090001_035
エリコ:
【chara 109011 face 3 (anger)】
このっ……このっ……さっさと倒れなさい!
voice: vo_adv_1090001_036
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
頑丈で、しぶとい、木ですこと!
【chara 109011 face 3 (anger)】
ですが、私の手に、かかれば、
もう少しで……
voice: vo_adv_1090001_037
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
って、{player}様!?
急に木に登られてどうしたのです!?
voice: vo_adv_1090001_038
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
いけません!
もう木が倒れかけて……!
voice: vo_adv_1090001_039
エリコ:
【chara 109011 face 4 (sad)】
{player}様!
大丈夫ですか!?
倒れそうな木に登るなんて……一体なぜそんなことを。
voice: vo_adv_1090001_040
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
えっ、そ、その手に持っているのは……鳥の巣?
【chara 109011 face 1 (normal)】
まぁ、中に生まれたばかりのひながいたのですね!
voice: vo_adv_1090001_041
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】
さすが{player}様ですわ。
【chara 109011 face 4 (sad)】
私、ちっとも気付きませんでした……
voice: vo_adv_1090001_042
エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】
あぁ、かわいいひな……
この小さなひなたちが死ななくて、
本当によかった……
voice: vo_adv_1090001_043
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
……え? まさか私、
ひなが死なずに済んだことにホッとしているの?
voice: vo_adv_1090001_044
エリコ:
【chara 109011 face 4 (sad)】
かつて『壊し屋』と呼ばれていた頃……
そんなことは微塵も思わなかったのに……
voice: vo_adv_1090001_045
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】
私は変わってきている……それはおそらく……
【chara 109011 face 5 (shy)】
{player}様のおかげ……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
かつての自分とのギャップに戸惑いながらも、
その変化にどこか心地よさを感じるエリコであった。