エリコ(バレンタイン) 第3話
キッチンでチョコを手作りし始めるエリコ。完成したチョコレートは格別の味で、{player}は何を入れたのかと尋ねる。エリコは晴れやかに「愛情という薬」だと、笑顔で答えるのだった。


-------------- situation:
隠し味は胸の中に
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 バレンタインの当日。
ランドソルでは街中でどこからともなく
甘い匂いが漂っている。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そんな中、{player}が
一人ギルドハウスでくつろいでいると
キッチンから何やら物音が聞こえてきた。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ゆっくりと音のする方へ近づいた
{player}は──

Choice: (1) そっとキッチンを覗き込む。
Choice: (2) 思い切ってキッチンに入ってみる。
----- Tag 1 -----
--- Switch scene ---

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エリコ:
【chara 109011 face 2 (joy)】 こんにちは{player}様……
【chara 109011 face 1 (normal)】 少しキッチンをお借りしていますわ。

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----- Tag 2 -----
--- Switch scene ---

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エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】 あら、{player}様……
【chara 109011 face 1 (normal)】 ずいぶんと元気がよろしいのですね。

----- Tag 3 -----
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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 私、{player}様に
作りたてのチョコレートを召し上がってほしくて
直接作りに来ましたの。

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エリコ:
【chara 109011 face 2 (joy)】 もちろん、お礼など言わなくてもよろしいですわ……

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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 運命で結ばれた私たちに
言葉なんか必要ありませんもの……

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 私はただ、{player}様に
喜んでいただきたいだけ……

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 では、キッチンをお借りしますので、
{player}様は休んでいてくださいね。

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 まずは、お湯を沸かして……
【chara 109011 face 6 (surprised)】 あっ、この材料は隠し味で使うから【chara 109011 face 1 (normal)】 こちらの材料と混ぜて……

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 色が変わったら、滑らかになるまでかき混ぜて、
ここで更に隠し味を加え、つやが出るまで混ぜていく……

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 そして、チョコレートを湯煎で溶かしていって……

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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 ……あぁ、これが完成した暁には、
{player}様は私の虜に……
【chara 109011 face 2 (joy)】 いえ、もう虜でしたわね……クスクス……

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 さぁ、あとは私自ら調合して、
精製した特製の材料を投入、と……

Choice: (4) 手伝おうか?
Choice: (5) その試験管、何が入ってるの?
----- Tag 4 -----
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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 あ、もう……見てはいけませんわ。
【chara 109011 face 1 (normal)】 この試験管の中身は私の秘伝の材料なのですから。

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----- Tag 5 -----
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エリコ:
【chara 109011 face 2 (joy)】 体に害のあるものはまったく入っておりませんわ。
私を信用して、お待ちくださいね。
【chara 109011 face 1 (normal)】 おいしいチョコレートを持っていきますから。

----- Tag 6 -----
--- Switch scene ---

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 お待たせいたしました。
こちらが、私の特製チョコレートですわ。

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 いかがです? 【chara 109011 face 2 (joy)】 普通のチョコレートでしょう?

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エリコ:
【chara 109011 face 2 (joy)】 クスクス……【chara 109011 face 6 (surprised)】 見た目はきれい?
【chara 109011 face 1 (normal)】 中身もですわ。

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 さぁ、どうぞお召し上がりください。

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エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】 ん、食べるのに勇気がいるのですか?
【chara 109011 face 1 (normal)】 まぁ、いくら私が作ったものといっても、
そんなに遠慮する必要はありませんわ!

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 お口を開けて……【chara 109011 face 5 (shy)】 あ~ん。

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エリコ:
【chara 109011 face 2 (joy)】 クスクス……お味はどうでしょう?
【chara 109011 face 6 (surprised)】 甘くてほろ苦くて、すごくおいしい?

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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 まぁ、うれしい……【chara 109011 face 2 (joy)】 クスクス……

voice: vo_adv_1090003_022
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】 ……体に何か起こるのではないかと不安ですのね?
【chara 109011 face 1 (normal)】 でも、何も起こりはしませんわ。

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 だって、私は薬品など一つも入れていませんもの。
【chara 109011 face 6 (surprised)】 あの試験管の中身……ですか?

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 あれは体にまったく害のない、
フルーツシロップやリキュールですわ。

voice: vo_adv_1090003_025
エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 私、今回はただ、純粋に{player}様に、
チョコレートを召し上がっていただきたくて……

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エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 いかがでしたか? 私のチョコレートのお味は。

Choice: (7) 食べたことないくらいおいしかった。
Choice: (8) また食べたくなるくらいおいしい。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1090003_027
エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 まぁ……その言葉が聞きたくて作りましたの。
【chara 109011 face 2 (joy)】 {player}様、私、今とても幸せな気持ちですわ。

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----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1090003_028
エリコ:
【chara 109011 face 1 (normal)】 えぇ、{player}様が望むのでしたら、
【chara 109011 face 5 (shy)】 いつでもどこでもどんな時でも、お好きなだけ作って差し上げますわ。

----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1090003_029
エリコ:
【chara 109011 face 4 (sad)】 私、思えばいつも{player}様に振り向いてほしくて、
【chara 109011 face 1 (normal)】 やきもきしていた部分がありました。
でも、今回は、とても満たされた気分ですの。

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エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 私の力だけでおいしいと言ってもらえたからでしょうか……

voice: vo_adv_1090003_031
エリコ:
【chara 109011 face 6 (surprised)】 え? 本当に何も薬を入れていないのか、ですって?
【chara 109011 face 1 (normal)】 あぁ、そう言えば一つだけ……

voice: vo_adv_1090003_032
エリコ:
【chara 109011 face 5 (shy)】 愛情というお薬を、たっぷり入れましたわ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 エリコはそう言って、晴れやかな笑顔を見せるのだった。