アン 第4話
アンはコッコロの歌声を耳にし感服する。音楽が好きなグレアを喜ばせるためにこの世界の歌を覚えたいと考え、アンはコッコロに師事する。後日、アンは教わった歌をグレアのために披露するのだった。


-------------- situation:
王女が捧げる親愛の歌
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}がサレンディア救護院でくつろいでいると、
アンがやってきた。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 あ、{player}さん!
ねえねえっ、さっきからすごくきれいな声が聞こえない?

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 透き通った、すっごく心に響くメロディの……
これ、歌だよね?
【chara 109211 face 6 (surprised)】 でも誰が歌ってるんだろう……?

Choice: (1) 歌ってるのはコッコロだよ。
----- Tag 1 -----
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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 え、そうなの!?
コッコロって、こんなに歌が上手だったんだ……!

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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 あ……【chara 109211 face 1 (normal)】 そうだ。いいこと思いついた……!
私、コッコロのところに行ってくる!

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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 えっ、{player}さんも来てくれるの?
【chara 109211 face 2 (joy)】 えへへ、ありがとうっ。【chara 109211 face 1 (normal)】 じゃあ、一緒に行こう!

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 あ……主さま、それにアンさまも。
【chara 105913 face 1 (normal)】 どうされましたか?

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 コッコロ、あなたってとってもきれいな歌声をしてるんだね!
【chara 109211 face 2 (joy)】 私、感動しちゃった!

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コッコロ:
【chara 105913 face 5 (shy)】 えっ……あ、ありがとうございます。
【chara 105913 face 2 (joy)】 少し恥ずかしいですけれど、うれしいです。

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アン:
【chara 109211 face 2 (joy)】 本当に本当にすごかったよ~!
【chara 109211 face 1 (normal)】 あんなにきれいなメロディ、初めて聞いた!

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 コッコロは、歌うのが好きなの?

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 そうでございますね。
もちろん、好きだからこそ歌っているわけですが……

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ただ、わたくしはエルフですので、
小さい頃からの習慣でもあるのです。

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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 なるほど、エルフ……!

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 私の友達にもハンナっていうエルフの子がいて、
その子も音楽がすっごく得意なんだけど……
アストライアでも、それは同じなんだね。

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 そちらの世界にもエルフはいらっしゃるのですね。

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ちなみに、特にわたくしのいた村ですと、
古くから伝わる様々な歌が、
いにしえより歌い継がれておりましたよ。

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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 へえ……そっか、アストライアの歌……

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 ……ねえ、コッコロ。
よかったら、私にも歌を教えてほしいな。

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 歌、ですか? わたくしが、アンさまに……?

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 うん。【chara 109211 face 4 (sad)】 だめかな……?

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 だめなどということはございませんが……
なぜ、急にそのようなことを?

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 グレアはね、音楽が好きだから。
この世界の歌を覚えて帰ったら喜ぶかなぁって。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 それで、向こうに帰ってからも、グレアと一緒に
ピアノを弾きながら歌えたら、【chara 109211 face 2 (joy)】 楽しそうだなぁって思って……
えへへ。

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 なるほど……それは素晴らしいお考えですね。

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 【chara 109211 face 1 (normal)】 そういうことでしたら、コッコロにお任せください。
わたくしの知る歌でよければ、喜んでお教えいたします。

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アン:
【chara 109211 face 2 (joy)】 ありがとう、コッコロ!
【chara 109211 face 1 (normal)】 よぉし、頑張るぞー!

Choice: (2) アンはグレアが大好きなんだね。
Choice: (3) 二人はすごく仲がいいね。
----- Tag 2 -----
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アン:
【chara 109211 face 2 (joy)】 ふふっ、もっちろん!
【chara 109211 face 1 (normal)】 グレアは私にとって、すごく大切な存在なんだ。

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----- Tag 3 -----
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アン:
【chara 109211 face 5 (shy)】 そうかな? 【chara 109211 face 1 (normal)】 ふふ、{player}さんの目からも
そう見えてるっていうのは、【chara 109211 face 2 (joy)】 なんだかうれしいな!

----- Tag 4 -----
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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 ……前に、学院の子たちから『私たちとは違う』って
思われるようになっちゃった話、したよね?

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アン:
【chara 109211 face 4 (sad)】 あれ以来私、なんとなくみんなとの距離を感じるようになっちゃって。
【chara 109211 face 6 (surprised)】 みんなは全然、よくしてくれてたんだけど……
【chara 109211 face 4 (sad)】 『すごい』とか『さすが』とか言われるたび、壁を作られてるみたいで。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 でもね、そんな気持ちでいたある日……
一人で学院の中をふらふらしてたら、音楽が聞こえてきたの。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 ピアノだった。すごく優しくて……
でも、胸がきゅって痛くなるくらい寂しそうな……ピアノの音。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 どこから聞こえてくるんだろうって、どうしても気になって、
音をたどって、音楽塔をのぼって……

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 その先で、私、グレアと出会ったんだ。

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コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】 なんと。……【chara 105913 face 2 (joy)】 なにやら、運命的な邂逅でございます。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 ふふっ、そうかな?
運命かぁ……でも、そうかも。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 私ね、あの子のことひと目見た瞬間、
【chara 109211 face 2 (joy)】 どうしても仲良くなりたい! って思って……
【chara 109211 face 1 (normal)】 いっぱい声を掛けて、一緒に時間を過ごして。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 そうしたらグレアの方も、少しずつだけど、【chara 109211 face 2 (joy)】 心を開いてくれたの!

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コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 なるほど。そこからお二人は、今のようなご関係になられたのですね。

voice: vo_adv_1092004_039
アン:
【chara 109211 face 2 (joy)】 えへへっ……【chara 109211 face 1 (normal)】 うん。
グレアってね、たくさんお喋りするタイプじゃないけど、
繊細で、優しくて……仲間想いのすごくいい子なんだよ。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 私、一緒にいると、グレアについつい甘えちゃうんだ。
【chara 109211 face 5 (shy)】 普段は、しっかりしなきゃって思ってるんだけどね。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 あの子のそばは、居心地がよくて……すごく、安心するから。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 グレアはいつも、いつも私を支えてくれてる……
だから、私からグレアにしてあげられることがあるなら、
【chara 109211 face 2 (joy)】 なんでもしてあげたいんだ。

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アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 いつもそばにいてくれてありがとうって、感謝してるよって……
あの子に、伝えてあげたいの。

voice: vo_adv_1092004_044
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 なるほど。
……アンさまのグレアさまへのお心、コッコロの胸にいたく響きました。

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コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 よければ、なのですが……曲を覚えるだけでなく、
【chara 105913 face 2 (joy)】 グレアさまに贈るという形で、
歌って聞かせて差し上げるのはいかがでしょう?

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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 えっ……私がグレアに、歌を贈るってこと?

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コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 はい。わたくしが学んできたエルフの歌の中に、
感謝と親愛の気持ちを伝えるための一曲がございます。

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コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】 もしよろしければ……【chara 105913 face 2 (joy)】 アンさま、
そちらをグレアさまにお聞かせする曲として、覚えてはみませんか。

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アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 コッコロ……!

voice: vo_adv_1092004_050
アン:
【chara 109211 face 2 (joy)】 うんっ、そうする!
【chara 109211 face 1 (normal)】 私、グレアにその歌を贈ってあげたい……!

voice: vo_adv_1092004_051
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 分かりました。
では、曲だけでなく、歌い方からお教えいたしますね。

voice: vo_adv_1092004_052
アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 はいっ!
コッコロ先生、よろしくお願いしますっ!

voice: vo_adv_1092004_053
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 ふふふ、はい、コッコロ先生です。

voice: vo_adv_1092004_054
アン:
【chara 109211 face 6 (surprised)】 あっ、そうだ、{player}さん。
【chara 109211 face 1 (normal)】 聴いた後で私も歌ってみるけど、
その時はあなたもよーく聞いていてね!

voice: vo_adv_1092004_055
アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 それで、悪いところとか、直した方がいいところとかあったら
どんどん指摘しちゃって!

voice: vo_adv_1092004_056
アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 だって、グレアに聴かせる大事な歌だもん。
【chara 109211 face 2 (joy)】 ちゃんと、上手に歌いたいんだ。

voice: vo_adv_1092004_057
アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 だから、よろしくね、{player}さん!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 そして、ある日のこと――

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1092004_058
グレア:
【chara 109411 face 2 (joy)】 まさかルゥが、こんなにすごい料理をふるまってくれるなんて。
びっくりしちゃった……ね、アン。

voice: vo_adv_1092004_059
グレア:
【chara 109411 face 6 (surprised)】 ……アン? うつむいて、どうしたの?

voice: vo_adv_1092004_060
アン:
【chara 109211 face 5 (shy)】 えっ!? あ、う、うん、えっと、ちょっとね……!

voice: vo_adv_1092004_061
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 グレアさま、アンさまは緊張なさっているのです。
……アンさま、大丈夫でございますよ。
きっと、グレアさまは喜んでくださいます。

voice: vo_adv_1092004_062
アン:
【chara 109211 face 4 (sad)】 うぅ、コッコロ先生~……!
【chara 109211 face 3 (anger)】 はいっ、私、頑張ります……!

voice: vo_adv_1092004_063
グレア:
【chara 109411 face 6 (surprised)】 えっ、え……? えっと、どういうこと……?

voice: vo_adv_1092004_064
アン:
【chara 109211 face 5 (shy)】 ……実はね、グレア。
あなたに、聴いてほしい歌があるの。

voice: vo_adv_1092004_065
グレア:
【chara 109411 face 6 (surprised)】 歌……?

voice: vo_adv_1092004_066
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】 アンさまは、グレアさまにお聞かせするため、
ここのところずっと練習していたのでございます。

voice: vo_adv_1092004_067
グレア:
【chara 109411 face 6 (surprised)】 私の、ために……?
そうなの、アン?

voice: vo_adv_1092004_068
アン:
【chara 109211 face 5 (shy)】 ……うん。
だからね、グレア……聴いて、くれる?

voice: vo_adv_1092004_069
アン:
【chara 109211 face 1 (normal)】 心をこめて……精いっぱい、歌うから。

voice: vo_adv_1092004_070
グレア:
【chara 109411 face 2 (joy)】 アン……

voice: vo_adv_1092004_071
グレア:
【chara 109411 face 2 (joy)】 うん……聴かせて。
アンの歌……聴きたい。

voice: vo_adv_1092004_072
アン:
【chara 109211 face 5 (shy)】 グレア……! 【chara 109211 face 1 (normal)】 うんっ。
じゃあ……いきます!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後、アンは心のこもった歌を歌い、
幸福なパーティーは続いてゆくのだった。

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