ラム 第1話
【美食殿】が自分たちにとって危険がないか調べるため、彼女たちを尾行するラム。途中で見つかってしまい理由を正直に打ち明けるが、嫌われるどころか家族思いだと褒められ、疑いの心を捨て去るのだった。
-------------- situation:
ラムの警戒
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
エミリアたちが
アストライア大陸へきて、数日が経過していた。
voice: vo_adv_1098001_000
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
この世界のこと、
まだはっきりとわかったとは言い難い状況ね。
voice: vo_adv_1098001_001
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
レムもエミリア様もすっかり打ち解けているけど、
【chara 109811 face 3 (anger)】
本当にこっちの人間が善良なのかはまだわからない。
voice: vo_adv_1098001_002
ラム:
【chara 109811 face 2 (joy)】
心を許してゆるゆるとレムも可愛いわ。
【chara 109811 face 4 (sad)】
元々、エミリア様は疑うという行いを知らないお方だし。
voice: vo_adv_1098001_003
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
だから二人に代わって、
せめてラムだけでもこの世界を警戒しておかないと……
voice: vo_adv_1098001_004
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
と、そんなつもりで、
ひとまず【美食殿】とやらの尾行をしてみているけど……
voice: vo_adv_1098001_005
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
あ~、見てください、キャルちゃん!
【chara 105812 face 2 (joy)】
あの出店のお肉! 【chara 105812 face 7 (special_a)】
すっごく大きいですよ!
voice: vo_adv_1098001_006
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
そんなこと大声で叫ぶんじゃないわよ!
【chara 106012 face 4 (sad)】
まったく、恥ずかしいったらありゃしない……
voice: vo_adv_1098001_007
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
なんと、主さまのお腹が鳴っておいでです。
【chara 105913 face 2 (joy)】
わかりました、わたくしが買って参りますね。
voice: vo_adv_1098001_008
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
コロ助、あんたも甘やかすんじゃないわよ~!
voice: vo_adv_1098001_009
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_1098001_010
ラム:
【chara 109811 face 4 (sad)】
しばらく見ているけど、
ずっと食べ歩きしているわね……
voice: vo_adv_1098001_011
ラム:
【chara 109811 face 4 (sad)】
朝から始めてもう昼なのに、
いったい何食食べるつもりでいるのかしら……
voice: vo_adv_1098001_012
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
たまに足を止めたと思えば、
ベンチに座ってお喋りを始める……
voice: vo_adv_1098001_013
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
盗み聞きしている限りだと、
次は何を食べよう、この間の食べたアレが美味しかった……
voice: vo_adv_1098001_014
ラム:
【chara 109811 face 4 (sad)】
延々と、
食べ物の話しかしてないじゃない。
voice: vo_adv_1098001_015
ラム:
【chara 109811 face 4 (sad)】
危険な連中かもしれない、
そう警戒していたラムが馬鹿らしく思えてくるわね。
Choice: (1) あれ? あそこにいるのは……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1098001_016
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
む……
voice: vo_adv_1098001_017
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
んん? {player}くん、
どうかしましたか~って、あれれ。
voice: vo_adv_1098001_018
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
おや、
ラムさまではありませんか。
voice: vo_adv_1098001_019
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
本当ね。
【chara 106012 face 1 (normal)】
あんた、一人で何してるの?
voice: vo_adv_1098001_020
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
いつも一緒の妹がいないじゃない。
voice: vo_adv_1098001_021
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
それは……
そうね、端的に言わせてもらうわ。
voice: vo_adv_1098001_022
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
ラムはあなたたちを尾行していたのよ。
voice: vo_adv_1098001_023
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
ええ!?
わたしたちを尾行ですか?
voice: vo_adv_1098001_024
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
ちょっと、聞き捨てならないわね。
なんで尾行なんて真似したのよ。
voice: vo_adv_1098001_025
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
まるで、あたしみたいなことしてんじゃないわよ……
voice: vo_adv_1098001_026
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
ラムさま、
どうしてわたくしたちを?
voice: vo_adv_1098001_027
コッコロ:
【chara 105913 face 4 (sad)】
何か用向きがあったのでしたら、
わたくしたちに話してくだされば……
voice: vo_adv_1098001_028
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
話すわけにはいかないことだったのよ。
ただ、勘違いはしないでちょうだい。
voice: vo_adv_1098001_029
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
これはあくまで、
ラムの独断で行ったことよ。
レムやエミリア様とは無関係に、ね。
voice: vo_adv_1098001_030
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
二人はこの子たちと仲良くしたいでしょうし、
ラムが嫌われるのは最低限、必要な措置ね。
voice: vo_adv_1098001_031
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
……なに?
何をじろじろ見ているの、いやらしい。
Choice: (2) お姉さんしてる?
Choice: (3) 嫌ったりしないよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1098001_032
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
……それが当然のことよ。
だって、ラムはレムの姉様だもの。
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----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1098001_033
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
……見透かしたような発言ね。
ボーッとしているように見えて、油断ならないわ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1098001_034
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
ともかく、エミリア様やレムまで疑うのはお門違いというものよ。
疑い深いラムのことはどう思ってもらっても構わないわ。
voice: vo_adv_1098001_035
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
なんでしょう、主さま。
……【chara 105913 face 2 (joy)】
はい。わたくしもそう思います。
voice: vo_adv_1098001_036
コッコロ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
【chara 105913 face 2 (joy)】
ラムさまは、
とても情の深いお方なのですね。
voice: vo_adv_1098001_037
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
そうですね~♪
【chara 105812 face 1 (normal)】
わたしも、ラムさんはとっても偉いと思いますよ。
voice: vo_adv_1098001_038
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
だってさっきからラムさん、
エミリアちゃんやレムさんのことばかり心配しています。
voice: vo_adv_1098001_039
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
すっごく家族想いじゃありませんか♪
voice: vo_adv_1098001_040
ラム:
【chara 109811 face 6 (surprised)】
──!
【chara 109811 face 3 (anger)】
気安く、ラムの頭を撫でないでちょうだい。
voice: vo_adv_1098001_041
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 4 (sad)】
ああん!
ラムさん、つれないですよ~
voice: vo_adv_1098001_042
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
あんたは誰にでも気安すぎんのよ。
【chara 106012 face 5 (shy)】
でも、まぁ、そこがいいところでもあるわよね。
voice: vo_adv_1098001_043
キャル:
【chara 106012 face 2 (joy)】
こんな連中だもの。
ちょっと疑られたぐらいで目くじら立てたりしないわよ。
voice: vo_adv_1098001_044
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
そういうとこがやりづらいのよね~
【chara 106012 face 6 (surprised)】
ってなんで共感してるのよあたし!
voice: vo_adv_1098001_045
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_1098001_046
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
そう、ずいぶんとお人好しなことね。
【chara 109811 face 2 (joy)】
それなら、その甘さにつけ込むことにするわ。
voice: vo_adv_1098001_047
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
堂々と言うな!
voice: vo_adv_1098001_048
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
はい~
【chara 105812 face 1 (normal)】
どんどんつけ込んじゃってくださいね!
voice: vo_adv_1098001_049
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
ならさっそく、
その甘さを利用して聞くのだけど。
voice: vo_adv_1098001_050
ラム:
【chara 109811 face 3 (anger)】
あなたたち、ずっと何をしているの?
朝から見ていたけど、食べ歩いてばかりじゃない。
Choice: (5) それが【美食殿】だから。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1098001_051
ラム:
【chara 109811 face 6 (surprised)】
【美食殿】……
voice: vo_adv_1098001_052
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
そうです!
【chara 105812 face 2 (joy)】
この世界の美味しいものを食べ尽くすギルド!
voice: vo_adv_1098001_053
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
それ言ってるのあんただけだから!
【chara 106012 face 4 (sad)】
あたしは巻き込まれてるだけで……
voice: vo_adv_1098001_054
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
ですが、
【chara 105913 face 2 (joy)】
キャルさまも近頃は拒むこともなく……
voice: vo_adv_1098001_055
ラム:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
【chara 109811 face 1 (normal)】
バルスから聞いたことがあるわ。
【chara 109811 face 2 (joy)】
それはツンデレというヤツね。
voice: vo_adv_1098001_056
キャル:
【chara 106012 face 5 (shy)】
誰がツンデレかっ!
voice: vo_adv_1098001_057
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
そんなキャルちゃんやコッコロちゃん、
それに{player}くんと一緒に
食べ歩くと、【chara 105812 face 2 (joy)】
一人で食べるよりずっと美味しいんですよ~
voice: vo_adv_1098001_058
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
だから、
こんな風にみんなで食べ歩くんです!
voice: vo_adv_1098001_059
ラム:
【chara 109811 face 6 (surprised)】
みんなで……
voice: vo_adv_1098001_060
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
え? ふんふん。
【chara 105812 face 2 (joy)】
ああ、それは名案ですね!
voice: vo_adv_1098001_061
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 1 (normal)】
ラムさん!
わたしたちと一緒に食べ歩きをしませんか?
voice: vo_adv_1098001_062
ラム:
【chara 109811 face 6 (surprised)】
ラムが、あなたたちと一緒に?
voice: vo_adv_1098001_063
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
それにはわたくしも賛成です。
お一人で後ろをついてこられるより、
こうしてご一緒された方がきっと素敵なことかと。
voice: vo_adv_1098001_064
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
主さまも、そう仰っておいでです。
voice: vo_adv_1098001_065
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
まぁ、尾行されるよりずっとマシよね。
【chara 106012 face 2 (joy)】
それに一人増えたら、食べ比べのチャンスも増えるし……
voice: vo_adv_1098001_066
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
……は!
voice: vo_adv_1098001_067
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 6 (surprised)】
キャルちゃん……
【chara 105812 face 2 (joy)】
立派な【美食殿】の一員になって……
voice: vo_adv_1098001_068
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
い、今のなし! 今のなしよ!
【chara 106012 face 4 (sad)】
そんなつもりじゃなかったんだから!
voice: vo_adv_1098001_069
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
……
voice: vo_adv_1098001_070
ラム:
【chara 109811 face 4 (sad)】
やれやれ……
なんだか毒気が抜かれたわね。
voice: vo_adv_1098001_071
ラム:
【chara 109811 face 1 (normal)】
毒気が抜かれたついでに思い出したわ。
朝からあなたたちを尾行していたせいで、
ラムは朝食を食べ損ねていたのよ。
voice: vo_adv_1098001_072
ラム:
【chara 109811 face 2 (joy)】
だから、あなたたちに付き合ってもいいわ。
voice: vo_adv_1098001_073
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
素直じゃない言い方するわね~
voice: vo_adv_1098001_074
ラム:
【chara 109811 face 2 (joy)】
ラムはキャルとは違うのよ。
簡単に攻略できると思わないことね。
voice: vo_adv_1098001_075
ペコリーヌ:
【chara 105812 face 2 (joy)】
では、食べ歩きを再開しましょ~♪
【chara 105812 face 1 (normal)】
【美食殿】の活動成果、ラムさんにお見せする時です!
voice: vo_adv_1098001_076
ラム:
【chara 109811 face 2 (joy)】
せいぜい、
ラムが退屈しないようにもてなすことね。
voice: vo_adv_1098001_077
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
なんでそんなに偉そうなのよ~っ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そのあとはみんなで、
お昼ご飯が入らなくなるぐらい楽しく食べ歩きを続けた。