エミリア 第1話
{player}はランドソルの街で迷っていたエミリアを見つけ街を案内する。記憶を失いながらも頑張っているという{player}に親近感を覚えたエミリアはその姿を見習おうとするのだった。


-------------- situation:
迷子の精霊使い
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 昼下がりのランドソルの街中、
きょろきょろと辺りを見回す銀髪の少女がいた。

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エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 ええっと、さっきここを右に曲がって……
【chara 109911 face 4 (sad)】 あれ? さっきと違うところに出ちゃった?

voice: vo_adv_1099001_001
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 じゃあ、きた方に戻って……
【chara 109911 face 6 (surprised)】 待って、私、どっちからきたんだっけ……

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エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 う~ん、どっちだったかしら。
私、右利きだから、右を選びそうな気がする……

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エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 でも、さっきまでの私に聞かないと、
本当にそうかちょっと自信ないかも……

Choice: (1) 何してるの?
----- Tag 1 -----
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エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 え? あ、{player}!
【chara 109911 face 1 (normal)】 こんなところで会うなんてすごーく奇遇ね。

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エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 {player}こそ、
こんなところで何して……【chara 109911 face 1 (normal)】 あ、わかった。

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エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 迷子になっちゃったのね。
【chara 109911 face 2 (joy)】 それで、心細くて私に話しかけてきたんでしょう。

voice: vo_adv_1099001_007
???:
【chara 2611 face 6 (surprised)】 ──こらこら、リア。
【chara 2611 face 4 (sad)】 そんなわけないじゃない、【chara 2611 face 1 (normal)】 変なこと言わないの。

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エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 む、パック!
変なことってどういう意味なの?

voice: vo_adv_1099001_009
パック:
【chara 2611 face 6 (surprised)】 どういう意味も何も、
この子は挙動不審なリアを心配してくれたんだよ。
【chara 2611 face 1 (normal)】 それで話しかけてきてくれたに決まってるじゃないか。

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エミリア:
【chara 109911 face 3 (anger)】 き、挙動不審なんてことありません!
【chara 109911 face 4 (sad)】 ただ、ほんのちょっぴり、道に迷っちゃっただけ。

voice: vo_adv_1099001_011
エミリア:
【chara 109911 face 3 (anger)】 ほんのちょっとだけ、
【chara 109911 face 4 (sad)】 右も左もわからなくなってただけなんだから。

voice: vo_adv_1099001_012
パック:
【chara 2611 face 5 (shy)】 強がるところが可愛いよね、ボクの娘。
【chara 2611 face 1 (normal)】 君もそう思わない?

voice: vo_adv_1099001_013
エミリア:
【chara 109911 face 3 (anger)】 パック!

voice: vo_adv_1099001_014
パック:
【chara 2611 face 1 (normal)】 はいはい、怒らない怒らない。
【chara 2611 face 4 (sad)】 大体、リアが悪いんじゃないか。

voice: vo_adv_1099001_015
パック:
【chara 2611 face 1 (normal)】 たまにはボクに頼らず、
自分一人でちゃんとしてるところを証明するんでしょ?

voice: vo_adv_1099001_016
パック:
【chara 109911 face 4 (sad)】 【chara 2611 face 6 (surprised)】 なのに、
ボクは見ててずっとハラハラしちゃってたよ。

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エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 だって、こっちにきてしばらく経つし、
私もいつまでもパックやラムたちに甘えてられないって……

voice: vo_adv_1099001_018
パック:
【chara 2611 face 4 (sad)】 それは立派な考えだけど、危ないからね。
【chara 2611 face 6 (surprised)】 でも、そうだな……【chara 2611 face 1 (normal)】 あ、いいこと思いついた。

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パック:
【chara 2611 face 1 (normal)】 ねえねえ、君。
今、時間はある? 【chara 2611 face 2 (joy)】 リアに付き合ってくれないかい?

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エミリア:
【chara 2611 face 1 (normal)】 【chara 109911 face 6 (surprised)】 ちょっと、パックったら、
{player}を困らせちゃダメよ。

voice: vo_adv_1099001_021
パック:
【chara 2611 face 2 (joy)】 折衷案だよ、折衷案。
【chara 2611 face 1 (normal)】 今日のリアはボクに頼りたくない日なんでしょ?
だったら、この子に頼るしかないじゃないか。

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エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 うーん、
でも、それってなんだかズルっこじゃないかしら……

voice: vo_adv_1099001_023
パック:
【chara 2611 face 2 (joy)】 気にしない気にしない。
【chara 2611 face 1 (normal)】 それで、君はどうかな? 引き受けてくれる?

Choice: (2) 引き受けた。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1099001_024
パック:
【chara 2611 face 1 (normal)】 ほら、この子はいい子だ。
【chara 2611 face 2 (joy)】 じゃあ、リアのことをよろしくね~♪

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エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 もうっ、
パックったら言いたい放題なんだから……

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エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 ごめんね、巻き込んじゃって。
用事があるなら、気にしないでくれていいから……

voice: vo_adv_1099001_027
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 そう? 本当に用事はないの?
そっか……【chara 109911 face 2 (joy)】 ん、それなら甘えちゃおうかな。

voice: vo_adv_1099001_028
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 実は一人で歩くのも寂しくて、
【chara 109911 face 1 (normal)】 そろそろ誰か話し相手が欲しかったところなの。

voice: vo_adv_1099001_029
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 そうなの。【chara 109911 face 1 (normal)】 私たちも
こっちにきてから何日も経ったでしょ?

voice: vo_adv_1099001_030
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 戻るまでもう少しこっちにいるなら、
もっとちゃんとこの辺りのことを勉強したいなって。

voice: vo_adv_1099001_031
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 でも、さっそく一人で困っちゃって……
街の看板とか地図なんだけど、
書いてある文字が全然違って読めなかったの。

voice: vo_adv_1099001_032
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 簡単な読み書きくらい、
【chara 109911 face 1 (normal)】 スバルを見習ってちゃんと勉強しなくちゃダメね。

Choice: (3) じゃあ、色々案内するね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1099001_033
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 はい、先生!
【chara 109911 face 2 (joy)】 これから、しばらくよろしくお願いします。

voice: vo_adv_1099001_034
エミリア:
【chara 109911 face 2 (joy)】 ふふっ、なんだかへんてこね。

voice: vo_adv_1099001_035
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 あ、【chara 109911 face 1 (normal)】 あれってもしかしてリンガじゃない?
【chara 109911 face 6 (surprised)】 え? リンガじゃなくて、リンゴ?

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エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 すごーくそっくりで、
名前までそっくりなんて不思議……

voice: vo_adv_1099001_037
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 でも、リンゴ……【chara 109911 face 2 (joy)】 くすくす。
それ、とっても変な響きね。ちょっと可愛い。

voice: vo_adv_1099001_038
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 あ、猫!
【chara 109911 face 1 (normal)】 動物はこっちも似たような感じなのね。

voice: vo_adv_1099001_039
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 ほら、こっちこっち……【chara 109911 face 2 (joy)】 にゃ~にゃ~

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エミリア:
【chara 109911 face 2 (joy)】 にゃ~【chara 109911 face 6 (surprised)】 って、ああ、【chara 109911 face 4 (sad)】 逃げられちゃった……
昔から、あんまり動物は懐いてくれないのよね。

voice: vo_adv_1099001_041
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 え? 【chara 109911 face 1 (normal)】 うん、そうね。
パックがいてくれるから、
【chara 109911 face 2 (joy)】 あとでいっぱい、背中を撫でさせてもらわなきゃ。

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エミリア:
【chara 109911 face 2 (joy)】 はぁ、楽しかった。
【chara 109911 face 1 (normal)】 色んなものがあってやっぱり新鮮ね。

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エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 ちょっと休んでいかない、{player}?

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エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 よっこいしょ……
たくさん歩いて疲れちゃった。

voice: vo_adv_1099001_045
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 でも、すごーく驚いちゃった。
【chara 109911 face 1 (normal)】 だって、どこにいってもあなたの顔見知りがいるんだもの。
【chara 109911 face 6 (surprised)】 あなた、とっても顔が広いのね。

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エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 この街があなたの故郷なの?

voice: vo_adv_1099001_047
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 違うと思う?
思うって、なんだか変な言い方ね。

Choice: (4) 実は、記憶がなくて。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1099001_048
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 記憶がないって……
え! それ、何にも覚えてないってこと?

voice: vo_adv_1099001_049
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 昔のこととか、
家族のこととかも覚えてないの?

voice: vo_adv_1099001_050
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 そう、【chara 109911 face 4 (sad)】 そうなんだ……

voice: vo_adv_1099001_051
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 ……

voice: vo_adv_1099001_052
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 ううん、すごーくビックリ仰天しちゃった。
【chara 109911 face 2 (joy)】 でも、話してくれてありがとう。

voice: vo_adv_1099001_053
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 実はね、
【chara 109911 face 4 (sad)】 私もあなたとちょっと似てるの。

voice: vo_adv_1099001_054
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 私、ちょっと長い間、眠ってたことがあって。
眠っちゃう前のこととか、あんまり覚えてないの。

voice: vo_adv_1099001_055
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 だから、
【chara 109911 face 1 (normal)】 ずっと一緒にいてくれるパックが大切で。

voice: vo_adv_1099001_056
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 きっと、あなたとコッコロちゃんの関係と一緒ね。

Choice: (5) 家族だね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1099001_057
エミリア:
【chara 109911 face 2 (joy)】 そう! 家族なの!

voice: vo_adv_1099001_058
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 ……なんだか、あなたって不思議ね。
【chara 109911 face 6 (surprised)】 思い出せないことがあって、
私はすごーく不安だったのに、【chara 109911 face 2 (joy)】 けろっとして見えるもの。

voice: vo_adv_1099001_059
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 じゃあ、あなたも色々と勉強中なんだ?
【chara 109911 face 1 (normal)】 うん、そうなのね……

voice: vo_adv_1099001_060
エミリア:
【chara 109911 face 6 (surprised)】 ……

voice: vo_adv_1099001_061
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 ねえ、{player}。
【chara 109911 face 2 (joy)】 もしよかったら、またこうやって一緒に出歩かない?

voice: vo_adv_1099001_062
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 頑張ってるあなたを見てたら、
【chara 109911 face 2 (joy)】 私もなんだか、もっと頑張ろうって思える気がするの!

voice: vo_adv_1099001_063
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 あなたって、
ホントにすごーく立派な頑張り屋さんね!

Choice: (6) すごーく頑張ってきました。
Choice: (7) そう言ってくれてありがとう。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1099001_064
エミリア:
【chara 109911 face 2 (joy)】 うんうん、いっぱい胸を張っていいと思うの。
【chara 109911 face 1 (normal)】 私も見習わなくっちゃ。

Jump to tag 8
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1099001_065
エミリア:
【chara 109911 face 1 (normal)】 すごいことをしたら褒めてもらいたいもの。
【chara 109911 face 2 (joy)】 あなたはもっともっと、褒められていいぐらいなの。

----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1099001_066
エミリア:
【chara 109911 face 2 (joy)】 私も、
あなたみたいな立派な頑張り屋さんを目指すわね!

voice: vo_adv_1099001_067
パック:
【chara 2611 face 1 (normal)】 そのためにも、
【chara 2611 face 2 (joy)】 まずは方向音痴からなおしていかないとだね~

voice: vo_adv_1099001_068
エミリア:
【chara 109911 face 4 (sad)】 もうっ!
こんな時ばっかり出てこないの!

voice: vo_adv_1099001_069
エミリア:
【chara 109911 face 3 (anger)】 パックの意地悪!
アンポンタン!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 三人の笑い声が公園に響いていった。