イオ(サマー) 第1話
夏休み直前の週末、イオは水泳の練習に付き合ってもらおうと{player}を海に呼び出す。手を引かれてバタ足の練習を始めるも足にワカメが絡まり、練習どころではなくなってしまうのだった。
-------------- situation:
夏休み前の特訓
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夏休み直前のルーセント学院。
待ちに待った長期休みに浮かれる生徒たちのなか、
イオは深いため息をついていた。
voice: vo_adv_1101001_000
イオ:
【chara 101811 face 4 (sad)】
はあ~
どうしようかしら~
Choice: (1) 何か悩み事?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1101001_001
イオ:
【chara 101811 face 6 (surprised)】
やだっ、生徒にため息ついてるところ見られちゃった!
voice: vo_adv_1101001_002
イオ:
【chara 101811 face 4 (sad)】
先生なのに、みっともないわよね。
【chara 101811 face 1 (normal)】
今のは見なかったことにしてくれるとうれしいな。
voice: vo_adv_1101001_003
イオ:
【chara 101811 face 4 (sad)】
でも、{player}くんの言う通り、実は困っていることがあるの。
誰を頼っていいかも分からなくて……
voice: vo_adv_1101001_004
イオ:
【chara 101811 face 6 (surprised)】
そうだ! 【chara 101811 face 1 (normal)】
君ならピッタリかも!
voice: vo_adv_1101001_005
イオ:
【chara 101811 face 1 (normal)】
ねえ、週末は暇?
ちょっとお願いを聞いてくれると……
voice: vo_adv_1101001_006
イオ:
【chara 101811 face 4 (sad)】
あっ、でも、先生なのに休日に男子生徒と二人で行くなんて……
いけないことのような気がするわ。
voice: vo_adv_1101001_007
イオ:
【chara 101811 face 3 (anger)】
ううん、これは先生として、
生徒たちのためにすることなんだから、大丈夫よね……
Choice: (2) 何一人でブツブツ言ってるの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1101001_008
イオ:
【chara 101811 face 6 (surprised)】
な、なんでもないっ!
【chara 101811 face 1 (normal)】
それで、先生のお願い、聞いてくれる?
voice: vo_adv_1101001_009
イオ:
【chara 101811 face 2 (joy)】
やった、ありがとっ!
【chara 101811 face 1 (normal)】
それじゃあ、週末は私と一緒に海に行こうね!
Choice: (3) え? 海? イオちゃんと二人で?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1101001_010
イオ:
【chara 101811 face 2 (joy)】
うん、楽しみにしてるから。
【chara 101811 face 1 (normal)】
遅刻は厳禁よ。
voice: vo_adv_1101001_011
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
あ! 【chara 110111 face 2 (joy)】
お待たせー!
voice: vo_adv_1101001_012
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
ごめんね、待ち合わせ時間には間に合ったけど、
すこし待たせちゃったかしら。
【chara 110111 face 4 (sad)】
いろいろ準備に時間がかかっちゃって……
voice: vo_adv_1101001_013
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
君は遅刻しないで来たみたいで、【chara 110111 face 2 (joy)】
偉いわ〜
Choice: (4) さっそく海に入ろう!
Choice: (5) おっきい……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1101001_014
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
えっ?
いきなりっ?
Jump to tag 6
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1101001_015
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
ほんとおっきくてきれいなビーチね。
【chara 110111 face 6 (surprised)】
って、どこ行くの~?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1101001_016
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
あっ、【chara 110111 face 3 (anger)】
待ちなさいっ。
水に入る前はちゃんと準備運動をしなきゃダメよっ!
voice: vo_adv_1101001_017
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
足がつって溺れたりしたら大変だもの。
目の前で生徒がそんなことになったら、私……
voice: vo_adv_1101001_018
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
でも、もし君が溺れたりした時は……
【chara 110111 face 1 (normal)】
ちゃんと人工呼吸で助けるからね!
Choice: (7) 人工呼吸って?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1101001_019
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
人工呼吸っていうのは、
口づけをして相手に息を吹き込むことよ。
【chara 110111 face 2 (joy)】
そうすれば、溺れて止まった呼吸も元に戻るから。
voice: vo_adv_1101001_020
イオ:
【chara 110111 face 5 (shy)】
キ、キスはしたことないけど、
お人形さん相手に講習を受けたことはあるから、
きっとできるはず……
voice: vo_adv_1101001_021
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
そ、それに人工呼吸は人工呼吸よ!
ファーストキスにはカウントされないから……
voice: vo_adv_1101001_022
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
とにかく、そうならないように私と一緒にしっかり準備運動しましょう?
voice: vo_adv_1101001_023
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
いっち、にぃ……
さん、しっ……!
voice: vo_adv_1101001_024
イオ:
【chara 110111 face 3 (anger)】
あっ、こら。そんなんじゃ全然ダメ。
ちゃんと筋を伸ばさなきゃ準備運動にならないよ?
voice: vo_adv_1101001_025
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
教えてあげる。
ほら、こうやって……
voice: vo_adv_1101001_026
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
ん? 急に顔が真っ赤になったね?
【chara 110111 face 1 (normal)】
なんだ、もう身体は温まってて、準備万端だったのね。
Choice: (8) じゃあ行こう!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1101001_027
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
って、まだダメよー!
【chara 110111 face 3 (anger)】
確かに準備運動はしたけど、それでもまだなの!
voice: vo_adv_1101001_028
イオ:
【chara 110111 face 3 (anger)】
いきなり海に入ったりすると、身体がビックリして危ないんだから。
最悪の場合、心臓が止まっちゃうこともあるんだよ?
voice: vo_adv_1101001_029
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
だから、まずは波打ち際でのんびり遊びましょう。
ゆっくり海水の温度を身体に慣れさせなきゃ。
voice: vo_adv_1101001_030
イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】
えいっ! それー!
ばしゃばしゃばしゃー!
うふふふふ、【chara 110111 face 1 (normal)】
冷たくて気持ちいいわ~
voice: vo_adv_1101001_031
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
ふう。
そろそろ水の温度に慣れたみたいだし、
それじゃあ、いよいよ今日の本題に入りましょうか。
voice: vo_adv_1101001_032
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
ん? キョトンとして、どうかしたの?
もしかして、今日どうして海に来たのか、
ちゃんと言ってなかったかしら?
voice: vo_adv_1101001_033
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
ご、ごめんね!
私ったら、君と海に来られるってことに満足しちゃってたみたい。
【chara 110111 face 1 (normal)】
遅くなっちゃったけど、今から説明するわね。
voice: vo_adv_1101001_034
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
あのね、もうすぐ夏休みじゃない?
それで家族やお友達と海に出かける生徒たちがいっぱいいると思うの。
voice: vo_adv_1101001_035
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
でも、うちのクラスってミサキちゃんとか泳げない子が多いから、
【chara 110111 face 1 (normal)】
夏休みに入るまでに泳ぎを教えてあげたいって思ったの。
voice: vo_adv_1101001_036
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
でも、一つだけ問題があってね……
voice: vo_adv_1101001_037
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
実は、私も泳げないの〜!
みんなには内緒よ〜?
voice: vo_adv_1101001_038
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
小さい頃から苦手で、
浮くのはいいんだけど、どうしても前に進まなくて……
学生時代に友達とこうして海に来たこともあまりなかったの。
voice: vo_adv_1101001_039
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
だから、泳ぐ練習をしたいと思ってたんだけど一人じゃ怖くて、
誰かに付き合ってもらおうと、君にお願いしたってわけなの。
【chara 110111 face 1 (normal)】
というわけで、今日は頼りにして――
voice: vo_adv_1101001_040
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
えっ、君も泳げないの〜!?
【chara 110111 face 4 (sad)】
そんなに胸を張って言わないでよ〜
voice: vo_adv_1101001_041
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
でも、泳げなくても手伝うことはできるって?
【chara 110111 face 1 (normal)】
確かに手を引っ張ってもらえば、バタ足の練習くらいならできるわよね。
【chara 110111 face 2 (joy)】
じゃあ、改めてお願いするわね!
voice: vo_adv_1101001_042
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
うう~、腰まで海に浸かるなんてドキドキするわ。
voice: vo_adv_1101001_043
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
自分の生徒に泳ぐ練習を付き合ってもらうなんて、
いつもとは逆の立場で、【chara 110111 face 1 (normal)】
なんだか変な感じよね〜
voice: vo_adv_1101001_044
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
それじゃあ、泳いでみるから手を離さないでね?
いくよ……スゥー……
voice: vo_adv_1101001_045
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
ぷぁっー!
はぁはぁ。【chara 110111 face 1 (normal)】
どうだった? ちゃんと泳げてたかな?
voice: vo_adv_1101001_046
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
ええー? 全然進んでなかったー?
【chara 110111 face 4 (sad)】
大人になったし、いつの間にか泳げるようになってるんじゃないかって、
こっそり期待してたんだけどなぁ。
voice: vo_adv_1101001_047
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
泳げない君の見本にもならなきゃだし、
【chara 110111 face 1 (normal)】
頑張って練習して、今日中に泳げるようになっちゃうんだから!
【chara 110111 face 3 (anger)】
じゃあもう一回いくよっ!
voice: vo_adv_1101001_048
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
きゃあっ!?
voice: vo_adv_1101001_049
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
ああ~ん! 何かに足を触られたわ~
いやーん、どっか行ってー!
voice: vo_adv_1101001_050
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
んん~、慌てて足を動かしたら、今度は絡みついてきたわ~!
とってもヌメヌメしてる~!
voice: vo_adv_1101001_051
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
これってもしかして、海底人の仕業かも~?
【chara 110111 face 4 (sad)】
海水浴を楽しみにきた人たちの足を掴んで海に引きずり込み、
海底都市に連れ帰って食べるのよー!
voice: vo_adv_1101001_052
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
ねえ、お願い。
水の中を覗き込んで様子を見てくれる?
Choice: (9) まかせて!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1101001_053
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
ああ~ん! はやく助けて~!
voice: vo_adv_1101001_054
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
あっ、私の足、どうなってた?
【chara 110111 face 4 (sad)】
海底人はどんな顔だった?
voice: vo_adv_1101001_055
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
え? ワカメが絡まっていただけ……?
voice: vo_adv_1101001_056
イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】
よかった~
【chara 110111 face 1 (normal)】
本当に海底人だったらどうしようってドキドキしてたの……
voice: vo_adv_1101001_057
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
海底人なんているわけないって分かってるけど、
危機感をあおれば、君が急いで助けてくれるかなって思ったの!
voice: vo_adv_1101001_058
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
ああ~ん、動かせば動かすほど絡まっちゃうみたい~
また潜って、取り除いてくれる?
もう一歩も動けないの~
voice: vo_adv_1101001_059
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
うう~、お願いね。
海でも何かに絡まっちゃうなんて思わなかったけど、
【chara 110111 face 1 (normal)】
ただのワカメで安心したわ~
voice: vo_adv_1101001_060
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
って、きゃあー!?
voice: vo_adv_1101001_061
イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】
あっ、あはっ、あはははっ!
【chara 110111 face 1 (normal)】
やだっ、どこ触ってるの~?
【chara 110111 face 2 (joy)】
く、くすぐったいわ~!
voice: vo_adv_1101001_062
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
ひゃんっ!? 今度は何か固いものに当たったわ~?
Choice: (10) ふぐぁっ!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1101001_063
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
あっ! いま足に当たったの、君の顔だったの!?
【chara 110111 face 4 (sad)】
もしかして、蹴っちゃった……?
voice: vo_adv_1101001_064
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
ご、ごめんね!
くすぐったくて、つい……
痛くなかった? 先生によく顔を見せてみて?
voice: vo_adv_1101001_065
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
うん、なんともなさそう。
やっぱり男の子は頑丈ね。
……【chara 110111 face 6 (surprised)】
あっ!
voice: vo_adv_1101001_066
イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】
えへへ、【chara 110111 face 1 (normal)】
いま蹴っちゃった勢いでワカメも取れたみたい。
voice: vo_adv_1101001_067
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】
また今日も君に助けてもらっちゃった。ありがとう。
まるで先生と生徒の立場が逆転したみたいね。【chara 110111 face 2 (joy)】
くす。
voice: vo_adv_1101001_068
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
……?
私の身体をジロジロ見てどうしたの?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1101001_069
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
え? まだワカメがついてるの?
voice: vo_adv_1101001_070
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
うーん、どこかしらー?
voice: vo_adv_1101001_071
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
あーん、見つからないわ~
voice: vo_adv_1101001_072
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】
きっと自分じゃ見えないところに付いているのね。
分からないから、またとってくれるかしら?
voice: vo_adv_1101001_073
イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】
ん? どうして手が止まってるの?
Choice: (11) さすがにそこはちょっと……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1101001_074
イオ:
【chara 110111 face 3 (anger)】
さっきは取ってくれたじゃない。
【chara 110111 face 4 (sad)】
いじわるしないでよー!
これじゃ全然練習にならないよ~
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ドキドキが止まらない{player}は、
今日一日体力が続くか幸先不安になるのだった。
still display end