イオ(サマー) 第2話
海の家で二人乗りの浮き輪を買ったイオたちは、大海原に出航する。泳げなくても海を楽しめるとはしゃぐ二人だが、その途中で魔物の背びれらしき物と対面し、海の上で危機を迎えるのだった。


-------------- situation:
二人っきりの大航海
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ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 イオと{player}は、
砂浜で休みながら、泳ぎの練習について話し合っていた。

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 泳げるようになるのって大変なのね〜
溺れたらどうしようって、不安になるもの。

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 でも、今日は君と一緒だからなのか、さっきは不思議と平気だったわ。
【chara 110111 face 2 (joy)】 水に潜っても怖くないなんて、こんなの初めてよ。

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 それどころか、ちょっとワクワクしたの!

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 今日の目的は泳げるようになることなんだけど、
なんだか【chara 110111 face 2 (joy)】 広大な海に挑戦! って感じの気分になってきちゃった。

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 せっかく海に来たんだし、ちょっとくらい遊んでもいいわよね。

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 といっても、すぐに泳いで遊べるようになるわけでもないし、
【chara 110111 face 4 (sad)】 どうしようかしら……

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 ん? 【chara 110111 face 1 (normal)】 キョロキョロしてどうしたの?
海の家に何かあるの?

Choice: (1) 良いものが売ってる!
----- Tag 1 -----
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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 あれは、二人乗りの浮き輪……?

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 そうね、あれに乗れば、一緒に大航海が楽しめるわね!
【chara 110111 face 1 (normal)】 そうと決まれば、さっそく買っちゃおう!

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イオ:
【chara 110111 face 3 (anger)】 ふぅー! ふぅー!

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 ふぅ……
二人乗りの浮き輪だからおっきくて、膨らませるのが大変だわ~

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 もう少しで完成するから、あとはお願いしてもいい?

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 ありがとうっ!
【chara 110111 face 1 (normal)】 はいっ、じゃあせいいっぱい膨らましてね。
ふぅー! って。

Choice: (2) ふぅーーーーーー!!!
----- Tag 2 -----
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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 うん、よく頑張りました!
【chara 110111 face 1 (normal)】 これでバッチリ完成ね!

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 じゃあ、浮き輪に乗って出航しよっか!
先頭は君に任せたわ!

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 あはは、それーっ!
【chara 110111 face 1 (normal)】 泳げなくたって、大航海はできるんだからー!

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 きっと海に潜れば、
いろんな色をしたお魚さんたちがいっぱい泳いでいて、
すごくきれいなんだろうけど。

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 でも、これはこれで楽しいわね~
【chara 110111 face 1 (normal)】 泳げなくても海を楽しめるって学んじゃった♪

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 ん、何?
ちょっとはしゃぎ過ぎ?

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イオ:
【chara 110111 face 5 (shy)】 楽しくってつい漕ぎ過ぎちゃったかも〜
【chara 110111 face 1 (normal)】 そういう君だって、楽しそうにしてたじゃない〜?

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 そんなにビーチから離れてないし、
浮き輪に乗ってるから怖がらなくて大丈夫よ。

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 けど、泳げない私たちにとっては、すごいことかもしれないわよね。
【chara 110111 face 2 (joy)】 まさかこんなにも大航海できるなんて夢にも思わなかったわ~

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 こうして広い海に二人っきりで浮かんでいると、
まるでこの世界に私たちだけになっちゃったみたいで、
なんだかロマンチックね~

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 私と二人で、このまま行けるところまで行っちゃおうか?
【chara 110111 face 2 (joy)】 なーんちゃって、ふふ。

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 でも、あんまり沖に出ちゃうと潮に流されて危ないから、
浅瀬まで戻ろっか。
このまま漂流するなんて――

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 ……っ!?

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 ねえ、あれって……
【chara 110111 face 4 (sad)】 もしかして……

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 きゃあーーーっ!!

Choice: (3) どうしたの!?
----- Tag 3 -----
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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 前に見えるのって、魔物さんの背びれだわ!
食べられちゃう~!

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 暴れないでって言われても、怖いんだもん~!

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 ああ~ん、先生なのに泳げなくてごめんなさい~!
みんなの見本になれるようにちゃんと練習するから食べないで~!

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 こんなときに落ち着いてって言われても、そんなの無理~

voice: vo_adv_1101002_032
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 なんでそんなに君は冷静なのよ~
だから、落ち着くなんて……
……【chara 110111 face 6 (surprised)】 えっ?

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 あっ、【chara 110111 face 1 (normal)】 ほんとだ……

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 君の言う通り、海面に突き出している岩場だったわ。
慌てていたから、魔物さんの背びれと見間違えちゃったのね。

voice: vo_adv_1101002_035
イオ:
【chara 110111 face 5 (shy)】 えへへ、ちょっと先生らしくなかったかしら。
さっきからなんだか恥ずかしいところばかり見られてるわ……

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 コホン!
気を取り直して、
やっぱり波打ち際でゆっくり遊びましょう。

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 あら……?

voice: vo_adv_1101002_038
イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 ここまで泳いできたのと、いま暴れちゃったせいで、
もう足がガクガクして動かないわ。
波に押し返されて進まないの。

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イオ:
【chara 110111 face 4 (sad)】 このままじゃ本当に漂流しちゃう~!

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 わあ、速ーい!
【chara 110111 face 1 (normal)】 君一人でこんなに速く進めるなんて、
どこにこんな元気を隠してたのかしら。

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イオ:
【chara 110111 face 2 (joy)】 ふふ、やっぱり男の子ね。
頼りになるわ~

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イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 もし本当に世界に私たちだけになっちゃっても、
君と一緒ならどんなことが起きても平気かもね。
【chara 110111 face 4 (sad)】 先生なのに、君にばかり頼り過ぎかな……?

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イオ:
【chara 110111 face 6 (surprised)】 【chara 110111 face 5 (shy)】 ううん! な、なんでもない!

voice: vo_adv_1101002_044
イオ:
【chara 110111 face 1 (normal)】 さあ、頑張って漕いでー!
【chara 110111 face 2 (joy)】 フレー、フレー! {player}くん!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 いつも教室では向かい合って授業をしているイオは、
この時、{player}の背中を初めて見る。
その背中は、イオが思っていたよりも頼もしく見えたのだった。