サレン(サマー) 第2話
続々現れるナンパ男たちを、{player}と一緒に歩くことで回避するサレン。ナンパ男に煩わされることなく海の景色を満喫しながら、自分たちの不思議な関係について想いを馳せるのであった。
-------------- situation:
ときめきビーチサイド
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
迷子問題を解決したサレンと{player}は、
ビーチでくつろいでいた。
voice: vo_adv_1103002_000
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
さあ、なにをしようかしら……【chara 110311 face 6 (surprised)】
って、
いけないいけない。大事なことを忘れてたわ。
voice: vo_adv_1103002_001
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
確かバッグの中に……【chara 110311 face 2 (joy)】
あったわ。これこれ。
voice: vo_adv_1103002_002
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
この小瓶が気になる?
【chara 110311 face 1 (normal)】
これは『日焼け止め』っていう、日焼けを防ぐ効果のある乳液なの。
試作品だけどね。
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
前にスズメが海の家でバイトした時、
【chara 110311 face 4 (sad)】
日焼けした肌がヒリヒリ痛いって【chara 110311 face 1 (normal)】
言ってたでしょ?
voice: vo_adv_1103002_004
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
ずっと思ってたのよ。
【chara 110311 face 6 (surprised)】
今流通してる日焼け止めよりも
効果の高いものがあればいいのにって。
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サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
それで、日焼け対策になりそうな薬草を探し回って、
調合の結果できたのがこれってわけ。
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サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
せっかく海に来たんだし、試してみなくちゃね。
【chara 110311 face 1 (normal)】
効果が立証できれば、ビジネスとして一儲けできそうでしょ?
voice: vo_adv_1103002_007
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
というわけで、まずは手から……
【chara 110311 face 6 (surprised)】
思ったよりひんやりするわね。薬草の成分かしら。
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
全身にも行き渡らせて……【chara 110311 face 2 (joy)】
うん、いい感じ。
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あとは──
voice: vo_adv_1103002_009
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
ねえ、{player}。
背中にこの日焼け止め、塗ってもらえる?
Choice: (1) いいよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1103002_010
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
ありがとう。【chara 110311 face 1 (normal)】
じゃあお願いするわね。
【chara 110311 face 6 (surprised)】
よっと……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103002_011
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
分かってると思うけど、
【chara 110311 face 3 (anger)】
変なところを触ったりしたらただじゃおかないからね?
voice: vo_adv_1103002_012
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
気を許し過ぎかしら?
【chara 110311 face 4 (sad)】
でも、この人混みの中でスズメを捜すのも一苦労だし。
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
それに、{player}が変なことするわけがないしね。
voice: vo_adv_1103002_014
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
……ああ、そっか。
【chara 110311 face 5 (shy)】
あたし、{player}に安心しちゃってるんだ……
voice: vo_adv_1103002_015
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
んっ……! 【chara 110311 face 1 (normal)】
あ、ごめんなさい、くすぐったかっただけ。
そうそう、そんな感じでよろしく。
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
塗り残しがないように、くまなくね……
【chara 110311 face 2 (joy)】
ふふ。なんだか王女様にでもなったみたい。
voice: vo_adv_1103002_017
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
きゃっ!?
ちょ、ちょっと、【chara 110311 face 3 (anger)】
誰が水着の下に
手を突っ込めなんて言ったのよ!?
voice: vo_adv_1103002_018
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
え? 塗り残してるところだから?
voice: vo_adv_1103002_019
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
それはそうだけど……【chara 110311 face 6 (surprised)】
ひゃん!?
【chara 110311 face 5 (shy)】
も、もう、変な声が出ちゃったじゃない!
voice: vo_adv_1103002_020
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
女の子の水着に指を差し込むってのがどういうことなのか
少しは察しなさいよね?
voice: vo_adv_1103002_021
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
ひぁあ!?
【chara 110311 face 5 (shy)】
ば、ばかっ、また入ってるじゃない!?
voice: vo_adv_1103002_022
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
え? 今のは指がすべっただけ?
【chara 110311 face 3 (anger)】
もうっ、紛らわしいのよ!!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1103002_023
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
はぁ。なんで遊ぶ前から疲れなくちゃいけないのよ……
【chara 110311 face 6 (surprised)】
でも確かに塗り残しはないみたいだし、【chara 110311 face 1 (normal)】
ありがとね。
voice: vo_adv_1103002_024
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
じゃあ、試しにその辺りを散歩して日差しを浴びてくるわ!
voice: vo_adv_1103002_025
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
{player}はゆっくりしてて……【chara 110311 face 6 (surprised)】
って、なに?
もしかしてついてくるつもり?
voice: vo_adv_1103002_026
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あたしが心配って……
【chara 110311 face 2 (joy)】
あはは、子どもじゃないんだから、迷子になんてならないわよ。
【chara 110311 face 1 (normal)】
それじゃあね。
voice: vo_adv_1103002_027
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
さてと、どこかのんびりできそうな場所は──
voice: vo_adv_1103002_028
荒くれ者:
【chara 911 face 1 (normal)】
おっ! 【chara 911 face 2 (joy)】
姉ちゃん、かわいいのぉ~!
ワシと海の家でお茶でもしねぇか?
voice: vo_adv_1103002_029
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
おあいにくさま、そういうのは間に合ってるわ。
ごきげんよう。
voice: vo_adv_1103002_030
サレン:
【chara 911 face 4 (sad)】
【chara 110311 face 3 (anger)】
まったくもう、せっかくの楽しい気分が台無しね。
【chara 110311 face 1 (normal)】
気を取り直して──
voice: vo_adv_1103002_031
男性:
【chara 312 face 1 (normal)】
おーい!
そこのかわいい彼女! 【chara 312 face 2 (joy)】
僕と遊びませんか?
voice: vo_adv_1103002_032
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
たった数歩しか歩いてないってのに……はぁぁ。
voice: vo_adv_1103002_033
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
ナンパには興味ないの。
今すぐあたしの前から消えてちょうだい。
voice: vo_adv_1103002_034
サレン:
【chara 312 face 4 (sad)】
【chara 110311 face 4 (sad)】
はぁ。結局一人でのんびりできる場所なんてないのね。
どこに行っても妙な目で見てくる男ばっかりだし。
voice: vo_adv_1103002_035
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あ……もしかして、
さっき{player}が心配してたのって、
このことだったのかしら?
Choice: (2) おーい!
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1103002_036
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
あら{player}、どうしたの?
voice: vo_adv_1103002_037
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
え? やっぱり心配だったから追いかけてきた?
【chara 110311 face 4 (sad)】
そ、そうなんだ。
voice: vo_adv_1103002_038
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
……あのさ、{player}。ちょっといい?
その、一度断っておいて気恥ずかしいんだけど──
voice: vo_adv_1103002_039
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
一緒にビーチを、歩いてくれないかしら……?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103002_040
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
ほら、見て!
あっちは人が少ないみたい!
行ってみましょうよ!
voice: vo_adv_1103002_041
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
ふふっ♪
{player}に来てもらって良かったわ。
voice: vo_adv_1103002_042
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
声をかけられたりしないし、
【chara 110311 face 2 (joy)】
さっきとは見違えるほど快適ね。
voice: vo_adv_1103002_043
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
{player}も役得でしょ?
こんなかわいい女の子とビーチを歩けるんだから♪
voice: vo_adv_1103002_044
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
ふふ、エレガントじゃなくてごめんね。
あたし、はしゃいじゃってる。
voice: vo_adv_1103002_045
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
でも仕方ないわよね!
海はこんなにもきれいで、空は突き抜けたみたいに明るくて……
【chara 110311 face 2 (joy)】
最高って、こういう時に使う言葉なのよ、きっと。
voice: vo_adv_1103002_046
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
こういう気持ちを一人で味わうなんて、もったいないもの。
やっぱり一人よりも、二人がいいわ。
voice: vo_adv_1103002_047
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
やっぱり持つべきものは、{player}みたいな──
voice: vo_adv_1103002_048
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
…………
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103002_049
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
ねえ、{player}。
あたしとあんたって、どういう関係なのかしら?
voice: vo_adv_1103002_050
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
『友達』……?
まぁ、【chara 110311 face 1 (normal)】
確かにそうね。
間違いではないと思うわ。
voice: vo_adv_1103002_051
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
でも、なんだか釈然としないのよね……
voice: vo_adv_1103002_052
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
改めて考えてみると、不思議ね。
あたしたちの関係って。
Choice: (3) 家族。
Choice: (4) 腐れ縁?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1103002_053
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
そう言い切ってくれるのはあんたが救護院になじんでる証拠だし、
うれしいんだけど、【chara 110311 face 4 (sad)】
なんていうか……
voice: vo_adv_1103002_054
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
なんであたし、ちょっと寂しいって思ってるんだろ。
Jump to tag 5
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1103002_055
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
う~ん、確かにそんな感じではあるわね。
【chara 110311 face 1 (normal)】
なんだかんだ同じところで暮らしたりしてるところとか。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1103002_056
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
うーん。どれもしっくりこないのよね。
もっときちんとした言葉で表現できる気がするんだけど……
voice: vo_adv_1103002_057
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
たとえば……
そうね……
voice: vo_adv_1103002_058
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
『恋人』……とか?
voice: vo_adv_1103002_059
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
な、なに考えてるんだろ、あたしったら……!
【chara 110311 face 3 (anger)】
大衆小説の読み過ぎだわ!
voice: vo_adv_1103002_060
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
{player}とあたしがそんな関係なわけないでしょ!?
【chara 110311 face 5 (shy)】
そんな関係なわけ……
voice: vo_adv_1103002_061
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
きゃ!? な、なによいきなり顔を近づけて!
【chara 110311 face 6 (surprised)】
え? 急に黙るから? 【chara 110311 face 4 (sad)】
それは……【chara 110311 face 3 (anger)】
なんでもないのっ。
voice: vo_adv_1103002_062
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
そ、それより、もっと海を楽しみましょ?
せっかく来たんだもの。
voice: vo_adv_1103002_063
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
ほら、一緒に行くわよ! {player}!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
サレンはどこか恥ずかしがったような様子で、
{player}の手を引いていくのだった。