サレン(サマー) 第3話
日も傾き始め、みんなのところに帰ろうとしたサレンと{player}。そんな二人の耳に、遊覧船座礁の一報が入る。救助活動を手伝い、今度こそ帰ろうとした二人の前に大量の魔物が立ちふさがる。
-------------- situation:
かけがえのない存在
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夏を満喫するように、
ビーチを散策するサレンと{player}。
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サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
あぁ、楽しかった~
【chara 110311 face 1 (normal)】
さてと。そろそろ日も傾く時間だし、みんなのところに戻りましょうか?
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男性1:
【chara 1111 face 3 (anger)】
いいか?
乗客の不安が募る前に、迅速に救助するぞ!
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男性2:
【chara 1011 face 4 (sad)】
で、でも先輩!
魔物が出てきたら、僕と先輩だけでどう戦うっていうんですか!?
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サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
なんだか穏やかじゃないわね……
【chara 110311 face 6 (surprised)】
ねえ、そこのあなた。なにがあったの?
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男性1:
【chara 1111 face 3 (anger)】
緊急の通信魔法があってね。
私たちが運営している遊覧船が、近くの島で座礁したそうなんだ。
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男性1:
【chara 1111 face 4 (sad)】
救助に向かいたいんだが、魔物がよく現れる地域だから
みんな怯えてしまって……
Choice: (1) 協力してあげたい。
----- Tag 1 -----
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
そうね。あたしもあんたと同じ気持ちよ。
【chara 110311 face 3 (anger)】
困っている人を見過ごすなんてできないわ。
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
ねえ、あたしたちも一緒に行くわ。
手伝わせてちょうだい!
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男性2:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
本当ですか!?
【chara 1011 face 2 (joy)】
あ、ありがとうございます! 【chara 1011 face 3 (anger)】
ではご同行、よろしくお願いします!
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サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
座礁した船っていうのは、あれね。
【chara 110311 face 1 (normal)】
それじゃあ早速始めますか。
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サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
みなさーん! いったん船から降りてください!
誘導に従って、向こうの救助船に移りましょう!
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女性:
【chara 411 face 1 (normal)】
ありがとうございます……!
さあ行きましょう。ビーチでパパが待ってるわ。
voice: vo_adv_1103003_012
女の子:
【chara 211 face 1 (normal)】
お姉ちゃん、ありがとう!
voice: vo_adv_1103003_013
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
……魔物が出てくる気配はないわね。
【chara 110311 face 4 (sad)】
このまま無事にビーチに戻れるといいんだけど。
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
よし、あとはあたしたちが乗るだけよ。
【chara 110311 face 2 (joy)】
あんたも、みんなの誘導を手伝ってくれてありがとね。
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女性:
【chara 411 face 6 (surprised)】
きゃあっ!?
voice: vo_adv_1103003_016
男性2:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
船が揺れてる!?
なにが起きたんだ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1103003_017
女の子:
【chara 211 face 4 (sad)】
お船のまわりに魔物がいっぱいいる!
怖いよー!!
voice: vo_adv_1103003_018
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
なんですって!? 【chara 110311 face 3 (anger)】
こんな時に……!
Choice: (2) 僕に任せて!
----- Tag 2 -----
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サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
任せてって、【chara 110311 face 3 (anger)】
まさかあんた、一人でおとりになるつもり!?
あの魔物の数が見えないの!?
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サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
仕方ないわね……!
ねえ、急いで船を出して! あたしたちが時間を稼ぐわ!
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男性1:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
お、おい!
君たちはどうするんだ!?
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サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
あたしたちは大丈夫よ! 上手くやるわ!
【chara 110311 face 3 (anger)】
今ならまだ間に合うから、早く!
voice: vo_adv_1103003_023
男性1:
【chara 1111 face 4 (sad)】
……すまんっ! 【chara 1111 face 3 (anger)】
必ず助けに来るからな!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1103003_024
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
船を壊そうとするなら容赦しないわよ!
【chara 110311 face 1 (normal)】
いつものやつ、お願い!
voice: vo_adv_1103003_025
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
んん……やっぱりあんたの強化の力って凄いわね!
【chara 110311 face 3 (anger)】
あとはあたしに任せなさい! てやぁあ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1103003_026
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
続けざまに、もう一撃!
せいっ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1103003_027
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
よし、この調子で魔物を一掃するわよ!
voice: vo_adv_1103003_028
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
はぁぁ……全部片付いたわね。
【chara 110311 face 2 (joy)】
あとはゆっくり救助を待ちましょう。
voice: vo_adv_1103003_029
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
まったくもう、とんだバカンスになっちゃったわ……
voice: vo_adv_1103003_030
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
は、はくしゅっ!
肌寒くなってきたわね。日も沈みそうだし。
voice: vo_adv_1103003_031
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
え? なにも着せられるものがなくてごめん?
【chara 110311 face 1 (normal)】
そんなのあんたのせいじゃないでしょ。
【chara 110311 face 2 (joy)】
でも、ありがとう。
voice: vo_adv_1103003_032
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
そんなことより……
あんた、なんで一人で魔物に向かっていったの?
voice: vo_adv_1103003_033
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
ぽかんとした顔してないで、真面目に聞いてよね。
あたし、怒ってるのよ?
voice: vo_adv_1103003_034
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
どうせあんたのことだから、
みんなを助けたい一心でそうしたんでしょうけど……
voice: vo_adv_1103003_035
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
あんたが怪我したりしたら悲しむ人間だっているんだからね?
【chara 110311 face 4 (sad)】
そのこと、忘れないでちょうだい。
Choice: (3) 本当にごめん……
Choice: (4) サレンちゃんも悲しむ?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1103003_036
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
うぅっ……
そ、そんな悲しそうな顔しないでよ?
【chara 110311 face 4 (sad)】
あたしもちょっと言い過ぎたわ。
Jump to tag 5
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1103003_037
サレン:
【chara 110311 face 3 (anger)】
当たり前でしょ?
【chara 110311 face 4 (sad)】
あんたが飛び出していった時、冷や汗をかいたもの。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1103003_038
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
……でもね。あんたのそういうところ、
素直にすごいと思ってるのよ?
voice: vo_adv_1103003_039
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
だって、自分の危険を顧みずに人を助けるなんて
なかなかできることじゃないもの。
voice: vo_adv_1103003_040
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
ほんっと、その行動力といい、優しいところといい──
voice: vo_adv_1103003_041
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
…………
voice: vo_adv_1103003_042
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
え? なにを考えてるのかって?
ゆ、夕日がきれいだなって、眺めてただけよ。
あんたもそう思わない?
voice: vo_adv_1103003_043
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
……ねえ。
さっき、あたしとあんたがどういう関係かって話、したわよね?
voice: vo_adv_1103003_044
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あたし……あんたのことを、
【chara 110311 face 1 (normal)】
『パートナー』だって思ってるわ。
voice: vo_adv_1103003_045
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
時には背中を預け合ったり、
時には迷惑をかけたり、かけられたりしながら……
変わらずに、一緒にいたいと思える関係。
voice: vo_adv_1103003_046
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
そんなあたしたちにぴったりの言葉じゃない?
voice: vo_adv_1103003_047
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
それで……さ。
これは、あたしの願望みたいなものなんだけど。
voice: vo_adv_1103003_048
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
あたし、あんたと──
voice: vo_adv_1103003_049
サレン:
【chara 110311 face 5 (shy)】
これからも一緒にいられたらいいなって思ってる……
【chara 110311 face 4 (sad)】
なんて言ったら引かれちゃうかしら……?
voice: vo_adv_1103003_050
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
えっ、沖の方に光が見える?
【chara 110311 face 1 (normal)】
あぁ、本当ね。救助の船みたい……【chara 110311 face 2 (joy)】
良かったわ。
voice: vo_adv_1103003_051
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
もう、間がいいんだか、悪いんだか……
voice: vo_adv_1103003_052
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
まだこういう話をするのは早いわよね。
【chara 110311 face 4 (sad)】
こいつだって、記憶がはっきりしてないわけだし。
voice: vo_adv_1103003_053
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
いつか【chara 110311 face 2 (joy)】
話せる日が来てくれたら、いいのにな……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
沖にちらつく光を眺めながら、物思いにふけるサレンだった。