サレン(サマー) 第4話
子どもの頃ビニールプールで遊んだことを咲恋が懐かしんでいると、当時使ったものがまだ残っていると{player}が言い出す。照れながらも久しぶりにビニールプールで遊ぶことになる咲恋であった。
-------------- situation:
思い出のビニールプール
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
サレンと{player}が
救助船の到着を待っていると──
voice: vo_adv_1103004_000
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
んん……?
なんだか様子がおかしくない?
voice: vo_adv_1103004_001
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
船が見えないのに、光だけがどんどん近づいてくる。
【chara 110311 face 4 (sad)】
どういうこと……?
voice: vo_adv_1103004_002
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
んんっ、光が、強くなって……
眩しい……! なんなのよ、これ……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103004_003
咲恋:
【chara 102832 face 2 (joy)】
ん~!
このキーンとする感じ、たまらないわ!
voice: vo_adv_1103004_004
咲恋:
【chara 102832 face 2 (joy)】
やっぱり夏は駄菓子屋のアイスよね~!
ラムネもゼリーもあるし、避暑地より涼しい夏の出来上がりよ!
voice: vo_adv_1103004_005
咲恋:
【chara 102832 face 1 (normal)】
これだけ食べても格安で済ませられるし。
【chara 102832 face 2 (joy)】
ほんっと、駄菓子屋って、心と夢とお腹が膨らんで幸せよね~♪
あっ、かき氷もいいわね! 食べたくなっちゃった!
voice: vo_adv_1103004_006
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
うん? お腹を壊すかも?
【chara 102832 face 1 (normal)】
大丈夫よ、あたし、そんなにやわじゃないから。
voice: vo_adv_1103004_007
咲恋:
【chara 102832 face 2 (joy)】
それに、久しぶりに来たんだもの。
充分に満喫しなきゃ損だわ。
voice: vo_adv_1103004_008
咲恋:
【chara 102832 face 2 (joy)】
なんて、ちょっとはしゃぎ過ぎかしら?
【chara 102832 face 1 (normal)】
ここに来るとついつい童心に帰っちゃうのよね~
voice: vo_adv_1103004_009
咲恋:
【chara 102832 face 2 (joy)】
あっ、見て!
あそこにいる子たち、ビニールプールで遊んでる!
あれも懐かしいわね~!
voice: vo_adv_1103004_010
咲恋:
【chara 102832 face 1 (normal)】
あたしたちも遊んだこと、あったわよね。
ほら、{player}の家のやつで。
voice: vo_adv_1103004_011
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
えっ? あんたも覚えてる?
【chara 102832 face 2 (joy)】
ふふっ、なんだかうれしいわね。
Choice: (1) 家にまだあるよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1103004_012
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
えっ、ほんとに!?
【chara 102832 face 1 (normal)】
やるじゃない!
物を大事にするのって、大切よね!
Choice: (2) 今から遊んでみる?
Choice: (3) せっかくだし入っていく?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1103004_013
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
遊ぶって、あたしたちが!?
【chara 102832 face 4 (sad)】
さすがにそれは無理があるんじゃない……?
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1103004_014
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
あ、あのプールに!?
いくらなんでも恥ずかし過ぎるわよ!
【chara 102832 face 5 (shy)】
あたしたち、もう高校生だって分かってる?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1103004_015
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
で、でも……
そうね、【chara 102832 face 1 (normal)】
ちょっと見てみたい気もするわね?
ほら、思い出の品だし?
voice: vo_adv_1103004_016
咲恋:
【chara 102832 face 6 (surprised)】
あたしの家でなら……まぁ……
【chara 102832 face 1 (normal)】
少しくらい! 少しくらいなら遊ぶのも……
【chara 102832 face 2 (joy)】
悪くないかもね……?
voice: vo_adv_1103004_017
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
うわぁ、懐かしい!
そうそう、このビニールプールよ!
voice: vo_adv_1103004_018
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
……って、どうしたの?
あたしの身体になにか付いてる?
Choice: (5) 水着がかわいい。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1103004_019
咲恋:
【chara 110331 face 5 (shy)】
え? ああ、まぁ……【chara 110331 face 1 (normal)】
そう言われると悪い気はしないわね。
ありがとう。
voice: vo_adv_1103004_020
咲恋:
【chara 110331 face 4 (sad)】
でもこれ、新調したやつじゃないのよね。
着られると思って新しいの、準備してなかったんだけど、
【chara 110331 face 1 (normal)】
ちゃんと入って良かったわ。
voice: vo_adv_1103004_021
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
あ……
ち、違うからね?
成長してないからサイズが変わってないとかじゃないのよ?
voice: vo_adv_1103004_022
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
長く着られるようにって、サイズ大きめのものを買ってたの!
【chara 110331 face 3 (anger)】
だから今ぴったり着られるってことは、
むしろちゃんと成長してるってわけで……
voice: vo_adv_1103004_023
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
と、とにかくそういうことだから!
【chara 110331 face 1 (normal)】
そんなことより、遊びましょ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103004_024
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
んんん~っ! 気持ちいい~!
voice: vo_adv_1103004_025
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
こういうのもいいわね。
ビーチで芋洗いになるよりよっぽどエレガントかも?
voice: vo_adv_1103004_026
咲恋:
【chara 110331 face 1 (normal)】
それに、童心に帰れるっていうか……
ほら、{player}も入れば?
voice: vo_adv_1103004_027
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
え? 狭くて入れない?
voice: vo_adv_1103004_028
咲恋:
【chara 110331 face 1 (normal)】
まあ、確かにそうかも……
子どもの頃は4、5人くらいですし詰めになってたのにね。
voice: vo_adv_1103004_029
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
じゃあ、あんたにも涼しさをおすそ分けしてあげるわ。えいっ!
voice: vo_adv_1103004_030
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
ふふっ、驚いた顔しちゃって。油断してたわね?
どんどんいくわよー、それっそれっ♪ あはははっ!
voice: vo_adv_1103004_031
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
あれ? ちょっと、どこに行くのよ……って、
こ、こら、ホースを使うなんて反則じゃない!?
voice: vo_adv_1103004_032
咲恋:
【chara 110331 face 6 (surprised)】
ひゃん!? 【chara 110331 face 2 (joy)】
あはははっ! やめてやめてっ、冷たいってば!
変な声が出ちゃうでしょ♪
voice: vo_adv_1103004_033
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
あとで覚えてなさい?
{player}もずぶ濡れにしてやるんだから!
voice: vo_adv_1103004_034
咲恋:
【chara 110331 face 2 (joy)】
ふふっ、ふふふ! ああ、楽し~っ♪
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1103004_035
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
はい、お疲れ~
【chara 190011 face 2 (joy)】
どうだった? ひと夏の思い出は。
楽しそうだったじゃない。
voice: vo_adv_1103004_036
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
サレンちゃん、
いつもと違って子どもみたいに無邪気だったわね~
もうほんっと、かわいい。
voice: vo_adv_1103004_037
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
あの子にとっての{player}って、
ただの幼なじみってだけじゃなくて、きっと大切な──
voice: vo_adv_1103004_038
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
おっと。
【chara 190011 face 2 (joy)】
わたしが言っちゃったら野暮ってもんよね。
【chara 190011 face 1 (normal)】
これはいつか、あの子が口にしなきゃいけないことだわ。
voice: vo_adv_1103004_039
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ま、あんたはこれからもサレンちゃんのそばにいてあげなさい。
【chara 190011 face 2 (joy)】
それじゃ、またね~
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103004_040
サレン:
【chara 110311 face 4 (sad)】
ん、んんぅ……あれ?
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あたし、寝ちゃってたんだ……
voice: vo_adv_1103004_041
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あら、{player}も寝てたの?
【chara 110311 face 1 (normal)】
二人そろって寝ちゃうなんて、あたしたち疲れてたのかしら。
まぁ、いろいろあったものね……
voice: vo_adv_1103004_042
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
……なによ、にやにやして。
【chara 110311 face 1 (normal)】
楽しい夢でも見てた?
voice: vo_adv_1103004_043
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
だったら奇遇ね、あたしもなの。
【chara 110311 face 6 (surprised)】
でも、ちょっと不思議な感じだったわ。
voice: vo_adv_1103004_044
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
遠い昔のことみたいな……
でも、小さい頃のあたしの思い出とかじゃなくて……
voice: vo_adv_1103004_045
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
まるで前世の記憶……みたいな感じかしらね。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1103004_046
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
って、【chara 110311 face 4 (sad)】
んん、眩しっ……!
まさかまたあの光!?
voice: vo_adv_1103004_047
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
……じゃない、【chara 110311 face 1 (normal)】
わね。
今度はちゃんと船が見えるわ。
ようやく救助船が来てくれたみたい。
voice: vo_adv_1103004_048
サレン:
【chara 110311 face 1 (normal)】
はぁ~
これでようやく、あたしたちも帰れるのね。
voice: vo_adv_1103004_049
サレン:
【chara 110311 face 6 (surprised)】
あっ、そういえば日焼け止め……!
【chara 110311 face 2 (joy)】
うんうん、ちゃんと効果があるみたい!
肌が全然痛くないもの。
voice: vo_adv_1103004_050
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
救護院に戻ったら、さっそく量産化の準備をしなくっちゃ。
これは間違いなく売れるわよ!
Choice: (6) 戻ったら大忙しだね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1103004_051
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
ふふ、そうかもね。
【chara 110311 face 1 (normal)】
忙しくなる前に夏の思い出が作れて、良かったわ。
voice: vo_adv_1103004_052
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
それも全部、{player}のおかげよ。
ありがとう。
voice: vo_adv_1103004_053
サレン:
【chara 110311 face 2 (joy)】
……また、機会があったら来ましょうね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後、救護院に帰る間もずっと、
サレンは満足そうに微笑んでいた。