クロエ 第7話
クロエのバイト先に教務主任が訪れる。校則違反が発覚すれば退学も免れない。青ざめるクロエだったが、その危機を救ってくれたのは{player}と、あの同級生たちだった。


-------------- situation:
クロエ勤労日報/飲食店編
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 勤労バイト少女のクロエは、
休日に古着店で働くだけでは飽き足らず、
平日の学校帰りにも飲食店で働いていた。

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クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 つーわけで、
コース料理は以上で完パケでーす。
どうぞごゆっくれー

voice: vo_adv_1108007_001
女性客:
【chara 1511 face 6 (surprised)】 あらあら、すごい量ねえ!
【chara 1511 face 2 (joy)】 私たちだけで食べきれるかしら、ほほほ。

voice: vo_adv_1108007_002
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 おし、一息ついた。
この時間帯はこれ以上あんま客も来ない系だし、
夜になるまでは実質プチ休憩ってカンジかな。

voice: vo_adv_1108007_003
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 ぷふー……

voice: vo_adv_1108007_004
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 んぁ、そういや……

voice: vo_adv_1108007_005
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 今日は来ないな、あの迷子……
どこほっつき迷ってンだろ……

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クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 まあ……いいけど、どーだって……

voice: vo_adv_1108007_007
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 あ。

voice: vo_adv_1108007_008
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 ちょー、ちょー
{player}、どこ行くの。

Choice: (1) こんにちは。
----- Tag 1 -----
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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 いやコンニチワとかじゃなくて。
【chara 110811 face 4 (sad)】 迷子の分際でなに脇目も振らず一直線にテクついてんの。

voice: vo_adv_1108007_010
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 迷子なら迷子らしく、
迷わずうちの働いてる店に飛びこんできーよ。

Choice: (2) 今日は迷っていない。
----- Tag 2 -----
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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 え、そうなの。
そういうパティーンもあんの。
年中無休で一生さまよい歩いてるわけじゃないの。

voice: vo_adv_1108007_012
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 ふーん。
え、じゃあ何、寄ってかないの。
【chara 110811 face 1 (normal)】 うち今ここの店でバイトしてンだけど。

Choice: (3) 寄って行った方がいいの?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1108007_013
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 や、べつに……いんだけど、どっちでも。

voice: vo_adv_1108007_014
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 いんだけどー
【chara 110811 face 1 (normal)】 とはいえ寄ってくなら何かおごるよ。
今なら店、暇な方だし。

Choice: (4) お客さんいっぱい入ってるみたいだけど?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1108007_015
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あ?
あー、まー、【chara 110811 face 1 (normal)】 そう見えるかもだけど、
団体客だから扱い的には一枠だし。

voice: vo_adv_1108007_016
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 てゆか実際、
この店ってボリューム売りの大皿料理がメインでさ。
来るお客サンもだいたい団体とかグループなんだよね。

voice: vo_adv_1108007_017
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 ちなみに味は保証するけど。どうする。

Choice: (5) じゃあ寄って行く。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1108007_018
クロエ:
【chara 110811 face 2 (joy)】 ん。そうしとき。

voice: vo_adv_1108007_019
女性客:
【chara 1511 face 1 (normal)】 あ、店員さーん!
オーダー追加よろしいですかー?

voice: vo_adv_1108007_020
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 うぃーす、うけたまー

voice: vo_adv_1108007_021
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 ごめ{player}、なんかうち呼ばれちゃった。
どっかテキトーに座っといて。

voice: vo_adv_1108007_022
男性客:
【chara 1411 face 1 (normal)】 さあさあ先生方、入った入った!
【chara 1411 face 2 (joy)】 いやあ、ここの海鮮鍋が美味しくてねえ!

voice: vo_adv_1108007_023
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 っとー、新しい団体客来た。

voice: vo_adv_1108007_024
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 しゃーせー
ただいまご案内いたしま【chara 110811 face 6 (surprised)】 げええっ!

voice: vo_adv_1108007_025
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 あら? 貴女は当学院の……

voice: vo_adv_1108007_026
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 やっば、教務主任……!? 

voice: vo_adv_1108007_027
女性教員:
【chara 3211 face 3 (anger)】 お待ちなさい、クロエさんですね。

voice: vo_adv_1108007_028
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 うっわぁー……マジか、リアルに最悪……

voice: vo_adv_1108007_029
男性客:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 どうしました、マザー?

voice: vo_adv_1108007_030
女性教員:
【chara 3211 face 2 (joy)】 皆さんはお先にどうぞ。
【chara 3211 face 1 (normal)】 私はこちらのお嬢さんと話があります。

voice: vo_adv_1108007_031
クロエ:
【chara 3211 face 3 (anger)】 【chara 110811 face 6 (surprised)】 どうしよ……
【chara 110811 face 4 (sad)】 校則破ってバイトしてんのバレたらヤバヤバのヤバじゃん。

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クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 退学だけはマジ勘弁……なんとか誤魔化さなきゃ……

voice: vo_adv_1108007_033
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 貴女、もしかして……【chara 3211 face 3 (anger)】 こちらで働いているのですか。

voice: vo_adv_1108007_034
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 や、まさかっす。【chara 110811 face 1 (normal)】 ただの客っす。

voice: vo_adv_1108007_035
女性教員:
【chara 3211 face 4 (sad)】 ですが今、私たちに
いらっしゃいませと言いませんでしたか?

voice: vo_adv_1108007_036
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あ、まあ、そーなんすけど……
それは、あの……【chara 110811 face 4 (sad)】 なんてか、ちょっと……
ボランティアっていうか? 【chara 110811 face 1 (normal)】 ノリで一瞬手伝ってました。

voice: vo_adv_1108007_037
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 手伝い?

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クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 そっす。自分ホント、ただの客でしかないんすけど、
なんかこの店、人手が足りなくて忙しそうだったんで。
見過ごせなかったってか、【chara 110811 face 2 (joy)】 こーゆーの慣れてるんでつい。

voice: vo_adv_1108007_039
女性教員:
【chara 3211 face 3 (anger)】 慣れている?

voice: vo_adv_1108007_040
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あああ、いや、ちがくて。接客的な意味じゃなくて。
つまり、料理とか配膳とかそういう?
【chara 110811 face 1 (normal)】 うち昔から、自宅ではフツーに家事とかやる系なんで。

voice: vo_adv_1108007_041
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 クロエさんが家事を……?
【chara 3211 face 4 (sad)】 にわかには信じがたい話ですね。

voice: vo_adv_1108007_042
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 いや、そこだけはマジでガチです。

voice: vo_adv_1108007_043
女性客:
【chara 1511 face 4 (sad)】 すみませーん!
店員さん、こっちまだですかー!

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クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 さーせん、ただいまー!
【chara 110811 face 4 (sad)】 えっとぉー……センセ?

voice: vo_adv_1108007_045
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 結構です。
慈善の奉仕ということなら、
私にも校則にも止める理由はありません。

voice: vo_adv_1108007_046
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 マジすか。
【chara 110811 face 1 (normal)】 じゃあ続けていんすか。

voice: vo_adv_1108007_047
女性教員:
【chara 3211 face 2 (joy)】 むしろ褒められるべき行いですよ。
貴女は私たちと同じ、一介の客でありながら──

voice: vo_adv_1108007_048
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 ──うん?

voice: vo_adv_1108007_049
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 な、なんすか。

voice: vo_adv_1108007_050
女性教員:
【chara 3211 face 3 (anger)】 クロエさん。
貴女はただの客だと言いましたね。
では、この店にはどなたと?

voice: vo_adv_1108007_051
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ハ? え、なんで……

voice: vo_adv_1108007_052
女性教員:
【chara 3211 face 3 (anger)】 お見受けしたところ、
こちらはあまり一人で立ち寄るたぐいのお店では
ないように思えますが。

voice: vo_adv_1108007_053
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 するどっ! 何このおばちゃん、敏腕探偵かよ。

voice: vo_adv_1108007_054
女性教員:
【chara 3211 face 3 (anger)】 仮にお連れの方々が見えないようなら、
貴女にかかった嫌疑を有耶無耶にはできません。
お店の責任者から詳しいお話を伺うことにいたします。

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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ヤバだ……これマジでヤバだな……

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クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 しゃーない。
悪いけど、ここは{player}に協力してもらおう……

voice: vo_adv_1108007_057
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ああいや、もちろん一人じゃないすよ?
【chara 110811 face 1 (normal)】 友達が一緒っす、えーっと、あいつどこ行った──

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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ──えっ? 

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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 うそ……あいつ、出てっちゃった……【chara 110811 face 4 (sad)】 え、なんで……

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クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 や、まあ、そっか……そうだよね……
こんな他人のあからさまな面倒事に巻きこまれンの、
フツーに考えたら誰だって迷惑だもんね……

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クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 あいつなら助けてくれるなんて、
勝手に期待しちゃったうちの甘えだ。
【chara 110811 face 1 (normal)】 忘れるな、世界はそんなに優しくない。

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女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 クロエさん?

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クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 ぷふー……詰んだ、マジ詰み。

voice: vo_adv_1108007_064
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 どうしたのですか。
【chara 3211 face 3 (anger)】 お友達の方はいらっしゃらないのですか。

voice: vo_adv_1108007_065
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 はい。
いません。

voice: vo_adv_1108007_066
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 ごめん、母さん。
せっかくいいガッコ入れてくれたのに。

voice: vo_adv_1108007_067
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 先生、さーせん。
実はうち、ここで──

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女学生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 クロエさん!

voice: vo_adv_1108007_069
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あ? あれ、あんたら……

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女学生2:
【chara 3111 face 1 (normal)】 まあ、クロエさんったら、お早い御到着!
お待たせして申し訳ありませんでしたわ。

voice: vo_adv_1108007_071
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】 貴女たち……我が校の生徒ではありませんか。
【chara 3211 face 4 (sad)】 なんです、制服のままで寄り道だなんてはしたない。

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女学生1:
【chara 2911 face 2 (joy)】 ごきげんよう、マザー
【chara 2911 face 1 (normal)】 わたくしたち、こちらで親睦の夕餉を囲む約束でしたの。

voice: vo_adv_1108007_073
女学生2:
【chara 3111 face 1 (normal)】 さあ、皆さん。パーティーを始めましょう。
【chara 3111 face 2 (joy)】 クロエさんも、ほら、ぼーっとなさってないで。

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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あ?
【chara 110811 face 4 (sad)】 いや、ていうか……今ちょっと立てこんでて……

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女学生1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】 そんなことおっしゃらないで。
時間が勿体ないですわ。
【chara 2911 face 1 (normal)】 マザー、クロエさんをお借りしても?

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女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 ……結構です。
今日のところは、貴女方の友情を信じることにしましょう。

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女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】 クロエさんはボランティア活動にしっかり精を出すように。
【chara 3211 face 2 (joy)】 ごきげんよう。

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クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 行っちゃった……え、何コレ。

voice: vo_adv_1108007_079
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 えーと……?
なんかイマイチ話が見えないんだけど……

voice: vo_adv_1108007_080
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 でも、とりま、めっちゃ助かった。
【chara 110811 face 2 (joy)】 みんな、ありがと。

voice: vo_adv_1108007_081
女学生1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】 そんな!
お礼を言わなければならないのはわたくしたちの方ですわ!

voice: vo_adv_1108007_082
女学生2:
【chara 3111 face 1 (normal)】 クロエさん。
先日は危ないところを助けてくださって、
【chara 3111 face 2 (joy)】 本当にありがとうございました。

voice: vo_adv_1108007_083
女学生2:
【chara 3111 face 4 (sad)】 あの場では動転していて何も言えずに……すみません。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1108007_084
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あー、あんときの……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1108007_085
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 いや、あんなん、べつに。
うちもたまたま居合わせただけだし、そんな気にしないでも。

voice: vo_adv_1108007_086
女学生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 かっこいい……
お強いうえに慎ましくていらっしゃる……
【chara 2911 face 2 (joy)】 流石はクロエさんですわ!

voice: vo_adv_1108007_087
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ハ?

voice: vo_adv_1108007_088
女学生2:
【chara 2911 face 1 (normal)】 【chara 3111 face 4 (sad)】 じ、実はわたくしたち!
【chara 3111 face 1 (normal)】 入学式でクロエさんを一目お見掛けして以来、
ずっと秘かに憧れていましたの!

voice: vo_adv_1108007_089
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あ? え、なんて?

voice: vo_adv_1108007_090
女学生1:
【chara 2911 face 4 (sad)】 わたくしたちは今までの人生、
限られた世界で大人たちの言うがまま生きてきました……

voice: vo_adv_1108007_091
女学生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 ですからクロエさんのように、
何者にもまつろわず自分を貫いていらっしゃる不良の方は、
とても尊く目映い存在なのです。

voice: vo_adv_1108007_092
女学生2:
【chara 3111 face 4 (sad)】 不良の方にお声掛けするなんて、
あまりに畏れ多くてなかなか勇気が出ませんでしたけど、
【chara 3111 face 1 (normal)】 いつかお友達になりたいと、ずぅーっと思っていましたの。

voice: vo_adv_1108007_093
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 お友達……

voice: vo_adv_1108007_094
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あ……【chara 110811 face 7 (special_a)】 ははっ。
なんだ、そーゆーことだったんだ。
【chara 110811 face 6 (surprised)】 や、それは全然……いいけど、べつに……

voice: vo_adv_1108007_095
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 いんだけど、ちなみにうち不良ではないからね。

voice: vo_adv_1108007_096
女学生1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】 ほ、本物ですわ!
【chara 2911 face 1 (normal)】 本物の不良の方は、
不良であることさえ否定すると言いますもの!

voice: vo_adv_1108007_097
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 や、そーゆんじゃなくて。
シンプルにカタギだから。

voice: vo_adv_1108007_098
女学生1:
【chara 2911 face 5 (shy)】 かっこいいですわ……

voice: vo_adv_1108007_099
女学生2:
【chara 3111 face 2 (joy)】 尊いですわ……

voice: vo_adv_1108007_100
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 あれ、意外とひとの話聞かねーなこいつら。

voice: vo_adv_1108007_101
女学生1:
【chara 2911 face 4 (sad)】 はあ……わたくしたちも、
クロエさんのように社会への反骨精神を育みたいと思って、
注意勧告が出ている場所に踏みこんだりもしてみましたけれど。

voice: vo_adv_1108007_102
女学生2:
【chara 3111 face 4 (sad)】 やはりクロエさんのように格好よくは参りませんでしたわ……

voice: vo_adv_1108007_103
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ちょ、待って。ひょっとしてあんとき、
あんたらがあの森にいたのって、うちのせいなの。
【chara 110811 face 4 (sad)】 何ソレ、さりげ衝撃の事実なんだけど。

voice: vo_adv_1108007_104
クロエ:
【chara 110811 face 3 (anger)】 あのさ。やめてくんない、そーゆうの。
父兄から苦情とか来ちゃうやつだから。
【chara 110811 face 1 (normal)】 最近コンプライアンスとかうるさめだから。

voice: vo_adv_1108007_105
女学生1:
【chara 3111 face 1 (normal)】 【chara 2911 face 6 (surprised)】 あっ!
そうですわ、【chara 2911 face 1 (normal)】 それはさて置き──

voice: vo_adv_1108007_106
クロエ:
【chara 110811 face 4 (sad)】 さて置くな、コンプラを。

voice: vo_adv_1108007_107
女学生1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】 ──先ほどの、クロエさんの舎弟の方にも、
一言お礼を申し上げたかったのですが……

voice: vo_adv_1108007_108
女学生2:
【chara 3111 face 4 (sad)】 残念、もうお帰りになられたようですわね。
【chara 3111 face 1 (normal)】 ついさっきまで、
そこの窓からこちらの様子をご覧になっていらしたのに。

voice: vo_adv_1108007_109
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 舎弟?
え、誰?

voice: vo_adv_1108007_110
女学生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 ですから……
あの森でクロエさんと一緒に
わたくしたちを助けてくださった男性の方ですわ。

voice: vo_adv_1108007_111
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 あー、{player}。

voice: vo_adv_1108007_112
女学生2:
【chara 3111 face 1 (normal)】 はい。
あの方が、お店の横を通りがかったわたくしたちに気付いて、
呼びとめてくださったんです──

voice: vo_adv_1108007_113
女学生2:
【chara 3111 face 2 (joy)】 ──クロエさんを助けてほしい、とおっしゃって。

voice: vo_adv_1108007_114
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 え…………マジで?

voice: vo_adv_1108007_115
女学生1:
【chara 2911 face 1 (normal)】 マジですわ。

voice: vo_adv_1108007_116
女学生2:
【chara 3111 face 1 (normal)】 ガチですわ。

voice: vo_adv_1108007_117
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ああ……そう……

voice: vo_adv_1108007_118
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 ふーん、そうだったんだ。
【chara 110811 face 1 (normal)】 それで{player}、いきなり店を出てったのか……

voice: vo_adv_1108007_119
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 そっか……
そういえばうち、前に学校での空気
あいつにポロっと喋ったことあったっけ……

voice: vo_adv_1108007_120
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 それで……自分が助けるよりか、
この子たちに助けさせた方がいいと思って……

voice: vo_adv_1108007_121
クロエ:
【chara 110811 face 2 (joy)】 なんだ。
あいつ、やっぱいいやつじゃん。

voice: vo_adv_1108007_122
クロエ:
【chara 110811 face 6 (surprised)】 てか、カッコいいやつじゃん。
【chara 110811 face 5 (shy)】 そんなん、礼ぐらい言わせろっての。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ここにはいない{player}に対して、
口を尖らせつつも
胸に淡いものを覚えるクロエであった。

voice: vo_adv_1108007_123
クロエ:
【chara 110811 face 1 (normal)】 ちなみに、アレべつに舎弟ではないし、
そもそも、うち不良じゃないからね?

voice: vo_adv_1108007_124
女学生1:
【chara 2911 face 5 (shy)】 か、かっこいい……

voice: vo_adv_1108007_125
女学生2:
【chara 3111 face 2 (joy)】 さすが不良のクロエさんですわ……