ユニ 第3話
ユニの研究室『象牙の塔』を訪れた{player}。世俗に疎いユニは不器用な方法で歓迎しつつ、自身の特殊な生い立ちや現在の孤独な境遇を語る。それを聞いた{player}は再訪を約束した。
-------------- situation:
実践的当世おもてなし入門
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ユニからの手紙で買い出しを頼まれた{player}は、
ランドソルの街で指定の研究用素材を買い揃えたあと、
聖テレサ女学院を訪れて彼女の居場所を探していた。
voice: vo_adv_1110003_000
女生徒1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
きゃあ!?
だ、男性の方が……なぜ、わたくしたちの学院に……?
voice: vo_adv_1110003_001
女生徒2:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
なにやら挙動が不審ですわね。
【chara 3111 face 4 (sad)】
きょろきょろと、まるで何かを物色しているような……
voice: vo_adv_1110003_002
女生徒2:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
もし? そこの御仁。
おそれいります、本日はどういったご用向きで当学院へ?
Choice: (1) ユニ先輩を探しています。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1110003_003
女生徒2:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
ユニ、さん? 【chara 3111 face 4 (sad)】
ええと、どなたかしら……
voice: vo_adv_1110003_004
女生徒1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
あ……
もしかして、あの方ではなくて?
【chara 2911 face 1 (normal)】
ほら、在学中に名誉博士の称号を賜った、特例クラスの。
voice: vo_adv_1110003_005
女生徒2:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
あらいやだ、ユニ博士のことでしたの?
【chara 3111 face 1 (normal)】
開校以来の才媛と名高い『小さな賢者』。
あの方は『特例』ですから、教室にはお見えになりませんわ。
voice: vo_adv_1110003_006
女生徒2:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
どちらにいらっしゃるかも存じあげません。
【chara 3111 face 1 (normal)】
わたくし共一般生徒にとっては、雲の上の方ですから。
voice: vo_adv_1110003_007
女生徒1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
高みに籠って仙人のような暮らしをしている、
などと風の便りに聞いたことはありますけれど……
voice: vo_adv_1110003_008
女生徒2:
【chara 3111 face 2 (joy)】
あら?
丁度よいところに、教務主任がお見えになったわ。
【chara 3111 face 1 (normal)】
あの方に伺ってみましょう。
voice: vo_adv_1110003_009
女生徒2:
【chara 3111 face 1 (normal)】
ごきげんよう、マザー!
あのう、こちらの男性が──
voice: vo_adv_1110003_010
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】
んまあ、何事です、大きな口を開けてはしたない。
【chara 3211 face 4 (sad)】
わたくしなどは世に生を受けての産声以来、
人前で大声をあげたことなど一度たりと【chara 3211 face 6 (surprised)】
ぎょわああ男ォー!?
voice: vo_adv_1110003_011
女性教員:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
【chara 3211 face 6 (surprised)】
そっ、そ、そこの男! 何をしているのです!
【chara 3211 face 3 (anger)】
わたくしの生徒から離れなさい、破廉恥な!
voice: vo_adv_1110003_012
女生徒1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
と、突然どうなさったのですか、マザー……?
voice: vo_adv_1110003_013
女性教員:
【chara 3211 face 4 (sad)】
先ほどから通報が殺到しているのです。
不審な男が学院内を物色しながら徘徊していると。
【chara 3211 face 3 (anger)】
貴男のことで間違いありませんね?
Choice: (2) そうです。
Choice: (3) 違います。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1110003_014
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】
んまあ、ぬけぬけと悪びれもせず!
【chara 3211 face 3 (anger)】
この期に及んでよくそんなことが言えましたね!
居直り強盗とはまさに貴男のことですよ!
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----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1110003_015
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】
んまあ、ぬけぬけと往生際の悪い!
【chara 3211 face 3 (anger)】
この期に及んでよくそんなことが言えましたね!
犯した罪を素直に認める潔さはないのですか!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1110003_016
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】
しかし、こほん、【chara 3211 face 1 (normal)】
わたくし共は罪を憎んで人を憎みません。
【chara 3211 face 6 (surprised)】
なぜこのような凶行に走ってしまったのですか。
神の名のもとにすべてを打ち明けなさい。
voice: vo_adv_1110003_017
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】
【chara 3211 face 1 (normal)】
ほう、人を探していて?
いったい誰を……【chara 3211 face 6 (surprised)】
え、ユニさん?
voice: vo_adv_1110003_018
女性教員:
【chara 3211 face 6 (surprised)】
まあ、ユニ博士の研究のために?
まあ、頼まれた素材を買ってきた?
【chara 3211 face 2 (joy)】
まあまあまあ! それはご苦労様です!
voice: vo_adv_1110003_019
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】
そうですか、ユニ博士の、【chara 3211 face 6 (surprised)】
ええと、徒弟の方ですかしら。
【chara 3211 face 1 (normal)】
いえいえいえ構いませんのよ。彼女は当学院期待の星ですから。
【chara 3211 face 2 (joy)】
研究にも万全を期して臨んでいただきませんと、ほほほ。
voice: vo_adv_1110003_020
女性教員:
【chara 3211 face 1 (normal)】
さ、そこの貴女たち?
博士の徒弟さんを『象牙の塔』まで案内して差しあげて。
voice: vo_adv_1110003_021
女生徒1:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
『象牙の塔』って……
【chara 2911 face 1 (normal)】
ええと、旧校舎の図書館棟……でしたっけ?
voice: vo_adv_1110003_022
女生徒2:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
驚きですわ……
あの鄙びた建物、まだ使ってる方がいらっしゃったのね……
voice: vo_adv_1110003_023
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】
ぴぴぴ! ぴぴぴ!
ドクター・ユニに通告!
お目覚めください、外部より来訪者です!
voice: vo_adv_1110003_024
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
んぁ~……あふう。
voice: vo_adv_1110003_025
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
おはよう世界。
相変わらず今日も閉じているねえ、この嘘つき野郎。
Choice: (5) おはようございます。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1110003_026
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
んん……?
【chara 111011 face 6 (surprised)】
あや、なんだ、夢じゃないのか。
voice: vo_adv_1110003_027
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
やあ、{player}後輩。
また逢えて何よりだ。
どうしたのだね、今日は。
Choice: (6) 買ってきた素材を渡す。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1110003_028
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ああ、そうか、これか。
【chara 111011 face 1 (normal)】
ぼくが頼んだのだったね。
voice: vo_adv_1110003_029
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
あんな冗談半分で出した手紙一枚の不躾な頼みを、
まさか本当に聞き入れてくれるとは。
人がいいな君は。いや訂正。【chara 111011 face 2 (joy)】
いい人だな君は。
voice: vo_adv_1110003_030
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
うん、よく来てくれた。惜しみない足労に感謝しよう。
どうもさんきゅう、ぺこり……えへへ。
voice: vo_adv_1110003_031
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
しかし、なんだな、少々腰が落ち着かない不思議な心地だ。
【chara 111011 face 2 (joy)】
ああ、思えばこの『塔』を実質占拠して以来、
ここに客人を招いたのは初めてかもしれない。
voice: vo_adv_1110003_032
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
……あっ、そだ。
たしかこういうとき、市井の作法では粗茶を振る舞うのだったな。
【chara 111011 face 4 (sad)】
粗忽で申し訳ない、すぐ用意しよう。【chara 111011 face 6 (surprised)】
適当に座して待ちたまえ。
voice: vo_adv_1110003_033
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
待ち遠さま。
もてなしの茶とつまみだ、遠慮なく召したまえ。
voice: vo_adv_1110003_034
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
うん?
どうした、{player}後輩。
ぱちぱちと目をしばたたかせてないで、【chara 111011 face 1 (normal)】
召せ。疾く召せ。
Choice: (7) 試験管に入った謎の液体をいただく。
Choice: (8) 小皿に載った謎の錠剤をいただく。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1110003_035
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
いい飲みっぷりだ。
まさか一息で空けるとはな。
voice: vo_adv_1110003_036
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
うむ、ひどい顔をしている。
【chara 111011 face 1 (normal)】
だろーねー、ちょお不味いもんソレ。
voice: vo_adv_1110003_037
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
いや説明が遅れて申し訳ないが、
【chara 111011 face 1 (normal)】
そいつはとある植物系魔物の葉から
有害物質だけを取り除いて煎じた茶──
voice: vo_adv_1110003_038
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
──まあ分類は茶なのだけど、飲料というよりは嗜好品だ。
【chara 111011 face 6 (surprised)】
微量ずつ舌に載せて、玄妙な不味さを愉しむものなのだ。
【chara 111011 face 2 (joy)】
ぼくの故郷では、みな煙草や珈琲より好んで喫していたよ。
voice: vo_adv_1110003_039
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
何が愉しいのかと言われれば……
【chara 111011 face 4 (sad)】
ううむ……【chara 111011 face 2 (joy)】
あまりの不味さに笑える、と言う感覚が近いか。
不味さの向こうに垣間見る神秘の境地。其れまさに法悦だ。
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----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1110003_040
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ほう、真っ先にそれを選ぶとは、なかなか君も目が高い。
【chara 111011 face 2 (joy)】
そいつはミツキ師からいただいた滋養強壮サプリなのだよ。
voice: vo_adv_1110003_041
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
いや、待て。齧歯類の小動物かね、君は。
一粒ずつカリカリと行くんじゃあないよ。
一掴みでボリボリと行きたまえよ。
voice: vo_adv_1110003_042
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
なに、問題はない。
作用量が大雑把だから過剰摂取となる危険性は低い。
【chara 111011 face 2 (joy)】
スナック感覚で食べられると、ぼくの中で評判だ。
voice: vo_adv_1110003_043
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
まあ、効能が強すぎて多少ハッスルを持て余すことはあるが、
【chara 111011 face 1 (normal)】
少なくとも人体に不可逆的な影響を及ぼす成分は入っていない。
お子様にも安心して召しあがっていただける。
voice: vo_adv_1110003_044
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
法律?
ああ、【chara 111011 face 2 (joy)】
たぶん大丈夫だろう。
少なくともミツキ師が大丈夫なうちは。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1110003_045
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
で、{player}後輩よ。
厳正に評価してもらいたいのだが、
如何だったろうか、ユニ先輩の初おもてなしは。
voice: vo_adv_1110003_046
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
ものの本に倣い、招待側の個性をふんだんに盛りこんでみた。
【chara 111011 face 6 (surprised)】
君の趣味や嗜好をまだ把握していないので不安もあるが、
【chara 111011 face 2 (joy)】
はるばる訪ねてくれた客人に喜んでもらえたなら幸いだ。
voice: vo_adv_1110003_047
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
いや、なに、ぼくの出自は人里離れた僻地でね。
この学院へ入るまでは『山』を下りたことがなかった。
voice: vo_adv_1110003_048
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
社会を捨てた老賢者たちと、彼らの膨大な蔵書を親代わりに、
【chara 111011 face 6 (surprised)】
いま思えばかなり閉鎖的な成長期を過ごしてきたのだ。
voice: vo_adv_1110003_049
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
そのせいか、どうやらぼくには、
一般常識というものが少々欠けているらしい。
voice: vo_adv_1110003_050
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
ぼくの言動に関して、
万一なにか思うところがあれば忌憚なく申し出てほしい。
【chara 111011 face 6 (surprised)】
いや申せ。疾く申せ。
Choice: (10) ええと……口調……?
Choice: (11) ええと……外見……?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1110003_051
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ああ、うん、そうだな。
固いというか古めかしいというか、
【chara 111011 face 1 (normal)】
口頭会話においては文語的に過ぎるという自覚はある。
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----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1110003_052
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ああ、いや、そういうことではない。
【chara 111011 face 2 (joy)】
たしかに、ぼくは人並外れた愛くるしい容姿の持ち主だが、
それは先天的な資質であり、環境と教育の帰結とは言い難い。
voice: vo_adv_1110003_053
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ほ? なにを言ってるか分からない?
【chara 111011 face 1 (normal)】
ああ、なるほど、そういうことだな。
ぼくの話し方が一般的ではない、というその指摘は正しかろう。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1110003_054
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
ぼくは物心ついたときすでに、
こうした口調の老賢者たちと釜の飯を同じくしていた。
【chara 111011 face 2 (joy)】
いわば故郷の方言のようなものでな。
voice: vo_adv_1110003_055
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
入学当初は標準的な口語での発話に努めていた時期もあるが──
voice: vo_adv_1110003_056
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
最初はね、なんかフツーっぽく喋ったりもしたんだけどぉ──
voice: vo_adv_1110003_057
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
しかしだ。蓋を開けてみれば、
この学院は意外とぼくのような準方言話者が多かった。
【chara 111011 face 6 (surprised)】
『ですわ』とか『ですの』とか『ちぇるん』とかな。
voice: vo_adv_1110003_058
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
お嬢様弁がまかり通るなら、賢者弁もまかり通っていいはず。
【chara 111011 face 2 (joy)】
そう結論付いて以降、ぼくは自然体でまかり通ることにしたよ。
voice: vo_adv_1110003_059
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
もっとも、ぼくの机は入学後まもなく、この『塔』へ移された。
【chara 111011 face 1 (normal)】
以来、学友と会話する機会はほとんどなかったのだが。
Choice: (13) どうしてユニ先輩はこっちへ?
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1110003_060
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ふむ、そうさな……
【chara 111011 face 2 (joy)】
端的に換言すれば、ぼくが優秀すぎたから。
ということだろうか。
voice: vo_adv_1110003_061
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
学院が言うには。
ずば抜けて優秀なぼくが、
他の生徒と同レベルの学を修める意義はないらしい。
voice: vo_adv_1110003_062
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
先達の記した教科書を記憶することよりも、
自らの新しい知見を知らしめることに邁進してほしい。
などと優しく諭されたよ。
voice: vo_adv_1110003_063
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
端的に換言すれば、
授業受けるより論文書いてね、ってことだ。
voice: vo_adv_1110003_064
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
ぼくの研究が
仮に学会で一定の評価を得たりすれば、
【chara 111011 face 1 (normal)】
界隈における聖テレサ女学院の格も上がるだろうからな。
voice: vo_adv_1110003_065
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】
……いや、他人事のように言ってしまった。
【chara 111011 face 1 (normal)】
無論、ぼくとて故郷に錦を飾りたいぐらいの野心はある。
【chara 111011 face 6 (surprised)】
侘しい老人たちに、まだ碌な親孝行もしていないからな。
voice: vo_adv_1110003_066
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
そうして研究室代わりに供出されたこの古い図書館棟、
通称『象牙の塔』は、
【chara 111011 face 2 (joy)】
知的欲求たくましいぼくにとって恐ろしく魅力的な宝物庫だった。
voice: vo_adv_1110003_067
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
古い文献が、棚を漁るごとにざくざく出てくる。
新しい知見が、そこら中にごろごろ転がっている。
【chara 111011 face 7 (special_a)】
あらゆる学びが、学びという娯楽が、ここにはあるんだ。
voice: vo_adv_1110003_068
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
これ程の場所がなぜ放置されていたのかは、今もって不思議だ。
【chara 111011 face 4 (sad)】
国中の知識層が涎を垂らして殺到してもおかしくないのに。
voice: vo_adv_1110003_069
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
兎にも角にも。
そんなわけでぼくは。
今日も今日とてこの古びた書庫室に篭って──
voice: vo_adv_1110003_070
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】
日がな文献を貪りながら。
ときに本に抱かれて眠りながら。
授業の代わりに研究論文をしたためているのだよ。
voice: vo_adv_1110003_071
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
さて、分かってもらえただろうか、同志。
【chara 111011 face 2 (joy)】
今後とも二人三脚で頑張って行けると助かる。
voice: vo_adv_1110003_072
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】
つまりはだね。
端的に換言すると、ぜひまた来てほしい。
Choice: (14) また来るよ。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1110003_073
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】
そうかね。
【chara 111011 face 2 (joy)】
ふむ、それはよかった。うん。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして{player}は、
この後しばしば『象牙の塔』へ呼び出されるようになるのだった。