ユニ 第6話
ユニは近ごろ物忘れが多かった。失くした手帳も近場にあるのではと、ユニの研究室を捜索することになった{player}。だがそこは散らかり放題の汚部屋だったので、実質ただの大掃除だった。


-------------- situation:
小宇宙の混沌と水色の布巾
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 例によって{player}は、
ユニからの手紙によって『象牙の塔』へ呼びだされていた。

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ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 やあ、おかえり友よ。

voice: vo_adv_1110006_001
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 今日もお勤め御苦労だったな。
【chara 111011 face 2 (joy)】 風呂にするかね、食事にするかね。
それとも……わ・た・し?

Choice: (1) 風呂にする。
Choice: (2) 食事にする。
Choice: (3) ユニにする。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1110006_002
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 そうか。
いちばん近い公衆浴場までの地図を描いてあげよう。
あとで勝手に行ってきたまえ。

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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1110006_003
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ほう?
いつぞや振る舞った滋養強壮サプリが気に召したか。
【chara 111011 face 2 (joy)】 それは何より、ぼくにっこり。

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----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1110006_004
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 何を言っとるんだね、君は。
古典的なウェルカムジョークを真に受けるんじゃあないよ。

voice: vo_adv_1110006_005
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 いや……だが責められるべきはぼくの方か。
【chara 111011 face 1 (normal)】 この小さな体に隠しきれない大人の色香が【chara 111011 face 2 (joy)】 君を惑わせてしまったな。
セクシーユニで申し訳ない。

----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1110006_006
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 さて。
創作に学んだ新婚さんごっこはこのぐらいにして、だ。

voice: vo_adv_1110006_007
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 同志よ。
今日、来てもらったのはほかでもない。
友人の君にしか頼めぬ、重大な任務があるのだ。

voice: vo_adv_1110006_008
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 端的に換言すれば、ぼくの愚痴を聞いてくれ。

voice: vo_adv_1110006_009
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 題して、
失くした手帳がいまだ出てこない件についてー
どんどんぱふぱふー

voice: vo_adv_1110006_010
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ぼかあね、一応学内での体裁を気にして、
『特例』の権限を大っぴらに行使するようなこたあ、
これまで極力控えてきたのだよ。

voice: vo_adv_1110006_011
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 しかしだ。
すでに探知魔法はもちろん、祈祷卜占にいたるまで、
ぼくが個人で尽くせる手はすべて尽くした。

voice: vo_adv_1110006_012
ロゼッタ:
【chara 1 face 1 (normal)】 ぽーん!
今週のうお座は、ぶりばりブッ千切りの最悪です!
失くし物も明日への展望も100パー見つからないでしょう!

voice: vo_adv_1110006_013
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ……うむ、占いはこんな感じだった。

voice: vo_adv_1110006_014
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 となれば、あとは人海戦術で学院中を虱潰しに探すほかない。
【chara 111011 face 4 (sad)】 やむを得ず教務主任に特別捜索班を組織するよう要請したよ。

voice: vo_adv_1110006_015
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 かの手帳がぼくの論文作成に不可欠なものだと説いたら、
速やかに教職員数名による一斉捜索活動が開始された。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 それが三日前のことだ。

voice: vo_adv_1110006_016
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 そして本日先ほど、同班解体という悲報が届いた。
曰く、これ以上探しても無理ですマジもう勘弁とのこと。

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ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 つまり、この件は完全に詰んでしまったのだよ。とほり。

voice: vo_adv_1110006_018
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 いや、たしかにな?
バックアップがあるから作業を続けるに支障はない、
などと当初はぼくも鷹揚に構えていたよ?

voice: vo_adv_1110006_019
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 だがな、その安穏はあくまで、
オリジナルがいずれ手元に戻ろうという前提あっての話だ。

voice: vo_adv_1110006_020
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 もしもあの手帳が、
何処の誰とも知れぬ第三者の手に渡ったとなれば、
少なからず心穏やかではいられないのが正直なところだ。

Choice: (5) 誰かに中を見られたら困るの?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1110006_021
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ふむ……
困るか困らないかで言えば、【chara 111011 face 1 (normal)】 まあ、基本的には別段困らないな。

voice: vo_adv_1110006_022
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 眠れぬ夜に血迷って認めた情感たっぷりの耽美ポエムが、
衆目に晒すには少しばかりお恥ずかしいくらいか。

voice: vo_adv_1110006_023
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 とは言え……【chara 111011 face 4 (sad)】 いやしかし、ううむ、まさかな……

Choice: (6) どうしたの?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1110006_024
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 どうしたのだろうね。
その問いを自らに投げつづけている。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 我ながら釈然としないのさ。虫の報せと言うやつかな。

voice: vo_adv_1110006_025
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 あの手帳に記述されている概ねは、
日常の徒然に浮かんだよしなし事を
規則性もなく簡略的に書き殴っただけの駄文だ。

voice: vo_adv_1110006_026
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 たとえば、とある身体上の計測値とその遷移の記録などは、
ぼくにしてみれば乙女の沽券に関わる最重要機密だが、
【chara 111011 face 6 (surprised)】 どうせ他者の目にはただの数字の羅列としか映るまい。

voice: vo_adv_1110006_027
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 だが……中にはそうでない記述も多少ある。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 たとえば今回の研究論文、
すなわち『世界にわだかまる根源的な虚構』の覚え書きなどだ。

voice: vo_adv_1110006_028
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 いや、盗作の可能性を危惧しているわけじゃあない。
何故なら研究内容の梗概は、
すでに学院を通じて学会へ提出済みだ。

voice: vo_adv_1110006_029
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 端的に換言すれば、パクればバレる。

voice: vo_adv_1110006_030
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 だと言うのに、何なのだろうなあ、この落ち着かない感覚は。
単なる杞憂、神経質な勘繰りだとは思うのだが……

Choice: (7) もっと探してみよう。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1110006_031
ユニ:
【chara 111011 face 2 (joy)】 優しいな、同志。
慰撫の気持ちは有難く頂戴するが、【chara 111011 face 6 (surprised)】 それは根性論というものだ。
【chara 111011 face 4 (sad)】 それとも、ぼくの話を聞いていなかったのかね。

voice: vo_adv_1110006_032
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 もう一度言おう、すでに学内は隅々まで捜索させた。
【chara 111011 face 4 (sad)】 ならば、これ以上どこを探せばいいのだ。

Choice: (8) ここは?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1110006_033
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ここ? この部屋……?

voice: vo_adv_1110006_034
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ふむ、たしかにこの部屋は探していない。
理由は単純。もしもここにあるのなら、
ぼくの探知魔法に掛かっているはずだからだ。

voice: vo_adv_1110006_035
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 いや、確かに、ぼくの魔法が絶対という保証はないが……
【chara 111011 face 4 (sad)】 まあ、おそらく、たぶん……

voice: vo_adv_1110006_036
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ない……んじゃないかなあ……

Choice: (9) やっぱり探そう。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1110006_037
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 うッ……

voice: vo_adv_1110006_038
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 うむむ、しかし、この部屋は……

voice: vo_adv_1110006_039
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 主に本だが、あまりにも物が散乱し過ぎている。
俗にいう汚部屋というやつだ。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 我ながらよくもここまで散らかしたものだと感心さえ覚える。

voice: vo_adv_1110006_040
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 いや、言い訳じゃあないが、
ぼくは過ぎた秩序より適度な混沌を愛する主義でな。

voice: vo_adv_1110006_041
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 種の進化がおしなべて遺伝子のエラーから生じるように、
部屋という日常の小宇宙にも偶発的な変異の生じ得る
カオスなエントロピーのバッファーが……

voice: vo_adv_1110006_042
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ……いや、無理だ。
なにか壮大な寓話を祭りあげて
理論的な正当化を試みたが無理だ。これはただの汚い部屋だ。

voice: vo_adv_1110006_043
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 この混沌の中から、
あるかも分からぬ手帳を探すというのは、
もはや砂漠で宝石を掘り当てるに等しい作業だが──。

voice: vo_adv_1110006_044
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 というより、ただの大掃除だが──。

voice: vo_adv_1110006_045
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ちなみに、ぼくの嫌いな四字熟語は整理整頓だ。
【chara 111011 face 4 (sad)】 それでも……やると言うのかね?

Choice: (10) やる。
Choice: (11) やらない。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1110006_046
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 そうか。がんばれ。ふぁいと。

voice: vo_adv_1110006_047
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 えー? ぼくもやんのー? めんどくさー

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----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1110006_048
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 賢明だ。
東の果ての小さな島国に、こんな定型詩があるという。

voice: vo_adv_1110006_049
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 『白河の 清きに魚も 棲みかねて』。
よく分からんが、
【chara 111011 face 2 (joy)】 たしか「部屋は散らかっててOK」というような意味だ。

----- Tag 12 -----
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ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 うむ、やはりやめよう。
限りある時間は、
合理的に消費されるべきだと思うんだよ、ぼかあ。

Choice: (13) 手帳がなくなったままでいい?
----- Tag 13 -----
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ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ………………【chara 111011 face 4 (sad)】 ふむ。よくないな。

voice: vo_adv_1110006_052
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 いや、然り、その通りだ。
【chara 111011 face 2 (joy)】 同志よ、よくぞ言ってくれた。
ぼくはいま思考が逸れていたぞ。

voice: vo_adv_1110006_053
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 一瞬ばかり「面倒だしもういいかあ」という思考が芽生えたら、
ぼくの意思は徐々にその方向へ流されてしまった。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 精神操作というほど不自然ではない強度で、ごく緩やかに。

voice: vo_adv_1110006_054
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 やれやれ。
実は、今の研究を始めてから、こういうことが多くて困る。

voice: vo_adv_1110006_055
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ぼくは日常の記録とその参照が強く習慣付いていたから、
無意識的にメモを読み直すことで
たまたまこの世界に違和感を持てたけれど──。

voice: vo_adv_1110006_056
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 通常はこうして緩やかに興味や関心を失ってしまうのだろうな。
【chara 111011 face 4 (sad)】 認識阻害。やはり世界はぼくらに作用している。

voice: vo_adv_1110006_057
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 だが……
現状はそれも妄言じみた陰謀論に過ぎない。
【chara 111011 face 1 (normal)】 失言だったな、君は聞き流してくれて構わんよ。

voice: vo_adv_1110006_058
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ふむ。
差しあたってぼくらは、
この部屋で失くし物を探そうじゃないか。

voice: vo_adv_1110006_059
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 そうだな……
【chara 111011 face 1 (normal)】 とりあえず、ぼくは自分の机周りを担当する。
君には部屋全体の掃除……【chara 111011 face 2 (joy)】 もとい、捜索を任せよう。

voice: vo_adv_1110006_060
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 まずは床に散らばった大量の本を書架へ戻してもらおうか。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ああ、違う、それは図鑑だから向こうの棚だ。

voice: vo_adv_1110006_061
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 いや、分類票を見てくれ、それは辞書だろう。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 待て、それは人文科学だから三段目の──。

voice: vo_adv_1110006_062
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 分かった分かった、もういい。
蔵書関係はぼくが自分でやる。

voice: vo_adv_1110006_063
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 ……くっ、嫌な予感がする。
さりげなく彼一人に大掃除を押しつける予定だったが、
【chara 111011 face 4 (sad)】 これはもしや、ほとんど自分でやる羽目になるのでは……

voice: vo_adv_1110006_064
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ああ、いや、何でもない。
そうなると、君には……【chara 111011 face 1 (normal)】 学術的廃棄物の収集と分別を頼もうか。
端的に換言すれば、ゴミ出しだ。

voice: vo_adv_1110006_065
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 いや待ちたまえ、その干からびた植物はゴミじゃない。
識別魔法に用いる希少な触媒だ。

voice: vo_adv_1110006_066
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 脆く崩れ易いゆえ、取り扱いには気を払ってくれたまえよ。
【chara 111011 face 6 (surprised)】 なにせゴミのように見えても、
市場価格は一房でランドソル市民の平均月収ほどはする──

voice: vo_adv_1110006_067
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ほあああッ! 取り扱い!
崩れる崩れる! 平均月収、崩れる!

voice: vo_adv_1110006_068
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ……うん? 今度はなんだ?
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ああ、その巻き物か、それはだな……

voice: vo_adv_1110006_069
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 いや、いにしえより伝わる秘術の紋様に見えるかもしれないが、
正直こないだ描いたぼくの自画像だ。

voice: vo_adv_1110006_070
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 手慰みに芸術を模索していた時期でな。
だが、ご覧の通り、取るに足らん習作だ。
あえて後世に残しておく意義は少ないだろう。

Choice: (14) じゃあゴミですね?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1110006_071
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 うん、ゴミ……まあそうね。
ゴミかゴミ以外かで分類するなら確かにゴミなんだけど、
先輩そういう言い方ちょっと気になるかな……

voice: vo_adv_1110006_072
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 あー、こら待ちたまえ。
そこにはぼくの衣類が入っている。
そっちは自分で片付けるから結構──

voice: vo_adv_1110006_073
ユニ:
【chara 111011 face 5 (shy)】 ほわあッ、それは下着ー!

voice: vo_adv_1110006_074
ユニ:
【chara 111011 face 5 (shy)】 んぎゃあああ! さわるなああああ!

voice: vo_adv_1110006_075
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 はー、はー……疲れた……

voice: vo_adv_1110006_076
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 そして結局……
大山鳴動して鼠一匹さえ出ず……

voice: vo_adv_1110006_077
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 端的に換言すれば、
何も見つからなかったということだが……

voice: vo_adv_1110006_078
ユニ:
【chara 111011 face 4 (sad)】 ううむ……こうなるとやはり、
ぼくの手帳は現在、何者かの元にあると考えるほかあるまい。
嘘や隠し事に長けた、強大な力を持つ何者か──

voice: vo_adv_1110006_079
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 ──などではなく、
ただの物好きなポエムマニアであればいいのだが。

voice: vo_adv_1110006_080
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 さて……同志よ、今日はありがとう。
もう陽も暮れる、そろそろ解散としよう……【chara 111011 face 6 (surprised)】 うん?

voice: vo_adv_1110006_081
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 君、右の頬が埃で汚れているぞ。

voice: vo_adv_1110006_082
ユニ:
【chara 111011 face 1 (normal)】 そう、そこだ。
【chara 111011 face 2 (joy)】 うむ、綺麗になっ、【chara 111011 face 6 (surprised)】 た……

voice: vo_adv_1110006_083
ユニ:
【chara 111011 face 3 (anger)】 ……待て。
おい、いま君、何で顔を拭った。

voice: vo_adv_1110006_084
ユニ:
【chara 111011 face 6 (surprised)】 ふあッ、それは……!

voice: vo_adv_1110006_085
ユニ:
【chara 111011 face 5 (shy)】 んぎゃあああ! だからソレ、ぼくの下着ぃぃぃ!!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 『象牙の塔』に乙女の絶叫が響きわたった。