クリスティーナ(クリスマス) 第3話
デートの最中、大勢のならず者に取り囲まれる二人。喜んで戦おうとするクリスティーナだったが、クリスマスを楽しみたいという{player}の純粋な想いに触れ、戦わずにその場を収めるのであった。
-------------- situation:
誓約女君を満たすもの
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
クリスティーナと{player}は町中を巡り、
気付けば日も暮れかけていた。
voice: vo_adv_1115003_000
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
ふむ、そっちの服ももらおうか。
【chara 111511 face 1 (normal)】
坊や、持ってくれ。
voice: vo_adv_1115003_001
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
ついでだ、服に合わせて靴も新調するとしようか。
【chara 111511 face 6 (surprised)】
試着など面倒だ。これとこれ、あと……こいつも買っていこう。
【chara 111511 face 1 (normal)】
坊や、落とすなよ。
voice: vo_adv_1115003_002
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
ん? なんだ、ふらついているぞ?
たかだか10や20の荷物を持ったぐらいで、
鍛え方が足りんなぁ?
voice: vo_adv_1115003_003
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
よし、ならばさらに追加してオマエの鍛錬の手伝いをしてあげよう☆
【chara 111511 face 2 (joy)】
ちょうどいいところに、そこはかとなく見覚えのある
全身鎧が売っていることだしな。
voice: vo_adv_1115003_004
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
あはは☆
冗談だよ、そうひきつった顔をするな。
もっとからかってしまいたくなるじゃないか♪
voice: vo_adv_1115003_005
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
……退屈しのぎにと思いつきで始めてはみたが、
クリスマスデートも悪くはないな。
Choice: (1) それはよかった。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1115003_006
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
まぁ、これも終わってしまえばまた退屈に逆戻りだがな。
voice: vo_adv_1115003_007
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
ワタシはこれまでいろいろなことをやってきた。
voice: vo_adv_1115003_008
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
戦いは言わずもがな、経営やプロデューサー
この退屈を殺すために本当にいろいろとやったよ。
voice: vo_adv_1115003_009
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
だが、かの強敵はいまだ健在、
斬っても斬ってもつきまとう。
voice: vo_adv_1115003_010
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
今日のクリスマスデートもまた同じこと。
試しに『普通』の真似事などしてみたが、
終わってしまえばまた、退屈との戦いの始まりだ。
voice: vo_adv_1115003_011
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
ワタシは、何を満たせばいいんだろうな。
voice: vo_adv_1115003_012
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
……おっと、くだらんことを話したな。
【chara 111511 face 1 (normal)】
忘れるがいいよ。
voice: vo_adv_1115003_013
ならず者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
クリスティーナ!
クリスティーナ・モーガンだな!
voice: vo_adv_1115003_014
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
うん?
【chara 111511 face 1 (normal)】
何を隠そう、ワタシは天下無双の豪傑、
クリスティーナさんだよ☆
voice: vo_adv_1115003_015
ならず者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
久しぶりだなぁ、クリスティーナ!
俺を……俺たちを覚えてるか!?
voice: vo_adv_1115003_016
ならず者3:
【chara 1111 face 3 (anger)】
覚えてねぇとは言わせねぇぞ!
あれだけ俺たちをボコってくれたんだからなぁ!
voice: vo_adv_1115003_017
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
うむ、覚えていない!
voice: vo_adv_1115003_018
ならず者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
てっめぇぇぇぇぇぇ!
voice: vo_adv_1115003_019
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
覚えていてほしいのなら、その似たり寄ったりの面構えと
紋切り型の話し方をどうにかしたらどうだ?
voice: vo_adv_1115003_020
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
ふぅむ、見た目や口調を変えても変わらんか。
自分は雑魚です、という空気がにじみ出てしまっている。
【chara 111511 face 2 (joy)】
ああ、手の施しようがない☆
voice: vo_adv_1115003_021
ならず者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
相変わらずふざけた女だな……!
【chara 911 face 2 (joy)】
だが見ろ! 今日はおまえにやられた連中をかき集めて来たんだぜ!
【chara 911 face 3 (anger)】
今までのツケを払ってもらおうか!
voice: vo_adv_1115003_022
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
あっははは☆
ワタシはいつだって現金払いさ、ツケなど使ったこともないよ。
voice: vo_adv_1115003_023
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
それにしてもクリスマスだというのにお礼参りとは、
随分寂しい男どもだな?
voice: vo_adv_1115003_024
ならず者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
う、ううう、うるせぇっ!
クリスマスなんか関係ねぇだろ!
voice: vo_adv_1115003_025
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
ああ寂しい寂しい。
そんな寂しい男たちには、
【chara 111511 face 1 (normal)】
多少の慈悲をかけてやりたくなる。
voice: vo_adv_1115003_026
ならず者3:
【chara 1111 face 3 (anger)】
や、やんのか!
こっちは10人以上いるんだぞ!
voice: vo_adv_1115003_027
ならず者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
いくらおまえでも、
タダじゃあすまねぇぞ!
voice: vo_adv_1115003_028
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
そうだなぁ。身にも記憶にも覚えがないとはいえ、
【chara 111511 face 4 (sad)】
ツケがあると言われては気分が悪い。
【chara 111511 face 2 (joy)】
利子までまとめて返してあげるとしようか……☆
voice: vo_adv_1115003_029
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
ふん。やはりワタシを満たすのはこっちか。
【chara 111511 face 1 (normal)】
──剣と剣で語り合い、血と血で触れ合う。
【chara 111511 face 2 (joy)】
それがクリスティーナ・モーガンだ。
voice: vo_adv_1115003_030
ならず者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
いくぞ、おまえらぁっ!
voice: vo_adv_1115003_031
クリスティーナ:
【chara 111511 face 3 (anger)】
やはりワタシは、戦場で生きてこそさ──!
Choice: (2) 間に飛び込む。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1115003_032
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
なっ……!?
voice: vo_adv_1115003_033
ならず者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
なんだテメェはっ!?
voice: vo_adv_1115003_034
ならず者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
そこを退け! 死にてぇのか!?
voice: vo_adv_1115003_035
ならず者3:
【chara 1111 face 3 (anger)】
用があんのはそこの女だけだ!
さっさと消えろ!
voice: vo_adv_1115003_036
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
そうだぞ退いてくれ坊や。
【chara 111511 face 1 (normal)】
ワタシの愉しみを邪魔しないでくれ♪
voice: vo_adv_1115003_037
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
力も頭も品性も足りてない連中だが、
戦いを挑まれた以上は受けてあげるさ。
voice: vo_adv_1115003_038
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
ワタシがこの程度の連中に負けるわけがないのは、
坊やもよく知ってるだろう?
voice: vo_adv_1115003_039
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
分かったら退いてくれ。
そこに居座られたら、【chara 111511 face 4 (sad)】
うっかり剣が当たってしまうかもしれんぞ?
Choice: (3) 男たちに頭を下げる。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1115003_040
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
は……?
おい、坊や……
voice: vo_adv_1115003_041
ならず者1:
【chara 911 face 3 (anger)】
何のつもりだテメェ!
voice: vo_adv_1115003_042
ならず者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
おまえが謝ったって──
voice: vo_adv_1115003_043
クリスティーナ:
【chara 111511 face 3 (anger)】
──貴様らは少し黙っていろ!
voice: vo_adv_1115003_044
ならず者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
ひっ……!?
voice: vo_adv_1115003_045
クリスティーナ:
【chara 111511 face 4 (sad)】
坊や。オマエは何をやっている?
ワタシがいつそんなことを頼んだ?
voice: vo_adv_1115003_046
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
この程度の有象無象にワタシが後れを取るとでも?
【chara 111511 face 3 (anger)】
それはワタシへの耐え難い侮辱だぞ。
voice: vo_adv_1115003_047
クリスティーナ:
【chara 111511 face 3 (anger)】
これ以上ワタシの愉しみを邪魔するというなら、
いくらオマエでも──
Choice: (4) 愉しませるのは僕の役目。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1115003_048
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
……!
voice: vo_adv_1115003_049
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
……ああ。
なるほどな、【chara 111511 face 2 (joy)】
あっはっは!
そうか、そうだったな、坊や。
voice: vo_adv_1115003_050
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
これは失礼をしてしまったな。
【chara 111511 face 1 (normal)】
他でもない、オマエとのクリスマスデートの最中に
他の男にうつつを抜かすとは、侮辱していたのはワタシの方だったか。
voice: vo_adv_1115003_051
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
素直に謝らせてもらおう。
悪かったな。
voice: vo_adv_1115003_052
ならず者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
お、おい……
voice: vo_adv_1115003_053
クリスティーナ:
【chara 111511 face 3 (anger)】
そういうわけだ雑魚ども!
ワタシの退屈はすでに売約済みだ!
【chara 111511 face 2 (joy)】
すごすごと立ち去るがいいよ♪
voice: vo_adv_1115003_054
ならず者2:
【chara 811 face 3 (anger)】
ふ、ふざけんな!
そんなことで俺たちの怒りが収まるわけ……
voice: vo_adv_1115003_055
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
でないと。
ワタシではなく、
【chara 111511 face 2 (joy)】
こいつが──オマエらの相手をすることになる。
Choice: (5) ……えっ?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1115003_056
ならず者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
な、何……?
【chara 911 face 3 (anger)】
そ、その弱そうなガキが何だっていうんだ!
voice: vo_adv_1115003_057
ならず者2:
【chara 811 face 6 (surprised)】
まっ、待て! あのクリスティーナだぞ!?
クリスマス……こんな特別な時期に一緒にいるんだ、
もしかしたらこの男……相当な達人なのかも……!
voice: vo_adv_1115003_058
ならず者3:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
よく見たら、隙がねぇ……!
ボーっとしてるだけに見えるが、【chara 1111 face 4 (sad)】
それが逆に不気味だぜ……!
Choice: (6) 首を傾げる。
Choice: (7) あくびをする。
Choice: (8) 驚いて剣を落とす。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1115003_059
ならず者1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
くっ、首を傾げやがったぞ……!
まさか、俺たちの首をへし折ってやるってのか……!
voice: vo_adv_1115003_060
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
おやおや、坊やは大層ご立腹のようだ。
【chara 111511 face 2 (joy)】
ワタシも体の震えが止まらんなぁ。
あはははは☆
Jump to tag 9
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1115003_061
ならず者2:
【chara 811 face 6 (surprised)】
う、うわああああっ!
こいつ……この状況であくびなんかしてやがる……っ!?
voice: vo_adv_1115003_062
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
ふ、ふふっ、貴様らごとき、
眠りながらでもあしらえるそうだよ。
あはははは☆
Jump to tag 9
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1115003_063
ならず者3:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
け、剣を捨てただとっ……!?
【chara 1111 face 4 (sad)】
俺たちなんか素手で十分ってことか……!?
voice: vo_adv_1115003_064
クリスティーナ:
【chara 111511 face 6 (surprised)】
ああ、完全に怒らせてしまったようだなぁ。
【chara 111511 face 2 (joy)】
あの手を見てみろ、小刻みな震えはもう我慢できないという合図だ。
あはははは☆
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1115003_065
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
さてさてどうする?
クリスマスを真っ赤に染めてみるか?
【chara 111511 face 2 (joy)】
すぐに雪に白く覆われてしまうだろうが……♪
voice: vo_adv_1115003_066
ならず者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
お……
おおっ……!
voice: vo_adv_1115003_067
ならず者たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
覚えてやがれ~~~~~~~~~!
voice: vo_adv_1115003_068
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
……ふっ!
voice: vo_adv_1115003_069
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
ふっ、あは、あははははは☆
面白い! 実に愉快だったよ、坊や!
voice: vo_adv_1115003_070
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
こんなに愉しい気分になれるとは!
ああ、涙が出るほど笑わせてもらった!
voice: vo_adv_1115003_071
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
退屈を殺すため色んな道を歩んできたワタシだが、
坊やのおかげで一つ、分かったよ。
voice: vo_adv_1115003_072
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
戦いだろうが、経営だろうが、
プロデューサーだろうが。
voice: vo_adv_1115003_073
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
──『普通』の女だろうが。
voice: vo_adv_1115003_074
クリスティーナ:
【chara 111511 face 1 (normal)】
ワタシがこれからどう生きようと……
voice: vo_adv_1115003_075
クリスティーナ:
【chara 111511 face 2 (joy)】
坊や。
隣にオマエがいたら、
退屈しないんだろうな……♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
クリスティーナは{player}を見つめ、
穏やかな微笑みを浮かべるのであった。