イリヤ(クリスマス) 第2話
町に到着し食事をする二人だったが、スープの熱さからイリヤが子どもの姿になってしまう。{player}に子ども扱いされ不満のイリヤだったが、大人の姿に戻り、今度は逆に子ども扱いするのであった。
-------------- situation:
とっておきの仕返し
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──ランドソル繁華街に到着する二人。
クリスマスシーズンで賑わう町に、イリヤは驚くのであった。
voice: vo_adv_1117002_000
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
な、なんじゃこれは……
いつも以上に町中に光が灯っておる。
【chara 111711 face 1 (normal)】
ここだけはまるで、昼のようではないか……
voice: vo_adv_1117002_001
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
それに、家や木にまで装飾が……
町の全てが美しいのじゃ!
Choice: (1) 楽しそうでよかった。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1117002_002
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
うむ!
わらわが知る時代のクリスマスとは随分と違うからな!
町を見てるだけでも楽しいのじゃ。
voice: vo_adv_1117002_003
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
……じゃが、今宵はこのような楽しみ方をするのではない。
【chara 111711 face 2 (joy)】
そなたに、大人の夜の楽しみ方というものを教えてやろう。
Choice: (2) 大人の夜?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1117002_004
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
口で言うより見たほうが早かろう。
ほれ、あれを見るのじゃ。
voice: vo_adv_1117002_005
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
今日は楽しもうね、ボクの愛しい人♪
voice: vo_adv_1117002_006
女性:
【chara 1211 face 2 (joy)】
ええ、さっそく行きましょう♪
voice: vo_adv_1117002_007
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
あんな感じじゃ。
あれこそが、クリスマスを楽しむ大人の男女というものじゃな。
ああいうのを見習って……
voice: vo_adv_1117002_008
男性:
【chara 311 face 2 (joy)】
今夜はずっと一緒だからね……?
voice: vo_adv_1117002_009
女性:
【chara 1211 face 2 (joy)】
ふふっ……もちろんよ♪
voice: vo_adv_1117002_010
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
え……ア、アカリから聞いてはおったが、
【chara 111711 face 4 (sad)】
最近の若い者は、公衆の面前であんなことまで……!?
【chara 111711 face 6 (surprised)】
うわ……うわ……っ!?
Choice: (3) どうかしたの?
Choice: (4) 今夜はずっと一緒だからね……?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1117002_011
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
な、なな、なんでもないぞ!
【chara 111711 face 4 (sad)】
破廉恥なことをしおってとか思っておらん!
voice: vo_adv_1117002_012
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】
そ、それにあれぐらい、大人のわらわなら見慣れておるわ!
【chara 111711 face 6 (surprised)】
本当だぞ! ……ほ、本当だからな!!
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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1117002_013
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
……な、なな、何を言いだすのだお主は!
【chara 111711 face 4 (sad)】
そ、そんな、はれ、はれ……破廉恥な~~!!
voice: vo_adv_1117002_014
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
え……さっきの男のセリフを真似しただけじゃと?
【chara 111711 face 4 (sad)】
そ、そうならそうと早く言え! まあわらわは大人だから?
そんな言葉には、ど、どど、動揺などせんがな!!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1117002_015
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】
まったく! あのような者どもは手本にならん!
【chara 111711 face 1 (normal)】
わらわたちは、わらわたちのやり方で楽しもうではないか!
voice: vo_adv_1117002_016
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
そうじゃな……まずは食事でも楽しむとしよう。
【chara 111711 face 2 (joy)】
さあ{player}よ、わらわを良き店に連れてゆくのじゃ!
voice: vo_adv_1117002_017
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
よし、完璧じゃ!
【chara 111711 face 4 (sad)】
色々と想定外のことは起きたが、【chara 111711 face 1 (normal)】
なんとかこやつと、
どこかの店に入るところまで漕ぎ付けたのじゃ!
voice: vo_adv_1117002_018
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
店の中ならば、わらわの『大いなる計画』を実行しても、
【chara 111711 face 5 (shy)】
多少は恥ずかしさも抑えられよう。
voice: vo_adv_1117002_019
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
こやつのためにわらわが発案した『大いなる計画』……
【chara 111711 face 4 (sad)】
なんとしても、こやつにあれを……【chara 111711 face 6 (surprised)】
むむ?
voice: vo_adv_1117002_020
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
お、お主、わらわをどこへ連れて行くのじゃ?
そっちはあまり店がなくて……【chara 111711 face 4 (sad)】
こ、これ!
あ、あまり強く引っ張るな~~!
voice: vo_adv_1117002_021
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
……なるほど。
店は店でも、クリスマスマーケットの出店か。
Choice: (6) ここのスープはおいしいよ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1117002_022
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
色々な店で働いているお主が言うのだから、
このトマトスープは美味であろうな……
voice: vo_adv_1117002_023
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】
まさか、食事のために店に連れて行けと言ったら、
出店に連れて行かれるとは……
こやつの行動は本当に読めんな。
voice: vo_adv_1117002_024
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
まあ、よかろう……ずずっ。
voice: vo_adv_1117002_025
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
あっ、あふっ!
あ、あふいのじゃ~~!
【chara 111711 face 4 (sad)】
こ、こんにゃにあふいなんてぇ……
Choice: (7) だ、大丈夫!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1117002_026
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
ううぅ………ひどいめにあった……
いくらなんでも熱すぎるのじゃ……
Choice: (8) あ、姿が……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1117002_027
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】
な、なんじゃと!?
まさか、熱いスープで体が驚いて、魔力が乱れておるのか!?
voice: vo_adv_1117002_028
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
一時的なものであろうが……
これもこのスープのせいじゃ!
こんなスープ、お主にくれてやる!
voice: vo_adv_1117002_029
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】
……え?
【chara 111712 face 4 (sad)】
な、なんじゃ手を引っ張りおって……【chara 111712 face 6 (surprised)】
ん?
一緒にベンチに座ればいいのか?
voice: vo_adv_1117002_030
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】
ちょ、ちょっと待て、
【chara 111712 face 4 (sad)】
なんでわらわを膝の上に乗せる!?
子ども扱いするなと言うておるじゃろうが!
voice: vo_adv_1117002_031
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
聞いておるのか?
スープに息をフーフーしとらんで、
わらわの話を……【chara 111712 face 6 (surprised)】
え、スープに息をフーフー……?
voice: vo_adv_1117002_032
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】
お、お主まさか……
わらわにスープをあーんで食べさせようとしてるのか!?
voice: vo_adv_1117002_033
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
わ、わらわはあーんなどしないぞ!
公衆の面前で、そのような恥ずかしいことできるわけなかろう!
Choice: (9) あーん。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1117002_034
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
だ、だから、しないと言っておるのじゃ!
伝説の吸血鬼にして、
夜を統べる者たるこのわらわが、そのようなことを……
voice: vo_adv_1117002_035
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】
え……おいしいから一口だけって……
【chara 111712 face 4 (sad)】
そのスープが美味なのは、
熱かったとはいえ、先ほど味わったから分かっておる。
voice: vo_adv_1117002_036
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
トマトの濃厚な味……
【chara 111712 face 1 (normal)】
ここまで漂ってくるすばらしい香り……
【chara 111712 face 4 (sad)】
熱くなければ、今すぐにでも味わいたいくらいで……
voice: vo_adv_1117002_037
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
………………じゅる。
Choice: (10) あーん。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1117002_038
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
わ、わらわを誘惑するな!
食べぬぞ! あーんなどせぬぞ!
わらわは絶対に……絶対に食べたりなど……
voice: vo_adv_1117002_039
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
………………
voice: vo_adv_1117002_040
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
…………あ、あ~~ん。
voice: vo_adv_1117002_041
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
うう……
く、悔しいけど、とても美味なのじゃ……
voice: vo_adv_1117002_042
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】
……くっ、屈辱じゃ!!
こ、こやつ、わらわを完全に子ども扱いしておる!
voice: vo_adv_1117002_043
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】
あ、頭までなでおってからに……【chara 111712 face 4 (sad)】
うう、
こんなときに限ってなんでわらわの体は……
voice: vo_adv_1117002_044
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
はっ……こ、この姿!
【chara 111711 face 1 (normal)】
ようやく魔力が安定して、元に戻ったのじゃ~!
Choice: (11) どいてもらっていい?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1117002_045
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
お、おお、そうだった!
【chara 111711 face 1 (normal)】
お主の上におったのだったな!
ではさっそくどいて…………
voice: vo_adv_1117002_046
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
………………ふふっ♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1117002_047
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
……なあ、{player}よ。
先ほどは、小さくなったわらわを随分と『お世話』してくれたなぁ?
voice: vo_adv_1117002_048
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
別に怒ってなどおらぬぞ~?
【chara 111711 face 2 (joy)】
むしろわらわは、感謝しているのじゃ。
voice: vo_adv_1117002_049
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
──だからその礼として、大人のわらわが、
お主の『お世話』をしてやろうではないか♪
Choice: (12) なんか目が怖い……
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1117002_050
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
安心せい。
別に血を吸ったりするわけではない。
voice: vo_adv_1117002_051
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
さっきも言うたが、あくまでわらわはお主の『お世話』をするだけ。
【chara 111711 face 2 (joy)】
そう……先ほどお主がやったように、
わらわがこのトマトスープを食べさせてあげるだけじゃ♪
voice: vo_adv_1117002_052
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
どうした、口を開けないと食べさせてやれんぞ?
【chara 111711 face 2 (joy)】
これは、先ほど幼い姿のわらわに、お主が言ったことではないか♪
voice: vo_adv_1117002_053
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
……はい、あ~ん♪
voice: vo_adv_1117002_054
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】
よくできたのじゃ。
ご褒美に、頭をなでてやるかのぅ……♪
voice: vo_adv_1117002_055
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】
これで少しは、先程の仕返しができたかのう。
【chara 111711 face 2 (joy)】
ふふっ、いつも子ども扱いされてばかりだったから、
こういうのも面白いのじゃ♪
voice: vo_adv_1117002_056
女性:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
ね、ねえ……
あそこのカップル、すっごいことしてる……!
voice: vo_adv_1117002_057
男性:
【chara 311 face 6 (surprised)】
う、うん……たしかにすごいね……
voice: vo_adv_1117002_058
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
え……すごいこと……?
voice: vo_adv_1117002_059
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】
だ、大胆に迫りながら、
スープを飲ませてもらうなんて……
voice: vo_adv_1117002_060
女性:
【chara 1211 face 4 (sad)】
さすがにあれは、あたしにもできない……
voice: vo_adv_1117002_061
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】
よくよく考えれば、
今のわらわの状況……
voice: vo_adv_1117002_062
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】
…………っっっっ!!
voice: vo_adv_1117002_063
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】
お、おお、お主!!
今すぐ離れるのじゃ~~~~!!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──イリヤの叫びが木霊するクリスマスマーケット。
後にこのベンチは、『二人で座ると一気に仲が深まる』とされ、
クリスマスを過ごす恋人たちのデートスポットになったとか。
still display end