イリヤ(クリスマス) 第2話
町に到着し食事をする二人だったが、スープの熱さからイリヤが子どもの姿になってしまう。{player}に子ども扱いされ不満のイリヤだったが、大人の姿に戻り、今度は逆に子ども扱いするのであった。


-------------- situation:
とっておきの仕返し
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ──ランドソル繁華街に到着する二人。
クリスマスシーズンで賑わう町に、イリヤは驚くのであった。

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イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 な、なんじゃこれは……
いつも以上に町中に光が灯っておる。
【chara 111711 face 1 (normal)】 ここだけはまるで、昼のようではないか……

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イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 それに、家や木にまで装飾が……
町の全てが美しいのじゃ!

Choice: (1) 楽しそうでよかった。
----- Tag 1 -----
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イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 うむ!
わらわが知る時代のクリスマスとは随分と違うからな!
町を見てるだけでも楽しいのじゃ。

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イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 ……じゃが、今宵はこのような楽しみ方をするのではない。
【chara 111711 face 2 (joy)】 そなたに、大人の夜の楽しみ方というものを教えてやろう。

Choice: (2) 大人の夜?
----- Tag 2 -----
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イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 口で言うより見たほうが早かろう。
ほれ、あれを見るのじゃ。

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男性:
【chara 311 face 2 (joy)】 今日は楽しもうね、ボクの愛しい人♪

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女性:
【chara 1211 face 2 (joy)】 ええ、さっそく行きましょう♪

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イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 あんな感じじゃ。
あれこそが、クリスマスを楽しむ大人の男女というものじゃな。
ああいうのを見習って……

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男性:
【chara 311 face 2 (joy)】 今夜はずっと一緒だからね……?

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女性:
【chara 1211 face 2 (joy)】 ふふっ……もちろんよ♪

voice: vo_adv_1117002_010
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 え……ア、アカリから聞いてはおったが、
【chara 111711 face 4 (sad)】 最近の若い者は、公衆の面前であんなことまで……!?
【chara 111711 face 6 (surprised)】 うわ……うわ……っ!?

Choice: (3) どうかしたの?
Choice: (4) 今夜はずっと一緒だからね……?
----- Tag 3 -----
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イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 な、なな、なんでもないぞ!
【chara 111711 face 4 (sad)】 破廉恥なことをしおってとか思っておらん!

voice: vo_adv_1117002_012
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】 そ、それにあれぐらい、大人のわらわなら見慣れておるわ!
【chara 111711 face 6 (surprised)】 本当だぞ! ……ほ、本当だからな!!

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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1117002_013
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 ……な、なな、何を言いだすのだお主は!
【chara 111711 face 4 (sad)】 そ、そんな、はれ、はれ……破廉恥な~~!!

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イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 え……さっきの男のセリフを真似しただけじゃと?
【chara 111711 face 4 (sad)】 そ、そうならそうと早く言え! まあわらわは大人だから?
そんな言葉には、ど、どど、動揺などせんがな!!

----- Tag 5 -----
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イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】 まったく! あのような者どもは手本にならん!
【chara 111711 face 1 (normal)】 わらわたちは、わらわたちのやり方で楽しもうではないか!

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イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 そうじゃな……まずは食事でも楽しむとしよう。
【chara 111711 face 2 (joy)】 さあ{player}よ、わらわを良き店に連れてゆくのじゃ!

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イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 よし、完璧じゃ!
【chara 111711 face 4 (sad)】 色々と想定外のことは起きたが、【chara 111711 face 1 (normal)】 なんとかこやつと、
どこかの店に入るところまで漕ぎ付けたのじゃ! 

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イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 店の中ならば、わらわの『大いなる計画』を実行しても、
【chara 111711 face 5 (shy)】 多少は恥ずかしさも抑えられよう。

voice: vo_adv_1117002_019
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 こやつのためにわらわが発案した『大いなる計画』……
【chara 111711 face 4 (sad)】 なんとしても、こやつにあれを……【chara 111711 face 6 (surprised)】 むむ? 

voice: vo_adv_1117002_020
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 お、お主、わらわをどこへ連れて行くのじゃ?
そっちはあまり店がなくて……【chara 111711 face 4 (sad)】 こ、これ!
あ、あまり強く引っ張るな~~!

voice: vo_adv_1117002_021
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 ……なるほど。
店は店でも、クリスマスマーケットの出店か。

Choice: (6) ここのスープはおいしいよ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1117002_022
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 色々な店で働いているお主が言うのだから、
このトマトスープは美味であろうな……

voice: vo_adv_1117002_023
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】 まさか、食事のために店に連れて行けと言ったら、
出店に連れて行かれるとは……
こやつの行動は本当に読めんな。

voice: vo_adv_1117002_024
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 まあ、よかろう……ずずっ。

voice: vo_adv_1117002_025
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 あっ、あふっ!
あ、あふいのじゃ~~!
【chara 111711 face 4 (sad)】 こ、こんにゃにあふいなんてぇ……

Choice: (7) だ、大丈夫!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1117002_026
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 ううぅ………ひどいめにあった……
いくらなんでも熱すぎるのじゃ……

Choice: (8) あ、姿が……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1117002_027
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】 な、なんじゃと!?
まさか、熱いスープで体が驚いて、魔力が乱れておるのか!?

voice: vo_adv_1117002_028
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 一時的なものであろうが……
これもこのスープのせいじゃ!
こんなスープ、お主にくれてやる!

voice: vo_adv_1117002_029
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】 ……え?
【chara 111712 face 4 (sad)】 な、なんじゃ手を引っ張りおって……【chara 111712 face 6 (surprised)】 ん?
一緒にベンチに座ればいいのか?

voice: vo_adv_1117002_030
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】 ちょ、ちょっと待て、
【chara 111712 face 4 (sad)】 なんでわらわを膝の上に乗せる!?
子ども扱いするなと言うておるじゃろうが!

voice: vo_adv_1117002_031
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 聞いておるのか?
スープに息をフーフーしとらんで、
わらわの話を……【chara 111712 face 6 (surprised)】 え、スープに息をフーフー……?

voice: vo_adv_1117002_032
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】 お、お主まさか……
わらわにスープをあーんで食べさせようとしてるのか!?

voice: vo_adv_1117002_033
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 わ、わらわはあーんなどしないぞ!
公衆の面前で、そのような恥ずかしいことできるわけなかろう!

Choice: (9) あーん。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1117002_034
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 だ、だから、しないと言っておるのじゃ!
伝説の吸血鬼にして、
夜を統べる者たるこのわらわが、そのようなことを……

voice: vo_adv_1117002_035
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】 え……おいしいから一口だけって……
【chara 111712 face 4 (sad)】 そのスープが美味なのは、
熱かったとはいえ、先ほど味わったから分かっておる。

voice: vo_adv_1117002_036
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 トマトの濃厚な味……
【chara 111712 face 1 (normal)】 ここまで漂ってくるすばらしい香り……
【chara 111712 face 4 (sad)】 熱くなければ、今すぐにでも味わいたいくらいで……

voice: vo_adv_1117002_037
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 ………………じゅる。

Choice: (10) あーん。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1117002_038
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 わ、わらわを誘惑するな!
食べぬぞ! あーんなどせぬぞ!
わらわは絶対に……絶対に食べたりなど……

voice: vo_adv_1117002_039
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 ………………

voice: vo_adv_1117002_040
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 …………あ、あ~~ん。

voice: vo_adv_1117002_041
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 うう……
く、悔しいけど、とても美味なのじゃ……

voice: vo_adv_1117002_042
イリヤ:
【chara 111712 face 4 (sad)】 ……くっ、屈辱じゃ!!
こ、こやつ、わらわを完全に子ども扱いしておる! 

voice: vo_adv_1117002_043
イリヤ:
【chara 111712 face 6 (surprised)】 あ、頭までなでおってからに……【chara 111712 face 4 (sad)】 うう、
こんなときに限ってなんでわらわの体は……

voice: vo_adv_1117002_044
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 はっ……こ、この姿!
【chara 111711 face 1 (normal)】 ようやく魔力が安定して、元に戻ったのじゃ~!

Choice: (11) どいてもらっていい?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1117002_045
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 お、おお、そうだった!
【chara 111711 face 1 (normal)】 お主の上におったのだったな!
ではさっそくどいて…………

voice: vo_adv_1117002_046
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 ………………ふふっ♪

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1117002_047
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 ……なあ、{player}よ。
先ほどは、小さくなったわらわを随分と『お世話』してくれたなぁ?

voice: vo_adv_1117002_048
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 別に怒ってなどおらぬぞ~?
【chara 111711 face 2 (joy)】 むしろわらわは、感謝しているのじゃ。

voice: vo_adv_1117002_049
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 ──だからその礼として、大人のわらわが、
お主の『お世話』をしてやろうではないか♪

Choice: (12) なんか目が怖い……
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1117002_050
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 安心せい。
別に血を吸ったりするわけではない。

voice: vo_adv_1117002_051
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 さっきも言うたが、あくまでわらわはお主の『お世話』をするだけ。
【chara 111711 face 2 (joy)】 そう……先ほどお主がやったように、
わらわがこのトマトスープを食べさせてあげるだけじゃ♪

voice: vo_adv_1117002_052
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 どうした、口を開けないと食べさせてやれんぞ?
【chara 111711 face 2 (joy)】 これは、先ほど幼い姿のわらわに、お主が言ったことではないか♪

voice: vo_adv_1117002_053
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 ……はい、あ~ん♪

voice: vo_adv_1117002_054
イリヤ:
【chara 111711 face 2 (joy)】 よくできたのじゃ。
ご褒美に、頭をなでてやるかのぅ……♪

voice: vo_adv_1117002_055
イリヤ:
【chara 111711 face 1 (normal)】 これで少しは、先程の仕返しができたかのう。
【chara 111711 face 2 (joy)】 ふふっ、いつも子ども扱いされてばかりだったから、
こういうのも面白いのじゃ♪ 

voice: vo_adv_1117002_056
女性:
【chara 1211 face 6 (surprised)】 ね、ねえ……
あそこのカップル、すっごいことしてる……!

voice: vo_adv_1117002_057
男性:
【chara 311 face 6 (surprised)】 う、うん……たしかにすごいね……

voice: vo_adv_1117002_058
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 え……すごいこと……?

voice: vo_adv_1117002_059
男性:
【chara 311 face 4 (sad)】 だ、大胆に迫りながら、
スープを飲ませてもらうなんて……

voice: vo_adv_1117002_060
女性:
【chara 1211 face 4 (sad)】 さすがにあれは、あたしにもできない……

voice: vo_adv_1117002_061
イリヤ:
【chara 111711 face 6 (surprised)】 よくよく考えれば、
今のわらわの状況……

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voice: vo_adv_1117002_062
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】 …………っっっっ!!

voice: vo_adv_1117002_063
イリヤ:
【chara 111711 face 4 (sad)】 お、おお、お主!!
今すぐ離れるのじゃ~~~~!!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ──イリヤの叫びが木霊するクリスマスマーケット。
後にこのベンチは、『二人で座ると一気に仲が深まる』とされ、
クリスマスを過ごす恋人たちのデートスポットになったとか。

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