コッコロ(ニューイヤー) 第3話
{player}と繁華街の縁日を楽しんだコッコロだが、あと一つだけやり残した正月行事があると言う。湖畔に設置されていた舞台に案内し、今年もそばにいたいという願掛けの舞を捧げるのだった。
-------------- situation:
舞い上がる願い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}とコッコロは、
そば早食い二人羽織の景品の割引券を使って、
縁日の屋台で美食を堪能していた。
voice: vo_adv_1119003_000
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
おや。主さま、お口元が汚れておりますよ?
【chara 111911 face 1 (normal)】
わたくしが拭いて差し上げます。
voice: vo_adv_1119003_001
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
……ふき、ふき♪
【chara 111911 face 2 (joy)】
はい、きれいになりましたよ。
voice: vo_adv_1119003_002
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
どの屋台でもかなり割引になるからとはいえ、
少々食べすぎてしまいましたね。わたくしは満腹でございます。
voice: vo_adv_1119003_003
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
食い正月というのも素敵な過ごし方ではございますが、
正月太りになってはいけません。
voice: vo_adv_1119003_004
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
主さまのお腹はいかがでございますか?
存分に満喫できておりますでしょうか?
voice: vo_adv_1119003_005
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
まだわたくしのお年玉は残っておりますから、
【chara 111911 face 2 (joy)】
食べ足りなければ遠慮なくおっしゃってくださいまし。
Choice: (1) コッコロちゃんのおかげで正月が楽しい。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1119003_006
コッコロ:
【chara 111911 face 2 (joy)】
新年早々、お褒めに預かり光栄でございます。
voice: vo_adv_1119003_007
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
ですが、主さまをサポートするのがわたくしの務めでございます。
【chara 111911 face 2 (joy)】
楽しいお正月に導くのも当然のことでございます。
Choice: (2) コッコロちゃんも里の正月は楽しかった?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1119003_008
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
里では長老や旧知の同胞たちに、
昨年の主さまのご活躍を報告してまいりました。
voice: vo_adv_1119003_009
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
旧知の同胞たちとの語らいは心穏やかになる、
落ち着くひと時でございました。
voice: vo_adv_1119003_010
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
ですが、主さまと出会い、主さまの優しさに触れてしまった今はもう、
【chara 111911 face 2 (joy)】
主さまのおそばがわたくしの新しいもう一つの故郷でございます。
voice: vo_adv_1119003_011
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
もちろん語らうだけではなく、里に伝わる行事も一通り行い、
わたくしは十分にお正月を堪能いたしました。
voice: vo_adv_1119003_012
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
……いえ。一つだけ、やり残したお正月の行事がございました。
voice: vo_adv_1119003_013
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
里の風習ではなく、以前神殿の職員から教えて頂いた、
ここランドソルの験担ぎなのですが。
voice: vo_adv_1119003_014
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
本来なら元日に執り行うものなので、
今からでは少々遅いのですが……
Choice: (3) せっかくだし、やろうよ。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1119003_015
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
それはいけません。
【chara 111911 face 4 (sad)】
今日は主さまをお連れするつもりでしたから、
わたくしの予定を差し込むなど。
voice: vo_adv_1119003_016
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
ふむ、ですがあの行事でしたら……
voice: vo_adv_1119003_017
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
やはりお言葉に甘えてもよろしいでしょうか?
主さまのためになることかもしれませんので……
voice: vo_adv_1119003_018
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
ありがとうございます。
【chara 111911 face 2 (joy)】
では移動いたしましょう。
voice: vo_adv_1119003_019
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
こちらでございます、主さま。
voice: vo_adv_1119003_020
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
不思議そうに周りを見回しておりますが……
【chara 111911 face 1 (normal)】
お正月らしさがないことが気になっているのですね。
voice: vo_adv_1119003_021
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
安心してくださいまし。
この湖のほとりには……【chara 111911 face 6 (surprised)】
おお、やはりまだありました!
voice: vo_adv_1119003_022
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
元日に神殿職員の方々が利用した舞台が
まだ片付けられずに残っておりました。
【chara 111911 face 2 (joy)】
こちらを少々お借りするといたしましょう。
voice: vo_adv_1119003_023
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
なにせ人前で行うのは初めてでして、
上手くできるかどうかあまり自信がないのですが……
【chara 111911 face 2 (joy)】
どうぞご寛大な御心でお付き合いしてくださいまし。
voice: vo_adv_1119003_024
コッコロ:
【chara 111911 face 2 (joy)】
ふふ、ありがとうございます。
【chara 111911 face 1 (normal)】
主さまが楽しみと仰ってくださったので、少し気が楽になりました。
voice: vo_adv_1119003_025
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
すぅ~……では、参ります。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1119003_026
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
ゆっくりと手を掲げ、それから次は確か腰をひねり……【chara 111911 face 6 (surprised)】
おや?
voice: vo_adv_1119003_027
コッコロ:
【chara 111911 face 5 (shy)】
ああ主さま、そのようにじっと見つめないでくださいまし……
上手くできるか自信がなくて、とても恥ずかしいです。
voice: vo_adv_1119003_028
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
ですが、これは主さまに捧げる祈り。
【chara 111911 face 4 (sad)】
しっかりと見ていてほしくもあるので、もどかしいです。
voice: vo_adv_1119003_029
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
お正月をお楽しみになっているところに水を差さぬよう、
楽しんで頂けるように【chara 111911 face 2 (joy)】
わたくしができる限りの全てを主さまに……
voice: vo_adv_1119003_030
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
完璧な舞とは言い難いできなのは承知の上。
【chara 111911 face 1 (normal)】
しかし、わたくしの主さまをお慕いする想いだけは……
voice: vo_adv_1119003_031
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
それだけは嘘偽りのない、
わたくしの純粋なたった一つの願いでございます。
voice: vo_adv_1119003_032
コッコロ:
【chara 111911 face 2 (joy)】
主さま、どうか今年もおそばに置いてくださいまし。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1119003_033
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
ふぅ……
【chara 111911 face 4 (sad)】
拙い舞でお目見汚し失礼いたしました。
voice: vo_adv_1119003_034
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
今のは、ランドソルに古くから伝わるお正月の舞の一節でございます。
voice: vo_adv_1119003_035
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
実は昨年末、神殿に出向いた際に、
職員のお一人がこの舞の話を聞かせてくださいました。
voice: vo_adv_1119003_036
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
新しい年の初日に、一番大切に思う人に奉納することで、
その年もそばにいられる……という願掛けができるのです。
voice: vo_adv_1119003_037
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
この願掛けの通りになれば、わたくしの願いは叶い、
【chara 111911 face 2 (joy)】
主さまも、わたくしのサポートを受けていただくことができます。
voice: vo_adv_1119003_038
コッコロ:
【chara 111911 face 2 (joy)】
ですから、わたくしにとっては、
これ以上ないお正月の験担ぎなのでございます。
voice: vo_adv_1119003_039
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
しかし、いつか主さまに披露したいとは思っていましたが、
【chara 111911 face 6 (surprised)】
まさか今年見て頂くことになるとは……
voice: vo_adv_1119003_040
コッコロ:
【chara 111911 face 4 (sad)】
里で時間があるときに少し練習をしていたのですが、
様になっていたとはとても言い難いでき栄えかと。
voice: vo_adv_1119003_041
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
いかがでしたでしょうか……?
【chara 111911 face 4 (sad)】
主さまが退屈だと感じていなければいいのですが……
Choice: (4) よくがんばったね!
Choice: (5) 初めてとは思えないくらい上手!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1119003_042
コッコロ:
【chara 111911 face 2 (joy)】
はい。主さまのことだけを思い、
誠心誠意真心を込めて披露いたしました。
Jump to tag 6
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1119003_043
コッコロ:
【chara 111911 face 6 (surprised)】
そ、そんな。【chara 111911 face 4 (sad)】
それほど褒められると反対に不安になります。
【chara 111911 face 1 (normal)】
ですが、主さまの言葉ですから、
今日はそのまま受け止めさせてくださいまし。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1119003_044
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
主さまに楽しんで頂いたようで、とても安心いたしました。
わたくしの拙い舞にはもったいないくらいのお褒めの言葉まで……
voice: vo_adv_1119003_045
コッコロ:
【chara 111911 face 1 (normal)】
わたくしの願いや幸福の全ては、
主さまのおそばにいてサポートをすることでございます。
voice: vo_adv_1119003_046
コッコロ:
【chara 111911 face 2 (joy)】
ですから主さまのためでもあり、わたくし自身のためでもあるこの舞を、
また来年もどうか披露させてくださいまし。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
澄んだ冬の空を赤く染める夕日のように、
{player}を見つめるコッコロの瞳も
優しく揺らめいているのだった。