カスミ(マジカル) 第2話
人を魔物のような姿に変える魔道具のことを調べるカスミ。その取引場所となった飲食店で犯人を見つけた彼女は、魔法少女の力を使うことなく、{player}との協力によって犯人を確保するのだった。


-------------- situation:
自己の証明
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 謎の指輪によって変貌した犯人を捕まえたカスミ。
日を改め、カスミと{player}は待ち合わせ場所で合流する。

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カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ……では。
改めて調査を再開するよ、助手くん!

Choice: (1) 変身だね!
----- Tag 1 -----
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カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 しないよ!?
言っただろう? 魔法少女は封印すると!

voice: vo_adv_1122002_002
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 前に変身したのは、君が危なかったから、
やむなくだね……

voice: vo_adv_1122002_003
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 とにかく!
私は探偵として、知識と論理で事件を解決するのだよ!

voice: vo_adv_1122002_004
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 ……おっと、あまり大きな声を出してはいけないね。

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カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 なぜ飲食店に、という顔だね?
残念ながら、食事をしに来たわけではないのだよ。

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カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 以前に魔物のような姿へと変貌した人は覚えているね?
【chara 101411 face 3 (anger)】 あの変貌はどうやら、彼が身につけていた指輪が原因らしい。

voice: vo_adv_1122002_007
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ──秘められた力を解き放つ。
そんな謳い文句で出回っている魔道具らしい。

voice: vo_adv_1122002_008
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 そして、彼の前後の行動を洗いなおした結果……
その指輪は、どうやらここで手に入れたものらしい。

voice: vo_adv_1122002_009
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 魔道具の取引場所、というわけだね。
【chara 101411 face 3 (anger)】 助手くん、あまり目立つ行動は控えるんだよ?

Choice: (2) 任せて!
Choice: (3) 目立たないのは得意。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1122002_010
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 早速声が大きいね!?
【chara 101411 face 4 (sad)】 いや、うん。【chara 101411 face 1 (normal)】 やる気があるのはいいことさ。
よろしく頼むよ、助手くん。

Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1122002_011
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……それ、ただボーっとしてるだけだよね?
確かに存在感が薄くはなったけど……私の声、聞こえてる?
助手くん? おーい助手くーん!?

----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1122002_012
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ともかく。
この事件の解決は私と君の双肩にかかっている。
迅速に事件解決といこうじゃないか。

voice: vo_adv_1122002_013
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 おっと助手くん、【chara 101411 face 1 (normal)】 迅速にとは言ったが、
焦って動くのは探偵らしくないよ。

voice: vo_adv_1122002_014
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 実はね、私はこの店に入ってから、
ずっと周囲の様子を観察していたのさ。
そして……怪しい点を見つけた。

voice: vo_adv_1122002_015
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ふふ。気になるかい?
では、私の観察眼をお見せするとしよう。

voice: vo_adv_1122002_016
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 私のななめ後ろ、店の隅のテーブルを見てごらん。
【chara 101411 face 3 (anger)】 相手に気取られないよう、自然にだよ?

voice: vo_adv_1122002_017
男性1:
【chara 1111 face 4 (sad)】 …………

voice: vo_adv_1122002_018
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 どうだい?
何か気がついたことはあるかな?

Choice: (5) 何も分からない。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1122002_019
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 迷うことなく考えることを放棄したね……
【chara 101411 face 4 (sad)】 正直なのは君のいいところだけど、
もうちょっと考える素振りくらいは見せてくれてもいいんだよ?

voice: vo_adv_1122002_020
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 あの男性が座っている席、
テーブルの上には珈琲とケーキのセットが二つ、置いてあるよね。

voice: vo_adv_1122002_021
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 一見すれば、彼には連れがいるのだと考えられる。
だが、彼がこの店に入ってきたとき、他の相手は誰もいなかった。

Choice: (6) 誰か待っているんじゃ?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1122002_022
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 そうだね。もちろんその可能性も考えられる。
この店で待ち合わせをしていて、後から来る人物の分も注文しておいた、
という可能性だね。

voice: vo_adv_1122002_023
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 しかしそれだと、ホットの飲み物を先に注文するというのは、
いささか配慮が欠けていると言えないかな?
【chara 101411 face 1 (normal)】 現に、珈琲の湯気はもう見えなくなってしまっている。

voice: vo_adv_1122002_024
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 それに加えて。
さきほどから彼は、ずっと俯いたまま微動だにしていない。
まるで人目につかぬよう、息を潜めているかのようだ。

voice: vo_adv_1122002_025
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 待ち合わせをしているのなら、
店の入り口くらいはこまめに確認しそうなものだろう?

voice: vo_adv_1122002_026
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 つまり……彼が待っているのは、見たって分からない相手。
そして、あの注文してある珈琲とケーキは……【chara 101411 face 3 (anger)】 目印だと思われる。

voice: vo_adv_1122002_027
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ──取引の、ね。
【chara 101411 face 1 (normal)】 ああして待つことで取引相手がやってくる、というわけさ。

voice: vo_adv_1122002_028
店員:
【chara 413 face 1 (normal)】 いらっしゃいませ~!
お一人ですか?

voice: vo_adv_1122002_029
男性2:
【chara 1411 face 1 (normal)】 いや……待ち合わせだよ。

voice: vo_adv_1122002_030
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 おっと……どうやら、推理の答え合わせができそうだね。

voice: vo_adv_1122002_031
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 いいかい助手くん、気づかれないように、
それとなく観察するんだよ。

voice: vo_adv_1122002_032
男性2:
【chara 1411 face 1 (normal)】 よぉ、待たせたな。

voice: vo_adv_1122002_033
男性1:
【chara 1111 face 6 (surprised)】 ……! あんたが……
【chara 1111 face 4 (sad)】 その、こ、これでいいのか……!

voice: vo_adv_1122002_034
男性2:
【chara 1411 face 1 (normal)】 おいおいそう急ぐなって。
珈琲くらい飲ませろよ。

voice: vo_adv_1122002_035
男性2:
【chara 1411 face 2 (joy)】 ……ああ、ちょうどいい温さだ。
俺は猫舌でね。

Choice: (7) それとなく背伸びしてみる。
Choice: (8) それとなくジャンプしてみる。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1122002_036
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 そうそう。
動かずに注視しているとバレてしまうからね。
【chara 101411 face 6 (surprised)】 って助手くん、伸び過ぎだ! 倒れてる、椅子ごと後ろに倒れてるよ!

Jump to tag 9
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1122002_037
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 自己主張!
助手くん、それとない動きが不自然過ぎるよ!?

----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1122002_038
男性2:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 ううん? なんか騒がしいな……

voice: vo_adv_1122002_039
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 まずいっ!
【chara 101411 face 1 (normal)】 じょしゅ……【chara 101411 face 5 (shy)】 だっ、ダーリン、あーんっ♪

voice: vo_adv_1122002_040
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 うぅ~っ、ご、誤魔化すためとはいえ、
わざとらし過ぎたかな……? 【chara 101411 face 1 (normal)】 あ、助手くん、ほんとに食べてくれた……
【chara 101411 face 6 (surprised)】 えっ、でもこれ、私のスプーン……これって……

voice: vo_adv_1122002_041
男性2:
【chara 1411 face 4 (sad)】 ……なんだ、バカップルか。
ちっ、場所を選べってんだ。ここをどこだと思ってやがる。

voice: vo_adv_1122002_042
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 こんなところで怪しい取引をする輩に言われたくない……! 

voice: vo_adv_1122002_043
男性1:
【chara 1111 face 4 (sad)】 おい、もういいだろ!
早く例のものを……!

voice: vo_adv_1122002_044
男性2:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 ああ、分かったよ。
【chara 1411 face 1 (normal)】 ほら、こいつだ。

voice: vo_adv_1122002_045
男性1:
【chara 1111 face 6 (surprised)】 【chara 1111 face 1 (normal)】 これが、秘められた力を解き放つという……!

voice: vo_adv_1122002_046
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ……どうやら当たりだね。

voice: vo_adv_1122002_047
男性2:
【chara 1411 face 1 (normal)】 それじゃあな。
温い珈琲、ごちそうさん。

voice: vo_adv_1122002_048
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 助手くん、彼の後を追うよ!

voice: vo_adv_1122002_049
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 そっちの客は【自警団(カォン)】の仲間に任せよう。
ふふ……念のため、店内に待機していてもらったのさ。

voice: vo_adv_1122002_050
カスミ:
【chara 101411 face 2 (joy)】 後は、よろしく頼むよ。

voice: vo_adv_1122002_051
店員:
【chara 413 face 1 (normal)】 …………

voice: vo_adv_1122002_052
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 さぁ行こう助手くん。
尾行は探偵の代名詞だからねっ!

voice: vo_adv_1122002_053
売人:
【chara 1411 face 2 (joy)】 くっくっく、ボロい商売だぜ。
こんな得体の知れねぇ代物でも、欲しいってヤツはいくらでもいやがる。

voice: vo_adv_1122002_054
売人:
【chara 1411 face 1 (normal)】 だがどうせいずれはバレちまう。
それまでにできるだけ稼いで──

voice: vo_adv_1122002_055
カスミ:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 【chara 101411 face 1 (normal)】 ──残念。
引き際を見誤ったね。

voice: vo_adv_1122002_056
売人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 何っ、【chara 1411 face 3 (anger)】 誰だ!?

voice: vo_adv_1122002_057
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 知りたいなら名乗ってあげよう。
私は魔法たん……【chara 101411 face 6 (surprised)】 もとい。
【chara 101411 face 1 (normal)】 この街で探偵をやっている、カスミというものさ。

voice: vo_adv_1122002_058
売人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 探偵だぁ……?
【chara 1411 face 4 (sad)】 なんだ。街で噂されてる魔法少女でも出たのかと思ったぜ。

voice: vo_adv_1122002_059
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 それも私だよ、なんて言っちゃいそうになるけど、
我慢我慢。【chara 101411 face 3 (anger)】 今日の私はただの探偵なんだから……! 

voice: vo_adv_1122002_060
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ガッカリさせて悪いね。
【chara 101411 face 3 (anger)】 だが、どっちにしろ君の運命は変わらないよ。
……魔道具の売人さん。

voice: vo_adv_1122002_061
売人:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 へぇ……よく見たら、さっきの店にいたヤツだな。
【chara 1411 face 1 (normal)】 なるほど、取引現場を見られたってわけだ。
てことは、さっきの客はもう押さえられたってわけか?

voice: vo_adv_1122002_062
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 その通りだよ。
……大人しく投降してくれると助かるのだけれど。

voice: vo_adv_1122002_063
売人:
【chara 1411 face 3 (anger)】 へっ、馬鹿な嬢ちゃんだ。
探偵だか何だか知らねぇが、一人でノコノコ来ちまうなんてな。
コイツの力、見せてやるよ!

voice: vo_adv_1122002_064
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 やっぱり魔道具を使おうとするよね……! 

voice: vo_adv_1122002_065
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 ──今だ、助手くんっ!

Choice: (10) 魔道具を奪う。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1122002_066
売人:
【chara 1411 face 4 (sad)】 何ぃっ!?
もう一人隠れてやがったのか!

voice: vo_adv_1122002_067
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 バカップルの片割れだよ。
私のことは覚えていたようだが、彼のことは覚えていなかったようだね。

voice: vo_adv_1122002_068
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 見事だよ助手くん。
君のそれとない演技、【chara 101411 face 2 (joy)】 ちゃんと通用していたようだ。

voice: vo_adv_1122002_069
売人:
【chara 1411 face 3 (anger)】 くそっ、それを返しやがれ!

voice: vo_adv_1122002_070
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 そうはいかないさ。
【chara 101411 face 3 (anger)】 お縄につきたまえ──ルートオブバインド!

voice: vo_adv_1122002_071
売人:
【chara 1411 face 4 (sad)】 くっ、くそぉ……!
ただの探偵なんかに……!

voice: vo_adv_1122002_072
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 ふふっ。
ただの探偵もやるものだろう?

voice: vo_adv_1122002_073
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 お疲れさま、助手くん。
無事犯人を確保できてよかったよ。

voice: vo_adv_1122002_074
カスミ:
【chara 101411 face 3 (anger)】 彼はこれから、取り調べを受けることになる。
【chara 101411 face 1 (normal)】 魔道具に関して情報を絞らないとね。

voice: vo_adv_1122002_075
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 ……ふぅ。

Choice: (11) どうしたの?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1122002_076
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 ああえっと……

voice: vo_adv_1122002_077
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 助手くんから見て、
今日の私はどうだったかな?

Choice: (12) 立派な探偵だった。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1122002_078
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 ! 【chara 101411 face 5 (shy)】 そ、そうかな。
今度は……うん、嘘はないみたいだね。

voice: vo_adv_1122002_079
カスミ:
【chara 101411 face 6 (surprised)】 な、なんだいその顔は。不思議そうな顔をしちゃってさ。
【chara 101411 face 3 (anger)】 これでもね、気にしていたんだよ?

voice: vo_adv_1122002_080
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 探偵っぽくない、
なんて思われてるのは、嫌だなって。

voice: vo_adv_1122002_081
カスミ:
【chara 101411 face 4 (sad)】 幼い子供は誰しも、
魔法少女に憧れるものなのかもしれないけれど……

voice: vo_adv_1122002_082
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 私にとってはそれが『名探偵』だった。
そして私は、今もそれに憧れ続けている。

voice: vo_adv_1122002_083
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 だからその……こればかりは、譲れないんだ。

voice: vo_adv_1122002_084
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 でも、君に立派な探偵だって言ってもらえて、
胸のつかえが取れた気分だよ。

voice: vo_adv_1122002_085
カスミ:
【chara 101411 face 5 (shy)】 ありがとう、助手くん。

voice: vo_adv_1122002_086
カスミ:
【chara 101411 face 1 (normal)】 今日の君もまた、【chara 101411 face 2 (joy)】 立派な『探偵助手』だったよ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 一つの事件を解決したカスミは、
『名探偵』という幼少からの憧れを改めて確かめるのであった。