ツムギ(ハロウィン) 第3話
舞台当日、準備の甲斐あって順調に演技をするツムギ。しかしラストシーンで{player}が相手の男性役として現れ、ツムギは驚きながらも、感情を込めて告白の台詞を口にするのであった。


-------------- situation:
演技に込める本音
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 舞台の当日。
ツムギはいよいよ本番を迎えることとなった。

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 私……いよいよ今日、
舞台に立つんだ……

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 役作りはバッチリ、
演出の方も、手抜かりはない……

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 できることは全部、やったはずです。

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 なのに……なんですかね、
この落ち着かない感じは。

Choice: (1) 大丈夫?
Choice: (2) お腹空いてるの?
----- Tag 1 -----
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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 ……騎士さんに心配されるなんて、屈辱です。
【chara 113911 face 2 (joy)】 でも、ありがとうございます。
【chara 113911 face 1 (normal)】 ですが心配には及びませんよ。

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----- Tag 2 -----
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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 もしかして騎士さん、元気のない人が
みんなお腹空いてると思ってません……?
【chara 113911 face 4 (sad)】 いや、騎士さんらしいとは思いますけど……

----- Tag 3 -----
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ツムギ:
【chara 113911 face 2 (joy)】 安心してください。
【chara 113911 face 1 (normal)】 私が今まで何回カルミナのステージに立ったと思ってるんですか?
今更……

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 ……すみません、これは強がりです。
正直、緊張してます。

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 新しいことをするのって、こんなに緊張するものだったんですね。
【chara 113911 face 1 (normal)】 いえ……カルミナのステージに初めて立った時だって、
きっと同じだったはずなんです。

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 その時の気持ちを今、改めて感じています。

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 まぁ、あの時はノゾミさんに強引に誘われて、
無我夢中でやっちゃったんですけど……

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 今回は、私一人。
前に立って引っ張っていってくれる人はいません。
【chara 113911 face 4 (sad)】 少しだけ……不安ですね。

Choice: (4) 僕がいるよ。
----- Tag 4 -----
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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 ……!
【chara 113911 face 2 (joy)】 ぷっ、あはは! もう、なんですかそれ!
【chara 113911 face 1 (normal)】 騎士さんのくせに生意気ですよ?

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 騎士さんがいるからって、
心強くなんて全然ありませんけど。

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 そうですね……
【chara 113911 face 2 (joy)】 一番近くで、見ていてください。

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 私が……ううん、
私と、【chara 113911 face 2 (joy)】 騎士さんが作り上げた舞台を。

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 それじゃ、そろそろスタンバイの時間なので、
行ってきますね!

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ツムギ:
【chara 113911 face 2 (joy)】 本当に見てるか、ステージの上から確認しますからね!
【chara 113911 face 3 (anger)】 もし居眠りしてたら、あとでお説教です!

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 それじゃあ、またあとで!

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 あ……さっきまでの落ち着かない感じが、もうない……
【chara 113911 face 1 (normal)】 よし、これならいけます!
絶対に成功させますよ──!

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ツムギ:
【chara 113911 face 2 (joy)】 ふっふっふ。
【chara 113911 face 1 (normal)】 これが人間の街か……なんとも賑やかじゃのう。

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 お客さん、満員ですね……!
【chara 113911 face 1 (normal)】 主催者さんも、宣伝頑張ってくれてましたもんね……! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 今宵、吸血鬼たるこのわらわが、
この街を恐怖と絶望で包んでやろうぞ!

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 ──それっ!

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 ここでスモークをたいて、
【chara 113911 face 3 (anger)】 同時に仕込んだワイヤーで飛び上がる! 

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観客:
【chara 1 face 1 (normal)】 おおーーーっ!

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ツムギ:
【chara 113911 face 2 (joy)】 よしよし、狙い通りお客さんも驚いてますね!
【chara 113911 face 1 (normal)】 でも、私の演出はまだまだこんなもんじゃありませんからね……! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 ──ハロウィンとは楽しいものじゃな。
【chara 113911 face 2 (joy)】 ハッハッハッ! 気に入ってしまったぞ!

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 そろそろクライマックス……!
【chara 113911 face 1 (normal)】 ここまでは完璧です、【chara 113911 face 3 (anger)】 このまま最後までいきますよ……! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 お客さんの反応もいいですし、
演出も上手くハマってくれました! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 このままなんのトラブルもなくいければ……! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 それにしても……

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 恐怖と絶望で包むのはやめじゃ!
【chara 113911 face 2 (joy)】 その代わり、来年もまた来るぞ!

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 騎士さんはどこでしょう?
【chara 113911 face 4 (sad)】 観客席にはいませんし、舞台袖にも見当たらない……

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 はっ、まさかあの人~!
【chara 113911 face 3 (anger)】 一番近くで見てくださいって言ったのに、
またどこかで迷子にでもなってるんじゃないでしょうね! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 もうっ、せっかく完璧に……って、
【chara 113911 face 6 (surprised)】 なんで私がこんなに残念がらないといけないんですか! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 あぁもう!
これはもう、あとで徹底的に問い詰めてやらないと! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 おっと、心を乱しちゃダメです。
【chara 113911 face 1 (normal)】 それよりも次はラストシーン、
主人公の女吸血鬼が、人間の男に告白するシーン……! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 舞台袖から相手役の男の人が歩み寄ってきて、
私の目の前にひざまずく、そして……【chara 113911 face 6 (surprised)】 って、あれ? 

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 舞台袖から歩いてくる人……
なんで……えっ? 

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 ──きっ……!

--- Switch scene ---

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 騎士さん!? 

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 あっぶない、思わず口に出しちゃうところでした! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 何やってるんですか騎士さん!
今本番中ですよ!?

Choice: (5) 一番近くで見てる。
----- Tag 5 -----
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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 ああ確かに!
【chara 113911 face 3 (anger)】 ……じゃありませんよっ!?

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 これから大事なラストシーンなんです!
相手役の役者さんが出てくるところなのに……!

Choice: (6) 僕だよ。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1139003_046
ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 ……は?

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 騎士さんが……ラストシーンの、相手役?

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 なんで!?
【chara 113911 face 6 (surprised)】 嘘ですよねっ!?
だってそんなの聞いてませんよっ!?

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ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 っていうかなんで誰も止めなかったんですか!
主催者さんは!?

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主催者:
【chara 2511 face 2 (joy)】 ……ふふっ、
小粋なサプライズ、というやつですよ。

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 ──みたいな表情で微笑まれても、
【chara 113911 face 4 (sad)】 こんなの……!

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 相手役の台詞は少ないから、
騎士さんでも大丈夫でしょうけど……

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観客:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……ザワザワ。

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 しまった、台詞が止まっちゃってました!
とにかく、演技を続けないと……! 

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ツムギ:
【chara 113911 face 4 (sad)】 でもこのシーンって、
女吸血鬼が、人間の男に告白するシーン……

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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 私が……騎士さんに……【chara 113911 face 5 (shy)】 告白!? 

Choice: (7) どうかしましたか、吸血鬼さん。
----- Tag 7 -----
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ツムギ:
【chara 113911 face 6 (surprised)】 あっ、い、いや。
なんでもないわ。

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 騎士さん、ちゃんと台詞覚えてますね……
【chara 113911 face 6 (surprised)】 私にあれだけ使われてたのに、ちゃんと演技の練習も……? 

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ツムギ:
【chara 113911 face 1 (normal)】 ……人間よ。
わらわはそなたが気に入ったぞ。
どうか──

voice: vo_adv_1139003_060
ツムギ:
【chara 113911 face 3 (anger)】 ……もう。【chara 113911 face 1 (normal)】 これじゃ、
絶対に失敗なんてできないじゃないですか。

voice: vo_adv_1139003_061
ツムギ:
【chara 113911 face 5 (shy)】 ──私とずっと一緒に、いてほしい。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 やがて幕が下り、
舞台は大きな喝采に包まれるのであった。

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