レイ(ハロウィン) 第4話
繁華街で怜と出会った{player}。ハロウィンとは名ばかりの交流会で散々な目に遭ったという怜に、ハロウィンの本当の楽しさを知ってもらうため、二人は仮装してお菓子配りに参加するのだった。
-------------- situation:
ハロウィンの楽しみ方
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
賑やかな雰囲気も静まったハロウィンパークで、
店じまいする屋台をレイと{player}は遠目に眺めていた。
voice: vo_adv_1140004_000
レイ:
【chara 114011 face 4 (sad)】
少し名残惜しいね。
【chara 114011 face 6 (surprised)】
お祭りの終わりは寂しいものと、聞いてはいたけど。
voice: vo_adv_1140004_001
レイ:
【chara 114011 face 1 (normal)】
けど……【chara 114011 face 2 (joy)】
ああ、楽しかった。
こんなに熱中したのはいつぶりだろう。心地いい疲れを感じるよ。
voice: vo_adv_1140004_002
レイ:
【chara 114011 face 1 (normal)】
夜も深まってきたし、さすがにこの辺りでお開きかな。
【chara 114011 face 4 (sad)】
この名残惜しさは、しばらく消えそうにないよ。
voice: vo_adv_1140004_003
レイ:
【chara 114011 face 1 (normal)】
ほら、月もあんなに高く昇っている。
あんなに月明かりもさえて──
voice: vo_adv_1140004_004
レイ:
【chara 114011 face 6 (surprised)】
なんだ? 月がやけにまぶしい……
【chara 114011 face 4 (sad)】
ダメだ、眠く……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1140004_005
女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】
おねえちゃん、トリックオアトリート!
voice: vo_adv_1140004_006
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
えぇっと、お菓子をあげるんだよね……?
【chara 100331 face 1 (normal)】
はい、どうぞ。
voice: vo_adv_1140004_007
女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】
わぁ、ありがとー! ハッピーハロウィン!
voice: vo_adv_1140004_008
怜:
【chara 100331 face 2 (joy)】
あ、ああ……ハッピーハロウィン。
ハロウィンを楽しむといい。
voice: vo_adv_1140004_009
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
……どうかな。
キミの目から見て、うまくできていただろうか。
Choice: (1) もっとなりきってみて?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1140004_010
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
む、難しいこと言うね、キミ……
私はハロウィン初めてなんだよ?
voice: vo_adv_1140004_011
男の子1:
【chara 1 face 1 (normal)】
こんばんは! トリックオアトリート!
voice: vo_adv_1140004_012
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
とりっくおあとりーと!
voice: vo_adv_1140004_013
男の子1:
【chara 1 face 1 (normal)】
お菓子くれなきゃいたずらするぞ!
voice: vo_adv_1140004_014
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
するぞー?
voice: vo_adv_1140004_015
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
も、もう次の子が……なりきってみる、か。
【chara 100331 face 1 (normal)】
よーし──
voice: vo_adv_1140004_016
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
お、おお、これはこれは恐ろしいリトルモンスターだ。
お菓子をあげるから、どうか許しておくれ。
voice: vo_adv_1140004_017
男の子1:
【chara 1 face 1 (normal)】
へへ、やったね! おねえちゃんもハッピーハロウィン!
voice: vo_adv_1140004_018
男の子2:
【chara 1 face 1 (normal)】
はろいーん!
voice: vo_adv_1140004_019
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
ど、どうだろうか、今の感じで?
Choice: (2) いい感じだった。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1140004_020
怜:
【chara 100331 face 2 (joy)】
そうか、よかった……【chara 100331 face 6 (surprised)】
って、
どんどん子供たちが集まってきているぞ!
準備した甲斐はあるけれど、【chara 100331 face 4 (sad)】
め、目が回りそうだ……
Choice: (3) 大人気だね。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1140004_021
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
のんきな感想を寄こす暇があったら、キミも手伝って。
【chara 100331 face 4 (sad)】
あぁ、もう。ここまで大変だとは想像してなかった……!
--- Switch scene ---
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──数時間前、
人で賑わうハロウィンの繁華街。
voice: vo_adv_1140004_022
怜:
【chara 100331 face 3 (anger)】
まったく、こんなことなら来るんじゃなかった。
後々の対応も面倒だろうし……どうしたものか。
Choice: (4) どうしたの?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1140004_023
怜:
【chara 100331 face 3 (anger)】
申し訳ないが、先ほどで話は終わった。
これ以上、あなたたちと話すことは──
voice: vo_adv_1140004_024
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
わっ! ……な、何だキミか。
【chara 100331 face 4 (sad)】
すまない。彼らが追いすがってきたのかと勘違いしてしまった。
Choice: (5) 彼ら?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1140004_025
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
……ああ、
先ほどまで、同級生に誘われたパーティーに参加していてね。
予定が折り合わず、普段は断るしかなかったんだけれど。
voice: vo_adv_1140004_026
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
何のパーティーかって?
ハロウィンパーティーだよ。【chara 100331 face 4 (sad)】
……建前上は。
voice: vo_adv_1140004_027
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
ハロウィンというものに興味もあったし、
見識を広めるのも一興かと思って、顔を出してみたものの……
voice: vo_adv_1140004_028
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】
あれが彼らにとってのハロウィンパーティーらしい。
味気のない飾りがしてあるだけの、遊び心も祭りの矜持の一つもない、
自分の人脈を広げるための打算と交渉の場を、そう呼ぶならね。
voice: vo_adv_1140004_029
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
上辺だけの世辞に、狡猾で値踏みするような視線の応酬。
【chara 100331 face 4 (sad)】
彼らが求めていたのは私ではなく、父とのコネクションだったのさ。
voice: vo_adv_1140004_030
怜:
【chara 100331 face 3 (anger)】
これまで、うんざりするほど見てきた光景だ。
あの場に一秒でも留まりたくなかった。
【chara 100331 face 4 (sad)】
……ましてや、否が応でも父のことを引き合いに出される。
voice: vo_adv_1140004_031
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】
……思い返すだけで気分が悪くなるよ。
ハロウィンなんてもうこりごりだ。
Choice: (6) 僕がハロウィンの楽しみ方を教える。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1140004_032
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
楽しいハロウィン……
それはありがたい申し出だけど……何をするの?
Choice: (7) まかせて!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1140004_033
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
やけに自信たっぷりなのが、少しだけ不安を掻き立てるけど……
【chara 100331 face 1 (normal)】
分かった、ここはキミを信じるよ。何が来ても任せよう。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1140004_034
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
……いや、キミに任せるとは言ったが、
わ、私まで仮装させられるとは……
Choice: (8) まずは形が大事だよ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1140004_035
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
た、たしかにハロウィンは仮装を楽しむお祭りだ。
本気で楽しむなら、その作法にのっとるのが正しいね。
voice: vo_adv_1140004_036
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
それによく見れば子供はもちろん、大人たちもみんな仮装しているね。
【chara 100331 face 2 (joy)】
特に大人の仮装は大したものだね。すごく凝ってるよ。
voice: vo_adv_1140004_037
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
怪物にミイラ男、あっちは友達同士でゾンビか。
【chara 100331 face 6 (surprised)】
ん? あれは映画に登場する宇宙人? ああいうのもありなんだね。
【chara 100331 face 2 (joy)】
クオリティの高い仮装は見ているだけで楽しいものだね。
voice: vo_adv_1140004_038
参加者1:
【chara 1 face 1 (normal)】
ハッピーハロウィーン!
Choice: (9) ハッピーハロウィン!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1140004_039
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
い、今の人はキミの知り合い?
違う? 【chara 100331 face 1 (normal)】
そうか、これは挨拶みたいなものなんだね。
voice: vo_adv_1140004_040
参加者2:
【chara 1 face 1 (normal)】
ハッピーハロウィン!
voice: vo_adv_1140004_041
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
ハ、ハッピー、ハロウィン……!
【chara 100331 face 1 (normal)】
ふぅ、ちょっと緊張したけど、何とかできたね。
ハッピーハロウィン……【chara 100331 face 2 (joy)】
うん、何だか楽しくなってきたかも。
Choice: (10) それじゃあ、これを持って。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1140004_042
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
これは……カボチャのランタンに、
こっちは……わっ、すごい量のお菓子だな。
voice: vo_adv_1140004_043
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
それで、これから何をすれば──
voice: vo_adv_1140004_044
女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】
ハッピーハロウィン! お菓子くれないと、いたずらしちゃうよ?
voice: vo_adv_1140004_045
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
え、えええ……!
voice: vo_adv_1140004_046
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
ふぅ……なんとか、一通りは配り終えたかな?
別会場での子供向けイベントに向かったのかな。
Choice: (11) お疲れさま!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1140004_047
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
キミもお疲れさま。
【chara 100331 face 6 (surprised)】
まったく、いきなりお菓子配りをやらせるなんて、
なかなかひどいことしてくれるね。
Choice: (12) みんな笑顔だったね。
Choice: (13) 楽しかったね。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1140004_048
怜:
【chara 100331 face 2 (joy)】
うん、そうだね。
キミが私に見せたかったものが分かった気がする。
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----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1140004_049
怜:
【chara 100331 face 2 (joy)】
……色んな人と言葉を交わすのも、いいものだね。
キミの言うとおりだ、楽しかったよ。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1140004_050
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
……そういえば、子供たちの対応に夢中で
キミとはまだ交わしていなかったね。
voice: vo_adv_1140004_051
怜:
【chara 100331 face 5 (shy)】
それじゃあ、改めて……
トリックオアトリート。
Choice: (15) トリックオアトリート!
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1140004_052
怜:
【chara 100331 face 2 (joy)】
ふふ、ハッピーハロウィン。
voice: vo_adv_1140004_053
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
さて、配るばかりでせっかくのお菓子を全然食べてなかったからね。
ちょうど余った分があるし、私たちもいただこうか。
それじゃあ、いただきます。
voice: vo_adv_1140004_054
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
ん……【chara 100331 face 2 (joy)】
ふふ、おいしいな。
今まで食べたお菓子で一番おいしいかもしれない。
voice: vo_adv_1140004_055
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
ハロウィンという特別な空間、
そしてキミが教えてくれた本当のハロウィンの楽しさ。
voice: vo_adv_1140004_056
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】
それらが私に喜びを与えてくれたんだ。
【chara 100331 face 2 (joy)】
ありがとう、私は……その。
今、とても幸せな気分だよ。
Choice: (16) そろそろ帰ろうか?
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1140004_057
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
……いや、待ってくれ。ハロウィンというのはその……
やはり夜がふけるこれからが本番だよね? ここで帰ってしまっては、
ハロウィンを本当に楽しんだとは言えない、のではないかな?
voice: vo_adv_1140004_058
怜:
【chara 100331 face 3 (anger)】
いや、絶対にそうだ。
【chara 100331 face 6 (surprised)】
だ、だから……私は、この後も一緒にハロウィンをすることを要求する。
voice: vo_adv_1140004_059
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】
えっと、そういうわけだから……断ったりはしない、よね?
【chara 100331 face 5 (shy)】
わ、私にハロウィンを教えた責任、とってくれるね?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1140004_060
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
はい、お疲れさま。
【chara 190011 face 6 (surprised)】
いやぁ、もうお腹いっぱい。ごちそうさまって感じだわ。
voice: vo_adv_1140004_061
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
え? お菓子食べてなかったのに何で?
【chara 190011 face 4 (sad)】
そういう意味じゃ……【chara 190011 face 1 (normal)】
まあ、あんたはそれでいいのかもね。そのままで。
voice: vo_adv_1140004_062
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
それにしても、レイってば頑張ったわね……
あんたと過ごすハロウィンがよっぽど楽しかったのかしら。
あんなに大胆に迫るなんて……グッドよグッド!
voice: vo_adv_1140004_063
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
レイも一人の女の子なんだから、
お嬢様だからって遠巻きにしたり偏見を持たずに、
いろいろ連れて行ってあげるといいんじゃない。
voice: vo_adv_1140004_064
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あんたなら、あえて言わなくても大丈夫だと思うけど。
いろいろ背負ってるあの子の心を軽くしてあげて。それじゃあね。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1140004_065
レイ:
【chara 114011 face 4 (sad)】
眠ってしまっていたのか……
【chara 114011 face 6 (surprised)】
彼は……まだ夢の中みたいだね。
voice: vo_adv_1140004_066
レイ:
【chara 114011 face 4 (sad)】
私のために、ずいぶんと気を遣わせてしまったな。
【chara 114011 face 1 (normal)】
もう少し寝かせておいてあげよう。
voice: vo_adv_1140004_067
レイ:
【chara 114011 face 2 (joy)】
……ありがとう。今年のハロウィンは、
キミのおかげで貴重な体験ができたよ。
voice: vo_adv_1140004_068
レイ:
【chara 114011 face 1 (normal)】
キミは私に、新しい世界を見せてくれるね。
【chara 114011 face 6 (surprised)】
でも、そのせいで……【chara 114011 face 2 (joy)】
いや、そのおかげで、かな。
私は少し欲張りになってしまったかもしれない。
voice: vo_adv_1140004_069
レイ:
【chara 114011 face 1 (normal)】
もっと知らないものを見つけていきたい。
【chara 114011 face 2 (joy)】
キミと一緒なら、それができると思うんだ。
Choice: (17) 自分でよければいつでも呼んで。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1140004_070
レイ:
【chara 114011 face 6 (surprised)】
キミ、起きてたの!?
voice: vo_adv_1140004_071
レイ:
【chara 114011 face 6 (surprised)】
一体いつから……
【chara 114011 face 4 (sad)】
もう、今のが今日で一番驚いたよ。
Choice: (18) トリックオアトリート!
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1140004_072
レイ:
【chara 114011 face 4 (sad)】
いたずらをする前に言うものだよ、それは。
まったく……【chara 114011 face 2 (joy)】
ふふふっ、仕方ないな、キミは。
voice: vo_adv_1140004_073
レイ:
【chara 114011 face 1 (normal)】
今はこんなものしかないけれど……
【chara 114011 face 2 (joy)】
ハッピーハロウィン。今日はありがとう。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
輝く月を眺めながら、
二人はハロウィンの夜を満喫するのだった。