ネネカ(ニューイヤー) 第1話
漁師たちから素人に漁は無理だと言われたネネカは、{player}を連れ大海原で釣りをすることに。分身と協力して大漁の釣果をあげた二人は、漁師たちをあっと驚かせるのであった。
-------------- situation:
七冠、白波を蹴立てる
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
オーマでの滞在も終わりに差し掛かった頃、
一人で街を歩いていた{player}は
同じように街を歩くネネカと出会った。
voice: vo_adv_1150001_000
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
こんにちは。
オーマの街は満喫していますか?
voice: vo_adv_1150001_001
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
そうして街を歩いていたところを見ると、
十分に楽しんでいるようですね。
【chara 107011 face 2 (joy)】
何よりです。
voice: vo_adv_1150001_002
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
見たところ単独行動のようですが、
仲間はどちらへ?
voice: vo_adv_1150001_003
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……なるほど、帰り支度ですか。
【chara 107011 face 1 (normal)】
王女や貴方がたは顔が広い分、
持ち帰る土産の量も、さぞ大変なことになっているのでしょう。
voice: vo_adv_1150001_004
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
好都合ですね……【chara 107011 face 1 (normal)】
ついてきなさい。
少しの間、私に付き合ってもらいますよ。
voice: vo_adv_1150001_005
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
拒否権はありません。
これは既に決定事項です。
Choice: (1) お土産でも買うの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1150001_006
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……あながち間違ってはいませんね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
おしゃべりはこのあたりにして、行きますよ。
子細は現地に着いてからお話しします。
voice: vo_adv_1150001_007
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
さあ、着きましたよ。
voice: vo_adv_1150001_008
少年:
【chara 5311 face 1 (normal)】
マスター! お待ちしてました!
voice: vo_adv_1150001_009
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ご苦労さまです。準備は終わりましたか?
voice: vo_adv_1150001_010
女性:
【chara 411 face 1 (normal)】
ええ、船の準備は万端です。
voice: vo_adv_1150001_011
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
よろしい。では行きますよ。
voice: vo_adv_1150001_012
青年:
【chara 1011 face 1 (normal)】
かしこまりました。出発するよ!
voice: vo_adv_1150001_013
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方も早く乗りなさい。
Choice: (2) もしかして釣りに行くの?
Choice: (3) あの人たちは……? 何をするの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1150001_014
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
おや、豪華なクルージングの方がよかったですか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
残念ですが、それは別の機会にお願いします。
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1150001_015
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
私の生み出した偽物たちです。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
それと、これがのんびりした海洋レジャーに見えるのなら、
少々平和ボケが過ぎますね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1150001_016
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
これから私は、トゥンヌスを釣りに行きます。
貴方には、その手伝いをしてもらいますよ。
voice: vo_adv_1150001_017
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
せっかく遠路はるばるオーマまで来たんです。
私も土産にトゥンヌスを釣って帰りたいのですよ。
Choice: (5) 二人だけで釣りに行くの?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1150001_018
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ええ、当然です。心配せずとも、
ちゃんと漁の許可は取ってありますよ。
voice: vo_adv_1150001_019
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
素人が勝手に船を出すなど、普通は許されません。
【chara 107011 face 2 (joy)】
ですが、すんなりといきましたよ。
ここの漁師たちには、大きな貸しを作っておきましたから。
voice: vo_adv_1150001_020
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
市場で魚を買って帰るだけなんて、
そんなの面白くもなんともありません。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
どうせなら自ら釣った魚を食べたい。貴方もそう思いませんか?
voice: vo_adv_1150001_021
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
ところが漁師たちからは、
【chara 107011 face 3 (anger)】
「お嬢ちゃんよぉ、釣るのと退治するのとじゃ勝手が違うんだぜ? 」
【chara 107011 face 4 (sad)】
などと、小バカにされてしまいました。
voice: vo_adv_1150001_022
ネネカ:
【chara 107011 face 3 (anger)】
率直に言って、私は腹を立てています。
それはもうかなり。
voice: vo_adv_1150001_023
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
彼らを見返すためにも、私に手を貸しなさい。
貴方の力が必要なのです。プリンセスナイトとしてではなく、
一人の男としての貴方が。
Choice: (6) 一緒に見返そう!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1150001_024
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
私の心情が理解できたようですね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
それでは、行きますよ。
voice: vo_adv_1150001_025
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……そろそろポイントのはずです。
【chara 107011 face 1 (normal)】
準備をしておきなさい。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1150001_026
偽漁師1:
【chara 1411 face 1 (normal)】
マスター! 目的の海域に到着しました!
voice: vo_adv_1150001_027
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ありがとうございます。
【chara 107011 face 2 (joy)】
さあ、トゥンヌスを釣り上げますよ──
voice: vo_adv_1150001_028
偽漁師1:
【chara 1411 face 2 (joy)】
よぉし! やるぞおまえら!
voice: vo_adv_1150001_029
偽漁師2:
【chara 1 face 1 (normal)】
おうよ!
voice: vo_adv_1150001_030
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
後は任せましたよ。
voice: vo_adv_1150001_031
偽漁師たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
アイ・アイ・マム!
Choice: (7) 二人で釣るんじゃないの!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1150001_032
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
二人ですよ? 随分とおかしなことを言いますね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
ご覧の通り、自分で釣っているじゃないですか。
あの偽物たちは全て「私」ですよ?
voice: vo_adv_1150001_033
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
先日の漁で彼らの行動や手法を観察し、
それを私が再現できるか、その確認に来たのです。
voice: vo_adv_1150001_034
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
違法な漁をしているわけではありませんし、
これが私なりの釣り方です。
voice: vo_adv_1150001_035
偽漁師1:
【chara 1411 face 2 (joy)】
見てくだせえマスター!
見事な大物ですぜ! こいつは幸先がいい!
voice: vo_adv_1150001_036
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
見なさい。
ああして喜んでいるのもまた、他ならぬ私自身なのです。
体や思考は違っても、私もうれしいのですよ。
Choice: (8) 僕は自分の手で釣りたい。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1150001_037
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
おススメできません。【chara 107011 face 1 (normal)】
トゥンヌス漁の過酷さは知っているでしょう。
素人が軽々に手を出すものではありませんよ。
Choice: (9) 大物を釣って、ネネカさんに贈りたい。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1150001_038
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
……【chara 107011 face 1 (normal)】
そうですか。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1150001_039
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
せっかくの機会です。私も貴方と一緒になら
この体でも釣ってみたくなりました。
voice: vo_adv_1150001_040
ネネカの分身:
【chara 1 face 1 (normal)】
教え子の頑張りを支えるのは、
教師の務めですからね。
voice: vo_adv_1150001_041
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
おや、私の分身まで咎めるつもりですか?
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方も私も非力なのです。これくらいは認めなさい。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1150001_042
ネネカの分身:
【chara 1 face 1 (normal)】
さあ、いきますよ。
魚類に人類の力を見せつけてやりましょう。
voice: vo_adv_1150001_043
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
決して手を糸から離さないように。いいですね?
voice: vo_adv_1150001_044
ネネカの分身:
【chara 1 face 1 (normal)】
私は隣で貴方を支えます。しっかりと腰を落として──
voice: vo_adv_1150001_045
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
っ! 【chara 107011 face 3 (anger)】
かかりましたよ。
落ち着いて、冷静に対処しましょう。
voice: vo_adv_1150001_046
ネネカの分身:
【chara 1 face 1 (normal)】
……ですが、これは、かなり引きが強いですね……
なるほど、これがこの体で味わう釣りですか。
voice: vo_adv_1150001_047
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
知識はあれど、実際に自分の姿でやるのとでは、
やはり大違いですね。想定以上です。
【chara 107011 face 4 (sad)】
これ以上は危険……
Choice: (10) 諦めないよ!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1150001_048
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
……分かりました。
貴方の本気に私も応えましょう。
voice: vo_adv_1150001_049
ネネカの分身:
【chara 1 face 1 (normal)】
くっ──! もう、少し……
Choice: (11) 最後の力を振り絞る。
----- Tag 11 -----
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1150001_050
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
……釣れましたよ。見事な大物です。
よくできました。分身も、ご苦労さまです。
voice: vo_adv_1150001_051
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
どうです? 少しは楽しめましたか?
voice: vo_adv_1150001_052
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方ときたら、年末も忙しく動き回っていましたね。
せっかくの正月ですから、誰も邪魔しない場所を用意して、
じっくりと釣りをさせてあげようと思っていたのです。
voice: vo_adv_1150001_053
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
それも今回船を出した目的だったのですが、
【chara 107011 face 4 (sad)】
当初の予定よりも体力を使うことになってしまいました。
Choice: (12) ありがとう、ネネカさん。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1150001_054
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
礼には及びません。私の目的の、あくまでついでです。
【chara 107011 face 2 (joy)】
せっかく調子づいてきたところです。更に大物を狙いますよ。
voice: vo_adv_1150001_055
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
貴方たちも、手を抜かないように。いいですね?
voice: vo_adv_1150001_056
偽漁師たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
へいっ!!
voice: vo_adv_1150001_057
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
ふむ……これだけ釣れればいいでしょう。
【chara 107011 face 6 (surprised)】
一匹釣れれば、後はあっけないほどでしたね。
voice: vo_adv_1150001_058
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
このままオーマの近海中のトゥンヌスを
釣り上げてしまうのも、悪くはありませんね……
Choice: (13) ほどほどにしてあげて。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1150001_059
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
仕方ありませんね。
土産にはもう十分釣りましたし、
そろそろ港に戻りましょう。
voice: vo_adv_1150001_060
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
最後に一つだけ。
今日は楽しめましたか?
Choice: (14) うん!
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1150001_061
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
……そうですか。
それは何よりでしたね。
【chara 107011 face 1 (normal)】
さあ、漁師たちをあっと言わせに行きますよ。
voice: vo_adv_1150001_062
漁師1:
【chara 1411 face 1 (normal)】
よう、お嬢ちゃん。トゥンヌスは釣れたのかい?
voice: vo_adv_1150001_063
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
ええ、おかげさまで。大漁も大漁でしたよ。
船の中を確かめてみてはどうですか?
voice: vo_adv_1150001_064
漁師2:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
どれどれぇ〜?
……ほ、本当だ!! これだけのトゥンヌスを
たった二人で釣ったってのか!? 信じられねえ……!
voice: vo_adv_1150001_065
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
はい、私たちだけの力ですよ。
誰か手伝った者がいると疑うようなら、
お仲間にでも聞いてみてください。
voice: vo_adv_1150001_066
漁師1:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
こ、こいつは驚いた……!!
voice: vo_adv_1150001_067
ネネカ:
【chara 107011 face 6 (surprised)】
別に不思議なことはありませんよ。
【chara 107011 face 1 (normal)】
貴方がたのとても素晴らしい技術を、少しばかり
真似たまでのことです。【chara 107011 face 2 (joy)】
そうですよね?
voice: vo_adv_1150001_068
漁師2:
【chara 1 face 1 (normal)】
え……?
voice: vo_adv_1150001_069
ネネカ:
【chara 107011 face 1 (normal)】
勝手が違うと言われたので、それを知る貴方がたのやり方を
参考にさせてもらったまでですよ。【chara 107011 face 2 (joy)】
おかげでこの釣果です。
素晴らしいものですね、オーマの漁師の技術は。
voice: vo_adv_1150001_070
漁師2:
【chara 1 face 1 (normal)】
お、おう! その通りだぜ!
へへっ、ちゃんと分かってるじゃねえか、お嬢ちゃん!
voice: vo_adv_1150001_071
ネネカ:
【chara 107011 face 4 (sad)】
ですが、素晴らし過ぎましたね……
真似したところ、いささか釣り過ぎてしまいました。
【chara 107011 face 1 (normal)】
こちらで必要な分以外は、そちらで好きにして構いませんよ。
voice: vo_adv_1150001_072
漁師1:
【chara 1411 face 1 (normal)】
任せな! せっかくだ、解体ショーでもやって、
街のやつらに振る舞ってやるとするか。
【chara 1411 face 2 (joy)】
あんたらも来てくれよな!
voice: vo_adv_1150001_073
ネネカ:
【chara 107011 face 2 (joy)】
ふふっ……ええ、ぜひとも。
貴方も行きますよね?
素晴らしい技術を、今度は食事で味わうとしましょう。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ネネカの言葉でいい気分になっている漁師たちと、
その様子に意地悪げな笑みを浮かべるネネカの姿を見て、
{player}は肩をすくめるのだった。