マコト(シンデレラ) 第1話
貴族の令嬢相手に、護身術のレッスンをすることになったマコト。休憩中、妹のために盗みに入ってきた少年が連れていかれそうになる場面に遭遇し、{player}と協力して少年を救う。
-------------- situation:
曲げない信念と伝える想い
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──マホたちに呼ばれ、
【自警団(カォン)】のギルドハウスに訪れる{player}。
中に入ると、二人の賑やかな声が聞こえてくる。
voice: vo_adv_1159001_000
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
ちょ、ちょっと待て姫さん!
なんで新しい服を持って近づいてくるんだよ! 【chara 115911 face 4 (sad)】
もう、お嬢様方に
護身術教えたときの服着てるんだから、必要ないだろ!
voice: vo_adv_1159001_001
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
……ていうか、どっから出してきたんだよ、
【chara 115911 face 6 (surprised)】
そのフリフリの服にフリフリを付けて、
【chara 115911 face 4 (sad)】
もはや服なんだかフリフリそのものか分からないお嬢様服は!
voice: vo_adv_1159001_002
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
ちょっと本気出して作ってみたんや~♪
voice: vo_adv_1159001_003
マコト:
【chara 116011 face 1 (normal)】
【chara 115911 face 6 (surprised)】
本気の出し方がおかしいっていうか、姫さんが作ったのかよこれ!
【chara 115911 face 5 (shy)】
とにかく、あたしみたいな女に、こういうかわいい系の服は……【chara 115911 face 6 (surprised)】
あ!
voice: vo_adv_1159001_004
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
いいところに来た! {player}!
【chara 115911 face 4 (sad)】
姫さんをなんとかしてくれ!
このままじゃ、あのフリフリの塊みたいな服を着せられちまう!
Choice: (1) 着た姿を見てみたい!
Choice: (2) 似合うと思うけど。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1159001_005
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
おまえもか! おまえもなのか!!
あ~もう、いいかげんにしろ~~!!
Jump to tag 3
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1159001_006
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
え、そうか……? 【chara 115911 face 5 (shy)】
おまえがそう言うなら……【chara 115911 face 6 (surprised)】
はっ!
危うく流されるところだった!
【chara 115911 face 3 (anger)】
いいか、あたしは着ないぞ! 絶対にだ!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1159001_007
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
う~……
この服、絶対マコトはんに似合うのに~
voice: vo_adv_1159001_008
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
どこがだ!
【chara 115911 face 6 (surprised)】
この前お嬢様方に護身術教えたときはこの服でよかったんだから、
今回もこれで十分だろ。
voice: vo_adv_1159001_009
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
それによ、あたしなんかに、その、
あんなフリルだらけのかわいい服は………………
Choice: (4) どうかした?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1159001_010
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
な、なんでもねえよ!
【chara 115911 face 6 (surprised)】
それより、おまえを呼んだのは、
ちょっと手伝ってほしい仕事があってよ。
voice: vo_adv_1159001_011
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
この前の件が噂になったのか、
実はとある貴族から、令嬢たち相手にレッスンを頼まれたんだ。
あたしは護身術、姫さんは作法だ。
voice: vo_adv_1159001_012
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
うちは、マホマホ王国について話すお茶会をするだけやけど、
【chara 116011 face 4 (sad)】
護身術を教えるマコトはんは、一人やと大変や思ってな。
【chara 116011 face 1 (normal)】
王子はんに手伝いを頼もうって話になったんよ。
voice: vo_adv_1159001_013
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
そんなわけなんだが……【chara 115911 face 1 (normal)】
どうだ、手伝ってくれないか?
Choice: (5) もちろん!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1159001_014
マコト:
【chara 115911 face 2 (joy)】
おまえならそう言ってくれると思ってたぜ!
【chara 115911 face 1 (normal)】
じゃあ、早速向かうとするか。
voice: vo_adv_1159001_015
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
あ、マコトはん、忘れ物やで~
voice: vo_adv_1159001_016
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
え、何か忘れてたか?
【chara 115911 face 4 (sad)】
剣もあるし、依頼状は姫さんが持ってるし……
voice: vo_adv_1159001_017
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
このリボンをつけ忘れてるで~♪
voice: vo_adv_1159001_018
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
あたしの荷物に、そんなフリフリだらけのリボンはねえよ!
【chara 115911 face 1 (normal)】
ほら、さっさと行くぞ姫さん。
voice: vo_adv_1159001_019
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
あ~ん、いけず~~……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──依頼があった屋敷に到着し、中に入るマコトたち。
中の鮮やかな光景に驚くのであった。
voice: vo_adv_1159001_020
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
は~、これが金持ちの屋敷ってやつか。
金ってあるところにはあるんだな。
【chara 115911 face 1 (normal)】
さて、まずは依頼主を探して……
voice: vo_adv_1159001_021
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】
その必要はありませんよ。【自警団(カォン)】の方たちですね?
【chara 2511 face 2 (joy)】
初めまして、この屋敷の主です。
【chara 2511 face 1 (normal)】
今回は依頼を受けていただいてありがとうございます。
voice: vo_adv_1159001_022
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
お出迎えおおきに~
【chara 116011 face 1 (normal)】
うちが作法を担当させていただきますマホいいます。
こっちの子が……
voice: vo_adv_1159001_023
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
マコトだ。
護身術を担当する。
こいつは【自警団(カォン)】ってわけじゃねぇが、あたしの補佐だ。
voice: vo_adv_1159001_024
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】
本日はよろしくお願いします。【chara 2511 face 6 (surprised)】
着いて早々申し訳ないのですが、
実はもう、生徒たちは集まっておりまして。
【chara 2511 face 1 (normal)】
早速、レッスンを始めていただいてもよろしいでしょうか。
voice: vo_adv_1159001_025
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
へえ、随分とやる気だな。
【chara 115911 face 1 (normal)】
あたしたちは別にいいぜ。
voice: vo_adv_1159001_026
貴族:
【chara 2511 face 2 (joy)】
ありがとうございます。【chara 2511 face 1 (normal)】
作法のレッスンは屋敷で、
護身術のレッスンは庭で行います。まずはマホさんを
案内いたしますので、マコトさんはお待ちいただけますか?
voice: vo_adv_1159001_027
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
ああ、別にいいよ。
庭なら歩いてれば分かるだろうし、こっちで勝手に見つけるよ。
voice: vo_adv_1159001_028
貴族:
【chara 2511 face 1 (normal)】
そうですか。
【chara 2511 face 2 (joy)】
では、お願いいたします。
voice: vo_adv_1159001_029
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
さーてと、お仕事といきますか。
ほら、さっさと行こうぜ。
{player}!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──庭に移動したマコトたち。
生徒たちを見つけ、早速、レッスンを始めるのであった。
voice: vo_adv_1159001_030
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
あたしが護身術を教える講師で、マコトだ。
厳しくいくから、覚悟しておくように!
voice: vo_adv_1159001_031
令嬢たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
はい!
voice: vo_adv_1159001_032
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
じゃあ、まずはどれぐらい剣が使えるか見せてもらうか。
全員、練習用の剣を構えろ!
voice: vo_adv_1159001_033
令嬢たち:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1159001_034
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
……ん?
どうかしたのか?
早く剣を構えろよ。
voice: vo_adv_1159001_035
令嬢1:
【chara 1 face 1 (normal)】
あの……実は私たち、今まで剣を持ったことがなくて。
voice: vo_adv_1159001_036
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
そ、そうなのか!?
voice: vo_adv_1159001_037
令嬢2:
【chara 1 face 1 (normal)】
鍛練している殿方のお姿や、
物語の騎士さまの絵でなんとなく想像はつくのですが、
この知識が正しいのかは……
voice: vo_adv_1159001_038
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
あー……ちょっと待っててくれ。
今日やることについて、こいつと話すから。
voice: vo_adv_1159001_039
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
……おい、どうすんだこれ!
こっちは、軽い訓練ぐらいは受けてるって思ってたぞ!
voice: vo_adv_1159001_040
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
とにかく、こんな状態じゃ模擬戦とかは絶対無理だ。
怖がらせたり、ケガさせちまったらかわいそうだし……
【chara 115911 face 6 (surprised)】
くそっ、何教えればいいんだ?
Choice: (6) 素振りとか?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1159001_041
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
……それしかないか。
【chara 115911 face 6 (surprised)】
近所のガキに剣教えるみたいなレッスンになっちまって、
後で文句言われそうだが……【chara 115911 face 4 (sad)】
まあ、しょうがねえか。
voice: vo_adv_1159001_042
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
あの子たちが怪我するくらいなら、
あたしが小言言われた方がよっぽどいいぜ。
voice: vo_adv_1159001_043
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
ん? 何ニコニコ笑ってんだよ……え、自分のことより、
あの子たちを優先するなんて優しいねって……【chara 115911 face 5 (shy)】
ば、ばかやろう!
そういうんじゃねえよ!!
voice: vo_adv_1159001_044
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
これはその……剣を使うものとして、
剣術を嫌いになってほしくねえだけで、他意は無くて……
【chara 115911 face 5 (shy)】
あ~もう、その顔やめろ~!
voice: vo_adv_1159001_045
令嬢1:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、あの……
voice: vo_adv_1159001_046
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
あ、ああ、すまねえな。
【chara 115911 face 1 (normal)】
今日のレッスン内容が決まったよ。
まずは剣を振るんじゃなくて、剣術の体験から……【chara 115911 face 6 (surprised)】
あ、そうだ!
voice: vo_adv_1159001_047
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……なぁ。{player}。
いきなり特訓じゃなくて、まずは剣で戦う姿を見せた方が、
イメージがつきやすくなるんじゃねえか?
voice: vo_adv_1159001_048
マコト:
【chara 115911 face 2 (joy)】
というわけで、あたしと模擬戦だ!
【chara 115911 face 1 (normal)】
さっさと抜け!
voice: vo_adv_1159001_049
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……さっきはよくもからかってくれたな。
【chara 115911 face 2 (joy)】
その分、たっぷり相手してやるよ♪
Choice: (7) お、お手柔らかに。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1159001_050
マコト:
【chara 115911 face 2 (joy)】
ははっ、冗談だよ冗談!
【chara 115911 face 1 (normal)】
ほれ、さっさとかかってこい!
Choice: (8) いくよ!
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1159001_051
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……へえ、なかなかやるようになってきたじゃねえか。
まあ、その程度じゃまだまだだけどな。
【chara 115911 face 2 (joy)】
ほれ、隙あり!
voice: vo_adv_1159001_052
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
ほらほらどうした?
そんなんじゃ、魔物一匹倒せねえぞ!
voice: vo_adv_1159001_053
令嬢1:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
すごい……あの殿方の剣が全然当たらない……
まるで優雅に踊っているみたい……
voice: vo_adv_1159001_054
令嬢2:
【chara 1 face 1 (normal)】
あの凛々しいお姿……
物語の騎士さまが戦う姿そのもの……
ああ……マコトさま……!
voice: vo_adv_1159001_055
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
ん?
なんか騒がしいような……
voice: vo_adv_1159001_056
令嬢1:
【chara 1 face 1 (normal)】
マコトさまー!
頑張ってくださいませー!!
voice: vo_adv_1159001_057
令嬢2:
【chara 1 face 1 (normal)】
マコトさまー!
そこですわー!!
voice: vo_adv_1159001_058
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
お、おまえら!
ちゃんと真面目に……!?
Choice: (9) 隙あり!!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1159001_059
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
……間合いを詰めてきた!?
このままじゃ一撃もらっちまう……【chara 115911 face 1 (normal)】
なら!
むしろ前に出てカウンター狙いで……【chara 115911 face 6 (surprised)】
えっ?
voice: vo_adv_1159001_060
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
なっ、おまっ……勢いつけすぎだバカ!
【chara 115911 face 6 (surprised)】
それだと、ただの体当たりに……【chara 115911 face 4 (sad)】
うわぁぁ~~!!!
voice: vo_adv_1159001_061
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
突撃して、剣振り上げて、そこから体当たりって……
あいつが意味不明な行動をすることを忘れてた……
voice: vo_adv_1159001_062
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
くそっ、頭打ったか……?
【chara 115911 face 6 (surprised)】
とりあえず、今の状況を把握して……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1159001_063
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
……なああぁぁぁあ~~!!
voice: vo_adv_1159001_064
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
な、なんだこれ!
なんでこんなことになってんだ!?
voice: vo_adv_1159001_065
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
あたしが倒れそうだったから抱きとめたって……
【chara 115911 face 5 (shy)】
そ、そうか、それはありがとよ……
voice: vo_adv_1159001_066
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
と、とにかく、もう大丈夫だから早く離せ!
【chara 115911 face 5 (shy)】
こ、こういうのは……その……ユ、ユイにしてやれ!
voice: vo_adv_1159001_067
令嬢1:
【chara 1 face 1 (normal)】
なんて尊い光景……
物語で騎士さまが姫さまを抱きとめるシーンそのもの……
voice: vo_adv_1159001_068
令嬢2:
【chara 1 face 1 (normal)】
マコトさま……
お美しいですわ……
voice: vo_adv_1159001_069
マコト:
【chara 115911 face 3 (anger)】
お、おまえらも、いつまでも見てんじゃねえ!
【chara 115911 face 6 (surprised)】
もう剣で戦うイメージはできただろ!
まずは剣のにぎり方から始めるぞ!
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1159001_070
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
──ま、とりあえずこんなもんかな。
そろそろ休憩にするか。
屋敷でお茶とか用意してるらしいから、休んだらここに戻ってきてくれ。
voice: vo_adv_1159001_071
令嬢2:
【chara 1 face 1 (normal)】
はい!
では、失礼いたしますわ。
voice: vo_adv_1159001_072
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
おまえもお疲れさん。
【chara 115911 face 2 (joy)】
おかげさまで助かったぜ。
voice: vo_adv_1159001_073
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
まさか、ここまでやる気があるやつらだったとはな。
【chara 115911 face 4 (sad)】
……なんかあたしに対して、妙な視線を向けてるやつもいたが。
voice: vo_adv_1159001_074
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
ま、細かいことはいいか。
それより、あたしたちも休憩を……
voice: vo_adv_1159001_075
???:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
【chara 1 face 1 (normal)】
──くそっ、離せよ~!
voice: vo_adv_1159001_076
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
子どもの声……なんかあったのか?
とにかく行ってみようぜ!
voice: vo_adv_1159001_077
子ども:
【chara 416 face 3 (anger)】
──離せ!
くそっ、離せよ~!!
voice: vo_adv_1159001_078
老人:
【chara 3512 face 4 (sad)】
……ふむ、困ったものだな。
voice: vo_adv_1159001_079
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
なんかあったのか?
【chara 115911 face 4 (sad)】
事情は知らねえが、子どもを無理やり捕まえるのはどうかと思うぜ。
voice: vo_adv_1159001_080
老人:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
貴殿は……?
この屋敷の者では無いと見受けるが。
voice: vo_adv_1159001_081
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
屋敷の主から聞いてねえか?
【chara 115911 face 1 (normal)】
今日やってる護身術のレッスンの講師で、マコトだ。
こっちはあたしの補佐。
voice: vo_adv_1159001_082
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
これは失礼いたしました。私は……そう、この屋敷の執事です。
屋敷の庭に子どもが入り込んでいたので、
捕まえて事情を聞いていたのですが、【chara 3512 face 4 (sad)】
この有様でして……
voice: vo_adv_1159001_083
子ども:
【chara 416 face 3 (anger)】
くっそぉ! なんなんだよおまえ!
俺は大人相手でも、鬼ごっこで捕まったことなんかねえのに!
voice: vo_adv_1159001_084
老人:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
こちらも穏便に済ませたいのですが、事情を話してもらえなければ、
このまま解放というわけにもいきません。【chara 3512 face 4 (sad)】
……かわいそうですが、
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に引き渡すことも考えねば。
voice: vo_adv_1159001_085
子ども:
【chara 416 face 6 (surprised)】
えっ……!?
voice: vo_adv_1159001_086
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
ほ、本気かよ!
相手は子どもだぞ!
voice: vo_adv_1159001_087
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
ですが、屋敷に侵入したという事実は消えません。
【chara 3512 face 4 (sad)】
事情も聞かせてもらえないとなると……
voice: vo_adv_1159001_088
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
……なんとか助けてやりてえけど、この執事さんが
言ってることは正しい。【chara 115911 face 6 (surprised)】
子どもだろうと、勝手に屋敷に入ったら犯罪だ。
事情も聞かずに無罪放免ってわけにいかねえだろうな。
voice: vo_adv_1159001_089
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
かといって、ここで無理やり助け出すわけにもいかねえ……
ここには【自警団(カォン)】として来てる。下手な態度をとったら、
問題になっちまうし……くそっ! 見てることしか……【chara 115911 face 6 (surprised)】
え?
Choice: (10) その子を許してあげてください。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1159001_090
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
……っ!?
voice: vo_adv_1159001_091
老人:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
い、いやしかし……
Choice: (11) お願いします!!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1159001_092
老人:
【chara 3512 face 4 (sad)】
そ、そう言われても……と、とにかく、頭をお上げなさい。
voice: vo_adv_1159001_093
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
誰かを助けるためならためらわずに動く……
【chara 115911 face 1 (normal)】
本当に、こいつのこういうところはすげえよな。
voice: vo_adv_1159001_094
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
……らしくなかったな。
【chara 115911 face 1 (normal)】
助けたいやつは助ける、それがこのあたしだぜ!
voice: vo_adv_1159001_095
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
なあ執事さん。あたしからも頼む。
そいつを許してやっちゃくれねえか?
voice: vo_adv_1159001_096
老人:
【chara 3512 face 4 (sad)】
先ほども言いましたが、さすがに事情も知らずでは……
voice: vo_adv_1159001_097
マコト:
【chara 115911 face 4 (sad)】
だよなぁ……【chara 115911 face 1 (normal)】
よし!
じゃあ、あたしがそいつと話をさせてもらってもいいか?
voice: vo_adv_1159001_098
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
それは構いません。
よろしくお願いします。
voice: vo_adv_1159001_099
子ども:
【chara 416 face 3 (anger)】
……俺は何も話さねえぞ。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に突き出すんなら、
さっさとしろよな!!
voice: vo_adv_1159001_100
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
この態度……どうしても自分のことを知られたくないってわけか。
【chara 115911 face 1 (normal)】
……なるほどな。
voice: vo_adv_1159001_101
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……安心しな。
おまえの家族に、屋敷に無断で入ったことを伝えたりしねえよ。
voice: vo_adv_1159001_102
子ども:
【chara 416 face 6 (surprised)】
……えっ!?
な、なんで分かったんだよ……
voice: vo_adv_1159001_103
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
悪さして捕まったガキが自分のことを喋らない理由なんて、
大体そんなもんだ。家族には、迷惑かけたくないもんな。
【chara 115911 face 6 (surprised)】
……で、なんでこんなことしたんだよ。
voice: vo_adv_1159001_104
子ども:
【chara 416 face 4 (sad)】
…………今日、妹が誕生日なんだ。
でもうちは貧乏だから大したお祝いができなくて。
voice: vo_adv_1159001_105
子ども:
【chara 416 face 6 (surprised)】
せめて豪華な飯ぐらいは食わせてやりたいって思ったんだ!
【chara 416 face 4 (sad)】
貴族の家なら何かあるかなと思って……それで……
voice: vo_adv_1159001_106
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……そっか、いい兄ちゃんだな。
【chara 115911 face 6 (surprised)】
でも、分かってるんだろ?
voice: vo_adv_1159001_107
子ども:
【chara 416 face 4 (sad)】
……うん。
俺、やっちゃいけないことをした。
voice: vo_adv_1159001_108
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
だったら何をすればいいか、分かるよな?
voice: vo_adv_1159001_109
子ども:
【chara 416 face 4 (sad)】
うん……【chara 416 face 6 (surprised)】
あの、ごめんなさい!
俺、この屋敷に盗みに入りました!
どんな罰も受けます!
voice: vo_adv_1159001_110
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
……謝罪を受け取ろう。安心しなさい。
さっきも言ったが、こちらとしても穏便に済ませたい。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に引き渡すことはしない。
voice: vo_adv_1159001_111
老人:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
……だが、妹さんの誕生日については協力できない。
【chara 3512 face 4 (sad)】
君の家族だけに無償で何かを渡したら、それはひいきとなってしまい、
平等ではなくなってしまうからだ。
voice: vo_adv_1159001_112
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
悪いが、このままこの屋敷から退去してもらう。
さあ、来なさい。
voice: vo_adv_1159001_113
子ども:
【chara 416 face 4 (sad)】
……うん。
本当にごめんなさい。
voice: vo_adv_1159001_114
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
──おっと、執事さん。
勝手な事されちゃ困るぜ。
voice: vo_adv_1159001_115
老人:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
……それはどういう意味ですかな?
voice: vo_adv_1159001_116
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
そいつを連れ出されちゃ困るって言ってんだ。
【chara 115911 face 2 (joy)】
なにせそいつは、臨時講師として今からスカウトするんだからよ。
voice: vo_adv_1159001_117
子ども:
【chara 416 face 6 (surprised)】
お、俺を……!?
voice: vo_adv_1159001_118
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
午後のレッスンは、運動をすることを身近に感じてもらいたくて、
鬼ごっこでもしようと思ってたんだよ。この屋敷に入り込むほど
すばしっこいこいつは、まさにうってつけの講師ってわけだ。
voice: vo_adv_1159001_119
老人:
【chara 3512 face 4 (sad)】
しかしそれは……
voice: vo_adv_1159001_120
マコト:
【chara 115911 face 2 (joy)】
安心しろって!
【chara 115911 face 1 (normal)】
こいつの給料を今から用意しろとか言わねえよ。
こいつには、あたしの分から分けてくれればいい。
Choice: (12) 僕の分も渡して。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1159001_121
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
{player}……【chara 115911 face 1 (normal)】
ふふっ、ありがとな。
voice: vo_adv_1159001_122
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
というわけで、どうだ?
基礎体力の訓練……まあただの鬼ごっこだが、手伝ってみねえか?
voice: vo_adv_1159001_123
子ども:
【chara 416 face 1 (normal)】
……うん!
【chara 416 face 2 (joy)】
ありがとう、姉ちゃん!
voice: vo_adv_1159001_124
マコト:
【chara 416 face 1 (normal)】
【chara 115911 face 2 (joy)】
よーし、契約成立だな!
voice: vo_adv_1159001_125
令嬢1:
【chara 1 face 1 (normal)】
──マコトさま~!
戻りましたわ~!
voice: vo_adv_1159001_126
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
どうやら、お嬢様方も戻ったみてえだな。
午後は剣を振るのに必要な基礎体力訓練だ!
【chara 115911 face 2 (joy)】
そして始める前に、臨時講師の紹介するぞ~~!!
voice: vo_adv_1159001_127
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
…………
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──午後の訓練も終わり、自分の屋敷へと帰っていく令嬢たち。
授業を終えた庭には、マコトたちがいた。
voice: vo_adv_1159001_128
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
ほれ、これがおまえの給料だ。
妹にうまいものでも買ってやりな。
voice: vo_adv_1159001_129
子ども:
【chara 416 face 4 (sad)】
……やっぱりもらえないよ。
俺、悪いことしたんだし……【chara 416 face 6 (surprised)】
それにこれ、姉ちゃんたちのなんだろ?
voice: vo_adv_1159001_130
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
なに言ってんだよ。
【chara 115911 face 1 (normal)】
おまえはあたしの依頼通り働いて、その給料を貰ってるだけ。
何も『悪いこと』なんかしちゃいねえよ。
voice: vo_adv_1159001_131
子ども:
【chara 416 face 4 (sad)】
で、でも……
voice: vo_adv_1159001_132
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
……安心してお受け取りなさい。
そこにいるお二人にも、同じ額の給料を渡しますから。
voice: vo_adv_1159001_133
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
えっ!
い、いいのかよ!?
voice: vo_adv_1159001_134
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
臨時であろうとなかろうと、講師全員に同じ額を払うのは当然のこと。
【chara 3512 face 6 (surprised)】
何も『悪いこと』などしていないと思いますが?
voice: vo_adv_1159001_135
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
へぇ、なかなか話せる執事さんじゃねえか。
【chara 115911 face 2 (joy)】
嫌いじゃねえぜ、そういうの。
voice: vo_adv_1159001_136
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……だ、そうだから、気にせず貰っていきな。
ただし……
voice: vo_adv_1159001_137
子ども:
【chara 416 face 1 (normal)】
……もう悪いことはしない!
欲しいものがあったら、自分で稼いで手に入れる!!
voice: vo_adv_1159001_138
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
……いい子だ。
ほれ、もう行きな。
voice: vo_adv_1159001_139
子ども:
【chara 416 face 2 (joy)】
うん!
ありがとう、姉ちゃんたち~!
voice: vo_adv_1159001_140
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
おう!
妹によろしくな~~!!
voice: vo_adv_1159001_141
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
さ~て、あたしたちもそろそろ帰るか。
【chara 115911 face 6 (surprised)】
姫さんの方は……
voice: vo_adv_1159001_142
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
お待ちを。
一つだけ聞かせてください。
【chara 3512 face 6 (surprised)】
……なぜあの子を助けたのですか?
voice: vo_adv_1159001_143
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
助けたいと願うあたしの正義感! 【chara 115911 face 6 (surprised)】
と言いたいが、
こいつのおせっかいがうつっただけだよ。【chara 115911 face 4 (sad)】
あのときこいつが
何も言わなかったら、見捨てちまってたかもしれない。
voice: vo_adv_1159001_144
老人:
【chara 3512 face 1 (normal)】
それはきっかけにすぎないでしょう。
最後に助けることを選んだのはあなた自身だ。
……私はその理由が聞きたい。
voice: vo_adv_1159001_145
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
難しいこと聞くなぁ。
【chara 115911 face 1 (normal)】
あたしが助けたいから助けた、それ以外の理由なんてねえよ。
voice: vo_adv_1159001_146
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
強いて言うなら……そうだな。
【chara 115911 face 1 (normal)】
ガキが何かのために犯罪までしなきゃいけない、
このふざけた世界への反発とあたしの自己満足!
voice: vo_adv_1159001_147
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
──そして、道を踏み外しそうなガキをあたしたち大人が
少しでも減らせば、このふざけた世界も少しはいい世界に
なるかもなっていう、ちょっとした希望かな。
voice: vo_adv_1159001_148
老人:
【chara 3512 face 6 (surprised)】
……っ!?
voice: vo_adv_1159001_149
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
あ、や、やっぱ今の無し!!
なんか、すげー恥ずかしいこと言った気がする!!
【chara 115911 face 4 (sad)】
すぐに忘れてくれ!!
Choice: (13) マコトちゃんらしいね。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1159001_150
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
お、おまえ、何言ってんだ!
【chara 115911 face 3 (anger)】
ていうか聞くな! 今すぐ忘れろ!!
voice: vo_adv_1159001_151
老人:
【chara 3512 face 2 (joy)】
ふふっ……はっはっはっはっはっ!
voice: vo_adv_1159001_152
マコト:
【chara 115911 face 5 (shy)】
わ、笑ってんじゃねえよ!
【chara 115911 face 4 (sad)】
くそっ、真面目に答えて損しちまったぜ!
voice: vo_adv_1159001_153
老人:
【chara 3512 face 2 (joy)】
ふふっ……いや失礼。
【chara 3512 face 1 (normal)】
昔、同じような事を言っていた騎士を思い出しましてな。
voice: vo_adv_1159001_154
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
庶民のあたしと同じ考えとか、【chara 115911 face 1 (normal)】
その騎士、絶対変わり者だな。
voice: vo_adv_1159001_155
老人:
【chara 3512 face 2 (joy)】
ふふっ、そうかもしれませんね。
お二人とも、本日はありがとうございました。
では、私はこれにて。
voice: vo_adv_1159001_156
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
……変な爺さんだったな。
雰囲気もそうだが、あのすばしっこいガキを
簡単に捕まえたみたいだし……どうも只者じゃねえ気がする。
voice: vo_adv_1159001_157
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
おっと。
そういやおまえにちゃんと礼を言ってなかったな。
voice: vo_adv_1159001_158
マコト:
【chara 115911 face 6 (surprised)】
さっきもちょっと言ったけどよ。
あのとき、おまえがあのガキを助けようとしなかったら、
【chara 115911 face 4 (sad)】
あたしはあのガキを見捨ててた。
voice: vo_adv_1159001_159
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
おまえのおかげで、あたしなりの筋を通せた。
【chara 115911 face 5 (shy)】
だからその……【chara 115911 face 1 (normal)】
ありがとな。
voice: vo_adv_1159001_160
マコト:
【chara 115911 face 1 (normal)】
さて!
姫さんと合流してさっさと帰ろうぜ。
【chara 115911 face 2 (joy)】
今日は晩飯を作ってやるから、一緒に食おうぜ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──仕事を終えて帰路につくマコトたち。
マコトの顔は、どこか赤らんでいた。