マホ(シンデレラ) 第2話
花まつりの準備を進めるマホと{player}。再び現れた獣人の少年から、少女の父親に反対されて少女と会えないことを打ち明けられる。力を合わせて父親を説得し、二人の再会を手伝うのだった。
-------------- situation:
悲劇を喜劇に!
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
花まつりに向けて花冠を作るべく、
{player}とマホは再び
マホマホ王国の庭を訪れていた。
voice: vo_adv_1160002_000
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
今日もいい天気やわぁ。
【chara 116011 face 1 (normal)】
ギルドハウスじゃなくて、マホマホ王国のお庭へ来て正解やったわ♪
voice: vo_adv_1160002_001
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
今日はつんだお花を使って、いよいよ花冠作りや。
【chara 116011 face 2 (joy)】
編み方は、うちが教えますさかい、心配せんといてなぁ。
voice: vo_adv_1160002_002
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
それじゃここに、前回つんだお花を並べて……
【chara 116011 face 1 (normal)】
王子はん、うちがお手本見せます。
【chara 116011 face 2 (joy)】
おんなじように、編んでみとくれやす。
voice: vo_adv_1160002_003
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
まずは、お花を二本とって、交差させて持つ。
【chara 116011 face 6 (surprised)】
それから片方の茎を、もう一方に巻きつけて……
Choice: (1) 難しい……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1160002_004
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
確かに、向かい合ってると分かりにくいなぁ。
【chara 116011 face 1 (normal)】
それなら、うちが王子はんの横に並びまひょ。
voice: vo_adv_1160002_005
マホ:
【chara 116011 face 5 (shy)】
……ふふ、王子はんが近うなって、
ちょっぴりドキドキしますわぁ。
voice: vo_adv_1160002_006
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
でも、まだ春になったばかりやし、
【chara 116011 face 1 (normal)】
こうやってくっついてた方が、
暖かいかもしれへん……【chara 116011 face 2 (joy)】
なんてな♪
voice: vo_adv_1160002_007
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
王子はん、上手やなぁ♪
【chara 116011 face 1 (normal)】
もう目標の半分、できてますわぁ。
Choice: (2) マホ姫先生のおかげ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1160002_008
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
ふふっ、先生だなんて大げさやねぇ。
【chara 116011 face 1 (normal)】
それじゃ、今度は残りの半分を……
voice: vo_adv_1160002_009
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
あらぁ? ……なぁ王子はん。
こっちに歩いてくるの、この間の獣人の子じゃあらしまへん?
voice: vo_adv_1160002_010
少年:
【chara 416 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_1160002_011
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
そないに落ち込んだ様子で、どないしたん?
【chara 116011 face 4 (sad)】
今日は、お友達がおらへんけど、なにかあったん?
voice: vo_adv_1160002_012
少年:
【chara 416 face 4 (sad)】
……俺、もうあの子に、会えないかもしれない。
voice: vo_adv_1160002_013
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
えぇっ!? それはまた、どないして?
voice: vo_adv_1160002_014
少年:
【chara 416 face 4 (sad)】
……けんかした。
voice: vo_adv_1160002_015
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
あの子のお父さんは商人なんだ。
ランドソルへ来たのも商売のためで、
また次の街へ行っちゃうんだって。
voice: vo_adv_1160002_016
少年:
【chara 416 face 4 (sad)】
俺、あの子がずっとこの街にいるんだと思ってた。
だからその話がショックで……言い合いになっちゃったんだ。
voice: vo_adv_1160002_017
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
でもすぐに後悔して
あやまろうと思って家へ行ったけど、
【chara 416 face 4 (sad)】
彼女のおやじさんに追い返されちゃって……
voice: vo_adv_1160002_018
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
ああ……やっぱり『ロミオとジュリエット』やな。
密かに愛を育みあった二人を、
運命の神は逃がさないということや……
voice: vo_adv_1160002_019
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
このままやと、お互いを想い合っているのに、
【chara 116011 face 4 (sad)】
すれ違ったまま永遠のお別れ。
天国で再会して、ようやっと結ばれる……
voice: vo_adv_1160002_020
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
あかん。それはあかんよ。
うちの目の黒いうちは、そんな悲しい結末、許しまへん!
voice: vo_adv_1160002_021
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
よ、よく分からないけど……
【chara 416 face 3 (anger)】
俺だって仲直りできないままお別れなんて嫌だ。
voice: vo_adv_1160002_022
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
でも、彼女のおやじさん、本当に怖いんだよ。
【chara 416 face 4 (sad)】
……それにあの子も。俺と会いたくないかもしれないし。
voice: vo_adv_1160002_023
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
彼女の気持ちを聞いてへんうちは、
分かりまへんやろ。
voice: vo_adv_1160002_024
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
それに、諦めきれへんかったから、
うちらのとこへ来たのと違いますか?
voice: vo_adv_1160002_025
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
……それは、【chara 416 face 1 (normal)】
そうかも。
お兄さんとお姉さんなら、味方になってくれるかもって。
Choice: (3) 行こう。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1160002_026
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
王子はんの言う通りや。
【chara 116011 face 1 (normal)】
……安心しい。マホマホ王国の姫と王子が、あんさんを守ります。
【chara 116011 face 2 (joy)】
行きまひょ。彼女の家へ!
voice: vo_adv_1160002_027
父親:
【chara 1411 face 3 (anger)】
何度来ようと娘には会わせん。
帰れ。
voice: vo_adv_1160002_028
少年:
【chara 416 face 4 (sad)】
……やっぱりだめみたい。
帰ろう。
voice: vo_adv_1160002_029
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
諦めたらあかん。
こうなったらうちが……
voice: vo_adv_1160002_030
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
おとうはん、どうしてなん?
この子はただ、お友達に会いに来ただけや。
【chara 116011 face 4 (sad)】
それとも、何か事情があるん?
voice: vo_adv_1160002_031
父親:
【chara 1411 face 3 (anger)】
なんでまた獣人が……うちの店は、獣人お断りだ。
それ以上でもそれ以下でもない。
さぁ、出ていけ!
voice: vo_adv_1160002_032
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
そ、そないに怒らなくても……
voice: vo_adv_1160002_033
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
い、いややわぁ……どなる人、苦手なんよぉ。
どないしようか。うち、なんも言えなくなってもうた……
Choice: (4) マホ姫の前に立つ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1160002_034
父親:
【chara 1411 face 3 (anger)】
なんだあんたは。
voice: vo_adv_1160002_035
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
王子はん……
voice: vo_adv_1160002_036
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
王子はんが、うちを守ってくれてはる。
【chara 116011 face 1 (normal)】
そうやな。うちだけじゃなくて、
王子はんも一緒に戦ってくれてるんや。
voice: vo_adv_1160002_037
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
一人でできないことも、二人でならできる。
……王子はん、うち、もういっぺんがんばってみるわ。
voice: vo_adv_1160002_038
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
あんさんが、どないして獣人を嫌うのか、
うちには分かりまへん。
voice: vo_adv_1160002_039
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
もしかしたら昔、
嫌なことがあったのかもしれへんし、
【chara 116011 face 6 (surprised)】
だとしたら、うちらが歓迎されないのも分かります。
voice: vo_adv_1160002_040
父親:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1160002_041
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
でもこの子は獣人である前に、
娘さんが選んだ友達なんや。
voice: vo_adv_1160002_042
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
この子が信じられへんなら、
娘さんを信じるつもりで、話を聞いてあげてください。
【chara 116011 face 4 (sad)】
いっぺんでええから、お願いします。
voice: vo_adv_1160002_043
父親:
【chara 1411 face 3 (anger)】
……お嬢さんが昔、俺に詐欺を働いた獣人と違うことは分かった。
だが、ダメだ。
voice: vo_adv_1160002_044
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
な、なんでなん!?
voice: vo_adv_1160002_045
父親:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
なんでって……
【chara 1411 face 4 (sad)】
そもそも、あんたたちは関係ないだろ……
voice: vo_adv_1160002_046
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
なに言うてはりますの。おおいに関係ありますわ。
この子たちは、マホマホ王国の妖精はんや。
うちらは姫と王子として、守る責務があります!
voice: vo_adv_1160002_047
父親:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
マ、マホマホ王国……? 妖精……?
【chara 1411 face 4 (sad)】
待て待て、急に話が分からなくなったぞ!?
voice: vo_adv_1160002_048
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
マホマホ王国はマホマホ王国。
妖精はんは妖精はんや。
voice: vo_adv_1160002_049
父親:
【chara 1411 face 6 (surprised)】
………………
voice: vo_adv_1160002_050
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
おとうはん、ええか。あんさんは今、
未来のマホマホ王国を背負うかもしれへん、
そんな二人を引き裂こうとしとるんよ。
voice: vo_adv_1160002_051
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
それにもし二人がすれ違ったまま別れたら、
娘さんは悲しみのあまり毎日泣いて、
泡のように溶けて消えてまうかもしれへん。
voice: vo_adv_1160002_052
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
そんでもってこっちの子も、
そんな彼女の最期にショックを受けて、
【chara 116011 face 4 (sad)】
愛する心を捨てて、石になってまうかもしれへん!
voice: vo_adv_1160002_053
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
そないなことになったら、
あんさんも後悔して、そのまま土へ還ってまうかもしれへん!!
voice: vo_adv_1160002_054
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
うち、そんな悲劇からみんなを救いたいんや!!!
voice: vo_adv_1160002_055
父親:
【chara 1411 face 4 (sad)】
お、おい……!
あんたはこの子のつれなんだろ……!
止めてくれ!!
Choice: (5) マホ姫のおっしゃる通り。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1160002_056
父親:
【chara 1411 face 4 (sad)】
あんたも、なのか……
voice: vo_adv_1160002_057
マホ:
【chara 116011 face 3 (anger)】
そういうことや。
おとうはん、マホマホ王国を守りたいうちらの想い……
分かってくれはりましたか!?
voice: vo_adv_1160002_058
父親:
【chara 1411 face 4 (sad)】
……熱意は、伝わった。
voice: vo_adv_1160002_059
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
それじゃ……!
voice: vo_adv_1160002_060
マホ・少年:
【chara 1 face 1 (normal)】
……
voice: vo_adv_1160002_061
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
なんでなん?
ああいうのは、会わせてくれはるのがお約束やないの?
voice: vo_adv_1160002_062
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
ええと……
ほら、やっぱここは現実だし、
きっと童話みたいには、うまくいかないんだよ。
voice: vo_adv_1160002_063
マホ:
【chara 116011 face 4 (sad)】
そんな悲しいこと言わんといて……
それもこれも、うちの力が足りなかったばかりに……
voice: vo_adv_1160002_064
少年:
【chara 416 face 1 (normal)】
ううん!
むしろこれで踏ん切りがついたというか……
voice: vo_adv_1160002_065
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
諦めてまうの!?
voice: vo_adv_1160002_066
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
違うよ! 逆逆! 【chara 416 face 2 (joy)】
すっごく勇気をもらった!
【chara 416 face 1 (normal)】
やっぱりちゃんと仲直りしたいし、
俺、もうちょっとがんばってみるよ!
voice: vo_adv_1160002_067
少年:
【chara 416 face 1 (normal)】
だから今日はもう──
voice: vo_adv_1160002_068
少女:
【chara 211 face 4 (sad)】
待って!!
voice: vo_adv_1160002_069
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
……え?
どうして君がここに!?
voice: vo_adv_1160002_070
少女:
【chara 211 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ……お、追いついてよかった……
【chara 211 face 6 (surprised)】
あのね、お父さんはみんなを追い返したけど、
私が追いかけるのを、見逃してくれたの……
voice: vo_adv_1160002_071
少女:
【chara 211 face 1 (normal)】
今日は来てくれてありがと。【chara 211 face 4 (sad)】
それと、ごめんね……
仲直りしたかったけど、お熱が出ちゃって、
外へ出られなかったの……
voice: vo_adv_1160002_072
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
えっ!? 大丈夫なの!?
【chara 416 face 4 (sad)】
というか、具合悪い時に、俺もごめん。
それと、ひどいこと言ったのも……
voice: vo_adv_1160002_073
少女:
【chara 211 face 1 (normal)】
ううん、今日は会えてよかった……
それと元気になったら、一緒に『花まつり』へ行かない?
【chara 211 face 6 (surprised)】
私、伝えたいことがあるの。だから……
voice: vo_adv_1160002_074
少年:
【chara 416 face 6 (surprised)】
え? も、もちろん!
voice: vo_adv_1160002_075
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
ふふっ、よかったなぁ。
【chara 116011 face 1 (normal)】
王子はん。お邪魔せんよう、
うちらはあっちへ行ってまひょか。
voice: vo_adv_1160002_076
マホ:
【chara 116011 face 1 (normal)】
あの二人、うまくいってよかったわぁ。
【chara 116011 face 2 (joy)】
やっぱりうち、ハッピーエンドが好きや。
せやから、がんばってよかった。
Choice: (6) がんばったね、マホ姫。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1160002_077
マホ:
【chara 116011 face 6 (surprised)】
【chara 116011 face 5 (shy)】
王子はん……【chara 116011 face 2 (joy)】
ふふっ、うちを甘やかしてくれはりますの?
【chara 116011 face 1 (normal)】
それじゃ、ちょっとお言葉に甘えて、【chara 116011 face 2 (joy)】
もっと頭、撫でてぇな♪
voice: vo_adv_1160002_078
マホ:
【chara 116011 face 5 (shy)】
……あんな、今日はおおきに。
うちを守ってくれはって、味方になってくれはって、うれしかったわぁ。
voice: vo_adv_1160002_079
マホ:
【chara 116011 face 2 (joy)】
やっぱり王子はんは、うちの運命のお人や♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
マホは、{player}に
甘えるように寄りかかり、微笑むのだった。