ユニ(聖学祭) 第3話
聖学祭のさなか敵情視察に赴いたユニは、きよらか組の転写魔法館で図らずも露出の高い仮装に挑まされるのだった。端的に換言するとセクシーユニ。一方、{player}は寒そうな服だねと思っていた。
-------------- situation:
青春演習に見る非合理情動
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
なかよし部の存続が懸かった『聖学祭』は、
正午を超えてすでに後半戦へ差しかかっていた。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
ユニたちの所属する「しとやか」組は、
序盤から敵「きよらか」組にリードを許していたが、
なかよし部の活躍と謀略によってその差は徐々に縮まるのであった。
voice: vo_adv_1164003_000
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
さて。
クロエ君もチエル君も、今は各々の個人競技に出払っている。
【chara 116411 face 2 (joy)】
さぞかし大量の得点をもぎ取ってきてくれることだろう。
voice: vo_adv_1164003_001
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
だが後輩よ、我々とて「しとやか」の一員だ。
武闘派が汗水流して奮戦している間、
呑気に寝転がって尻を掻いているわけにもゆくまい。
voice: vo_adv_1164003_002
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
立つんだ、同志。
【chara 116411 face 2 (joy)】
ぼくらはぼくらに出来ることをするぞ。
Choice: (1) 僕らに出来ること?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1164003_003
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
然り、端的に言えばパトロールだ。
【chara 116411 face 6 (surprised)】
鋼の聖女率いる怨敵「きよらか」は、
勝利のためなら手段を選ばぬ無法集団と分かったからな。
voice: vo_adv_1164003_004
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
ことに屋内出展は不正の温床。
【chara 116411 face 1 (normal)】
学生たちの社会勉強であるべき模擬店に、
やつらはあろうことか外部のプロフェッショナルを招き入れている。
voice: vo_adv_1164003_005
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
模擬店の売上が勝負に直結する以上、
そんな特定外来種を放っておくわけにはゆかん。
【chara 116411 face 2 (joy)】
生徒会の闇を暴き、白日のもとへ晒してやろう。
Choice: (2) つまり端的に換言すると?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1164003_006
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
暇だから模擬店でも見に行こうぜ。
voice: vo_adv_1164003_007
クレープ屋の生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】
ごきげんよう! 美味しいクレープは如何でございましょう!
voice: vo_adv_1164003_008
たい焼き屋の生徒:
【chara 1 face 1 (normal)】
どうぞいらっしゃいまし! 焼き立てのたい焼きでございますわ!
voice: vo_adv_1164003_009
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
ふん……
案の定「きよらか」は商売繁盛、大賑わいだな。
【chara 116411 face 1 (normal)】
校舎中に甘ったるい香りを──
voice: vo_adv_1164003_010
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
【chara 116411 face 4 (sad)】
──おい後輩、何をしている。
いちいち物欲しそうな目を向けるんじゃあない。
【chara 116411 face 6 (surprised)】
こら、よだれを拭きなさい。財布もしまうんだ。
voice: vo_adv_1164003_011
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
まったく……
むざむざ敵の罠にかかって何とする。
あれこそが我々の暴くべき生徒会の闇だぞ。
Choice: (3) 闇、美味しそう……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1164003_012
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
なんだ、旨味成分を摂取したいのか?
【chara 116411 face 2 (joy)】
ではグルタミン酸でも舐めるといい。
ほれ、ぼくの愛用サプリだ。
voice: vo_adv_1164003_013
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
……なんだね。
そんな飢えた仔犬のような目でしょんぼりしたって駄目だぞ。
【chara 116411 face 1 (normal)】
これはパトロールなんだ、敵の売り上げに貢献する必要は──
voice: vo_adv_1164003_014
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
──いや、待てよ?
たしかに、あえて敵の謀略に乗ってみるのも手だな。
【chara 116411 face 2 (joy)】
端的に換言すれば、潜入捜査だ。
Choice: (4) 闇、食べよう!
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1164003_015
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
待ちたまえ、固形食物などぼくの管轄外だ。
voice: vo_adv_1164003_016
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
聖学祭の模擬店は、飲食系のみにあらず。
展示系や体験系といった、特殊な形態もあるという。
【chara 116411 face 2 (joy)】
なかなかに興味深い……折角ならばそういった類を捜査しよう。
voice: vo_adv_1164003_017
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
なに、お化け屋敷?
【chara 116411 face 4 (sad)】
くだらん、死者の模造物など何が恐いのだ。
そんなもので騒ぐのは子供と阿呆ぐらいだ。
voice: vo_adv_1164003_018
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
なに、ウォータースライダー?
【chara 116411 face 4 (sad)】
くだらん、水流で坂を下って何が楽しいのだ。
そんなもので喜ぶのは素麺と毒婦ぐらいだ。
voice: vo_adv_1164003_019
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
ううむ……もっと知的探求心のそそられる出展はないものか。
潜入捜査とは言え、入場料は私費から捻出するのだ。
【chara 116411 face 1 (normal)】
限りあるルピは、どうせなら学びあるものに使いたい。
voice: vo_adv_1164003_020
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
……うん?
あの教室はなんだ。
何やら大勢の客で賑わっているようだが……
voice: vo_adv_1164003_021
カップルの女性:
【chara 1214 face 2 (joy)】
あっ! ねぇ、ここじゃない?
あの子たちが言ってた映えスポットって!
voice: vo_adv_1164003_022
カップルの男性:
【chara 1012 face 2 (joy)】
ほんとだ!
中、楽しそうじゃん! 俺らも撮ってもらおう!
voice: vo_adv_1164003_023
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
ほう? 若者たちが続々と吸いこまれてゆくな。
これは興味深い、一体どういった興行なのだろうか。
voice: vo_adv_1164003_024
呼び込みの生徒:
【chara 2911 face 2 (joy)】
どうぞいらっしゃいましー!
【chara 2911 face 1 (normal)】
こちらは「きよらか転写魔法館」ですわー!
voice: vo_adv_1164003_025
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
転写魔法、ということは「写真」を撮影する場のようだな。
【chara 116411 face 1 (normal)】
たしかぼくのメモによると……
ふむ、チエル君の界隈ではスタジオなどとも呼ぶらしい。
voice: vo_adv_1164003_026
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
しかし、どうだろうか。
すでに転写魔道具が広く一般まで普及しだしている昨今、
それだけで多数の若者たちを沸かせるとは考えにくい。
Choice: (5) 行ってみよう!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1164003_027
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
同意。
ぼくの知的好奇心はいま若干震えだした。
voice: vo_adv_1164003_028
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
それでは同志、手を出せ。
ぼくを引いて、兄のような顔で先を歩くんだ。
Choice: (6) ユニ先輩を引率する。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1164003_029
呼び込みの生徒:
【chara 2911 face 2 (joy)】
ごきげんよう、お客さま。
【chara 2911 face 1 (normal)】
ご入場は二名様でよろしいですか?
voice: vo_adv_1164003_030
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
あい。
おとな1まい、こども1まいくだたい。
voice: vo_adv_1164003_031
呼び込みの生徒:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
えっ?
voice: vo_adv_1164003_032
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
おとな1まい、こども1まいくだたいっ!
voice: vo_adv_1164003_033
呼び込みの生徒:
【chara 2911 face 6 (surprised)】
え、えーっと……
voice: vo_adv_1164003_034
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
どうした娘。
大人一枚、子供一枚だ。早ようせい。
voice: vo_adv_1164003_035
呼び込みの生徒:
【chara 2911 face 4 (sad)】
あのう……
それは何のお戯れでしょうか、ユニ博士……
voice: vo_adv_1164003_036
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
ちっ、面が割れてたか。
【chara 116411 face 1 (normal)】
今日は大人二枚で勘弁してやる。
voice: vo_adv_1164003_037
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
二名様、いらっしゃいまし!
【chara 3111 face 1 (normal)】
ようこそ、きよらか転写魔法館へ!
voice: vo_adv_1164003_038
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
ほう、これが撮影スタジオというものか……
voice: vo_adv_1164003_039
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
数々の転写魔道具が取りそろえられているな。
照明魔石や投影板の備えも充実している。
【chara 116411 face 2 (joy)】
結構なものだ、やるな「きよらか」。
voice: vo_adv_1164003_040
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 3111 face 1 (normal)】
ですが、それだけではございませんわ。
こちらのクローゼットをご覧ください。
voice: vo_adv_1164003_041
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
おお、古今東西さまざまの衣装類!
さらには多数の小道具や化粧道具まで!
voice: vo_adv_1164003_042
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
ご来店のお客様には、
憧れの職業から贔屓の有名キャラクターまで、
思い思いの姿に扮装していただける企画となっております。
voice: vo_adv_1164003_043
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
なるほど、チエル君の界隈いわくコスプレというやつか。
voice: vo_adv_1164003_044
カップルの男性:
【chara 1012 face 1 (normal)】
おっ、トラタイガーあるじゃん!
【chara 1012 face 2 (joy)】
かっけぇー、俺これになりたかったんだよなぁ!
voice: vo_adv_1164003_045
カップルの女性:
【chara 1214 face 1 (normal)】
私これ着たい、カルミナのステージ衣装!
【chara 1214 face 2 (joy)】
ツムギちゃんのデザインセンスほんと大好き!
voice: vo_adv_1164003_046
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
ふむ……みな含羞もなく、無邪気に目を輝かせているな。
【chara 116411 face 1 (normal)】
祭りの高揚感と普遍的な変身願望の相互作用か。
客の入りが盛況なのも頷ける。
Choice: (7) 僕はこれが着たい。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1164003_047
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
うん? なんだね後輩、そのふりふりした衣装は。
voice: vo_adv_1164003_048
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
近ごろ巷で噂の「魔法探偵ミスティ★カスミ」なりきりセットですわ。
【chara 3111 face 2 (joy)】
そちらを選ばれたのはお目が高い──
voice: vo_adv_1164003_049
案内役の生徒:
【chara 3111 face 4 (sad)】
──と申し上げたいところですが、
残念ながら殿方向けのサイズは用意がございませんので……
Choice: (8) 僕はこれが着たいんだ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1164003_050
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
いえ、そんな一点の曇りもない表情で申されましても……
voice: vo_adv_1164003_051
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
珍しいな。
日ごろ心配になるほど聞き分けの良すぎる君が、
そこまで我を主張するとは……余程の執着があるのだろう。
voice: vo_adv_1164003_052
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
しかし無い袖は振れまい。気の毒だが諦めたまえ。
代わりに娘よ。なにか彼に合う、別の衣装を見繕ってやってくれ。
voice: vo_adv_1164003_053
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
それでは、こちらなどいかがでしょう。
ランドソル全域で尖った男子に流行のストリートファッションですわ。
【chara 3111 face 2 (joy)】
オプションでぺろりと舐める用のナイフも付いてますの。
Choice: (9) かっこいい!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1164003_054
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
うむ、いつもの同志に戻ってくれたようだ。
めでたしめでた──【chara 116411 face 6 (surprised)】
ん?
voice: vo_adv_1164003_055
カップルの男性:
【chara 1012 face 1 (normal)】
それにしても、君は何を着ても可愛いね。
【chara 1012 face 2 (joy)】
こんな彼女がいてくれて、俺はランドソル一の幸せ者だよ。
voice: vo_adv_1164003_056
カップルの女性:
【chara 1214 face 1 (normal)】
ううん、あなたは二番目よ。
だって、【chara 1214 face 2 (joy)】
あなたと一緒にいられる私の方がもーっと幸せだもん!
voice: vo_adv_1164003_057
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
おえぇ……!
voice: vo_adv_1164003_058
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
お客様!? 突然なに!?
voice: vo_adv_1164003_059
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
失敬、ちょっと虫唾が。
voice: vo_adv_1164003_060
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
どうもこちらの客層は、年若い男女のつがいが多いようだな。
voice: vo_adv_1164003_061
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
ええ、カップルでお見えになるお客様が大半ですわ。
【chara 3111 face 2 (joy)】
とても素敵なデートスポットがあると、
アストラグラムで話題にしていただいているようで。
voice: vo_adv_1164003_062
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
アストラグラム──通信魔法を応用した会員制魔石交信網の一つか。
【chara 116411 face 1 (normal)】
承認欲求をもてあます若者たちの間で近ごろ流行りらしいな。
voice: vo_adv_1164003_063
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
はい。お二人もカップルコースでよろしかったでしょうか?
voice: vo_adv_1164003_064
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
は? かっぷる?
突然なにを言いだすんだ、君は。
【chara 116411 face 1 (normal)】
我々がそんないかがわしい関係に見えるのかね。
voice: vo_adv_1164003_065
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
とても微笑ましい、お似合いの恋人同士に見えますわ。
voice: vo_adv_1164003_066
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
はっ、年頃の娘はすぐ下世話な憶測に走るな。
【chara 116411 face 1 (normal)】
やれやれ、ぼくと彼のどこが恋仲に──
voice: vo_adv_1164003_067
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
──えっ? 見えるの?
voice: vo_adv_1164003_068
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
ええ、まあ、そうですね……
【chara 3111 face 1 (normal)】
先ほども、仲睦まじくお手を繋いで入って来られましたし……
voice: vo_adv_1164003_069
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
ああ、いや君、アレは違うぞ?
【chara 116411 face 6 (surprised)】
アレはその、アレだ、単なる不正入場だ。
べつにそういうアレではない、【chara 116411 face 4 (sad)】
全然アレだから──
voice: vo_adv_1164003_070
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
──えっ、そう見えた?
voice: vo_adv_1164003_071
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
いえ、まあ、冷静に考えるとまったく見えませんねえ。
voice: vo_adv_1164003_072
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
見えないのかよ。
いや、まあ、べつにどうでもいいがね?
voice: vo_adv_1164003_073
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
では失礼いたしました、
改めましてシングルコース一名様ずつで承りますね。
voice: vo_adv_1164003_074
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
シングルのお客様、入られましたー!
シングルのお客様、ご来場でーす!
voice: vo_adv_1164003_075
カップルの男性:
【chara 1012 face 6 (surprised)】
えっ、シングル……?
voice: vo_adv_1164003_076
カップルの女性:
【chara 1214 face 4 (sad)】
こういうとこシングルで来る人いるんだ、かわいそう……
voice: vo_adv_1164003_077
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
はて……なんだろうか、この妙に居たたまれない心地は。
voice: vo_adv_1164003_078
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
大丈夫です、ご安心ください。
【chara 3111 face 1 (normal)】
当模擬店ではお一人様でお越しの寂しいお客様にも、
かりそめの幸せを堪能していただく用意がございます。
voice: vo_adv_1164003_079
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
それでは、まず男性のシングル様から参りましょうか。
voice: vo_adv_1164003_080
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
男性、呼んでるぞ。
Choice: (10) 僕のこと?
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1164003_081
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
ええ、どうぞこちらへお立ちください。
【chara 3111 face 6 (surprised)】
スタッフの皆さん、ご準備よろしくて?
【chara 3111 face 2 (joy)】
それではシングルコース、はいスタート!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1164003_082
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
なにっ、突然の幻影魔法!? 複製風景の投影か……!
だが、この景色は見覚えのあるような……同志、何処だか分かるか?
Choice: (11) 何度も呼びだされた気がする。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1164003_083
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
こちらはランドソル王城前「愛の広場」。
感度の高い若者たちからは「絆の上がる丘公園」とも呼ばれている、
【chara 3111 face 2 (joy)】
人気の開運スポットを再現させていただきましたわ。
voice: vo_adv_1164003_084
ミィコ:
【chara 3011 face 2 (joy)】
私がいつだって出会いを求めていたのは、
あなたに巡り合うためだったのかもしれない……
voice: vo_adv_1164003_085
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
むっ、今度はなんだ……?
やけに含みを持たせた思わせぶりな女が現れて、
聞いてもないのに湿度高めの自分語りを始めたぞ。
Choice: (12) 繋いだ絆が深まりそうな気がする。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1164003_086
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
たしか君はチエル君のところの……ミィコ君といったか。
voice: vo_adv_1164003_087
ミィコ:
【chara 3011 face 1 (normal)】
おー、ユニ子じゃん。ちーっす!
voice: vo_adv_1164003_088
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
君の所属は、我々と同じ「しとやか」だったはず。
こんな敵地「きよらか」の真っ只中で何をしている。
voice: vo_adv_1164003_089
ミィコ:
【chara 3011 face 6 (surprised)】
えっバイトだけど。レンタル彼女の。
voice: vo_adv_1164003_090
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
はい、それでは記念撮影いたしますわ~!
【chara 3111 face 6 (surprised)】
バイトの方、もっと男性にくっついて~!
voice: vo_adv_1164003_091
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
なんだと?
voice: vo_adv_1164003_092
ミィコ:
【chara 3011 face 1 (normal)】
ほーい、こんなカンジ?
【chara 3011 face 6 (surprised)】
えっ、もっと? 【chara 3011 face 2 (joy)】
ああ、いっそハグしとこっか!
voice: vo_adv_1164003_093
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
おい、待て女。
そんなに密着する必要があるのかね。
【chara 116411 face 3 (anger)】
離れたまえ、彼も迷惑しているだろう。
voice: vo_adv_1164003_094
ミィコ:
【chara 3011 face 6 (surprised)】
そう? べつにそんな顔してなくない?
ただボケ~ッと突っ立ってるだけの……あれ?
voice: vo_adv_1164003_095
ミィコ:
【chara 3011 face 1 (normal)】
ああ、あんた!
どっかで見た顔だと思ったら、【chara 3011 face 2 (joy)】
なんだ、チエルの彼氏じゃん。
voice: vo_adv_1164003_096
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
なんだと?
voice: vo_adv_1164003_097
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
おい、待て女。
突然なにを頓痴気なこと言いだすんだ。
voice: vo_adv_1164003_098
ミィコ:
【chara 3011 face 6 (surprised)】
あれ? もう別れたんだっけ?
【chara 3011 face 4 (sad)】
ごめん忘れちゃった、他人の恋愛あんま興味なくて。
voice: vo_adv_1164003_099
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
後にも先にも、そんな話はないんだよ。
彼はまだ子供だぞ、ぼくを差し置いて色事など百年早い。
voice: vo_adv_1164003_100
ミィコ:
【chara 3011 face 6 (surprised)】
男が子供でも、【chara 3011 face 1 (normal)】
女は進んでるからな~
voice: vo_adv_1164003_101
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
下衆なことを言うんじゃあないよ。
【chara 116411 face 6 (surprised)】
クロエ君ならまだしも、チエル君がこそこそ彼を誑しこむなど──
voice: vo_adv_1164003_102
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
──えっ、誑されてないよね?
Choice: (13) ないよ! (分かってない)
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1164003_103
ミィコ:
【chara 3011 face 1 (normal)】
そーね、今は私と付き合ってる設定だからね。
【chara 3011 face 2 (joy)】
ねえダーリン、早く写真撮ろ~? この焦らし上手~!
voice: vo_adv_1164003_104
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
くっつくなと言ってるだろう。
どきたまえ、これはぼくのだ。
君はもう帰って結構。
voice: vo_adv_1164003_105
ミィコ:
【chara 3011 face 6 (surprised)】
あ、そ? 【chara 3011 face 1 (normal)】
んじゃ、お先ーっす!
voice: vo_adv_1164003_106
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
あ、あのう、お客様……?
それでは、カップルコースヘご変更ということでしょうか……?
voice: vo_adv_1164003_107
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
まあ良かろう。あくまで形而上の定義だ。
ぼくと彼はカップルということにしてくれて構わない。
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ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
ああ、いや、ぼくは構わんのだが、君はその……どうだね。
Choice: (14) 何でもいいよ! (分かってない)
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1164003_109
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
軽いな。
voice: vo_adv_1164003_110
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
だが……
【chara 116411 face 5 (shy)】
ううむ、受け入れられたことで、にわかに内臓がざわざわする。
【chara 116411 face 1 (normal)】
未知の現象だ、後学のため記録しておこう……めもめも。
voice: vo_adv_1164003_111
案内役の生徒:
【chara 3111 face 4 (sad)】
ええと、撮影を進めたいのですけれど……
voice: vo_adv_1164003_112
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
む、すまない。どうすれば?
voice: vo_adv_1164003_113
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
まずはお二人とも、お召し替えをしていただきましょうか。
voice: vo_adv_1164003_114
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
なに? ぼくも仮装をするのか?
voice: vo_adv_1164003_115
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
されないのですか?
当出展の目玉企画なのに?
えっ、それでは何のためにこちらへ?
voice: vo_adv_1164003_116
案内役の生徒:
【chara 3111 face 3 (anger)】
はっ、もしや……こやつ「しとやか」側のスパイ……?
voice: vo_adv_1164003_117
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
ああ、分かった分かった。
【chara 116411 face 1 (normal)】
よかろう、郷に入りては郷に従えだ。
それが流儀というなら吝かではない、【chara 116411 face 2 (joy)】
ぼくも青春をしよう。
voice: vo_adv_1164003_118
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
娘よ、適当に衣装を見繕ってくれ。
ぼくは書庫にこもる日々ゆえ、巷の流行に疎い。
【chara 116411 face 2 (joy)】
折角の機会だ、ナウなヤングにバカウケの物を頼むよ。
voice: vo_adv_1164003_119
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
お任せください。
それなら当店の一番人気をご用意いたしますわ。
どうぞこちらへ。
voice: vo_adv_1164003_120
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
一名様、更衣室ご案内でぇーす!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1164003_121
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
おい。なんだこれおい。
voice: vo_adv_1164003_122
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
んまあ素敵! お客様、とてもお似合いでしてよ!
voice: vo_adv_1164003_123
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
いいから質問に答えろ。なんだこの破廉恥な衣装は。
voice: vo_adv_1164003_124
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
あら、ご存知ありませんの?
voice: vo_adv_1164003_125
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
小さなお子様から大きなマダムまで、
ランドソル女子なら誰もが憧れる
【chara 3111 face 2 (joy)】
大人気カリスマモデル・スズナちゃんのお衣装ですわ。
voice: vo_adv_1164003_126
ユニ:
【chara 116411 face 1 (normal)】
ああ、チエル君と親しい、ルーセント学院の──
voice: vo_adv_1164003_127
ユニ:
【chara 116411 face 3 (anger)】
──いや、そんなことは聞いとらん。
【chara 116411 face 5 (shy)】
問題は衣装の方だ。この布面積の少なさは何事だと言っている。
voice: vo_adv_1164003_128
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
こ、これはただの水着……【chara 116411 face 5 (shy)】
否、もはや半裸ではないか……
voice: vo_adv_1164003_129
案内役の生徒:
【chara 3111 face 6 (surprised)】
あら、お客様ったら遅れてますのね。
【chara 3111 face 1 (normal)】
今時このぐらい普通ですわ。
都の女の子たちは、皆さん健康的に肌を出してますもの。ねえ?
Choice: (15) こういう服の友達いっぱいいる。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1164003_130
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
さ、左様か……
道理で君はまったく動じていないわけだ……
voice: vo_adv_1164003_131
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
では、ぼくの自意識が異常なんだな……?
これはなんら恥じ入る必要はないんだな……?
voice: vo_adv_1164003_132
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
うぅ、分かった、今日のところは受け入れよう……
【chara 116411 face 5 (shy)】
だが早く済ませてくれ……どうにも落ちつかん……
voice: vo_adv_1164003_133
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
それでは撮影しますわよ!
お二方、ポーズをおキメになって~!
voice: vo_adv_1164003_134
案内役の生徒:
【chara 3111 face 4 (sad)】
うーん、なんだかぎこちないですわねぇ……
【chara 3111 face 6 (surprised)】
そんなに離れていてはフレームに収まりませんわ、
もっとくっついてくださいまし。
Choice: (16) はーい!
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1164003_135
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
ほあッ……!?
voice: vo_adv_1164003_136
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
おい、こら押すな、剥き出しの肌が接触する……!
し、心臓が……何やらいたずらに拍動する……
voice: vo_adv_1164003_137
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
もっと笑って~!
もっとくっついて~!
二人でハート作って~!
voice: vo_adv_1164003_138
ユニ:
【chara 116411 face 5 (shy)】
こっ、ここ、こうかね……?
voice: vo_adv_1164003_139
案内役の生徒:
【chara 3111 face 1 (normal)】
撮りますわよ~! 【chara 3111 face 2 (joy)】
はいテレサ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1164003_140
案内役の生徒:
【chara 3111 face 2 (joy)】
とても素敵な一枚が出来あがりましたわ!
こちら私共の方でアストラグラムへ投稿しておきますね?
voice: vo_adv_1164003_141
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
やめてください……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1164003_142
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
はぁ……
帰ろう後輩、ひどく消耗した気分だ……
voice: vo_adv_1164003_143
ユニ:
【chara 116411 face 4 (sad)】
これが「きよらか」のやり方か……恐るべし生徒会の闇……
voice: vo_adv_1164003_144
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
だが……妙なものだ……
【chara 116411 face 1 (normal)】
疲れはしたが、不思議と高揚が収まらない。
端的に言って──
voice: vo_adv_1164003_145
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
──楽しかったな。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
紅潮した頬を隠すように、俯き加減で歩きだすユニ。
それが慣れない感情への戸惑いであることに、
彼女自身もまだ気付いていないのであった。
voice: vo_adv_1164003_146
ユニ:
【chara 116411 face 6 (surprised)】
しかし、手土産にと持たされたこの写真……
【chara 116411 face 1 (normal)】
敵ながら「きよらか」め、よく撮れているじゃあないか。
鮮やかに日常を切りだしている。
voice: vo_adv_1164003_147
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
ふっ、我ながらいい表情──
こんな日々がせいぜい続いてほしいものだ。
voice: vo_adv_1164003_148
ユニ:
【chara 116411 face 2 (joy)】
見ろよ世界。
おまえの手の上で、ぼかあ青春をしているぜ?