ミツキ(オーエド) 第4話
フィールドワーク中、楽し気にキノコの話をしたり手料理を振舞うなど、{player}への感謝を真っ直ぐに示す深月。{player}からもバラの花を贈られ、深月はうれしそうに笑うのだった。


-------------- situation:
感謝のフィールドワーク
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 温泉での事件を解決したミツキと{player}は、
ゆっくりと羽を伸ばして、温泉宿を楽しもうとしていた。

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宿の主人:
【chara 1412 face 2 (joy)】 それでは、お部屋をご用意しますので!
少々お待ちください!

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ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 {player}君、
部屋に着いてひと休みしたら、温泉に入りましょう?

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ミツキ:
【chara 117511 face 5 (shy)】 もし君が望むなら、一緒に入ってもいいのよ♪
……【chara 117511 face 2 (joy)】 ふふ、冗談よ。

voice: vo_adv_1175004_003
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 あら? 大浴場の方がやけに光っているわね……?
何事かしら──

--- Switch scene ---

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深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 大丈夫?
【chara 105131 face 4 (sad)】 だいぶ疲れてるみたいだけど、【chara 105131 face 1 (normal)】 いったん休む?

Choice: (1) まだいけます。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1175004_005
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 ふふっ、男の子ね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 それじゃあ、もうちょっとがんばってもらうわ。

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深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 あと少し進んだところで休憩しましょう。
それまでは、ちゃんとついてくるのよ。

voice: vo_adv_1175004_007
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 ふぅ、お疲れさま。
【chara 105131 face 1 (normal)】 ここでしばらく休んでなさい。

voice: vo_adv_1175004_008
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 私はそのあたりを見てくるから。
ゆっくりしてていいわよ。

Choice: (2) なにを見てくるの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1175004_009
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 キノコを探して、採ってくるの。
【chara 105131 face 1 (normal)】 ……研究のサンプル用にね。
【chara 105131 face 2 (joy)】 この一帯には、いいものが生えてるから。

voice: vo_adv_1175004_010
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 あら、{player}君も気になるの?
【chara 105131 face 1 (normal)】 それならついてきてもいいけど……【chara 105131 face 6 (surprised)】 体力は大丈夫?

voice: vo_adv_1175004_011
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 ふふっ、そう。体力よりも好奇心の方が勝っちゃうのよね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 あなたも案外、科学者向きの性格をしているのかも。

voice: vo_adv_1175004_012
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 分かったわ。ついてきてちょうだい。
キノコを採りながら目的地まで行っちゃいましょ。

voice: vo_adv_1175004_013
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 あったわ。
【chara 105131 face 1 (normal)】 見て。そこの切り株のところ。
白い、ふわふわした花みたいなものがあるでしょ。

voice: vo_adv_1175004_014
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 これは、ハナビラタケっていうの。
キノコの一種だけど、そうは思えないくらいきれいでしょ。
【chara 105131 face 2 (joy)】 毒もなくて、面白い食感でおいしいのよ。

voice: vo_adv_1175004_015
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 その倒木のところにも、キノコがあるでしょ。
スーパーとかでよく見かける形のやつ。

voice: vo_adv_1175004_016
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 あれはヒラタケ。癖がなくて、どんな食べ方をしてもおいしいわ。
【chara 105131 face 2 (joy)】 私は天ぷらにするのが好きね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 これも採っていきましょうか。

Choice: (3) こっちの似てるのもヒラタケ?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1175004_017
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 その木の陰のキノコのこと?
【chara 105131 face 4 (sad)】 それはツキヨタケ。【chara 105131 face 1 (normal)】 毒キノコよ。

voice: vo_adv_1175004_018
深月:
【chara 105131 face 4 (sad)】 確かにヒラタケに似ているけど……
【chara 105131 face 1 (normal)】 見て、こうやって影を作ると……ひだが光って見えるでしょう?
これが特徴よ。

voice: vo_adv_1175004_019
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 あとはカサを引き裂いてみると……ほら、ここ。
中の黒っぽい部分が見える? 同じ裂き方をしたヒラタケは
こうなっていないから、ここで区別するといいわ。

Choice: (4) 間違えて食べるとどうなるの……?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1175004_020
深月:
【chara 105131 face 4 (sad)】 お腹を下したり、吐き気に襲われたりするわね。
ショック症状を引き起こすこともあって、最悪の場合死に至るわ。
間違えやすいけど、本当に危険なキノコだから、気を付けてね。

voice: vo_adv_1175004_021
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 あら、どうしたの?
【chara 105131 face 1 (normal)】 危ない話をしているのに、ずいぶん楽しそうな顔をしてるわね。

Choice: (5) 深月さんの話が面白くて。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1175004_022
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 あら、こんな話が面白いの?
【chara 105131 face 2 (joy)】 ふふっ、知的好奇心が刺激されるってことかしら。

voice: vo_adv_1175004_023
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 それじゃあ、今度は山菜や野草の話をしながら先に進みましょうか。
欲しいキノコはだいたい採れたから。

voice: vo_adv_1175004_024
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 ──そうだわ。
【chara 105131 face 1 (normal)】 意外かもしれないけど、
エノコログサ……いわゆるねこじゃらしは食用できるのよ。

voice: vo_adv_1175004_025
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 穂の部分を茎から取り外せば、一般的な穀類と同じように食べられるの。
【chara 105131 face 2 (joy)】 個人的には、粒のまま軽くいためて食べるのをおすすめしたいわね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 軽く塩味をつけると、なかなかおいしいのよ。

voice: vo_adv_1175004_026
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 どう?
こんな話でも面白い?

Choice: (6) 深月さん、なんだか先生みたい。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1175004_027
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 先生……ね。
私はあくまで研究者だから、あんまりガラではないと思うけど……
【chara 105131 face 1 (normal)】 でも、君みたいな生徒に教えるのなら、悪くないかもしれないわ。

voice: vo_adv_1175004_028
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 ──っと。
そんな話をしている間に着いたわね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 ここが目的地よ。

Choice: (7) 特になにもないけど……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1175004_029
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 ええ。ハイキングコースの途中にある、
ちょっと開けたなんの変哲もない場所よ。
でも、ここで間違いないわ。【chara 105131 face 2 (joy)】 ここがいいの。

voice: vo_adv_1175004_030
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 さっそく準備をするから。
君は少し待ってて。

voice: vo_adv_1175004_031
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 暇で体力もありあまってるんなら、近くを散策してくるといいわ。
このあたりにもキノコや野草が生えてるから。【chara 105131 face 2 (joy)】 きっと楽しいわよ。

voice: vo_adv_1175004_032
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 よし、コンロも準備できたわね。
あとは、調理するだけ……
そろそろ{player}君を呼ばないと。

voice: vo_adv_1175004_033
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 ……いたいた。
【chara 105131 face 1 (normal)】 あら、なにか見つけたのかしら?

voice: vo_adv_1175004_034
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 ……って、そっちは崖よ!
【chara 105131 face 3 (anger)】 {player}君、危ない……っ!

voice: vo_adv_1175004_035
深月:
【chara 105131 face 4 (sad)】 ふぅ……間一髪だったわね。
【chara 105131 face 6 (surprised)】 ケガはない?

voice: vo_adv_1175004_036
深月:
【chara 105131 face 4 (sad)】 まったく。
私が気付かなければ、君は滑落するところだったのよ。

Choice: (8) ごめんなさい……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1175004_037
深月:
【chara 105131 face 4 (sad)】 ……まあ、危ない場所があるのに、
君から目を離した私の監督不行届でもあるから。
【chara 105131 face 1 (normal)】 次からお互いに気を付けましょう。

voice: vo_adv_1175004_038
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 今日は君に楽しんでもらうためにここまで来たんだし。
【chara 105131 face 1 (normal)】 ここで怒ってもしょうがないわ。

Choice: (9) 僕が楽しむため……?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1175004_039
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 ええ、そうよ。
【chara 105131 face 2 (joy)】 準備はできてるから、こっちにいらっしゃい。

--- Switch scene ---

story_still_117500401
voice: vo_adv_1175004_040
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 どうぞ、めしあがれ。

voice: vo_adv_1175004_041
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 豪華料理というわけではないけれど……
採れたての食材を自然の中で味わうのも、なかなか悪くないでしょう?

voice: vo_adv_1175004_042
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 ここなら、料理だけじゃなく、
空の青さも、風の音も、木々や草花の景色も堪能できるの。
街の中ではなかなか味わえない、ぜいたくなひとときよ。

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深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 君には、いつも研究に付き合ってもらったり、
無茶を言ってしまいがちだから……

voice: vo_adv_1175004_044
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 たまには、こうやって日頃の感謝の気持ちを伝えたいと思ったの。

voice: vo_adv_1175004_045
深月:
【chara 105131 face 4 (sad)】 とはいえ……私は研究ばかりしてきた人間だから……
君によろこんでもらえてるのか、自信はないんだけど……

Choice: (10) 楽しいよ。
----- Tag 10 -----
story_still_117500402
voice: vo_adv_1175004_046
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 本当に?
……【chara 105131 face 5 (shy)】 料理もおいしいし、
いろんな話が聞けて面白かった……?

voice: vo_adv_1175004_047
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 それはさすがに褒めすぎよ。
【chara 105131 face 5 (shy)】 特別に凝った料理というわけではないし。
話だって、知識をひけらかしていただけなんだから。

voice: vo_adv_1175004_048
深月:
【chara 105131 face 5 (shy)】 変に気を使ったりする必要はないわ。
私は科学者だから、ただ事実だけ提示してくれればいいの。

voice: vo_adv_1175004_049
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 え……?
嘘や気遣いじゃなくて、
本当にそう思ってくれてるの……?

voice: vo_adv_1175004_050
深月:
【chara 105131 face 5 (shy)】 そう。
なら、【chara 105131 face 2 (joy)】 よかったわ。

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1175004_051
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 ふふ、よほどお腹がすいていたのね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 キノコも山菜も、たくさん採ったつもりだったんだけど、
【chara 105131 face 2 (joy)】 全部なくなっちゃったわ。

voice: vo_adv_1175004_052
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 それじゃあ……
名残惜しいけど、片付けをして帰ることにしましょう。

Choice: (11) その前に、僕からもプレゼントが……
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1175004_053
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 君からも?
なにかしら?

voice: vo_adv_1175004_054
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 これは……バラの花……?
さっき崖の近くで見つけたの……?

voice: vo_adv_1175004_055
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 そっか、だからあんな危ない場所に……
【chara 105131 face 5 (shy)】 私のために……

voice: vo_adv_1175004_056
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 ありがとう、{player}君。
【chara 105131 face 5 (shy)】 君の気持ち、受け取ったわ。
とってもうれしい。

voice: vo_adv_1175004_057
深月:
【chara 105131 face 1 (normal)】 でも、危ないことはしちゃダメよ。
【chara 105131 face 4 (sad)】 君は人のためになるなら簡単に自分を投げ出せてしまうんだから。
【chara 105131 face 1 (normal)】 もう少し、君自身のことも大事にしてあげなさい。【chara 105131 face 2 (joy)】 分かった?

Choice: (12) はい!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1175004_058
深月:
【chara 105131 face 2 (joy)】 いい返事ね。
【chara 105131 face 1 (normal)】 それじゃあ、帰りましょうか。

voice: vo_adv_1175004_059
深月:
【chara 105131 face 6 (surprised)】 そうだ、【chara 105131 face 1 (normal)】 近々またフィールドワークに付き合ってもらうわよ。
今度は今日みたく甘くないんだから。
ちゃんと体調と覚悟を整えておきなさい。【chara 105131 face 2 (joy)】 いいわね?

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1175004_060
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま。
【chara 190011 face 6 (surprised)】 なんだか、ミツキの少し意外な一面が見られたって感じね。

voice: vo_adv_1175004_061
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 研究者なのにと言うべきなのか、研究者だからこそなのか……
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたを想像以上にしっかり見てるし、
案外ちゃんと気にかけてたのね。

voice: vo_adv_1175004_062
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 研究一筋の彼女だけど、
知的で大人びたように見えるのに、案外うぶなところもあったりして……

voice: vo_adv_1175004_063
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 どこかアンバランスに見えるけど、
そこも彼女の魅力なのかもしれないわね。

voice: vo_adv_1175004_064
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 あんたも、一輪のバラの花なんか贈っちゃったんだから。
覚悟を決める時がきたら、彼女のそういう部分も
きちんと受け止めてあげるのよ。

voice: vo_adv_1175004_065
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 今回はこのくらいにしておくわ。
【chara 190011 face 2 (joy)】 ばいば~い。またね。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1175004_066
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 ん……【chara 117511 face 6 (surprised)】 あら……?
いつの間にか、眠っていたみたいね……

voice: vo_adv_1175004_067
ミツキ:
【chara 117511 face 6 (surprised)】 {player}君も寝ちゃってたのね。
【chara 117511 face 1 (normal)】 まだ目を覚ましていない……か。
【chara 117511 face 2 (joy)】 起こすのはかわいそうだし、このままにしておこうかしら。

voice: vo_adv_1175004_068
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 なんだか、彼と穏やかな時間を過ごす夢を見ていた気がするわ。

voice: vo_adv_1175004_069
ミツキ:
【chara 117511 face 4 (sad)】 私は科学者で……闇医者で……
彼とああいう時間を過ごすのはガラじゃないけれど……
【chara 117511 face 1 (normal)】 でも、【chara 117511 face 5 (shy)】 案外悪くなかったわね。

voice: vo_adv_1175004_070
ミツキ:
【chara 117511 face 1 (normal)】 せっかく温泉宿でゆっくりする時間ができたんだし……
【chara 117511 face 2 (joy)】 悪い私はお休みにして、のんびり彼と過ごすのもいいかもしれないわね。
ふふっ♪

voice: vo_adv_1175004_071
宿の主人:
【chara 1412 face 1 (normal)】 お待たせいたしました!
【chara 1412 face 2 (joy)】 お部屋のご用意ができましたので、こちらにお越しください!
豪華料理もすぐにお持ちいたします!

voice: vo_adv_1175004_072
ミツキ:
【chara 117511 face 2 (joy)】 ありがとう、【chara 117511 face 1 (normal)】 いま行くわ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}を運びながら部屋へ向かうミツキの表情は、
オーエド町に来てから一番晴れやかだった。