クレジッタ 第2話
多忙を極めるクレジッタは、自らが所有する財宝で心を慰め業務に奮闘する。そんな中食堂で{player}とコッコロ、シェフィ、キャルに会い相席を提案されるが、後ろめたさもありその場を去る。
-------------- situation:
女商人の拠りどころ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
覇瞳皇帝の乱によって、大きな爪痕が残ったランドソル。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
クレジッタ・キャッシュがギルドマスターを務める
【リッチモンド商工会】は、貴族議会の手引きにより、
街の復興事業を優先的に斡旋されていた。
voice: vo_adv_1180002_000
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_1180002_001
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
お帰りなさいませ、クレジッタさま。
voice: vo_adv_1180002_002
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
出がけに依頼された街道整備の概算資料、こちらに纏めておきました。
明朝までに確認と、捺印をお願いします。
voice: vo_adv_1180002_003
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
ええ、ご苦労さま秘書1号。
……【chara 118011 face 4 (sad)】
ふぅ。
voice: vo_adv_1180002_004
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
クレジッタさまの方は……ああ。
先日【レイジ・レギオン】のぬいぐるみの化け物に破壊された、
ルーセント学院の再修繕のための見積もりでしたか。
voice: vo_adv_1180002_005
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
ええ、ええ。まったくあのお姫さまったら……
あんな自堕落で、若い時間を遊び時間と勘違いしているお馬鹿さんたちの
肩を持つなんて。全くエコヒイキも大概にしてほしいものですわ。
voice: vo_adv_1180002_006
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
……はぁもう。ただでさえ人手不足に喘いでいるっていうのに。
おまけにクソ議長からは無理難題を押し付けられるわで……
【chara 118011 face 3 (anger)】
もう、やってられませんわっ。
voice: vo_adv_1180002_007
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
こういうときは……【chara 118011 face 2 (joy)】
フフ。
あの場所で、気分転換するしかありませんわねっ♪
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1180002_008
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
フフッ……
フフフッ……♪
voice: vo_adv_1180002_009
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
ホーッホッホッホ♪
ご覧あそばせ秘書1号っ♪
voice: vo_adv_1180002_010
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
これこそがっ!
我が【リッチモンド商工会】の宝物庫ですわっ!
voice: vo_adv_1180002_011
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
それはもう、よく見ておりますとも。
【chara 6111 face 4 (sad)】
というか誰がここの帳簿管理をしていると思っているんですか……
voice: vo_adv_1180002_012
クレジッタ:
【chara 118011 face 7 (special_a)】
この輝ける金銀財宝ッ! 最高級の芸術品の数々ッ!
恵まれた家柄や略奪によるものなどではなく!
これら全て、わたくしの努力と才覚の結実した成果でしてよーっ!
voice: vo_adv_1180002_013
秘書:
【chara 6111 face 4 (sad)】
……って聞いてませんね……
voice: vo_adv_1180002_014
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
クレジッタ・タワーの建造と撤去のために、
一時期かなり目減りしてしまいましたけど……
voice: vo_adv_1180002_015
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
ようやく!
こうして無くした分を取り戻すことができましたわっ♪
夜なべして財テクした甲斐がありましたわね♪♪
voice: vo_adv_1180002_016
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
……っ。
クレジッタさまの高笑いで、積んでいた箱のバランスがっ……
【chara 6111 face 3 (anger)】
誰だか知りませんが、こんな積み方をするなんて……
voice: vo_adv_1180002_017
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
オホホホッ♪
復興事業さまさまですわ♪
【chara 118011 face 3 (anger)】
袖の下を要求してくる貴族どもが、少し煩わしいですけど……
voice: vo_adv_1180002_018
クレジッタ:
【chara 118011 face 2 (joy)】
そしてっ!
わたくしの成功の証を、この街すべての人々に見せつけてやるのです!
かつて街の泥水を啜ったわたくしが、この街すべて見下ろすのですわ~!
voice: vo_adv_1180002_019
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
そうと決まれば──
今夜も夜通し、バリバリ働きますわよっ!
【chara 118011 face 2 (joy)】
わたくしに続きなさいな、秘書1号!
voice: vo_adv_1180002_020
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1180002_021
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
あ。
voice: vo_adv_1180002_022
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
あ?
voice: vo_adv_1180002_023
秘書:
【chara 6111 face 6 (surprised)】
帰ります。
定時なので。
voice: vo_adv_1180002_024
クレジッタ:
【chara 118011 face 5 (shy)】
ちょっとぉっ!?
いま貴女が手を離したらその箱ッ……!?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
……そして、数時間後──
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
クレジッタは業務時間後も執務室に残り、帳簿作成を続けていた。
voice: vo_adv_1180002_025
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
…………
……
voice: vo_adv_1180002_026
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
ん……
voice: vo_adv_1180002_027
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
そういえば……昼から何も食べておりませんでしたわね。
voice: vo_adv_1180002_028
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
ちょっと!
秘書……【chara 118011 face 4 (sad)】
はもうとっくに帰っているとして……
voice: vo_adv_1180002_029
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
どなたかおりませんこと?
そのへんの屋台まで、おつかいを頼みたいのですけど……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
……(しーん)……
voice: vo_adv_1180002_030
クレジッタ:
【chara 118011 face 4 (sad)】
……
誰もおりません、か……
voice: vo_adv_1180002_031
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……フン。近頃の若い連中ときたら。
ワークライフバランスなどと軟弱なことを言って、
すーぐ帰るんだから……
voice: vo_adv_1180002_032
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
……仕方ありませんわね。
休憩がてら、どこかそのへんの食堂にでも入るとしますか。
voice: vo_adv_1180002_033
店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】
──へい、焼き鳥セットと麦しゅわお待ち!
voice: vo_adv_1180002_034
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
……ええ。
voice: vo_adv_1180002_035
クレジッタ:
【chara 118011 face 1 (normal)】
戻ったら、もうひと働き……【chara 118011 face 6 (surprised)】
いえ、2、3働きするのですから。
【chara 118011 face 1 (normal)】
あまり食べすぎてはいけませんわよね。
麦しゅわも控えめにしておかなくては。
voice: vo_adv_1180002_036
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
……にしても……
voice: vo_adv_1180002_037
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
主さま。シェフィさま。
ちゃんと、お箸は扱えますか?
【chara 105913 face 4 (sad)】
よだれかけをせずとも大丈夫でしょうか?
voice: vo_adv_1180002_038
シェフィ:
【chara 106412 face 4 (sad)】
も、もうっ。
平気よコッコロさん。
【chara 106412 face 1 (normal)】
記憶はともかく……箸の使い方は、身体が思い出したみたいだから。
voice: vo_adv_1180002_039
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……失礼いたしました。
【chara 105913 face 4 (sad)】
お二人が成長なさったのは、大変喜ばしいことのはずなのに……
どうしても、お世話をしたくなってしまって……
voice: vo_adv_1180002_040
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
なんて偶然なのかしら……
すぐ近くの席にいるのが、あの子たちだなんて。
注文前に気づいていたら、引き返して他の店を探しておりましたのにっ。
voice: vo_adv_1180002_041
キャル:
【chara 106012 face 4 (sad)】
おーっすー。
はー疲れたー。
voice: vo_adv_1180002_042
コッコロ:
【chara 105913 face 2 (joy)】
キャルさま。
お勤めご苦労さまでした。
voice: vo_adv_1180002_043
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
あら?
ペコリーヌさんは一緒じゃないの?
voice: vo_adv_1180002_044
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
あいつはまだ王宮よー。
【chara 106012 face 4 (sad)】
てかあいつ今日は来れないわね、ネネカのやつもいないっぽいし。
voice: vo_adv_1180002_045
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
そうですわそうですわ当然ですわっ!
このような場末の食堂、
プリンセスたる者の来る場所ではありませんでしてよ~っ!
voice: vo_adv_1180002_046
シェフィ:
【chara 106412 face 2 (joy)】
あっ、ねぇキャル。
この肉入りの小さなお饅頭、とても美味しかったの。
良かったらどうかしら?
voice: vo_adv_1180002_047
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
へー、どれどれ?
はむっ……
voice: vo_adv_1180002_048
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
って熱っ!!
肉汁あっつーーー!!
voice: vo_adv_1180002_049
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
あぁっ!
ごめんなさい!
【chara 106412 face 4 (sad)】
キャルが猫舌だってこと、忘れてたわ……
voice: vo_adv_1180002_050
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_1180002_051
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
はぁもう、この子たちはまったく……
静かに食事を楽しむなんて当たり前のことが、何故できないのかしら。
こんな方々と、何故お姫さまは懇意にしているのやら……
voice: vo_adv_1180002_052
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
……おや?
あちらの方は。
【chara 105913 face 1 (normal)】
たしか、王宮に出入りしている商人ギルドの……
voice: vo_adv_1180002_053
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
あ……
voice: vo_adv_1180002_054
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
……はぁ。
奇遇ですわね。
voice: vo_adv_1180002_055
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
もっとも?
わたくしとしては、あなたたちと偶然出会っても
うれしくもなんともありませんけれど。
voice: vo_adv_1180002_056
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
なによそれっ。
相変わらずヤな奴ね~
voice: vo_adv_1180002_057
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
はんっ。
そんなセーカクだから、
一人寂しく晩ごはんになっちゃうんでしょーねー?
voice: vo_adv_1180002_058
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
ちょ、ちょっとキャル……!
voice: vo_adv_1180002_059
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
やかましいですわ!
わたくし、おひとりさまの時間を楽しんでおりますのっ。
voice: vo_adv_1180002_060
キャル:
【chara 106012 face 1 (normal)】
はいはい、邪魔したわねー
Choice: (1) ……えっと……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1180002_061
コッコロ:
【chara 105913 face 6 (surprised)】
主さま……?
voice: vo_adv_1180002_062
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……なんですの、あなた。
勝手にわたくしの前に座って。
あなたのテーブルはそちらでしょうに。
Choice: (2) 一緒に食べる?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1180002_063
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
……は?
Choice: (3) 一人だけみたいだし……
----- Tag 3 -----
Choice: (4) みんなで食べたほうがおいしいよ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1180002_064
クレジッタ:
【chara 118011 face 6 (surprised)】
なっ……
【chara 118011 face 3 (anger)】
貴方、同情でもしているつもりっ?
それこそ余計なお世話というものですわ!
voice: vo_adv_1180002_065
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……おやじ! お勘定っ!
残った分は、包んで頂戴!
voice: vo_adv_1180002_066
店員:
【chara 1411 face 1 (normal)】
へーいっ。
voice: vo_adv_1180002_067
シェフィ:
【chara 106412 face 6 (surprised)】
怒らせちゃったみたいね……
voice: vo_adv_1180002_068
キャル:
【chara 106012 face 3 (anger)】
帰るっていうなら、ほっときましょ。
そもそも友達でもなんでもないんだし。
同席する理由なんてこれっぽっちもないってのよ。
voice: vo_adv_1180002_069
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_1180002_070
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……ああもう、気分悪いですわ。
一人で食事をしたからなんだって言いますの?
voice: vo_adv_1180002_071
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
わたくしには、貴方がたのように食卓を囲む相手はいなくても。
我が【リッチモンド商工会】に戻りさえすれば……貴方がたが
一生働いても得られない金銀財宝が慰めてくれるのですわよっ!
voice: vo_adv_1180002_072
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
それに……わたくしが、貴方がたと同席できるわけないでしょう。
何故なら……
voice: vo_adv_1180002_073
シェフィ:
【chara 106412 face 2 (joy)】
ん……このお肉のお饅頭、やっぱり美味しいわ。
【chara 106412 face 6 (surprised)】
ペコリーヌさんもいたら、きっと気に入ると思うのに……
voice: vo_adv_1180002_074
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
っていっても、今から王宮に届けにいくわけにもねー。
門も閉まってるだろうし。
voice: vo_adv_1180002_075
キャル:
【chara 106012 face 6 (surprised)】
んー……【chara 106012 face 2 (joy)】
コロ助さー。
あんたなら、まるっきり同じかどうかはともかく
似たようなのなら作れるんじゃない?
voice: vo_adv_1180002_076
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
そうでございますね。
【chara 105913 face 2 (joy)】
では帰ったら、味の再現に挑戦してみましょうか。
次にペコリーヌさまが参られた際、振る舞えるように。
voice: vo_adv_1180002_077
シェフィ:
【chara 106412 face 2 (joy)】
いいわね。
私も手伝うわ、ママ!
【chara 106412 face 5 (shy)】
……じゃなくてっ……
voice: vo_adv_1180002_078
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
…………
voice: vo_adv_1180002_079
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……そう。
何故なら……
voice: vo_adv_1180002_080
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
わたくしは。
貴方がたの大事な大事なお友達……
ユースティアナ陛下を、陥れようと……
voice: vo_adv_1180002_081
クレジッタ:
【chara 118011 face 3 (anger)】
……いえ。
毒殺しようとしているのですから、ね。