カリン 第2話
カリン担当の初心者ギルドが危険な夜の森に入るところを目撃する二人。彼らの窮地を救ったのちにカリンはその慢心をとがめ、{player}のように人を助けられる冒険者になってほしいと説く。
-------------- situation:
新人サポートもお仕事です
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
非合法の賭博に関わった者たちへの聴取を終えた
カリンと{player}は、ランドソルへ帰るため
街道を歩いていた。
voice: vo_adv_1185002_000
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
すっかり暗くなってしまいましたね。
【chara 190811 face 1 (normal)】
遅くまでお付き合いいただきありがとうございます。
voice: vo_adv_1185002_001
カリン:
【chara 190811 face 4 (sad)】
私一人だったらきっと泊まりの調査になってましたよ。
【chara 190811 face 1 (normal)】
そうだ、ランドソルに帰ったらおいしいご飯を食べましょう。
【chara 190811 face 2 (joy)】
もちろん私がご馳走させていただきます。
voice: vo_adv_1185002_002
女性:
【chara 1211 face 3 (anger)】
ほら、もっと早く歩いて。
間に合わなきゃ採取できないんだから。
voice: vo_adv_1185002_003
男性:
【chara 414 face 1 (normal)】
わかってるって。
【chara 414 face 2 (joy)】
俺たちなら余裕だから慌てなくても平気だよ。
voice: vo_adv_1185002_004
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
あれは……【chara 190811 face 4 (sad)】
ああ、森に向かってますね。
はぁ~……やっぱりああなっちゃいますか。
voice: vo_adv_1185002_005
カリン:
【chara 190811 face 4 (sad)】
{player}さん。
先ほど走り回ってお疲れのところ申し訳ないのですが、
あの方々を一緒に追いかけていただいてもいいですか?
Choice: (1) いいよ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1185002_006
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
ありがとうございます。
【chara 190811 face 4 (sad)】
こういうお仕事はないに越したことはないんですけど、
冒険者さんを相手にする以上、仕方ないですね。
voice: vo_adv_1185002_007
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
もう姿が見えない……
【chara 190811 face 3 (anger)】
夜の森は危険だから慎重に進まなきゃいけないのに、
あの方たちときたらまったくもう……
Choice: (2) 知り合いなの?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1185002_008
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
私が担当しているギルドの方々です。
結成して日は浅いんですけど、
とても見込みのあるギルドなんですよ。
voice: vo_adv_1185002_009
カリン:
【chara 190811 face 4 (sad)】
ただ、そういうギルドはよく……
voice: vo_adv_1185002_010
女性:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
【chara 1211 face 4 (sad)】
きゃーーーーーー!!
た、助けてーーーー!!
Choice: (3) 急ごう!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1185002_011
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
あ、いえ、その必要は……行ってしまいました。
【chara 190811 face 2 (joy)】
ふふっ、でもあなたはそういう人ですよね。
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1185002_012
男性:
【chara 414 face 4 (sad)】
くっ! くるな! あっちいけ!
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1185002_013
女性:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
えっ!? な、何!?
Choice: (4) 大丈夫?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1185002_014
男性:
【chara 414 face 6 (surprised)】
誰だか知らないけど、助かったよ……
voice: vo_adv_1185002_015
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
油断するのはまだ早いかもしれませんよ?
voice: vo_adv_1185002_016
女性:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
え? カ、カリンさん!? どうしてここに?
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1185002_017
男性:
【chara 414 face 6 (surprised)】
ま、まだ居やがったのか!?
voice: vo_adv_1185002_018
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
驚くことじゃないですよ。
この魔物は群れで行動するんです。
一匹見たら十匹居ると思わなければ。
voice: vo_adv_1185002_019
女性:
【chara 1211 face 4 (sad)】
そんな呑気なこと言ってないで早く助けてください!
voice: vo_adv_1185002_020
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
それは難しいですね……
【chara 190811 face 1 (normal)】
何せ私はただのギルド管理協会職員なので、
荒事は苦手なんです。
voice: vo_adv_1185002_021
男性:
【chara 414 face 6 (surprised)】
な、ならそっちのお兄さんがすごく強いのか!?
Choice: (5) が、がんばります……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1185002_022
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
あなたは手出ししなくて大丈夫です。
【chara 190811 face 1 (normal)】
私、荒事は苦手ですけど……
魔物:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──ギャオオオオオッ!
voice: vo_adv_1185002_023
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
面倒事を片づけるのはそこそこ得意ですから。
voice: vo_adv_1185002_024
女性・男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………え?
voice: vo_adv_1185002_025
女性:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
な、何……? 今の?
voice: vo_adv_1185002_026
男性:
【chara 414 face 6 (surprised)】
カリンさんがやったのか?
voice: vo_adv_1185002_027
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
まさか。私は何もしてませんよ。
やったのはあちらの方です。
voice: vo_adv_1185002_028
女性・男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1185002_029
女性:
【chara 1211 face 6 (surprised)】
あの、誰もいないけど……
voice: vo_adv_1185002_030
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
すみませ~ん! 出てきていただけますか~!
【chara 190811 face 4 (sad)】
でないと私がちょっと恥ずかしい感じになっちゃうので~!
voice: vo_adv_1185002_031
???:
【chara 1111 face 3 (anger)】
…………
Choice: (6) ……誰?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1185002_032
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
こちらの方はギルド管理協会と取引のある傭兵さんです。
voice: vo_adv_1185002_033
男性:
【chara 414 face 6 (surprised)】
傭兵? なんでそんな人が。
voice: vo_adv_1185002_034
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
それはですね。
【chara 190811 face 3 (anger)】
あなた方の活動がここ最近怪しかったので
様子を見てもらってたんですよ。
voice: vo_adv_1185002_035
女性:
【chara 1211 face 4 (sad)】
わ、私たち何も悪いことなんて……
voice: vo_adv_1185002_036
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
街の人たちから、今のあなた方には少し難しいと思われる
依頼を受けていましたよね?
voice: vo_adv_1185002_037
男性:
【chara 414 face 4 (sad)】
でも俺たちは……
voice: vo_adv_1185002_038
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
えぇ。あなた方はその依頼を見事に達成していました。
【chara 190811 face 6 (surprised)】
実際、少し難しい依頼に挑戦することは
ステップアップしていくのに重要なことです。
voice: vo_adv_1185002_039
カリン:
【chara 190811 face 3 (anger)】
ですが、私が気になったのはそちらではなくて。
これまで受けていた依頼を軽んじ始めていたことです。
voice: vo_adv_1185002_040
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
『そんな簡単な依頼は他のギルドに頼んでよ』
『子どものお使いはもう卒業したんだ』
『それくらい自分で解決できるでしょ?』
voice: vo_adv_1185002_041
カリン:
【chara 190811 face 4 (sad)】
街の人たちからあなた方の発言を聞いたときは……残念でした。
voice: vo_adv_1185002_042
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
難しい依頼に挑戦することは大いに結構。
【chara 190811 face 4 (sad)】
ですが、自分達を頼ってくれた人を蔑ろにするのは
いかがなものでしょうか?
voice: vo_adv_1185002_043
カリン:
【chara 190811 face 3 (anger)】
挙句の果てに自分たちの力を過信して窮地に陥るなんて、
言語道断です。
voice: vo_adv_1185002_044
女性:
【chara 1211 face 4 (sad)】
で、でも……
voice: vo_adv_1185002_045
傭兵:
【chara 1111 face 3 (anger)】
お前たちが特別悪いわけじゃない。
無茶をする冒険者なんて掃いて捨てるほどいるからな。
voice: vo_adv_1185002_046
傭兵:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
そしてそんなヤツがいなくなったところで、
替えはいくらでも居るってことだ。
voice: vo_adv_1185002_047
傭兵:
【chara 1111 face 3 (anger)】
それでも今日お前たちが助かったのは、
たまたまカリンさんが担当だったからだ。
voice: vo_adv_1185002_048
傭兵:
【chara 1111 face 3 (anger)】
カリンさんでなければ、
新米冒険者の見張りなんて面倒な仕事は頼まない。
voice: vo_adv_1185002_049
女性・男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
…………
voice: vo_adv_1185002_050
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
もぅ、そんなに怖がらせるようなことは言わないでください。
【chara 190811 face 1 (normal)】
今のギルド管理協会は新人さんへの手厚いサポートを
充実させようとしている途中なんですから。
voice: vo_adv_1185002_051
傭兵:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
……そうか。余計なことを言った。
voice: vo_adv_1185002_052
カリン:
【chara 190811 face 3 (anger)】
ともかく。あなたたちには今回の件をきちんと反省して、
心を入れ替えていただきたいんです。
voice: vo_adv_1185002_053
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
今日私があなたたちに遭遇したのはたまたまですし、
{player}さんに至っては
本当になんの事情も知りませんでした。
voice: vo_adv_1185002_054
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
それでも、この人は悲鳴を聞いた瞬間飛び出していったんです。
損得勘定や、見栄のことなんて考える暇もなく。
voice: vo_adv_1185002_055
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
あなたたちもいつか{player}さんのように、
誰かのために行動できる、そんな冒険者になってくれたら
【chara 190811 face 2 (joy)】
私はうれしいです。
voice: vo_adv_1185002_056
男性:
【chara 414 face 4 (sad)】
……はい。
voice: vo_adv_1185002_057
女性:
【chara 1211 face 4 (sad)】
……がんばります。
voice: vo_adv_1185002_058
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 190811 face 1 (normal)】
それではランドソルに帰りましょうか。
voice: vo_adv_1185002_059
傭兵:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
その前にちょっとこいつらを借りていいか。
【chara 1111 face 1 (normal)】
こいつらが頼まれた仕事を片づけたいし、
ついでに夜の森について教えてやろうと思ってな。
voice: vo_adv_1185002_060
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
いいんですか?
voice: vo_adv_1185002_061
傭兵:
【chara 1111 face 1 (normal)】
他ならぬカリンさんからの頼みだ。
報酬以上の仕事はさせてもらうよ。
voice: vo_adv_1185002_062
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
んー……【chara 190811 face 1 (normal)】
それならお言葉に甘えさせていただきましょうか。
voice: vo_adv_1185002_063
傭兵:
【chara 1111 face 3 (anger)】
お前たち、ついてこい。
voice: vo_adv_1185002_064
女性・男性:
【chara 1 face 1 (normal)】
はい!!
voice: vo_adv_1185002_065
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
ふふっ。【chara 190811 face 1 (normal)】
なんだかんだ言ってあの人も優しいんですよね。
【chara 190811 face 2 (joy)】
私の周りはいい人たちばかりです。
voice: vo_adv_1185002_066
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
あなたもありがとうございました。
心配ないって分かってたんですけど、
どうしても気になっちゃって。
Choice: (7) 優しいんだね。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1185002_067
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
そんなことないですよ。
【chara 190811 face 1 (normal)】
初心者ギルドのサポートはあくまでお仕事の範疇ですから。
voice: vo_adv_1185002_068
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
あっ、ひょっとして【美食殿】にこういうサポートがなかったから
特別なことだと思ってます?
voice: vo_adv_1185002_069
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
あなたたちは最初から特別優秀だっただけですよ。
【chara 190811 face 1 (normal)】
手がかからないどころか、色々と助けていただいてしまって。
voice: vo_adv_1185002_070
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
そんなギルドや冒険者さんは珍しいんですよ。
【chara 190811 face 4 (sad)】
無茶をする人たちのほうが多くて、
【chara 190811 face 6 (surprised)】
今日みたいなことは日常茶飯事です。
voice: vo_adv_1185002_071
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
冒険に危険は付き物って言ってしまえばそれまでなんですけど、
【chara 190811 face 1 (normal)】
できることなら全員無事に依頼達成の報告を
しに来てほしいじゃないですか。
voice: vo_adv_1185002_072
カリン:
【chara 190811 face 4 (sad)】
避けられたかもしれない失敗をして、
それをきっかけに引退する人たちも
たくさん見てきましたからね……
voice: vo_adv_1185002_073
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
だから、私の仕事はそんな人たちを少しでも
減らすことなんじゃないかって思うんです。
voice: vo_adv_1185002_074
カリン:
【chara 190811 face 6 (surprised)】
私には【美食殿】の皆さんみたいにすごい力はないですけど、
【chara 190811 face 1 (normal)】
それでも、私にできることをしていきたいなって。
voice: vo_adv_1185002_075
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
どんな小さな依頼でも楽しんで冒険するあなたたちのようなギルドを、
【chara 190811 face 2 (joy)】
一つでも増やしていくことができたらな、って。
voice: vo_adv_1185002_076
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
たくさんの冒険者さんが楽しそうに冒険に行って、
楽しそうに依頼達成を報告してくれる。
voice: vo_adv_1185002_077
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
そんな毎日を過ごせたら、
とっても幸せだと思うんです。
voice: vo_adv_1185002_078
カリン:
【chara 190811 face 1 (normal)】
だから、あなたはこれからもたくさん依頼をこなして、
たくさん楽しそうに達成報告に来てください。
そのためにこれからもいろんな頼み事をしちゃいますから!
voice: vo_adv_1185002_079
カリン:
【chara 190811 face 2 (joy)】
あなたが笑顔で帰ってきてくれるのを、
楽しみにしていますね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
月明かりに照らされたカリンの笑顔は、
心なしかいつもよりも柔らかかった。