ネビア 第2話
自らの変化をバグだと考え眠れないネビアは{player}と共に夜の散歩へ向かう。プリンセスナイトの力で魔物を退けたネビアは、その変化……人肌のぬくもりを感じる機能と共に眠りにつくのだった。


-------------- situation:
困惑の妖精
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 静まり返った夜中のギルドハウス。
リビングには一人、眠れない少女の姿があった。

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ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 …………

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1186002_001
ペコリーヌ:
【chara 105811 face 2 (joy)】 じゃあ決まりです!
必ずまた、一緒に冒険行きましょうね!

--- Switch scene ---

still display end
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ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ……『幸せ』、か。

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ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 前に……フィオが言ってたわね……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1186002_004
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 不思議ね、ネビア。
あたしたちには人肌のぬくもりを、
幸せを感じる機能なんてなかったのに。

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アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 あたし、それを与えられたの。
【chara 190011 face 2 (joy)】 人間たちと同じ尊い感受性を、
自我を、人生をもらったの。

voice: vo_adv_1186002_006
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 {player}たちにね……
だから、これは恩返しなのよ。

voice: vo_adv_1186002_007
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 ネビア。
あんたにも、同じものが授けられるって思いたいわ。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1186002_008
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 人肌のぬくもりを、幸せを感じる機能……
この間感じた胸の奥のあったかさが、それだっていうなら……

voice: vo_adv_1186002_009
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 ……はぁ。
そんなわけ、ないか。

voice: vo_adv_1186002_010
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 私はソルの塔に行ったこともないし、
フィオみたいに夢を見せる力もないし。
そんな機能が……備わるわけないわよね。

voice: vo_adv_1186002_011
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 ……やっぱバグね。絶対そう。
だからあの気持ちも、いつか修復されて消えていくんだわ。
もしくは、もっとバグが拡大して私自身が壊れていくか。

voice: vo_adv_1186002_012
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 そうよ……そもそも私は、
デバッグの済んでいないガイド妖精。
いつだって不安定な存在なんだから──

Choice: (1) ネビア?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1186002_013
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ! あんた……起きちゃったの?
さっきまでぐっすり眠ってたのに。

voice: vo_adv_1186002_014
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 ほんと……タイミングいいんだか悪いんだか。

voice: vo_adv_1186002_015
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ……あのさ。
ちょっと、聞きたいんだけど……

voice: vo_adv_1186002_016
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 もしもよ? もしも私がバグだらけになって、
修復もできないまま壊れちゃったら、どうする?

voice: vo_adv_1186002_017
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 私が……私じゃなくなったら……?

Choice: (2) ネビアはネビアだよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1186002_018
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 っ! 【chara 190911 face 4 (sad)】 何よ、その能天気な答え~!?
ちょっとくらい悩んだりしなさいよね!
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ま、でも……あんたらしいか。

voice: vo_adv_1186002_019
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 変なこと聞いたわね。なんでもないの。
【chara 190911 face 1 (normal)】 さっさと部屋に戻って寝なさい。

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ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 …………

voice: vo_adv_1186002_021
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 ……何よ? ぼーっと突っ立って。寝ないの?

Choice: (3) 散歩に行こう。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1186002_022
ネビア:
【chara 190911 face 7 (special_a)】 さ、散歩~? こんな夜中に何バカなこと……

voice: vo_adv_1186002_023
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 って、あっ! ホントに行くつもり?
待ちなさいよ~!

voice: vo_adv_1186002_024
ネビア:
【chara 190911 face 1 (normal)】 ふ~ん……夜の森って静かね。
魔物も寝静まってるみたいだし、意外と安全だわ。

voice: vo_adv_1186002_025
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ……で? どうしたのよ?
こんなところまで散歩なんて。

Choice: (4) 悩んでるように見えたから。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1186002_026
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 あっ! 出たわね、妖怪女ったらし!
【chara 190911 face 5 (shy)】 も、もしかして、こんな人けのないところに
私を連れ込んだのも……!?

Choice: (5) ネビアが夜の街で悪戯したら困るから。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1186002_027
ネビア:
【chara 190911 face 7 (special_a)】 うっ!? 女ったらしのクセに、
急にまともなこと言うじゃない……!

voice: vo_adv_1186002_028
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 でも、私だって悪戯ばっかりじゃないわよ?
静かに過ごしたい時もあるんだから。

voice: vo_adv_1186002_029
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 そう……だから、こういう静かな場所に
連れてきてもらったのは……正直ちょっと助かったかも?

voice: vo_adv_1186002_030
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ……連れてきてくれて、ありがと。

voice: vo_adv_1186002_031
ネビア:
【chara 190911 face 5 (shy)】 …………

voice: vo_adv_1186002_032
ネビア:
【chara 190911 face 5 (shy)】 や、やーね! こういうの!
今のなし! 【chara 190911 face 1 (normal)】 やっぱり私は悪戯してるほうが性に合うわ!

voice: vo_adv_1186002_033
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 あっ! ほら、見て。この植物。
動物の毛みたいな葉っぱが生えてる~!
引っ張ってみようかな~?

Choice: (6) ネビア、ダメだ!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1186002_034
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 え? どうしたのよ、血相変えて。
もう引っ張っちゃったけど──

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 ──グオオオオオッ!

voice: vo_adv_1186002_035
ネビア:
【chara 190911 face 7 (special_a)】 んきゃあああ~っ!?
魔物だった~!?

Choice: (7) 逃げよう!
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1186002_036
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 え、ええ! じゃあ、とりあえずこっちに!

voice: vo_adv_1186002_037
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 はぁ……! はぁ……!
いつまで追いかけてくんのよ~!?
これじゃ逃げきれないわ!

voice: vo_adv_1186002_038
ネビア:
【chara 190911 face 3 (anger)】 こうなったら……!
ねえ、{player}!

voice: vo_adv_1186002_039
ネビア:
【chara 190911 face 3 (anger)】 私を強化して! ほかのみんなみたいに!

Choice: (8) 戦えるの?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1186002_040
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 そ、そりゃあ殴り合ったりはできないわよ!?
【chara 190911 face 3 (anger)】 でも……やれるだけやってみるわ!

voice: vo_adv_1186002_041
ネビア:
【chara 190911 face 3 (anger)】 だからお願い……強化して!

Choice: (9) ネビアを強化する!
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1186002_042
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ! これが、プリンセスナイトの力……!
【chara 190911 face 2 (joy)】 ようし──!

voice: vo_adv_1186002_043
ネビア:
【chara 190911 face 3 (anger)】 これでも食らいなさい……え~いっ!!

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 グ、グオオオッ……!?

voice: vo_adv_1186002_044
ネビア:
【chara 190911 face 3 (anger)】 そうそう、そのままどっか行っちゃいなさいっ!
はあああああ……!

--- Switch scene ---

魔物:
【chara 1614 face 1 (normal)】 グオ……オオオ……?
オオオオン……

Choice: (10) 魔物がどこかに行っちゃった……
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1186002_045
ネビア:
【chara 190911 face 1 (normal)】 『幻影湖の霧』の応用よ。
錯乱させて、戦うどころじゃなくしてやったの。

voice: vo_adv_1186002_046
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 思った以上にうまくいったわ!
あんたの強化のおかげよ。

voice: vo_adv_1186002_047
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 んふふっ! 私たち、意外といいコンビかもね~?
はい、ハイターッチ♪

Choice: (11) ターッチ!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1186002_048
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 は~! なんか沈んでた気分もスッキリしたわ♪
【chara 190911 face 1 (normal)】 そろそろ帰りましょっか!

voice: vo_adv_1186002_049
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 えーと……来た道は~……

voice: vo_adv_1186002_050
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 ……どっちだっけ?
逃げるのに必死で忘れちゃったわ。

Choice: (12) 僕も……
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1186002_051
ネビア:
【chara 190911 face 7 (special_a)】 えっ!? じゃ、じゃあつまり……
迷った~~~っ!?

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 夜が明ければ、ネビアが空を飛んで帰り道を探すことができるため
二人は野営をして朝まで過ごすことにした。

voice: vo_adv_1186002_052
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 たき火に、水の確保に……ふ~ん。
あんた、随分と野営に慣れてるのね。

voice: vo_adv_1186002_053
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 そりゃそっか。ずっと冒険してるんだもんね。
すっかり助けられちゃってるわ。

voice: vo_adv_1186002_054
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 は~あ……
私、なーんにもできないわね。
一応ガイド妖精なのに……

Choice: (13) ネビアと一緒にいると元気になれるよ。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1186002_055
ネビア:
【chara 190911 face 5 (shy)】 もうっ……ほんと、あんたってそういうとこ……

voice: vo_adv_1186002_056
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 ああ、もう、なんでもないっ!
ありがと!

voice: vo_adv_1186002_057
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ……また、胸の奥があったかい。
私、うれしいのかな? 

voice: vo_adv_1186002_058
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 それともやっぱり……これもバグ? 

Choice: (14) どうしたの?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1186002_059
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 え? あ……なんでもないわ!
ちょっと考え事してただけ。

voice: vo_adv_1186002_060
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 そ、そんなことより!
夜ってこんなに長かったっけ?
全然朝が来ないわね。

voice: vo_adv_1186002_061
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 なんか……
だんだん寒くなってきたし……
夜中の森の中ってこんなに冷えるのね。

Choice: (15) マントの中に入って。
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1186002_062
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 え? あ、あんたのマント……?
人肌であったまれってこと!?

voice: vo_adv_1186002_063
ネビア:
【chara 190911 face 5 (shy)】 べ、別にいいわよ!
【chara 190911 face 4 (sad)】 まったく、あんたのそういうところが
天然っていうか、タラシっていうか……

voice: vo_adv_1186002_064
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 くしゅんっ!!

Choice: (16) ネビアをあっためる。
----- Tag 16 -----
voice: vo_adv_1186002_065
ネビア:
【chara 190911 face 7 (special_a)】 きゃっ!? 【chara 190911 face 4 (sad)】 羽掴まないで!
何すんの……【chara 190911 face 6 (surprised)】 あっ!

voice: vo_adv_1186002_066
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 あっ……
ここって……マントの、中……?

voice: vo_adv_1186002_067
ネビア:
【chara 190911 face 5 (shy)】 あ、あうう……
ほんとにあんたって奴は……!
なんでこういうとこ強引なのよ……!

Choice: (17) 風邪を引いたらよくないから。
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1186002_068
ネビア:
【chara 190911 face 4 (sad)】 もうっ……
この、お人よし……!

voice: vo_adv_1186002_069
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 でも……まあ……確かに……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1186002_070
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 不思議ね、ネビア。
あたしたちには人肌のぬくもりを、
幸せを感じる機能なんてなかったのに。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1186002_071
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ……人肌のぬくもり。
こんなにあったかいものなのね……

voice: vo_adv_1186002_072
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 …………

Choice: (18) 少し眠っていいよ。
----- Tag 18 -----
voice: vo_adv_1186002_073
ネビア:
【chara 190911 face 6 (surprised)】 ん……
あんたがそう言うなら……それも、いっか。

voice: vo_adv_1186002_074
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 ……うん。
人の胸に包まれて眠るのも、悪くないわね。

voice: vo_adv_1186002_075
ネビア:
【chara 190911 face 5 (shy)】 あっ……心地いいって言ってるんじゃないわよ?
【chara 190911 face 4 (sad)】 ただ食べられるよりは、マシって……だけなんだからね……

voice: vo_adv_1186002_076
ネビア:
【chara 190911 face 2 (joy)】 すう……♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}に包まれて
眠りに落ちたネビア。
その口元には、わずかな微笑みが浮かんでいた。