イリヤ(ニューイヤー) 第2話
獅子舞の代役を頼まれたイリヤ。その役目は眷属である{player}に任された。一緒に繁華街を練り歩いた後でひと噛みされたイリヤは、密かに胸を高鳴らせながらささやかな幸せを味わう。


-------------- situation:
吸血鬼は噛まれたい
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 古城での新年会から数日後……
イリヤと{player}は、新年の祝賀ムードで色めき立つ
ランドソルの街を練り歩いていた。

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イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 ふふ、改めて見ても大層な活気じゃ。
こうしてお主と歩いておるだけで、
さしものわらわも浮足立った気分になってしまうのう。

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イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 うん? あの店で売られておるのは……玩具のたぐいか?
ずいぶん種類があるんじゃな、どれも見慣れぬ形をしておる。

Choice: (1) 正月遊びのおもちゃだね。
----- Tag 1 -----
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イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ほう、そんなものがあるのじゃな。
とうに正月は制したものとタカをくくっておったが……

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イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 わらわの知らぬ正月の文化は、まだまだ多くあるようじゃ。
この機会に見聞を深めておくとしようかの。

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イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 手始めに、お主、この玩具はなんというのじゃ?

Choice: (2) 羽子板だよ。
----- Tag 2 -----
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イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ほうほう。この羽根というのを打ち返し合って遊ぶのじゃな?
【chara 120911 face 2 (joy)】 どれも風情のある絵柄があしらわれておるではないか。
なかなか雅じゃ♪

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イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 古城にはまだ手つかずで殺風景な部屋もあるからのう、
賑やかしに飾っておくのもよいやもしれぬ。

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イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ではこっちの玩具は……
すごろく、と書かれておるがの。
しばし待つがよい、わらわがなにか当ててみせよう。

voice: vo_adv_1209002_008
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ふむ。ボードゲームのたぐい、ではないかの?
【chara 120911 face 2 (joy)】 ……ふふ、当たりじゃな? 一目見てピンときたのじゃ!

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イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ああいった遊びは子供らにはちと小難しいからのう、
派手な装飾で目でも楽しめるよう工夫しておるわけじゃな。

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イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 【悪魔偽王国軍(ディアボロス)】のみなのために
一つ買い与えてやるとするか。きっと喜ぶはずじゃ。

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イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 して、その横にあるこれは……
うーむ、こっちは皆目見当がつかぬのう。
お主、これはなんという玩具で──

voice: vo_adv_1209002_012
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 って、なっ……!? お主、あれを見よ!
繁華街の真ん中を魔物が歩き回っておるではないか!?

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イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 なにゆえみな悠長にはしゃいでおるのじゃ!
【chara 120911 face 4 (sad)】 ……いや、何やらあの魔物、動きが不自然なような……

Choice: (3) 獅子舞だ!
----- Tag 3 -----
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イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ししまい? ……本物の魔物ではないのか。
たしかに言われてみれば、下に人の足が生えておるな……
【chara 120911 face 1 (normal)】 なるほど、ハリボテのたぐいか。

voice: vo_adv_1209002_015
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ……あれに頭を噛まれると邪気を祓ってくれて幸福が訪れる、じゃと?
【chara 120911 face 4 (sad)】 いったいどういう理屈でそうなるのじゃ。
【chara 120911 face 6 (surprised)】 面妖なのは出で立ちだけではないようじゃの。

Choice: (4) イリヤも噛まれてみる?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1209002_016
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 ふふ、お主、今しがた口を利いておる相手が誰か忘れたか。
伝説の吸血鬼じゃぞ?
わらわは噛む側であって噛まれる側ではない。

voice: vo_adv_1209002_017
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 むしろわらわに首筋をひと噛みされるほうが、
よほど幸運に恵まれるかもしれぬな。

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イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 どうじゃ、お主。
年も明けたことじゃし、新年を祝してわらわに、こう……
ひと噛みされてみるというのは──

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???:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 ──あだだだだだだっ!!
やっ、やっちまったぁ……!!

voice: vo_adv_1209002_020
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 な、なんじゃ、今の野太い悲鳴は?
【chara 120911 face 6 (surprised)】 獅子舞……の、中身から聞こえたようじゃが……

voice: vo_adv_1209002_021
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 むっ、路地裏に逃げてゆくではないか。
何事かあったようじゃな……

voice: vo_adv_1209002_022
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 あっ、こ、これ、お主!
【chara 120911 face 6 (surprised)】 まさかあの獅子舞を追うつもりか?
【chara 120911 face 4 (sad)】 またそうやっていたずらに首を突っ込みおって……

voice: vo_adv_1209002_023
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 今はわらわをエスコートしている最中じゃろうに……
つくづく落ち着きのないやつじゃの~! 

voice: vo_adv_1209002_024
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ──それで……
要するに腰をやってしまったのじゃな?
獅子舞の中の者よ。

voice: vo_adv_1209002_025
男性:
【chara 1411 face 4 (sad)】 いでで……! そ、そうなんだよ……
せっかくこの日のために準備してきたってのに……

voice: vo_adv_1209002_026
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 無念なのは分かるが、無理はやめておくのじゃな。
わらわたちが人を呼んでおいてやるから、
お主はここで安静にしておれ。

voice: vo_adv_1209002_027
男性:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 い、いや、待ってくれ!
助けを呼んでくれるのはありがてぇけどよ……

voice: vo_adv_1209002_028
男性:
【chara 1411 face 4 (sad)】 人が来るのを待つ間、俺がここで獅子舞と一緒に
しょぼくれてるのをもしチビたちに見られたら……
あいつらの夢を壊しちまう!

voice: vo_adv_1209002_029
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ほう、存外そういう細かいところにこだわるのじゃな……
【chara 120911 face 1 (normal)】 まあこういった催しには大切なことじゃろうが。

voice: vo_adv_1209002_030
男性:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 よく見りゃアンタら、こないだ餅つき会を手伝ってた夫婦だろ?
【chara 1411 face 4 (sad)】 俺のことも助けちゃあくれねぇか?

voice: vo_adv_1209002_031
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 へっ? 【chara 120911 face 4 (sad)】 ……ぶ、無礼を申すでないわ!
わらわとこやつは、その……夫婦同然の深い仲ではあるやもしれぬが、
そういった男女の仲、というわけでは……

voice: vo_adv_1209002_032
男性:
【chara 1411 face 4 (sad)】 なあ、頼む、この通りだ!
俺の代わりに獅子舞をやってくれ!

Choice: (5) 助けてあげなきゃ。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1209002_033
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ……やれやれ、やはりそう来るか。
民草にこれほど懇願されては、袖にできるはずもないがのう。

voice: vo_adv_1209002_034
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 よかろう。あとはわらわたちに任せておくがよい。

voice: vo_adv_1209002_035
男性:
【chara 1411 face 2 (joy)】 ほ、ほんとうか!? 恩に着るぜ!
【chara 1411 face 4 (sad)】 ──って、いでぇっ!? あだだだだっ!

voice: vo_adv_1209002_036
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 これ、急に立ち上がろうとするでない。
【chara 120911 face 1 (normal)】 獅子舞に向ける情熱はしかと受け取ったからの。
くれぐれも安静にするがよい。

voice: vo_adv_1209002_037
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ……そら、我が眷属よ。
表に人が集まってきておるようじゃ。
早いところこの獅子舞の中に入ってしまうがよい。

voice: vo_adv_1209002_038
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 子供らの夢を育む大役じゃ。
立派に務め上げてみせるのじゃぞ?

voice: vo_adv_1209002_039
男の子1:
【chara 111 face 2 (joy)】 ──わーい、獅子舞だー!
俺のことも噛んで噛んでー!

voice: vo_adv_1209002_040
男の子1:
【chara 111 face 2 (joy)】 わはは、くすぐったーい!
【chara 111 face 1 (normal)】 ほら、おまえも噛んでもらえってば!

voice: vo_adv_1209002_041
女の子:
【chara 415 face 4 (sad)】 こ、怖いよぉ……
噛まれたらいいことがあるなんて、
そんなの絶対うそ──

voice: vo_adv_1209002_042
女の子:
【chara 415 face 6 (surprised)】 ひゃあっ! ……あ、あれ? 痛くない……
【chara 415 face 1 (normal)】 獅子舞さん、優しいんだね……えへへ。

voice: vo_adv_1209002_043
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 うむうむ。
つつがなく役目を果たせているようじゃの。

voice: vo_adv_1209002_044
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 お主がそうして人気者であるところを見ると、
わらわも我がことのように鼻が高いぞ♪

voice: vo_adv_1209002_045
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 いずれわらわが世界を支配した暁には……
こういった催しで民草の人望を集めるのも
よいやもしれぬな。

voice: vo_adv_1209002_046
男の子2:
【chara 5311 face 1 (normal)】 ………………
【chara 5311 face 2 (joy)】 ……わぁ、獅子舞だ……

voice: vo_adv_1209002_047
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 む?
……そこの小さいの。どうしたのじゃ?
そのような物陰に隠れて……

voice: vo_adv_1209002_048
男の子2:
【chara 5311 face 6 (surprised)】 あっ!
【chara 5311 face 4 (sad)】 ぼ、ぼくはその……えっと……

voice: vo_adv_1209002_049
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 そう怯えずともよい。
こやつはわらわの眷属……【chara 120911 face 6 (surprised)】 いや、【chara 120911 face 1 (normal)】 家来みたいなものじゃ。
お主も噛まれていくがよかろう。

voice: vo_adv_1209002_050
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 そら、もっと近くに寄ってくるのじゃ──

voice: vo_adv_1209002_051
男の子2:
【chara 5311 face 6 (surprised)】 ──い、いいですっ! ごめんなさいっ!

voice: vo_adv_1209002_052
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 な、なんじゃ……
なにも走って逃げだすことはなかろうに。
【chara 120911 face 4 (sad)】 そんなにこの獅子舞が怖かったのかのう?

voice: vo_adv_1209002_053
女の子:
【chara 415 face 6 (surprised)】 わぁ……
お姉さん、すっごくきれい……

voice: vo_adv_1209002_054
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 ほほう?
獅子舞よりもこのわらわに目を留めるとは……
【chara 120911 face 2 (joy)】 お主、見る目があるではないか~

voice: vo_adv_1209002_055
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 いずれはわらわのような立派なレディになれるよう、
お主も今のうちから励んでおくのじゃぞ?

voice: vo_adv_1209002_056
女の子:
【chara 415 face 2 (joy)】 うん!
【chara 415 face 6 (surprised)】 ……でも、どうやったらお姉さんみたいにきれいになれる?

voice: vo_adv_1209002_057
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 ふーむ、そうじゃな……
まずは自分を世界一の美女だと思うことが重要じゃ。
自信はどんな化粧にも勝る。【chara 120911 face 1 (normal)】 覚えておくがよい。

voice: vo_adv_1209002_058
女の子:
【chara 415 face 6 (surprised)】 世界一……? 【chara 415 face 2 (joy)】 えへへ、わかった!
【chara 415 face 1 (normal)】 わたし、世界で一番かわいい女の子になるね!

voice: vo_adv_1209002_059
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 うむ、その意気じゃ。
【chara 120911 face 1 (normal)】 ……そら、獅子舞が行ってしまうぞ?

voice: vo_adv_1209002_060
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 まだ一度噛まれたきりじゃろう?
せっかくの機会じゃ、もっと噛まれて
根こそぎ邪気を祓ってもらい、幸福になるがよいぞ。

voice: vo_adv_1209002_061
女の子:
【chara 415 face 2 (joy)】 うん、そーするっ!
ありがとう、お姉さん!

voice: vo_adv_1209002_062
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 さて、一通りは噛み終えたようじゃの。
大儀であったぞ、我が眷属よ。

voice: vo_adv_1209002_063
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 民草に幸運を届ける……
これもまたわらわが世界を支配するための布石じゃ。
【chara 120911 face 1 (normal)】 計画は順調というわけじゃな。

voice: vo_adv_1209002_064
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 人波もはけたことじゃし、ひとまず休憩とするかの。
【chara 120911 face 6 (surprised)】 しかしまだ脱いではだめじゃぞ?
どこぞで子供らが見ておるかもしれぬからな。

voice: vo_adv_1209002_065
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ……うん? なんじゃ、わらわのことをじっと見て……

voice: vo_adv_1209002_066
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 ふふ、改めてわらわの晴れ着姿に
見惚れてしまった……ということかの?

voice: vo_adv_1209002_067
イリヤ:
【chara 120911 face 5 (shy)】 そのように食い入るように見つめずとも、
お主が望むのであれば……
あとからいくらでも眺めさせてやるというに──

Choice: (6) イリヤのことも噛んであげるね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1209002_068
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ……な、なんじゃと?
噛む? お主が、わらわのことをか?

voice: vo_adv_1209002_069
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 ふーむ、わらわの完璧な世界征服計画に
願掛けまで用いる必要があるとは思えぬがのう……

voice: vo_adv_1209002_070
イリヤ:
【chara 120911 face 1 (normal)】 しかしまあ、使えるものはなんでも使え、
というのも一理ある話じゃな。
ひと噛みくらいならさせてやってもよいやもしれぬ──

voice: vo_adv_1209002_071
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ……うん? しかしこの……
顔を近づけられるのをじっと待ち構えるという格好は、
【chara 120911 face 4 (sad)】 なんというか──

voice: vo_adv_1209002_072
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 ……ほ、ほとんどキスするのと変わらぬ仕草ではないかっ!? 

--- Switch scene ---

story_still_120900201
voice: vo_adv_1209002_073
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ちょ、ちょちょちょ──
【chara 120911 face 4 (sad)】 やっぱりちょっと待つのじゃっ!?

voice: vo_adv_1209002_074
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 は、早まるでない、我が眷属よ……!
まだ噛んでよいとは言っておらぬぞ!

Choice: (7) ……やっぱりやめとく?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1209002_075
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 べっ、別にやめろとも言っておらぬであろう!?
ははは、早とちりするでないわ!

voice: vo_adv_1209002_076
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 いやたしかに先ほど、わらわは噛む側であって
噛まれる側ではないとは言った……【chara 120911 face 4 (sad)】 言ったが!
あれはあくまで吸血鬼流のジョークであってじゃな……

voice: vo_adv_1209002_077
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 決してその、噛まれるのがいやというわけ、では……
むしろしてほしいような気持ちも、ないわけではないし……!

voice: vo_adv_1209002_078
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ……そ、それにほれ、いち吸血鬼として、
一度くらいは噛まれる側の心地を体験しておくのも
世界征服に役立つかもしれぬ、じゃろう……?

voice: vo_adv_1209002_079
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 わ、わらわは何を口走っておるんじゃ~……!? 

voice: vo_adv_1209002_080
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 とと、とにかく噛むのは構わぬが、
わらわも噛まれるのは初めてじゃからな……下準備が必要なのじゃ!
わらわがよいと言うまでじっとしておれ……!

voice: vo_adv_1209002_081
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 し、心臓が胸の中で跳ね回っておる~……!
鎮まれ、鎮まるのじゃ、わらわの心臓……! 

voice: vo_adv_1209002_082
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 よ、よし。呼吸は落ち着いた……
髪型は、崩れておらぬよな……晴れ着も整えたし……
【chara 120911 face 4 (sad)】 うむ、問題ないはずじゃ……うむ。

story_still_120900202
voice: vo_adv_1209002_083
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 んっ……よ、よいぞ。
そら、いつでも来るがよい。

voice: vo_adv_1209002_084
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 って、なんで目をつむったのじゃ~!?
身なりはともかく目を閉じる必要はなかったじゃろ!
キスを意識しとるのがバレバレではないかっ! 

voice: vo_adv_1209002_085
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 ええい、もう身を任せるほかないのじゃ!
い、今か? 【chara 120911 face 6 (surprised)】 いや、まだか!? 【chara 120911 face 4 (sad)】 も、もう来るか……? 

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1209002_086
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 ……うん?
なにかおでこに当たったかの?
【chara 120911 face 6 (surprised)】 え、まさか……今ので終わり……か? 

Choice: (8) 幸せな気分になった?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1209002_087
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 ……よく分からぬ。
思いのほかあっさりと事が済んでしまったからのう。
どちらかというと弄ばれた気分じゃな。

Choice: (9) 足りなかったならもう一回やる?
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1209002_088
イリヤ:
【chara 120911 face 4 (sad)】 もうよい! これ以上は心臓がもたぬ……【chara 120911 face 6 (surprised)】 いや!
【chara 120911 face 5 (shy)】 十分幸せになったからよいのじゃ!

voice: vo_adv_1209002_089
イリヤ:
【chara 120911 face 6 (surprised)】 ほ、ほれ、また民草が寄ってきたぞ。
【chara 120911 face 1 (normal)】 子供らがお主を待っておるのじゃ。ぐずぐずするでない。

voice: vo_adv_1209002_090
イリヤ:
【chara 120911 face 2 (joy)】 獅子舞の務め……
最後まで立派に果たしてみせよ!

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 こうしてイリヤと{player}は、
正月を過ごす人々を幸せにする獅子舞の役目を、
見事に務め上げたのだった。