クルミ(ステージ) 第2話
{player}と観た舞台に刺激を受けたクルミは、牧場での練習に熱を入れすぎてしまう。心配した{player}は足湯を用意してクルミをくつろがせ、舞台を楽しもうと元気づけるのであった。
-------------- situation:
二人並んで目指す舞台
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アキノの招待で、ランドソルで大人気の劇団の
舞台を観に来た{player}とクルミ。
voice: vo_adv_1213002_000
アナウンスの声:
【chara 1 face 1 (normal)】
本日の公演は、終了いたしました。
ご来場、誠にありがとうございました。
voice: vo_adv_1213002_001
観客1:
【chara 6511 face 2 (joy)】
ねえねえ、すごかったね!
voice: vo_adv_1213002_002
観客2:
【chara 413 face 2 (joy)】
あぁもう、本当に……感動したね~!
voice: vo_adv_1213002_003
観客1:
【chara 6511 face 2 (joy)】
また観に来ようよ。絶対だよ!
voice: vo_adv_1213002_004
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
…………
voice: vo_adv_1213002_005
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
…………
【chara 121311 face 1 (normal)】
…………す、すごい……
voice: vo_adv_1213002_006
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
すごい、すごい、すごかったですね……お兄ちゃん!
最初からずっと、引き込まれっぱなしでした!
voice: vo_adv_1213002_007
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
主役の役者さんも、相手役の人も……
どうしてあんな、迫力のある演技ができるんでしょう……!?
Choice: (1) 面白かったね。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1213002_008
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
はい! とっても!
voice: vo_adv_1213002_009
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
だけど、私にあれだけの演技ができるかっていうと……
まだまだ修行が足りないって思っちゃいますぅ。
voice: vo_adv_1213002_010
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
お芝居自体は、
とっても参考になりました……!
voice: vo_adv_1213002_011
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
私も、こんなふうに……【chara 121311 face 1 (normal)】
ううん、これ以上に、
みんなに楽しんでもらえる舞台にしたい!
お客さんみんなを、笑顔にしたい……!
voice: vo_adv_1213002_012
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
もっともっと、強い気持ちで思いました。
【chara 121311 face 6 (surprised)】
私たちの舞台に足りないこと、もっともっと埋めていきたい……
voice: vo_adv_1213002_013
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
そのためにはやっぱり練習が必要なんですぅ。
【chara 121311 face 3 (anger)】
絶対に、舞台は成功させなくちゃ。
voice: vo_adv_1213002_014
クルミ:
【chara 121311 face 3 (anger)】
みんな、私を信じて任せてくれたから……
みんなに楽しんでもらいたいから……何があっても大丈夫なように!
voice: vo_adv_1213002_015
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
お兄ちゃん。……私、今から牧場に戻りますね。
【chara 121311 face 3 (anger)】
自分にできること、全部、全部やっておきたいんですぅ……!
Choice: (2) 付き合うよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1213002_016
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
……はい! ありがとうございますぅ、お兄ちゃん。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
練習のために牧場の舞台にやってきたクルミたち。
クルミは台本を手に、すぐさま練習を始めるのだった。
voice: vo_adv_1213002_017
クルミ:
【chara 121311 face 3 (anger)】
ここで……こう!
voice: vo_adv_1213002_018
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
『ねえ、あなたは本当に……チーズの精なの?』
voice: vo_adv_1213002_019
クルミ:
【chara 121311 face 3 (anger)】
『だけど……私にできることなら……!』
voice: vo_adv_1213002_020
クルミ:
【chara 121311 face 3 (anger)】
『チーズとみんなの夢を、守りたい!』
voice: vo_adv_1213002_021
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
……うーん……ちょっと違う……かなぁ……
場所はこの辺りで……
voice: vo_adv_1213002_022
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
『ねえ、ミサキちゃん。私たち……
みんなのためにチーズを守ろう?
【chara 121311 face 3 (anger)】
私たちで……みんなの夢を、守りたいの!』
voice: vo_adv_1213002_023
クルミ:
【chara 121311 face 3 (anger)】
『悪いネズミがいるなら』
voice: vo_adv_1213002_024
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
……っ。この位置にミサキちゃんが来たら……
私はこっちに動いた方が……
voice: vo_adv_1213002_025
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
少し先で私が手を取ったら……
ちょうど、この位置に来れるかなぁ?
【chara 121311 face 3 (anger)】
最初から一度確認しないと……!
voice: vo_adv_1213002_026
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
もう少しだけ上手に移動して、
そこからネズミたちとのダンスバトル……!
voice: vo_adv_1213002_027
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
……ダメ。ここだと動いたときに危な……きゃあ!?
足元が滑って!
Choice: (3) 危ない!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1213002_028
クルミ:
【chara 121311 face 4 (sad)】
お、お兄ちゃん!
助けてくれて、ありが……【chara 121311 face 6 (surprised)】
ひゃわああ……!?
Choice: (4) 大丈夫?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1213002_029
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
お、お、お、お兄ちゃん……っ!
【chara 121311 face 5 (shy)】
だ、だいじょうぶ、です、けどっ、ちっ、近い……
ほっぺたがくっついちゃいそうですぅ……!
voice: vo_adv_1213002_030
クルミ:
【chara 121311 face 4 (sad)】
お願い、おろしてぇ……っ!
voice: vo_adv_1213002_031
クルミ:
【chara 121311 face 4 (sad)】
ご、ごめんなさいぃ……お兄ちゃん……
せっかく助けてくれたのに……
私、暴れたりして……
voice: vo_adv_1213002_032
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
ダメだったわけじゃ、ないんですぅ!
【chara 121311 face 4 (sad)】
そうじゃなくて、うれしくて、でもちょっとびっくりして……!
頭が混乱しちゃって、頬っぺたが熱くて……
voice: vo_adv_1213002_033
クルミ:
【chara 121311 face 5 (shy)】
それで……ドキドキ、しちゃって……
そのぅ……
voice: vo_adv_1213002_034
クルミ:
【chara 121311 face 4 (sad)】
だ、だめ。忘れてください……
Choice: (5) 顔が赤いけど……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1213002_035
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
あ、その……顔が赤いのは熱のせいじゃなくて……
【chara 121311 face 4 (sad)】
大丈夫ですっ! 気にしないでぇ……!
voice: vo_adv_1213002_036
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
だけど……舞台の端から足を滑らせるなんて、
ちょっと疲れてるのかも。
voice: vo_adv_1213002_037
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
もう、夕方になっちゃってたんですね……
【chara 121311 face 1 (normal)】
あと一頑張りしたら戻りますね、お兄ちゃん。
voice: vo_adv_1213002_038
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
長い時間お付き合いしてくれて……
ありがとうございます……♪
voice: vo_adv_1213002_039
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
……え? お兄ちゃんどこに行くんですか?
手、手……繋いだらまた熱くなっちゃう……
voice: vo_adv_1213002_040
クルミ:
【chara 121311 face 4 (sad)】
ま、待ってぇ……
お兄ちゃん……!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}は、クルミの手を引いて
温泉施設のテラスにやってきた。
voice: vo_adv_1213002_041
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
お兄ちゃん、ここ、温泉ですよぅ……?
Choice: (6) ちょっとここで待ってて。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1213002_042
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
えっ? お兄ちゃん……?
voice: vo_adv_1213002_043
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
……お兄ちゃん?
なんだか足元がふらついてるような……
って、その桶……なんですか!?
voice: vo_adv_1213002_044
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
ここに座って……? え、お湯……!
【chara 121311 face 4 (sad)】
そ、そんなの重くないですか……?
voice: vo_adv_1213002_045
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
足を入れ……足湯……?
voice: vo_adv_1213002_046
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
疲れてるときは、体を温めるのがいい?
それは、確かにそうですけど……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1213002_047
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
はい……ありがとうございますぅ……
【chara 121311 face 2 (joy)】
ふあぁ……あったかい……
Choice: (7) 無理してない?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1213002_048
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
無理なんてしてないですよぅ?
私は、必要なことをしてるだけ……ですぅ……
voice: vo_adv_1213002_049
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
「チーズお守り大作戦」……この舞台を
お客さんに楽しんでもらいたいのも、
もちろんですけど……
voice: vo_adv_1213002_050
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
ミサキちゃんの初めてのステージだから、絶対に成功させたくて。
【chara 121311 face 6 (surprised)】
例えばどこかのセリフがわからなくても、
ステップを間違っても、【chara 121311 face 1 (normal)】
ちゃんと私が助けてあげられるように……
voice: vo_adv_1213002_051
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
……私も、お兄ちゃんみたいになりたいから。
voice: vo_adv_1213002_052
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
お兄ちゃん、前に私を助けてくれましたよね。
【chara 121311 face 6 (surprised)】
頭が真っ白になって、台詞が出てこなかったとき。
【chara 121311 face 1 (normal)】
あんなふうに……私も、同じ舞台に立つ人を助けたい。
voice: vo_adv_1213002_053
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
それには私が、ちゃんとしなくちゃって、そう、思って。
voice: vo_adv_1213002_054
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
だからもっともっと練習して、
どこでどんなトラブルが起きてもいいように、
【chara 121311 face 3 (anger)】
私はしっかりしなくちゃいけないから。
Choice: (8) クルミちゃんは大丈夫だよ。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1213002_055
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
え? どうして……ですか?
……その時になれば一人でに体がうごくから……?
voice: vo_adv_1213002_056
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
あのとき、お兄ちゃんもそうだったから、ですか……
voice: vo_adv_1213002_057
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
たくさん一緒に練習してきたから、
困ったときも、うまくいくときも。
タイミングもきっとわかる……
Choice: (9) だから、楽しもう。一緒に。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1213002_058
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
大丈夫かな。【chara 121311 face 4 (sad)】
楽しめるの……かな……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1213002_059
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
でも……そうでした、お兄ちゃん。
私……みんなに舞台を楽しんでもらいたい……
voice: vo_adv_1213002_060
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
お客さんや、牧場のみんなにもっていうのはもちろんだけど、
ミサキちゃんにも。
【chara 121311 face 2 (joy)】
なにより……私も、楽しんで舞台に立ちたい……!
voice: vo_adv_1213002_061
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
それがきっと、お客さんを一番笑顔にできることでもある……
【chara 121311 face 2 (joy)】
そうですよね、お兄ちゃん。
voice: vo_adv_1213002_062
クルミ:
【chara 121311 face 3 (anger)】
『明日はついに……悪いネズミと戦う日。
【chara 121311 face 6 (surprised)】
ミサキちゃんは、怖いと思う?』
voice: vo_adv_1213002_063
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
『チーズとみんなの夢を守るために頑張ってきたけど……
私たち、本当に勝てるのかな』
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1213002_064
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
…………お兄ちゃん、ミサキちゃんの次のセリフは……
Choice: (10) 『大丈夫。だって、あなたがいるから』
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1213002_065
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
えっ!? 【chara 121311 face 4 (sad)】
そこは『私も不安だけど、何とかなるわ』
ですぅ……!
voice: vo_adv_1213002_066
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
お兄ちゃん、言い間違えたのかな……
だったら、私はここで……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1213002_067
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
『ありがとう、ミサキちゃん♪
【chara 121311 face 1 (normal)】
一人っきりだったら不安だけど……
【chara 121311 face 2 (joy)】
私たち二人なら……! 手を繋いで、戦いに行こう!』
Choice: (11) 『二人一緒なら、最強だから』
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1213002_068
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
……ふふふっ、お兄ちゃん。
セリフ、全然違いますよぅ♪
voice: vo_adv_1213002_069
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
でも、できました!
【chara 121311 face 1 (normal)】
台本と違う言葉が戻ってきても、
ちゃんと自分のセリフをつなげられる……!
voice: vo_adv_1213002_070
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
こんなふうにやれば、きっと大丈夫……
リラックスして舞台に立てば、
【chara 121311 face 2 (joy)】
きっと失敗なんて怖くないですぅ♪
voice: vo_adv_1213002_071
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
残りの練習時間はあと少し。
みんなも、私も楽しめるように頑張りますぅ。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1213002_072
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
はふぅ……お兄ちゃんの足湯、すごいですね。
心も体もあったまって……
悩んでたことがぜーんぶ解けて消えちゃったみたい。
voice: vo_adv_1213002_073
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
とってもとっても、元気になれました!
voice: vo_adv_1213002_074
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
お兄ちゃん。また、明日、練習に付き合ってくれますか?
voice: vo_adv_1213002_075
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
【chara 121311 face 2 (joy)】
よかった! ……ありがとうございますぅ♪
voice: vo_adv_1213002_076
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
お兄ちゃんが一緒にいてくれるだけで、
こんなにも心強い気持ちになるから不思議……
voice: vo_adv_1213002_077
クルミ:
【chara 121311 face 1 (normal)】
なんでこんなに、安心するのかな……?
voice: vo_adv_1213002_078
クルミ:
【chara 121311 face 6 (surprised)】
……私も、いつか。
【chara 121311 face 1 (normal)】
お兄ちゃんが困ってるときには、
助けてあげられたらいいなぁ……
voice: vo_adv_1213002_079
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
そのためにも、私はこのステージを、成功させなくちゃ。
voice: vo_adv_1213002_080
クルミ:
【chara 121311 face 2 (joy)】
……ね、お兄ちゃん……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
暮れ始めた空の下、クルミは小さな決意を胸に秘め、
{player}と並んで歩き始めたのだった。