アユミ(怪盗) 第1話
ある男性に、奪われた妻の形見を悪徳ギルドから取り返してほしいと依頼されたアユミ。{player}に勇気づけられ、アユミは自身の存在感の無さを最大限に活用して、形見の宝石を取り返すのだった。
-------------- situation:
思い出を盗み返して
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アユミはこの日も、ランドソルの人々からの
頼まれごとに奔走する{player}を
遠巻きに見つめていた。
voice: vo_adv_1215001_000
おじさん:
【chara 414 face 2 (joy)】
いやー、助かったよ、兄ちゃん!
【chara 414 face 1 (normal)】
ここんとこ荷運びする人手が足りなくってな……
【chara 414 face 2 (joy)】
またよろしく頼むぜ!
voice: vo_adv_1215001_001
女性1:
【chara 411 face 6 (surprised)】
──あの、ごめんなさい、ちょっといいかしら?
このあたりで女の子を見なかった?
【chara 411 face 4 (sad)】
うちの子、ちょっと目を離したらいなくなっちゃって……
Choice: (1) 捜してみます!
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1215001_002
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ふわぁ……先輩、すごいなぁ。
あんなにたくさんの人から頼られて……
【chara 105511 face 1 (normal)】
わ、私もなにか、お手伝いできないかな。
voice: vo_adv_1215001_003
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
いつもみたいにただ見てるだけじゃ、ダメだよね。
ちょ、ちょっとしたことなら私にもできるかもしれないし。
voice: vo_adv_1215001_004
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
でも、せめて声をかけてみるだけなら……
【chara 105511 face 1 (normal)】
よ、よーし。勇気を出すのよ、アユミ!
voice: vo_adv_1215001_005
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
──しぇっ、しぇんぱーいっ!
Choice: (2) アユミ?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1215001_006
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
は、はひっ! 【chara 105511 face 4 (sad)】
あのっ、よかったら、私も……そのっ!
頼まれごと……てて、てひゅだいまひゅっ!
Choice: (3) すごく助かる!
Choice: (4) じゃあもっと頼まれてくる!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1215001_007
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
……ほ、ほんとですか?
【chara 105511 face 2 (joy)】
え、えへへ……もしそうならうれしい、です。
【chara 105511 face 1 (normal)】
わっ、私なんかでよければ、なんでもお手伝いします!
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----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1215001_008
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
ふえっ!? も、もっとですか!?
【chara 105511 face 4 (sad)】
うぅ、どこまで私にできるかは、分かりませんけど……
あの、精いっぱいがんばりますっ!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1215001_009
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
そ、それじゃあ……
さっきの迷子の子は、私が捜してみますね!
voice: vo_adv_1215001_010
女性1:
【chara 411 face 4 (sad)】
まさか庭先にいただなんてねぇ……
【chara 411 face 1 (normal)】
見つけてくれてありがとう、助かったわ。
voice: vo_adv_1215001_011
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
いえ、そんな……【chara 105511 face 1 (normal)】
大したことはしてないです。
【chara 105511 face 2 (joy)】
家で待ってるって言ってましたから、早く帰ってあげてください~
voice: vo_adv_1215001_012
女性1:
【chara 411 face 2 (joy)】
ええ、そうさせてもらうわ。【chara 411 face 1 (normal)】
アユミちゃん……だったかしら?
【chara 411 face 2 (joy)】
今度お礼させてちょうだい! それじゃあね~
Choice: (6) たくさん人助けができたね。
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1215001_013
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
はっ、はい。
【chara 105511 face 1 (normal)】
でも私がしたことなんて、人助けって言うほどじゃ……
voice: vo_adv_1215001_014
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
で、でもそれで……ほんのちょっとでも
{player}先輩のお役に立てたんだとしたら……
私もうれしい、です。えへへ……
voice: vo_adv_1215001_015
男性:
【chara 3311 face 1 (normal)】
──すまない。
ここで頼まれごとを請け負ってると聞いたんだが、
【chara 3311 face 4 (sad)】
その……人探しを頼まれてもらえないか?
Choice: (7) 人探し、ですか?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1215001_016
男性:
【chara 3311 face 1 (normal)】
ああ……【chara 3311 face 4 (sad)】
と言っても、私も本人に会ったことはなくてね。
誰にどう頼んだものか、計りかねているんだが……
voice: vo_adv_1215001_017
男性:
【chara 3311 face 1 (normal)】
──『見えざる乙女』と呼ばれる人物を探している。
心当たりはないか?
voice: vo_adv_1215001_018
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
見えざる乙女……? 【chara 105511 face 2 (joy)】
わぁ、なんだかすごく強そう。
【chara 105511 face 1 (normal)】
目に見えないくらい身のこなしが素早い人……とか?
voice: vo_adv_1215001_019
男性:
【chara 3311 face 1 (normal)】
聞くところによるとその人物は……
【chara 3311 face 4 (sad)】
なにかしらの魔法でそうしているのか、
もともとそういう体質なのかはわからないんだが──
voice: vo_adv_1215001_020
男性:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
【chara 3311 face 1 (normal)】
目の前にいても相手に気づかれないほど気配が薄く、
存在感がまったくない、エルフの女の子らしいんだ。
voice: vo_adv_1215001_021
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
……け、気配が薄くて、存在感がなくて、
エルフの女の子……【chara 105511 face 4 (sad)】
ううん、まさか私のことなわけないよね……
voice: vo_adv_1215001_022
アユミ:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あっ、あの……どうして、その女の子を探してるんですか……?
【chara 105511 face 1 (normal)】
その、なにかご用事でも……?
voice: vo_adv_1215001_023
男性:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
なっ、君はっ!? まったく存在に気づけなかった……!
【chara 3311 face 1 (normal)】
それにその耳、間違いなく私たちと同じエルフの……
【chara 3311 face 6 (surprised)】
もしや君こそが『見えざる乙女』なのか!?
voice: vo_adv_1215001_024
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
い、いえっ! 【chara 105511 face 4 (sad)】
私はそんな名前で呼ばれたことないですし……
単に気配が薄くて、存在感がなくて、エルフなだけなので、
きっと人違いだと思──
voice: vo_adv_1215001_025
男性:
【chara 3311 face 4 (sad)】
た、頼むっ! 君に折り入って依頼したいことがある!
どうか話だけでも聞いてもらえないだろうか!
voice: vo_adv_1215001_026
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えっ、ふえぇっ!? 【chara 105511 face 4 (sad)】
そんな、頭を上げてくださいっ。
私でよければ聞きますから……!
voice: vo_adv_1215001_027
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
盗まれた宝石を……取り返してほしい?
voice: vo_adv_1215001_028
男性:
【chara 3311 face 4 (sad)】
ああ、亡くなった妻の形見でね。
先日、妻の墓をたずねていたときに背後から襲われて……
奪われてしまったんだ。
voice: vo_adv_1215001_029
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
そ、そんな、ひどいです……!
いったい誰がそんなこと……どんな人だったか、覚えてませんか?
voice: vo_adv_1215001_030
男性:
【chara 3311 face 4 (sad)】
私は昏倒してしまっていたから、見えなかった……
【chara 3311 face 1 (normal)】
だが墓地に入る直前、怪しい男たちとすれ違ったんだ。
それを手がかりに、自分なりに聞き込みをして──
voice: vo_adv_1215001_031
男性:
【chara 3311 face 1 (normal)】
ある連中が、妻の形見と特徴が一致する宝石の
裏取引を募っていると突き止めたんだよ。
voice: vo_adv_1215001_032
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
そ、そこまで分かっているなら、なにも私なんかじゃなくても……
たとえば、【chara 105511 face 6 (surprised)】
そ、そうです! 【chara 105511 face 1 (normal)】
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に
相談してみるとか……
voice: vo_adv_1215001_033
男性:
【chara 3311 face 4 (sad)】
証拠をもう少し揃えてもらえないか、と言われてしまってね。
頑張ってみたんだが、聞き込み以上のことは私にはとても……
顔も見られているだろうから、派手に動くこともできないし。
voice: vo_adv_1215001_034
男性:
【chara 105511 face 4 (sad)】
【chara 3311 face 4 (sad)】
こうしている間に宝石を売り飛ばされてしまったら、
形見も連中も、行方知れずになってしまう……
voice: vo_adv_1215001_035
男性:
【chara 3311 face 1 (normal)】
だから、君にお願いしたいんだ。
その存在すら噂の域を出ていない『見えざる乙女』なら、
彼らに感づかれる前に宝石を取り返せる、と……
voice: vo_adv_1215001_036
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
そ、そんなこと言われても……
あうぅ、{player}先輩、どうしましょう……?
Choice: (8) アユミはどうしたい?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1215001_037
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
わ、私は……【chara 105511 face 4 (sad)】
もしこんな私でも、誰かの助けになれるなら……
【chara 105511 face 1 (normal)】
助けになってあげたい、です。
【chara 105511 face 4 (sad)】
けど私なんかじゃ、うまくできないかもしれなくて……
Choice: (9) アユミならできるって信じてる。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1215001_038
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
し、信じてる……? 私のことを……?
voice: vo_adv_1215001_039
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
そっか……先輩も、この人も、私を信じてくれてるんだ。
こんな私、ううん、私だからこそできると思って……
それなら私も……自分を信じなくちゃ、【chara 105511 face 2 (joy)】
だよね……
voice: vo_adv_1215001_040
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
──わ、分かりました。お引き受けします。
【chara 105511 face 1 (normal)】
うまくできるかは分かりませんが、やるだけやってみます……!
voice: vo_adv_1215001_041
男性:
【chara 3311 face 2 (joy)】
ほっ、本当か!?
ぜひお願いさせてくれ!
voice: vo_adv_1215001_042
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
──依頼主さんが話していた人たちのアジト……
あの建物で間違いなさそうですね。
【chara 121511 face 1 (normal)】
{player}先輩、準備は……
Choice: (10) ばっちりだよ。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1215001_043
アユミ:
【chara 121511 face 2 (joy)】
は、はい、私もです!
【chara 121511 face 1 (normal)】
またこの格好に着替えることになるなんて思いもしませんでしたけど。
voice: vo_adv_1215001_044
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
どうやって中に入ろう……【chara 121511 face 6 (surprised)】
あっ、見てください!
3階の窓が開けっ放しになってます。
【chara 121511 face 1 (normal)】
あそこからなら……!
Choice: (11) どうやって登ろう?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1215001_045
アユミ:
【chara 121511 face 2 (joy)】
そっ、それなら、任せてください!
ここに、ホマレさんからもらった秘密道具の──
ワイヤーガンがありますからっ!
voice: vo_adv_1215001_046
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
いつか使う日が来るかもだから、持ってていいよって言われたんです。
【chara 121511 face 2 (joy)】
と、とにかく、これを使えば窓から入れるはずです。
voice: vo_adv_1215001_047
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
えっと……使い方は確か、ここをこう……【chara 121511 face 4 (sad)】
うーん……?
引っ張るんだっけ、押すんだっけ──【chara 121511 face 6 (surprised)】
わひゃぁっ!?
voice: vo_adv_1215001_048
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
わ……わわっ、撃っちゃった……! 【chara 121511 face 6 (surprised)】
フックが窓に入って……
引っ掛かっちゃってます! 【chara 121511 face 4 (sad)】
どどど、どうしよう……?
Choice: (12) うまくいったね!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1215001_049
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
えっ。あっ。
……そっ、そうでしたね。【chara 121511 face 4 (sad)】
これで使い方、合ってるんでした。
あはは……
voice: vo_adv_1215001_050
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
そ、それじゃあ、
{player}先輩は外を見張っててください。
【chara 121511 face 2 (joy)】
私が先に行って、危険がないか確認してきます!
voice: vo_adv_1215001_051
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
……この部屋には誰もいないみたい……
【chara 121511 face 1 (normal)】
{player}先輩、登ってきても大丈夫です。
voice: vo_adv_1215001_052
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
隣の部屋から声がしますね。お食事の最中なのかな……?
【chara 121511 face 1 (normal)】
物陰に隠れながら、様子を見てみましょうか……
宝石のありかが分かるかも。
voice: vo_adv_1215001_053
親分:
【chara 911 face 2 (joy)】
──ははっ! どんどん値がつり上がるぜっ!
いったいいくらで売れるやら見当もつかねえ、
【chara 911 face 1 (normal)】
こいつはいい稼ぎになりそうだ!
voice: vo_adv_1215001_054
部下1:
【chara 311 face 2 (joy)】
そりゃあ、例の男からせしめたっていう宝石の話で?
voice: vo_adv_1215001_055
親分:
【chara 911 face 1 (normal)】
おうよ、【chara 911 face 2 (joy)】
陰気な野郎が墓場で
これ見よがしに眺めてたもんだからよぉ。
使いをやって、ちょいと『譲って』もらったのさ。
voice: vo_adv_1215001_056
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
やっぱり、この人たちが依頼人さんから宝石を盗んだんだ……!
voice: vo_adv_1215001_057
部下2:
【chara 1111 face 2 (joy)】
そりゃいいカモでしたね。
【chara 1111 face 1 (normal)】
しかしそんだけ値がつくなら、さぞ珍しい宝石なんでしょうねえ。
【chara 1111 face 2 (joy)】
売り飛ばす前に俺たちにも見せてくださいよ。
voice: vo_adv_1215001_058
親分:
【chara 911 face 2 (joy)】
へへ、見てえか? 【chara 911 face 1 (normal)】
しゃあねえな、一度っきりだぞ。
【chara 911 face 2 (joy)】
さてさてご列席の諸君、この金庫にご注目ぅ~!
voice: vo_adv_1215001_059
アユミ:
【chara 121511 face 2 (joy)】
や、やった……早速、宝石の在りかが分かりました!
【chara 121511 face 1 (normal)】
あとは鍵の隠し場所が分かれば……こっそり取り返せます!
voice: vo_adv_1215001_060
部下1:
【chara 311 face 6 (surprised)】
──うん? 旦那、なんです、その金庫?
【chara 311 face 4 (sad)】
どこにも鍵穴が見当たりませんが……
voice: vo_adv_1215001_061
親分:
【chara 911 face 1 (normal)】
ああ、こないだ新調した特別製でよ。
鍵のいらねえ番号鍵ってのがついた金庫なんだよ。
【chara 911 face 4 (sad)】
えぇと、番号は──【chara 911 face 6 (surprised)】
おっと、覗くなよてめえら!
voice: vo_adv_1215001_062
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
ば、番号鍵!? 【chara 121511 face 4 (sad)】
どどど、どうしよ……
これじゃ鍵を見つけてこっそり取り返すのは無理です……!
Choice: (13) 僕が行ってくる。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1215001_063
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
……い、いえ、{player}先輩、待ってください。
【chara 121511 face 4 (sad)】
存在感の薄い私だったらバレないかも……!
voice: vo_adv_1215001_064
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
すごく怖いですけど……【chara 121511 face 1 (normal)】
私が、行ってきます……!
【chara 121511 face 2 (joy)】
{player}先輩は、私を見守っていてください。
そうしてもらえたら、きっと勇気が出せると思うんです……!
voice: vo_adv_1215001_065
部下2:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
──おい、俺にも見せろって!
【chara 1111 face 2 (joy)】
はは、こいつはえらい上物だぁ、こんな宝石見たこともねえ!
voice: vo_adv_1215001_066
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
そーっと、そぉーっと……静かに、一歩ずつ。
気配を消して、自然体で……
voice: vo_adv_1215001_067
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
大丈夫、大丈夫……
{player}先輩も見守ってくれてる。きっと、大丈夫……!
【chara 121511 face 6 (surprised)】
……あっ、あと少し、もう少しで手が──【chara 121511 face 3 (anger)】
い、今だっ!
voice: vo_adv_1215001_068
親分:
【chara 911 face 4 (sad)】
ほれ、もういいだろ?
べたべた触って傷でもついたら一大事だ。
【chara 911 face 1 (normal)】
そら、こっちに返しな──
voice: vo_adv_1215001_069
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
えいっ。
voice: vo_adv_1215001_070
親分:
【chara 911 face 4 (sad)】
……!? なっ、宝石が消えっ……!
【chara 911 face 6 (surprised)】
──って、うおぉ!? だだだ、誰だてめえは!
い、いったいいつからそこにいやがったっ!?
voice: vo_adv_1215001_071
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
……あっ。【chara 121511 face 4 (sad)】
さ、さすがにバレちゃいますよね~
私はともかく、宝石のほうはちゃんと存在感ありますし~……
voice: vo_adv_1215001_072
親分:
【chara 911 face 3 (anger)】
なにを意味のわからねえことを……!
てめえら、とっとと捕まえろ!
voice: vo_adv_1215001_073
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
ですが、こんにゃこともあろうかと!
【chara 121511 face 4 (sad)】
あうぅ、また嚙んじゃった……
【chara 121511 face 6 (surprised)】
とと、とにかく秘密道具その二です! 【chara 121511 face 3 (anger)】
やーっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1215001_074
部下1:
【chara 911 face 6 (surprised)】
【chara 311 face 4 (sad)】
ぎゃあぁっ!? ま、まぶしっ──!
voice: vo_adv_1215001_075
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
──{player}先輩!
ここ、こっちです! 【chara 121511 face 4 (sad)】
私の手に掴まって……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1215001_076
親分:
【chara 911 face 6 (surprised)】
おい、うろたえるんじゃねえ! ただの目くらましだっ!
さっきのやつはどこに……【chara 911 face 3 (anger)】
くそっ、ちんたらしてねえで外を探せ!
あの宝石はもう競りにかけちまったんだぞ……!
voice: vo_adv_1215001_077
部下2:
【chara 1111 face 6 (surprised)】
へ、へいっ! 【chara 1111 face 3 (anger)】
お前ら、外だ外!
出払ってる連中も呼んでこい!
voice: vo_adv_1215001_078
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
………………
い、行ったみたいですね。【chara 121511 face 1 (normal)】
もう出ていって大丈夫そうです。
voice: vo_adv_1215001_079
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
はあぁ、うまくいきました~
【chara 121511 face 1 (normal)】
ま、まあ、机の下に隠れてただけなんですけど……
voice: vo_adv_1215001_080
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
ホマレさんからもらった秘密道具その二……光の手投げ玉。
【chara 121511 face 2 (joy)】
持ってきといてよかったです~
voice: vo_adv_1215001_081
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
って、今はそんなこと話してる場合じゃなかったですね。
【chara 121511 face 1 (normal)】
今のうちに逃げちゃいましょう……!
voice: vo_adv_1215001_082
男性:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
──うん、うん……【chara 3311 face 2 (joy)】
妻の形見の宝石に間違いない。
ありがとう、本当にありがとう……!
voice: vo_adv_1215001_083
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
よ、よかったです……
【chara 105511 face 1 (normal)】
無事にお返しできて、私もほっとしてます。
voice: vo_adv_1215001_084
男性:
【chara 3311 face 2 (joy)】
この宝石の輝きを見てると、妻と過ごした日々を思い出す。
【chara 3311 face 1 (normal)】
あの頃はなにもかもが輝いて見えたけど……
真に輝いていたのは、私の妻だったんだとね。
voice: vo_adv_1215001_085
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
……素敵な奥さんだったんですね。
voice: vo_adv_1215001_086
男性:
【chara 3311 face 4 (sad)】
しかし彼女はもういない。【chara 3311 face 1 (normal)】
この宝石を再び手にして、
ようやくその事実と向き合えた気がする……
【chara 3311 face 2 (joy)】
ありがとう、『見えざる乙女』さん。生涯恩に着させてもらうよ。
voice: vo_adv_1215001_087
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
……はぁ、よかったぁ。【chara 105511 face 1 (normal)】
なんとかやり遂げられました。
voice: vo_adv_1215001_088
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
宝石を受け取ったあの人の笑顔を見たとき、
引き受けてよかったって、心の底から思いました……
【chara 105511 face 2 (joy)】
これも{player}先輩が見守ってくれてたおかげ、です。
voice: vo_adv_1215001_089
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
いつもは見つめてるばかりの私だけど、
今回は、{player}先輩に私を見てもらえて……
【chara 105511 face 5 (shy)】
か、考えてみたら、これってすっごく幸せだったかも……!
voice: vo_adv_1215001_090
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
こんなことはもうこれっきりでしょうけど……
困ってる人の役に立てて、うれしかったです。
【chara 105511 face 2 (joy)】
{player}先輩、ありがとうございました。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アユミと{player}が依頼を解決した、数日後──
voice: vo_adv_1215001_091
女性2:
【chara 413 face 4 (sad)】
──お兄さん、お願いがあるの!
ちょっと人探しを頼まれてもらえないかしら……?
voice: vo_adv_1215001_092
女性2:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
【chara 413 face 1 (normal)】
私も直接会ったことはないんだけど、
『見えざる乙女』って呼ばれてる、エルフの女の子で……
【chara 413 face 4 (sad)】
その子に頼みたいことが……取り返してほしいものがあるの!
voice: vo_adv_1215001_093
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えっ……ええええ……!?
voice: vo_adv_1215001_094
アユミ:
【chara 413 face 6 (surprised)】
【chara 105511 face 6 (surprised)】
あの、すみません……
【chara 105511 face 4 (sad)】
それってたとえば、私みたいな人だったり……し、しません、よね?
voice: vo_adv_1215001_095
女性2:
【chara 413 face 6 (surprised)】
えっ!? いつからそこにいたのっ!?
【chara 413 face 1 (normal)】
そ、それにあなた、エルフの女の子……【chara 413 face 6 (surprised)】
はっ!
もしかしてあなたが『見えざる乙女』!?
voice: vo_adv_1215001_096
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
いえ、そのぉ……【chara 105511 face 4 (sad)】
あ、あくまで私に似てるかもってだけで、
決して私はそんな人じゃ──
Choice: (14) また依頼みたいだね。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1215001_097
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
そ、そうです、ね……うう~ん……
怪盗はやめたはずだったんですけど……
voice: vo_adv_1215001_098
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
そっ、それじゃあ、あと一回だけお引き受けしましょう。
【chara 105511 face 4 (sad)】
今度こそ最後です。ほんとうにあと一回だけ──
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
──その後もひっきりなしに依頼が舞い込み、
アユミは引き続き、怪盗としてランドソルを駆け回るのだった。