アユミ(怪盗) 第3話
アユミをかばって盗品ブローカーに連れ去られる{player}。アユミは悲嘆に暮れながらも人々の言葉を胸に立ち上がり、アジトに潜入する。そして怪盗『見えざる乙女』として彼を盗み返すのだった。
-------------- situation:
二人で一人の怪盗
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
日に日に広まる『見えざる乙女』ことアユミの噂は、
いよいよ伝説の域に達し、ランドソルは空前の
『見えざる乙女』ブームになっていた……
voice: vo_adv_1215003_000
商人:
【chara 414 face 2 (joy)】
『見えざる乙女』のグッズが入荷したよー!
売り切れ必至の人気商品だ! さあさあ、買った買った!
voice: vo_adv_1215003_001
女の子:
【chara 211 face 1 (normal)】
ママぁ、『見えざる乙女』の漫画買って!
【chara 211 face 6 (surprised)】
学校の子はみんな持ってるんだよ~!
voice: vo_adv_1215003_002
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
うぅぅ……
ま、まさか漫画やグッズまで出ちゃうなんて……
Choice: (1) 僕もグッズを買ったよ。
Choice: (2) 漫画にサインしてほしい。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1215003_003
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えぇぇっ!? そ、それ、私のキーホルダーですか……?
【chara 105511 face 5 (shy)】
はっ、恥ずかしすぎます~!
で、でもその、せめて大切にしていただけると……
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----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1215003_004
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
はひぇっ!? サ、サインですか……?
【chara 105511 face 4 (sad)】
そんなの、書いたことないですよぉ……!
で、でも先輩が言うなら、その……がんばりますね……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1215003_005
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
そ、それにしても、どうしてこんなに話が広まってしまったんでしょう?
【chara 105511 face 4 (sad)】
いくらなんでも、これはちょっと行き過ぎな気が……
Choice: (4) この新聞を見て。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1215003_006
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
えっ、えぇと……『見えざる乙女──ランドソルに暗躍す!
【chara 105511 face 4 (sad)】
窃盗被害激減、強盗団は壊滅寸前!?』……
voice: vo_adv_1215003_007
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
盗んでもすぐに取り返されちゃうから、
盗むことが割に合わなくなって、
事件そのものが減っているみたい……?
voice: vo_adv_1215003_008
アユミ:
【chara 105511 face 2 (joy)】
えへへ……なんだかちょっと、泣けてきちゃいました。
目の前のことで精一杯でしたけど、それがたくさんの人を
助けられてたのなら、がんばってきてよかったなって。
voice: vo_adv_1215003_009
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
全て、先輩が見守ってくれてたおかげです。
【chara 105511 face 5 (shy)】
よ、よければ、えっと……その、これからも──
voice: vo_adv_1215003_010
ならず者1:
【chara 811 face 1 (normal)】
……よお、兄ちゃん。『見えざる乙女』の仲介役ってなぁ、
アンタかい? 【chara 811 face 2 (joy)】
俺たちも取り返してほしいもんがあんだけどよ。
話だけでも聞いてくんねえか?
Choice: (5) お話、聞かせてください。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1215003_011
ならず者2:
【chara 6311 face 2 (joy)】
へっ、そりゃ助かるな。
【chara 6311 face 1 (normal)】
取り返してほしいのは……【chara 6311 face 3 (anger)】
俺たちが手にするはずだった金だよ!
クソ忌々しい怪盗気取りの手先がっ!
voice: vo_adv_1215003_012
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
なっ……!? なにをするんですかっ!
【chara 105511 face 4 (sad)】
{player}先輩、大丈夫ですか……!?
voice: vo_adv_1215003_013
ならず者1:
【chara 811 face 3 (anger)】
てめえらのおかげで、こちとら商売あがったりだ!
【chara 811 face 1 (normal)】
だがこうして尻尾を掴んだからには……
じっくりビジネスの話をさせてもらうぜ。【chara 811 face 3 (anger)】
覚悟しとけ!
voice: vo_adv_1215003_014
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
やっ、やめてくださいっ! 【chara 105511 face 3 (anger)】
ひ、人を呼びますよ……!
{player}先輩を放してくださ──
Choice: (6) アユミ!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1215003_015
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
……っ! せ、先輩……?
Choice: (7) ここは僕に任せて。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1215003_016
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
っ! {player}先輩……ダメですっ!
い、行かないでくださいっ! 【chara 105511 face 6 (surprised)】
{player}先輩──
voice: vo_adv_1215003_017
ならず者1:
【chara 811 face 3 (anger)】
あん? なんだ、嬢ちゃん。【chara 811 face 1 (normal)】
俺たちはちょいと大人の話を
しなくちゃならねえんだが……【chara 811 face 3 (anger)】
てめえもクソ怪盗の一味だってか?
voice: vo_adv_1215003_018
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
あ、ぅ……あの……違い、ましゅ……
わた、私は……っ!
voice: vo_adv_1215003_019
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
せ、先輩は……私を逃がそうとしてるんだ……
『見えざる乙女』の正体を、この人たちから隠すために……!
voice: vo_adv_1215003_020
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
今は怪盗の秘密道具も持ってない……
このままじゃ{player}先輩が……でも……っ!
私がここで名乗り出たら、全部台無しになっちゃ──
voice: vo_adv_1215003_021
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
……私は、ただの、後輩で……
で、でも、乱暴なことはよくないと思って……
voice: vo_adv_1215003_022
ならず者2:
【chara 6311 face 3 (anger)】
──おいっ! なにを油売ってやがる!
情報ならこっちの野郎に吐かせりゃ十分だろうが。
【chara 6311 face 1 (normal)】
目立つ荷物を増やすんじゃねえよ。
voice: vo_adv_1215003_023
ならず者1:
【chara 811 face 3 (anger)】
んだよ。油売ってきたのは俺じゃなくこいつで……【chara 811 face 6 (surprised)】
あぁ?
あの小娘、どこ行きやがった……!?
voice: vo_adv_1215003_024
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
──ふっ、ふぅっ……ぐすっ……う、ううっ……
私の、私のせいで、先輩が……っ! どうしたら……うぅっ……
voice: vo_adv_1215003_025
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
こっ、こんなことなら、
怪盗なんて続けなければよかった……っ!
先輩……ごめんなさい、ごめんなさい……!
voice: vo_adv_1215003_026
女性:
【chara 411 face 4 (sad)】
──ほらほら、この子ったら。またリュックを忘れて……
【chara 411 face 1 (normal)】
どこかに置き忘れでもしたら、悪い人に盗まれちゃうわよ?
voice: vo_adv_1215003_027
女の子:
【chara 211 face 2 (joy)】
えへへ、ママってば、そんなのへーきだよ!
【chara 211 face 1 (normal)】
悪い人に盗まれたって、『見えざる乙女』が取り返してくれるもん!
voice: vo_adv_1215003_028
女性:
【chara 411 face 4 (sad)】
だからって忘れ物はしちゃダメでしょ……【chara 411 face 1 (normal)】
でも、そうね。
【chara 411 face 2 (joy)】
『見えざる乙女』さんなら、きっと取り返してくれるわね。
voice: vo_adv_1215003_029
アユミ:
【chara 105511 face 6 (surprised)】
…………
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1215003_030
男性:
【chara 3311 face 6 (surprised)】
──うん、うん……【chara 3311 face 2 (joy)】
妻の形見の宝石に間違いない。
ありがとう、本当にありがとう……!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1215003_031
おばあさん:
【chara 611 face 2 (joy)】
……ありがとう、確かに返してもらったよ。
【chara 611 face 4 (sad)】
面倒をかけたね。盗み返すだけでも大変だったろうに、
ややっこしい話に巻き込んじまって。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1215003_032
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
……あはは、私って、ほんとうにダメだなぁ……
私に依頼をしてきてくれた人たちはみんな、
大切なものを奪われて、それを取り返したくて。
voice: vo_adv_1215003_033
アユミ:
【chara 105511 face 4 (sad)】
だから、立ち上がって……私に託してくれて……
それなのに私は、大切な先輩が奪われたっていうのに、
こんなところで泣いてばかりいるんだもん……
voice: vo_adv_1215003_034
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
それなら私も、立ち上がらなきゃ。
ずっと私を見守って、いつだって助けてくれてた大切な人……
大切な先輩を──今度は私が取り返すの。【chara 105511 face 3 (anger)】
必ず……!
voice: vo_adv_1215003_035
アユミ:
【chara 105511 face 1 (normal)】
だって私は、盗まれたものを奪い返す──
『見えざる乙女』なんだから。
【chara 105511 face 3 (anger)】
そうでしょ、アユミ……!
voice: vo_adv_1215003_036
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
──明かりが、点いてる。聞き込みした情報の通りだ……
【chara 121511 face 3 (anger)】
あの人たちは盗品ブローカーで、ここをアジトにしてるって。
きっと{player}先輩もここに……
voice: vo_adv_1215003_037
ならず者2:
【chara 6311 face 3 (anger)】
……チッ、まったく口の堅え野郎だぜ。
なに一つ吐きゃしねえ。
voice: vo_adv_1215003_038
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
! あ、あの人……{player}先輩をさらった……!
voice: vo_adv_1215003_039
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
こ、怖い。すごく怖い……{player}先輩がいないと
不安で手が震える、足がすくんじゃう……
voice: vo_adv_1215003_040
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
でも私がやらなきゃ……!
【chara 121511 face 6 (surprised)】
ワイヤーガンと、眠くなる香水……
【chara 121511 face 3 (anger)】
距離はあるけど、もう外さない……! 当たって!
voice: vo_adv_1215003_041
ならず者2:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
あでっ!? 【chara 6311 face 4 (sad)】
なんだこりゃ……薬瓶か?
こんなもんどこから落ちてき……た……ムニャ……
voice: vo_adv_1215003_042
アユミ:
【chara 121511 face 2 (joy)】
よ、よし! {player}先輩を捜しに……!
【chara 121511 face 6 (surprised)】
でも、それだけじゃダメ……【chara 121511 face 3 (anger)】
先輩がもう、
危険な目に遭わないようにしないと。そのためには──
voice: vo_adv_1215003_043
ブローカー:
【chara 911 face 3 (anger)】
野郎はまだ『見えざる乙女』の情報を吐かねえのかっ!
なにをちんたらやってやがる!?
voice: vo_adv_1215003_044
ならず者1:
【chara 811 face 4 (sad)】
へ、へい……すみません。
あの野郎、見てくれの割に肝が据わってまして……
voice: vo_adv_1215003_045
ブローカー:
【chara 911 face 3 (anger)】
ちっ、まあいい。【chara 911 face 1 (normal)】
連中のおかげで同業者はあらかた廃業したんだ。
【chara 911 face 2 (joy)】
あとは『見えざる乙女』の正体を暴いて始末すりゃ……
次に裏社会を牛耳るのは、この俺たちってわけだ。
voice: vo_adv_1215003_046
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
……おい、なに黙りこくってんだ。聞いてんのか?
voice: vo_adv_1215003_047
ならず者1:
【chara 811 face 4 (sad)】
……グゥゥ……
voice: vo_adv_1215003_048
ブローカー:
【chara 911 face 3 (anger)】
……てめぇ、俺が話してる最中に居眠りたぁいい度胸じゃ……【chara 911 face 6 (surprised)】
って、
全然起きねえ……【chara 911 face 4 (sad)】
おい、おい起きろ!!
voice: vo_adv_1215003_049
アユミ:
【chara 911 face 6 (surprised)】
【chara 121511 face 3 (anger)】
あなたが頭目のかたですね。
教えてください……先輩は、どこにいますか?
voice: vo_adv_1215003_050
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
……っ!? なんだ、この声は……
【chara 911 face 3 (anger)】
何者だてめえ! どこにいやがるっ!?
voice: vo_adv_1215003_051
ブローカー:
【chara 911 face 3 (anger)】
先輩だぁ? あのガキのことか?
【chara 911 face 1 (normal)】
ってことは、てめえが『見えざる乙女』か……【chara 911 face 2 (joy)】
へへっ、
そっちから来てくれるたぁ好都合だ、【chara 911 face 3 (anger)】
隠れてないで出てきやがれ!
voice: vo_adv_1215003_052
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
隠れてなんかいません。私は最初から……
あなたのすぐそばにいますっ! ──やぁっ!
voice: vo_adv_1215003_053
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ぐあっ!?
【chara 911 face 4 (sad)】
い、いつの間に後ろに……【chara 911 face 3 (anger)】
いや、いない……っ!?
voice: vo_adv_1215003_054
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
先輩を返してください……!
悪いことも、もうやめてくださいっ!
voice: vo_adv_1215003_055
ブローカー:
【chara 911 face 3 (anger)】
くそ、この声はどこから……!?
【chara 911 face 6 (surprised)】
──ごふっ! 【chara 911 face 4 (sad)】
こ、このっ……なにが、どうなって……
voice: vo_adv_1215003_056
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
……あなたには私は見つけられません。
今だってあなたの目の前にいるのに、気づけないんですから。
私を見つけられるのは、先輩だけ──
voice: vo_adv_1215003_057
ブローカー:
【chara 911 face 4 (sad)】
ち、ちくしょう、なんだって姿が見えねえんだ!?
【chara 911 face 6 (surprised)】
ま、まさか……てめえの『見えざる乙女』って異名は……
伊達や酔狂じゃなかったってのか!?
voice: vo_adv_1215003_058
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
あなたが{player}先輩を返さないなら……
いえ、悪いことをやめてくれないのなら──
voice: vo_adv_1215003_059
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
私はずっと、こうしてあなたに付きまとい続けます。
どんなに物を盗んでも、盗んだ先から、全部盗み返します……!
いつまでも、どこまでも……永遠にですっ!
voice: vo_adv_1215003_060
ブローカー:
【chara 911 face 4 (sad)】
ぐうぅぅ……【chara 911 face 6 (surprised)】
わ、わかった、取引だっ!
ここはひとつ取引をしようじゃねえか!
voice: vo_adv_1215003_061
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
……と、取引、ですか?
voice: vo_adv_1215003_062
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ああ、ほらっ! ここにお前の先輩とやらを閉じ込めてる牢の鍵がある!
【chara 911 face 4 (sad)】
こいつをくれてやるから、今回は見逃しちゃくれねえか!
voice: vo_adv_1215003_063
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
見逃す……? 悪いことをやめる気はない、ってことですか……?
voice: vo_adv_1215003_064
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
……そ、そいつは高望みが過ぎるだろ、怪盗さんよぉ。
【chara 911 face 4 (sad)】
こちとらこれで飯食ってんだ、やめるわけにいかねえだろ。
【chara 911 face 6 (surprised)】
だ、だがまあ、もし鍵だけじゃ不満だってえなら──
voice: vo_adv_1215003_065
ブローカー:
【chara 911 face 2 (joy)】
お、俺たちの仲間に加えてやってもいい! アンタの力がありゃ
なんでも盗み放題だ……うまい話だと思わねえか? なっ、どうだ?
voice: vo_adv_1215003_066
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
……分かりました。でも……その取引に応じるつもりは、ありません。
あなたがやり方を変えないなら、私も変えません。
voice: vo_adv_1215003_067
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
私は怪盗ですから。怪盗らしく──この鍵は、盗ませていただきます!
voice: vo_adv_1215003_068
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
なっ……か、鍵が、消え……!?
voice: vo_adv_1215003_069
アユミ:
【chara 121511 face 3 (anger)】
……さようなら。あなたとは、二度と会わないことを願ってます。
voice: vo_adv_1215003_070
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
……くそ、くそっ! 【chara 911 face 3 (anger)】
義賊気取りの盗人風情が! 俺に盗みを働いて
ただで済むと思ってんのか! 出てこい、この卑怯者が──
voice: vo_adv_1215003_071
王宮騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】
──そこを動くなっ!!
我々は【王宮騎士団(NIGHTMARE)】だっ!!
voice: vo_adv_1215003_072
ブローカー:
【chara 911 face 6 (surprised)】
なぁっ……!? 【王宮騎士団(NIGHTMARE)】……だと……
どっ、どうしてここに……【chara 911 face 4 (sad)】
いや、何のご用で……!?
voice: vo_adv_1215003_073
王宮騎士2:
【chara 711 face 1 (normal)】
しらばっくれるな! すでに盗難届の出ている物品が
この場所に保管されていることは、確認済みだ!
voice: vo_adv_1215003_074
王宮騎士1:
【chara 712 face 1 (normal)】
貴様が盗品の闇取引に関与していたというブローカーだな?
匿名の通報通りだ。ただちに連行する!
voice: vo_adv_1215003_075
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
──ぱい……! {player}先輩っ!
Choice: (8) ……アユミ?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1215003_076
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
や、やっと見つけました……!
【chara 121511 face 4 (sad)】
今ここを開けますからっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1215003_077
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
{player}先輩……!
け、怪我してませんか!? 【chara 121511 face 4 (sad)】
しっ、してますよね……!?
ししし、しっかりしてくだしゃいっ!
Choice: (9) 平気だよ。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1215003_078
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
……ごめ、ごめんなさい……っ!
私のせいで、{player}先輩が連れてかれて……
それなのに私、ただ見てることしかできなくて……っ!
voice: vo_adv_1215003_079
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
本当にごめんなさい……っ!
私が怪盗なんかしていなければ、
こんなことにはならなかったはずなのに──
Choice: (10) ありがとう、『見えざる乙女』。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1215003_080
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
……っ。【chara 121511 face 4 (sad)】
しぇ、しぇんぱい……
ぐすっ……そっ、そうです、よね。今の私は……
『見えざる乙女』、なんでした。
voice: vo_adv_1215003_081
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
盗まれたものを取り返しに来た怪盗が
こんなところで泣きそうになってたらダメ、ですよね。
【chara 121511 face 6 (surprised)】
それじゃ、あのっ……も、もう一度初めから、お願いします……!
voice: vo_adv_1215003_082
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
──私は怪盗、『見えざる乙女』。
{player}先輩を、盗み返しに来ました……っ!
【chara 121511 face 2 (joy)】
一緒にここから逃げましょう!
still display end
voice: vo_adv_1215003_083
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
ど、どうにか脱出できました……手も足も、まだ震えてます……
voice: vo_adv_1215003_084
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
怪我してるのに、急がせちゃってすみません。
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】には匿名で通報したので、
あの場で見つかるわけにもいかなくて……
voice: vo_adv_1215003_085
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
もっと上手なやり方があったとは思うんですけど。
ほんとうに私ってダメですね……周りに無理をさせて甘えてばかりで、
私だけで怪盗を続けていくのは、やっぱり……
Choice: (11) 怪盗、やめちゃうの?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1215003_086
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
う……【chara 121511 face 4 (sad)】
しょ、正直、そのつもりでした。
私には無理なんじゃないかって。
今日だって、先輩に怖い思いをさせてしまいましたし……
voice: vo_adv_1215003_087
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
でもそれって……ズルい、ですよね。
{player}先輩は、傷つくことも怖がらないで、
私をかばってくれたのに。
voice: vo_adv_1215003_088
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
なのに私は、大勢の人の気持ちを背負うのが怖くて、
『見えざる乙女』の名前を捨てようとしちゃって……
voice: vo_adv_1215003_089
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
でも、先輩があの牢で名前を呼んでくれたとき、私、心に決めました。
【chara 121511 face 2 (joy)】
……怪盗を、『見えざる乙女』を続けるって。
voice: vo_adv_1215003_090
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
{player}先輩や、ランドソルの人たちが
私をその名前で呼んでくれる限り、私を必要としてくれる限り……
託された気持ちをちゃんと背負うって、決めたんです。
voice: vo_adv_1215003_091
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
……このまま私と怪盗を続けていたら、
また危ないことに巻き込まれたりするかもしれません。
し、失敗だって、しちゃうかもしれません……
voice: vo_adv_1215003_092
アユミ:
【chara 121511 face 4 (sad)】
それでも、{player}先輩は……私に付き合ってくれますか?
……一緒に『見えざる乙女』の名前を、背負ってくれますか?
Choice: (12) もちろん!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1215003_093
アユミ:
【chara 121511 face 6 (surprised)】
はっ、はいっ! 【chara 121511 face 2 (joy)】
ありがとうございましゅっ!
【chara 121511 face 5 (shy)】
……あ、あはは、また大事なところで噛んじゃいました。
そういうところは相変わらずですね、私ってば……
voice: vo_adv_1215003_094
アユミ:
【chara 121511 face 1 (normal)】
まだまだダメダメな私ですけど、いつか全ての盗品を、
持ち主さんにお返しするまで──
【chara 121511 face 2 (joy)】
がんばりましょう、{player}先輩っ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
夜の街を往くアユミと{player}──
人呼んで『見えざる乙女』は、
その後もランドソルの闇夜を駆けるのだった。