アンナ(パイレーツ) 第3話
自分の手配書が欲しくなったアンナ。{player}の助言で賞金首たちからアドバイスをもらう。結局手配書はもらえなかったが、代わりに手配書風の表彰状を役所から授与されるのだった。
-------------- situation:
賞金首のすすめ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
シュテッヒパルムの海賊船にやってきた
{player}……しかしこの日の彼女は、
珍しく浮かない顔をしていた。
voice: vo_adv_1219003_000
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
うーん……いったいどうすれば……
【chara 121912 face 6 (surprised)】
いやしかし、思いつくことはすべて試したし……
Choice: (1) どうしたの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1219003_001
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
わぁっ、シグルド!? き、来ていたのか。
【chara 121912 face 4 (sad)】
すまない、ちょっと悩み事があって……
voice: vo_adv_1219003_002
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
あっ、いや、悩んではいない……【chara 121912 face 1 (normal)】
思い出そうとしていたのだ!
失われた前世の記憶をな!
voice: vo_adv_1219003_003
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 2 (joy)】
全知全能にして、今や伝説の海賊でもあるこの私に、
悩み事などあるはずもない、【chara 121912 face 4 (sad)】
のだが……
voice: vo_adv_1219003_004
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
い、今の私はまだ不完全な状態だから、
【chara 121912 face 4 (sad)】
悩み事が一切ないかと言われればうそになるし……
正直、誰かに相談したい心境であることは否定しがたくて──
Choice: (3) 話してみて。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1219003_005
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
うぅ、シグルド……! 【chara 121912 face 1 (normal)】
やはり持つべきものは盟友だな。
さすれば貴様にだけは、この苦悩を打ち明けさせてほしい。
voice: vo_adv_1219003_006
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
しかしこれは、私の全知全能をもってしてさえ
解決しがたい難問中の難問だ……【chara 121912 face 3 (anger)】
どうか心して聞いてくれ。
voice: vo_adv_1219003_007
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
その……
【chara 121912 face 6 (surprised)】
賞金首になるには、どうしたらいいと思う?
Choice: (5) ……?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1219003_008
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
海賊船も作ったし、財宝も隠した。私が海賊を始めて
それなりに経つというのに、【chara 121912 face 4 (sad)】
一向に賞金首になる気配がないんだ……
voice: vo_adv_1219003_009
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
海賊には大抵、懸賞金がかけられているものだろう?
それが高額になるほど、海賊としての格も上がると聞く。
【chara 121912 face 4 (sad)】
なのに私は……そもそも賞金首になってすらいない!
voice: vo_adv_1219003_010
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
賞金稼ぎとしてなら経験豊富な私だが、
【chara 121912 face 4 (sad)】
賞金をかけられる側の話となると、どうにも勝手が分からなくて……
voice: vo_adv_1219003_011
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
シグルド、なにか妙案はないか?
Choice: (7) 悪いことをしないと……
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1219003_012
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
わ、悪いこと……
【chara 121912 face 4 (sad)】
くっ、やはりそこは避けて通れないか……
voice: vo_adv_1219003_013
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
うーん、それは例えば、連日夜更かしをするとか……
【chara 121912 face 6 (surprised)】
お店で試食したのに買わなかったり、食事をしながら
人に借りた本を読んでしまうとかか……?
voice: vo_adv_1219003_014
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
そ、それとも……小説の締め切りを破ってしまう、とか?
【chara 121912 face 4 (sad)】
うぅっ、いやだめだ、あれはものすごく怒られる……!
voice: vo_adv_1219003_015
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
本を出すのに関わってる人、全員に迷惑がかかるし……
【chara 121912 face 4 (sad)】
なにより読者に申し訳ない気持ちでいっぱいになる……!
voice: vo_adv_1219003_016
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
もっとこう、角の立たないやり方で賞金首になれないものだろうか……?
Choice: (9) 賞金首のことは賞金首に……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1219003_017
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
! そ、その手があったか!
【chara 121912 face 2 (joy)】
郷に入っては郷に従えというわけだな!
voice: vo_adv_1219003_018
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 1 (normal)】
幸い、私には賞金首の知り合いが大勢いる。
「機関」をはじめ、私をつけ狙う者は枚挙に暇がないからな……
voice: vo_adv_1219003_019
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 1 (normal)】
ちょうど賞金首を退治する依頼をいくつか請け負っているし、
【chara 121912 face 2 (joy)】
それをこなすついでに、賞金首になるコツを聞いてみよう!
voice: vo_adv_1219003_020
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 1 (normal)】
──ついに追い詰めたぞ、賞金首どもよ!
観念するがいい!
voice: vo_adv_1219003_021
賞金首1:
【chara 6311 face 3 (anger)】
ちぃっ! またてめえか、シュテッヒパルム!
この港町でなら、その忌々しいツラを拝まずに済むと思ったのによ!
voice: vo_adv_1219003_022
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 3 (anger)】
ふん、海原の深淵さえ見通す我が魔瞳からは、
何人たりとも逃れられはしない。地の果て、海の果てにさえ……
この私から隠れる場所などないと知れ!
voice: vo_adv_1219003_023
賞金首2:
【chara 911 face 1 (normal)】
好都合じゃねえか。【chara 911 face 3 (anger)】
ここで会ったが百年目……
いつぞや牢屋にぶち込まれた恨み、忘れたとは言わせねえぜ!
voice: vo_adv_1219003_024
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 1 (normal)】
さてどうだったか……我が腕より放たれる
必殺の一撃に耐えた者は、そう多くないのでな。
voice: vo_adv_1219003_025
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 3 (anger)】
いちいち顔を覚えてなどいられん。
【chara 121911 face 1 (normal)】
無論、これから倒される貴様らのことも……覚えておくつもりはない!
voice: vo_adv_1219003_026
賞金首3:
【chara 811 face 4 (sad)】
けっ、相変わらず吹くじゃねえか。
【chara 811 face 3 (anger)】
今日という今日はその減らず口を塞いでやる!
お前ら、かかれっ!
voice: vo_adv_1219003_027
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 6 (surprised)】
え、えぇっ、もう!?
【chara 121911 face 2 (joy)】
……そ、そんなに急がなくともいいのではないか?
もう少しその……話というか、口上を聞いてくれても……
voice: vo_adv_1219003_028
賞金首2:
【chara 911 face 3 (anger)】
なにをぶつくさ言ってやがる!
さては魔法の詠唱だな? させるかよっ!
voice: vo_adv_1219003_029
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 4 (sad)】
うぅ~、これでは話を切り出すタイミングが……!
あの、ちょっと待っ……【chara 121911 face 6 (surprised)】
ああもうっ!
──待ってくださいっ!!
voice: vo_adv_1219003_030
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
うわ、声でかっ! な、なんだよ急に!?
voice: vo_adv_1219003_031
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 6 (surprised)】
え、えぇと、こういう場面で水を差すのは無粋だと
重々承知はしているのだが、【chara 121911 face 4 (sad)】
その……
今日は貴様らと話したいことがあります……
voice: vo_adv_1219003_032
賞金首3:
【chara 811 face 3 (anger)】
時間を稼ごうったってそうはいかねえぞ!
お前はどういうわけか魔法を詠唱すんのにやたらと時間をかける……
今だってその隙をうかがってんだろ!
voice: vo_adv_1219003_033
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 6 (surprised)】
ち、違う! 詠唱などしていない!
ほら、この魔剣だって……地面に刺しておくからっ!
これなら大丈夫だろう!?
voice: vo_adv_1219003_034
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
は、はぁ……? なんなんだよ、いったい。
【chara 6311 face 4 (sad)】
もうめんどくせえからとっとと言えよ。なんだよ、話って。
voice: vo_adv_1219003_035
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 6 (surprised)】
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥というからな。
【chara 121911 face 4 (sad)】
ゆえにこれは、恥を忍んでお願いしたいのだが……
えっと……私に、その……
voice: vo_adv_1219003_036
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 6 (surprised)】
私に──賞金首になるコツを教えてほしいっ!!
voice: vo_adv_1219003_037
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
……は? なに言ってんだお前。
いつもに輪をかけておかしなこと言いやがって……
voice: vo_adv_1219003_038
賞金首2:
【chara 911 face 6 (surprised)】
ま、まさか熱でもあんのか? 【chara 911 face 4 (sad)】
体調悪いんなら今日は帰れよ。
明日またここで待っててやるから。
voice: vo_adv_1219003_039
賞金首1:
【chara 6311 face 3 (anger)】
いやなんでだよ!? 待たねえよ!
お前までおかしなこと言い出すんじゃあねえっ!
voice: vo_adv_1219003_040
賞金首2:
【chara 911 face 6 (surprised)】
おいおい水臭えこと言うなって。
こいつとは知らん仲じゃねえんだし、その程度は気遣ってやっても──
voice: vo_adv_1219003_041
賞金首1:
【chara 6311 face 1 (normal)】
知らん仲じゃねえならこいつの魔法の威力も
嫌ってほど知ってんだろ! 【chara 6311 face 3 (anger)】
気遣ってほしいのはこっちだっつうの!
voice: vo_adv_1219003_042
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
す、すまない、次からは少し加減する……【chara 121912 face 6 (surprised)】
だから頼む!
【chara 121912 face 4 (sad)】
貴様ら以外の賞金首には、取りつく島もなく断られてしまったんだ。
voice: vo_adv_1219003_043
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
も、もう頼れる相手は貴様らしか……
【chara 121912 face 6 (surprised)】
どうか私に、賞金首になるコツを教えて……【chara 121912 face 4 (sad)】
くださいっ!
Choice: (11) 僕からもお願いします。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1219003_044
賞金首1:
【chara 6311 face 4 (sad)】
お前もかよ。【chara 6311 face 1 (normal)】
くそっ、いつもと違うナリで現れたかと思えば、
前よりわけわからなくなってやがる……
voice: vo_adv_1219003_045
賞金首2:
【chara 911 face 2 (joy)】
なぁ、いいじゃねえか、教えてやろうぜ。
きっと賞金稼ぎの嬢ちゃんもワルになりてえ年頃なんだよ。
voice: vo_adv_1219003_046
賞金首3:
【chara 811 face 1 (normal)】
ああ、着眼点は悪かねえよな。海賊っぽい服も様になってるし。
【chara 811 face 2 (joy)】
へへ、似合ってんじゃねえか……俺はそれ、いいと思うぜ。
voice: vo_adv_1219003_047
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 2 (joy)】
ほ、ほんとうかっ!? ふふ、やはり形から入っていて正解だった!
この衣装にはたくさんこだわりがあってだな……!
voice: vo_adv_1219003_048
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
だぁぁっ! わかったわかった!
相談には乗ってやるから、にじり寄ってくるんじゃあねえ!
voice: vo_adv_1219003_049
賞金首2:
【chara 911 face 1 (normal)】
──とまあ、やっぱ肝になってくるのはセリフ回しだ。
ここにはちょいとひねりが必要だな。
voice: vo_adv_1219003_050
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
セリフ回しか。【chara 121912 face 4 (sad)】
ううん、これでも言葉遣いには
気を払っているつもりなのだが、まだ不十分だと……?
voice: vo_adv_1219003_051
賞金首2:
【chara 911 face 1 (normal)】
筋は悪くねえと思う。今日言ってた、顔なんざ覚えちゃいねえ……
ってやつ? 【chara 911 face 2 (joy)】
あれはかなりいいとこ攻めてたぜ。
voice: vo_adv_1219003_052
賞金首3:
【chara 811 face 1 (normal)】
だな。大事なのは皮肉だ皮肉。ここメモっとけ。
いい感じに皮肉めいた物言いで挑発すること、これよ。
voice: vo_adv_1219003_053
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
なるほど……言わんとしていることを遠回しに、
さも悪いことのように言うのだな。うむ、勉強になる。
voice: vo_adv_1219003_054
賞金首3:
【chara 811 face 1 (normal)】
ま、だからと言って単なる悪口や暴言じゃだめだぜ。
かえって小物に見えるからな。
voice: vo_adv_1219003_055
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 2 (joy)】
ふふ、任せてくれ。語彙力には自信がある。
【chara 121912 face 1 (normal)】
次はもっとそれらしく決めてみせよう!
voice: vo_adv_1219003_056
賞金首1:
【chara 6311 face 3 (anger)】
ちっ、お前らぬるいことばかり言いやがって……
【chara 6311 face 1 (normal)】
まずもって賞金首、いや悪党に大事なのは流儀だろうが。
海賊にもあんだろ、掟ってやつがよ。
voice: vo_adv_1219003_057
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 1 (normal)】
ああ、もちろんだ!
今はまだ構想の途中なのだが、7つ目までは考えたぞ!
voice: vo_adv_1219003_058
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
いや多いだろ。3つぐらいにしとけって。
【chara 6311 face 1 (normal)】
……とにかくそういうもんがあるってことで身が引き締まる。
悪党だからって無秩序なのはよろしくねえ。
voice: vo_adv_1219003_059
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
そうか……悪の中にも、秩序と混沌のバランスがあるのだな。
【chara 121912 face 4 (sad)】
あっ、すまない、今のところもう一度言ってくれないか?
【chara 121912 face 1 (normal)】
一言一句漏らさずメモに残しておきたいんだ。
voice: vo_adv_1219003_060
賞金首1:
【chara 6311 face 2 (joy)】
お、おう。ゆっくりでいいぞ。聞き逃したんなら言い直すし……
voice: vo_adv_1219003_061
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
マ、マジでメモ取ってやがる……【chara 6311 face 4 (sad)】
こんな熱心に
話を聞いてもらえるなんざ初めてだ。くそっ、涙が出そうだぜ……!
voice: vo_adv_1219003_062
賞金首2:
【chara 911 face 1 (normal)】
あとはそうさな……身の丈にあった悪事を働くってのが、
なんだかんだ大事かもしれねえなぁ。
voice: vo_adv_1219003_063
賞金首3:
【chara 811 face 4 (sad)】
それな。あんま派手にやるとお袋を泣かしちまうからよ。
【chara 811 face 1 (normal)】
取り返しがつく程度の悪事じゃねえと。
voice: vo_adv_1219003_064
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
お母さんが泣かない程度の悪事……と。
【chara 121912 face 2 (joy)】
うむ、たしかに大切なことだ。ここは丸で囲んでおこう。
Choice: (13) すごく勉強になったね。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1219003_065
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 2 (joy)】
ああ、とても参考になった!
これで私も賞金首になれて、手配書が出回り……
【chara 121912 face 1 (normal)】
誰もが恐れる一人前の海賊になれるはずだ!
voice: vo_adv_1219003_066
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 1 (normal)】
貴様らも、その……【chara 121912 face 2 (joy)】
あ、ありがとうございました!
私の話を聞いて、丁寧に助言もしてくれて……
voice: vo_adv_1219003_067
賞金首2:
【chara 911 face 2 (joy)】
へへっ、いいってことよ。
上等な懸賞金がかかるように祈っとくぜ。
voice: vo_adv_1219003_068
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 1 (normal)】
うむ、きっと法外な金額になるに違いない。貴様らのおかげだ。
賞金稼ぎと賞金首、という間柄ではあるが……
【chara 121912 face 2 (joy)】
この恩には、いずれ必ず報いるとしよう!
voice: vo_adv_1219003_069
賞金首1:
【chara 6311 face 2 (joy)】
そうかい、期待しないで待っとくぜ。
んじゃ、俺たちはここいらで……
voice: vo_adv_1219003_070
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 1 (normal)】
だがそれはそれとして──依頼は依頼だからな。
貴様らにはこの場で、我が魔剣の露と消えてもらおう!
voice: vo_adv_1219003_071
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
はぁぁっ!? み、見逃してくれねえのかよっ!?
恩に報いるっつうんなら今報いろって! 絶好のタイミングだろうが!
voice: vo_adv_1219003_072
シュテッヒパルム:
【chara 121911 face 3 (anger)】
それはまた別の機会に改めて報いる!
【chara 121911 face 1 (normal)】
……さあ、母なる海へと、その身を還すがいいっ!
海冥風哭烈波斬──!!
voice: vo_adv_1219003_073
賞金首1:
【chara 6311 face 6 (surprised)】
ち、ちくしょう! お前ら、早く逃げ──
voice: vo_adv_1219003_074
賞金首2:
【chara 911 face 1 (normal)】
ふっ、散るときは潔く散る。それもまた悪の美徳……
【chara 911 face 2 (joy)】
分かってんじゃねえか、嬢ちゃん。
voice: vo_adv_1219003_075
賞金首3:
【chara 811 face 2 (joy)】
身をもって教えてやるぜ、悪党の散りざまってやつを──!
voice: vo_adv_1219003_076
賞金首1:
【chara 6311 face 3 (anger)】
言ってる場合かバカどもがぁっ!
【chara 6311 face 6 (surprised)】
──ぎっ、ぎゃあああーっ!?!?
voice: vo_adv_1219003_077
受付:
【chara 411 face 4 (sad)】
──ですからね、シュテッヒパルムさん。
いくら言われましても、罪の無い方の手配書はご都合できかねます。
voice: vo_adv_1219003_078
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
そ、そんな……【chara 121912 face 6 (surprised)】
私は数多の罪を背負った咎人で、
誰もが恐れる一人前の海賊なんだ! 信じてくれ!
voice: vo_adv_1219003_079
受付:
【chara 411 face 1 (normal)】
まあその服は似合ってるとは思いますけど……
【chara 411 face 6 (surprised)】
【王宮騎士団(NIGHTMARE)】に照会しても、
あなたを通報したり告訴した人はいないようですし……
voice: vo_adv_1219003_080
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
そ、そんなはずは……【chara 121912 face 6 (surprised)】
きっとなにかの間違いだぁっ!
Choice: (15) どうかした……?
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1219003_081
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
あっ、シグルド! いいところに……【chara 121912 face 4 (sad)】
貴様からも証言してくれ!
voice: vo_adv_1219003_082
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
賞金首たちにもらった助言を参考にして……
【chara 121912 face 3 (anger)】
私が今日まで、どれだけ必死に悪事に勤しんでいたかを!
voice: vo_adv_1219003_083
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
口調も変えたし、海賊の掟も考えた。お母さんを泣かせるような
悪事も働かないようにした! 【chara 121912 face 4 (sad)】
そ、それなのに……
voice: vo_adv_1219003_084
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
待てど暮らせど、私の手配書が貼り出されないんだ!
【chara 121912 face 6 (surprised)】
こうして手配書が貼り出される時間には、必ずいるようにしているのに!
voice: vo_adv_1219003_085
受付:
【chara 411 face 4 (sad)】
それで毎日いらっしゃってたんですか……
てっきり依頼を探しているのかと思ってましたが。
voice: vo_adv_1219003_086
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 4 (sad)】
うぅっ、どうしてもだめなのか? 一枚だけでも……?
【chara 121912 face 6 (surprised)】
あとは私が自分で書き写して、貼り出しておくから……
voice: vo_adv_1219003_087
受付:
【chara 411 face 3 (anger)】
だめですってば。公文書偽造ですよ。
【chara 411 face 6 (surprised)】
手配書と言っても、公的な書類には違いないんですから。
voice: vo_adv_1219003_088
受付:
【chara 411 face 1 (normal)】
そもそもシュテッヒパルムさんには、ほんとうに助けられてますし……
【chara 411 face 6 (surprised)】
私が書類を作ったところで、ここにいる誰も判を押しませんよ。
Choice: (17) 似せて作るのもだめですか?
----- Tag 17 -----
voice: vo_adv_1219003_089
受付:
【chara 411 face 6 (surprised)】
というと……
手配書に見えるような書類であれば、ということですか?
voice: vo_adv_1219003_090
受付:
【chara 411 face 6 (surprised)】
うーん、それならまあ……【chara 411 face 2 (joy)】
あっ、いいことを思いつきました。
ふふ、シュテッヒパルムさん、少々お待ちいただけますか?
voice: vo_adv_1219003_091
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
? はっ、はい……
voice: vo_adv_1219003_092
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
これは……! 私の似顔絵と、何桁もの数字……
紛うことなき私の手配書ではないかっ!?
い、いったいどうして急に……?
voice: vo_adv_1219003_093
受付:
【chara 411 face 1 (normal)】
いえ、それは手配書ではなく表彰状です。
【chara 411 face 2 (joy)】
かねてからシュテッヒパルムさんの功績には、
特別な恩賞を用意すべきだと話が出ておりましたので。
voice: vo_adv_1219003_094
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 6 (surprised)】
表彰状……?
では、ここに書かれている金額は? ものすごい高額だが……
voice: vo_adv_1219003_095
受付:
【chara 411 face 1 (normal)】
それは今までにシュテッヒパルムさんに
お支払いした報酬の、現時点での総額ですね。
voice: vo_adv_1219003_096
受付:
【chara 411 face 1 (normal)】
これならあなたが優秀な賞金稼ぎだと一目で分かりますし……
お仕事募集の掲示物として貼り出すこともできます。
【chara 411 face 2 (joy)】
……ふふ、これでご満足いただけます?
voice: vo_adv_1219003_097
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 2 (joy)】
あ、ああ! もちろん大満足だ! ありがとうっ!
【chara 121912 face 5 (shy)】
……ふふっ、見てくれ、シグルドよ!
これこそが恐るべき大海賊、ヘカーテ船長の手配書だ!
voice: vo_adv_1219003_098
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 2 (joy)】
至るところに金粉があしらわれているぞ……!
私は本を出したことがあるから分かる。これはとても高い紙だ!
voice: vo_adv_1219003_099
シュテッヒパルム:
【chara 121912 face 5 (shy)】
ふふふ……私だけの、特別な手配書……!
【chara 121912 face 1 (normal)】
こうしてはいられないな! 早速額縁を買って、
海賊船の船室に飾っておこう!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
シュテッヒパルムはその後しばらく
額縁に入れた手配書風の表彰状を、毎夜のように
大切に抱きしめて眠ったのだった。