シノブ(パイレーツ) 第2話
巷を騒がす悪徳な占い師と間違われ、冤罪をかけられたシノブ。事件の解決後、海から引き揚げられた幽霊船の秘宝が発端である事を知ったシノブたちは、自分たちの手で事態を収拾しようと決意する。
-------------- situation:
開運グッズにご用心
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
幽霊船の依頼から数日後。
シノブに誘われた{player}は、
待ち合わせ場所の海辺の店を訪れていた。
voice: vo_adv_1220002_000
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
先日はありがとうございました。
【chara 122012 face 1 (normal)】
{player}さんのおかげで、
無事ランドソルにも戻ってこれましたし。
voice: vo_adv_1220002_001
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
お礼に今日はご馳走させてください。
このお店、美味しいって評判らしいんですよ。
voice: vo_adv_1220002_002
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
あら、いらっしゃい!
【chara 1511 face 2 (joy)】
空いてるとこ、どこでも好きな席に座っておくれ。
voice: vo_adv_1220002_003
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 122012 face 1 (normal)】
それでは、向こうの見晴らしが良さそうな席にしましょうか。
【chara 122012 face 2 (joy)】
潮風が気持ちよさそうですし──
voice: vo_adv_1220002_004
兵士:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
【chara 711 face 1 (normal)】
おい、そこの女! 止まれ!
voice: vo_adv_1220002_005
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
なんだぁ一体……?
ずいぶん物々しい雰囲気じゃねぇか。
voice: vo_adv_1220002_006
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
ふむ……
被害者の言っていた特徴と一致するな。
voice: vo_adv_1220002_007
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
あの、何かご用ですか?
voice: vo_adv_1220002_008
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
すまないが、少し話を聞かせてもらいたい。
我々は今、ある事件の捜査をしている。
voice: vo_adv_1220002_009
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
最近、ランドソルの界隈で
高額な壺や護符を売りつけられるという
被害相談が寄せられているんだが……
voice: vo_adv_1220002_010
兵士:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
【chara 711 face 1 (normal)】
なんでも、その被害者の情報によれば、
犯人は白い服の女で、占い師を名乗っているらしい。
voice: vo_adv_1220002_011
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
白い服……ですか。
【chara 122012 face 1 (normal)】
そういえば、ちょうど私も着ていますね。
voice: vo_adv_1220002_012
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
そして、怪しげな水晶を使った占いで
「悪霊が憑いている」だの「前世からの悪しき因縁が」だの、
言葉巧みに惑わし、商品を購入させるという。
voice: vo_adv_1220002_013
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
なんだ? 怪しげな水晶って……まさかオレか?
いや、こんなナイスガイを見てそんな事言うわけないよな。
voice: vo_adv_1220002_014
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
以上の情報をまとめると、
ここにいる娘と目撃証言があまりに一致している。
voice: vo_adv_1220002_015
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
……ちょっと待て。さっきから話を聞いてれば
おまえら、まさかシノブを疑ってんじゃねぇよな?
うちの娘が人様を騙したりするわけないだろが!
voice: vo_adv_1220002_016
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
お父さん……
voice: vo_adv_1220002_017
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
こんなにかわいくて純粋な娘、
ランドソル中を探したってそうそういるわけねぇ。
分かったら、とっとと失せろこの野郎!
voice: vo_adv_1220002_018
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
そして最後の情報だが……被害者は皆、
犯人の美しさにコロっと騙されてしまったらしい。
ランドソルでも滅多にいない、相当な美人だったとのことだ。
voice: vo_adv_1220002_019
ドクロ親父:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
【chara 2413 face 1 (normal)】
そりゃうちの娘に間違いねぇな!
そこまでの美人ってんならまず間違いねぇ。
意外と見る目があるじゃねぇか! ガッハッハ!
voice: vo_adv_1220002_020
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
お父さん…………
voice: vo_adv_1220002_021
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
よし、被疑者による自白を確認。
voice: vo_adv_1220002_022
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
ああっ、しまった!
いや、今のはそうじゃなくてだな……!
voice: vo_adv_1220002_023
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
悪いが我々の詰所までご同行願おう。
断るなら、我々も実力行使せざるを得なくなるが。
voice: vo_adv_1220002_024
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
グヌヌヌヌ……お、おい小僧!
おまえ、どうにかしろ!!
voice: vo_adv_1220002_025
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
……どうした、少年。
こっちをじっと見て、私の兜に何か付いているか?
Choice: (1) あの……幽霊だったりしませんか?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1220002_026
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
幽霊……? 何の事だ?
この前、幽霊船で首無し騎士に会った……と?
voice: vo_adv_1220002_027
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
すまないが、冗談に付き合っている暇は……
……いや待て。今、なんと言った?
voice: vo_adv_1220002_028
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
幽霊船の一件を解決したのは君たちだったのか。
聞き込みで先ほどアリバイの裏付けも取れた。
疑ってしまって申し訳ない。
voice: vo_adv_1220002_029
兵士:
【chara 711 face 1 (normal)】
もし事件に関する情報があれば知らせてほしい。
我々は引き続き捜査に当たらせてもらうよ。では、失礼する。
voice: vo_adv_1220002_030
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
なんとか誤解は解けたみたいですが……
【chara 122012 face 4 (sad)】
すみません、お礼の食事どころじゃなくなっちゃいましたね。
voice: vo_adv_1220002_031
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
お店の人にもご迷惑をおかけしてしまいましたし……
【chara 122012 face 1 (normal)】
それに……少し気がかりなことがあって。
voice: vo_adv_1220002_032
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
実は、私の方でも何か情報を提供できないかと
事件について占ってみたんですが……
voice: vo_adv_1220002_033
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
……見えたのは、暗く、大きな影でした。
【chara 122012 face 1 (normal)】
それも、人を飲み込んでしまうほどの。
voice: vo_adv_1220002_034
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
この一件、放っておくと大きな災いを招く気がします。
{player}さん、私たちも犯人を捜しましょう。
voice: vo_adv_1220002_035
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
まずは被害者の方に聞き込みに行ってみましょう。
現場付近で、何か目撃している霊もいるかもしれません。
voice: vo_adv_1220002_036
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
被害に遭った方に話を聞いてみたところ、
みなさん、占い師の開運グッズを買うと
続いていたトラブルが急に止んだという話でしたね。
voice: vo_adv_1220002_037
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
魔除けのペンダントに、不幸を吸い込む神秘のマナ壺。
【chara 122012 face 4 (sad)】
悪夢を見なくなる安眠枕に、名状しがたい芸術的な謎の像と。
Choice: (2) たくさんあるね……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1220002_038
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
ええ。でも、気になるのは……
どの品物にも魔除けの力は感じられなかったことです。
voice: vo_adv_1220002_039
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
むしろ、魔力の痕跡は呪詛に近いものでした。
【chara 122012 face 4 (sad)】
この感じは、どこかで……
voice: vo_adv_1220002_040
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
オレもシノブと同じ意見だが、魔力の痕跡が薄すぎる。
これじゃ、何の呪法だか分からねぇ。
もう少し気配がはっきりすりゃあ、読み取れもするんだがよ。
voice: vo_adv_1220002_041
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
……ここで考えていても、事態は進展しませんね。
【chara 122012 face 1 (normal)】
もっと手掛かりが得られれば、何か分かるかもしれません。
voice: vo_adv_1220002_042
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
犯人が動くのは、決まって相手が一人の時みたいですから
ここは私たちも二手に分かれて捜しましょう。
voice: vo_adv_1220002_043
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
ただ、犯人もかなりのやり手みたいです。
【chara 122012 face 1 (normal)】
あなたは人がいいですから、口車に乗せられたり
騙されたりしないよう、気をつけてください。
voice: vo_adv_1220002_044
謎の女性:
【chara 417 face 6 (surprised)】
あら、あらららら? 【chara 417 face 1 (normal)】
ねえ、そこの道行く少年。
ちょっとおねえさんの話、聞いていかない?
【chara 417 face 2 (joy)】
……そうそう、そこのキミよ。
voice: vo_adv_1220002_045
謎の女性:
【chara 417 face 6 (surprised)】
あなた、悪霊に憑かれてるわね。
このままだと次々と不幸に見舞われちゃうかも。
【chara 417 face 1 (normal)】
でも、そんなあなたにとっておきのイイモノがあるの。
voice: vo_adv_1220002_046
謎の女性:
【chara 417 face 2 (joy)】
じゃーん! どんな悪いモノも寄せ付けない魔除けの護符よ。
今なら特別価格でご提供しちゃうわ。
voice: vo_adv_1220002_047
謎の女性:
【chara 417 face 6 (surprised)】
その顔は、まだピンと来てないみたいね。
【chara 417 face 2 (joy)】
ふふふ……でも、私の占いはよく当たるの。
不幸が起こる前に買っておくのをオススメするけれど。
voice: vo_adv_1220002_048
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
{player}さん、ここにいたんですね。
【chara 122012 face 6 (surprised)】
あの、そちらの方は……
voice: vo_adv_1220002_049
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
な……なな、なんて美人なお姉さんなんだーー!
白い服がよくお似合いで!
水晶に添えられた、たおやかな指も……!
voice: vo_adv_1220002_050
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
ん? ちょっと待て。
白い服に水晶って、どこかで聞いたような……
voice: vo_adv_1220002_051
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
私たちが捜している占い師の特徴と一致しますね。
【chara 122012 face 3 (anger)】
ということは……
voice: vo_adv_1220002_052
謎の女性:
【chara 417 face 4 (sad)】
わ、私、ちょっと用事を思い出しちゃったから……
失礼するわね!
voice: vo_adv_1220002_053
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
今の占い師が事件の犯人か!
おい、シノブ! 逃げられちまうぞ!!
voice: vo_adv_1220002_054
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
ええ、行きましょう。
【chara 122012 face 3 (anger)】
早くあの人を止めないと……!
voice: vo_adv_1220002_055
シノブ:
【chara 122011 face 1 (normal)】
さっき近づいてみて、はっきり分かりました。
【chara 122011 face 3 (anger)】
あの水晶は幽霊船に積まれていた宝……
幽霊の海賊たちを繋ぎとめていた呪いの一部です。
voice: vo_adv_1220002_056
シノブ:
【chara 122011 face 1 (normal)】
被害者が遭っていた不幸やケガも……
すべてあの水晶の力で引き起こしていたんです。
Choice: (3) どういうこと?
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1220002_057
シノブ:
【chara 122011 face 3 (anger)】
あの人がやっているのは占いなんかじゃありません。
他人を不幸にする呪いだったんです。
voice: vo_adv_1220002_058
シノブ:
【chara 122011 face 1 (normal)】
最初に占うフリをしてお客さんに呪いをかけ、
高額な商品を買わない限り、呪いを解かないようにすれば……
予言の通りに不幸な結果が訪れます。
voice: vo_adv_1220002_059
シノブ:
【chara 122011 face 6 (surprised)】
つまり、あの人が言っていた悪霊の被害や不幸というのは、
呪いによるでっちあげ……【chara 122011 face 3 (anger)】
自作自演によるものだったんです。
voice: vo_adv_1220002_060
シノブ:
【chara 122011 face 1 (normal)】
でも……どんな呪いにも反動はつきものですから。
【chara 122011 face 4 (sad)】
強力な呪詛であればあるほど、使う代償を求めるもの……
voice: vo_adv_1220002_061
シノブ:
【chara 122011 face 4 (sad)】
早く呪いを解かないと……
これ以上、被害が広がる前に。
voice: vo_adv_1220002_062
水晶の占い師:
【chara 417 face 3 (anger)】
この力があれば、私はもっと有名に……
誰にも渡さないんだから……
voice: vo_adv_1220002_063
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
いたぞシノブ! あの姉ちゃんだ!
voice: vo_adv_1220002_064
シノブ:
【chara 122011 face 6 (surprised)】
この魔力は……!
あの人、暴走してる……!?
voice: vo_adv_1220002_065
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
ちっ、水晶の呪いかよ。
術者を暴走させて生命力まで魔力に変えてやがる。
このままじゃ、あの姉ちゃん危ねぇぞ!
voice: vo_adv_1220002_066
水晶の占い師:
【chara 417 face 3 (anger)】
なんなのよ、あなたたち……
私の邪魔をしないでっ!
voice: vo_adv_1220002_067
シノブ:
【chara 122011 face 4 (sad)】
くぅっ……!
voice: vo_adv_1220002_068
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
シノブっ!!
voice: vo_adv_1220002_069
シノブ:
【chara 122011 face 4 (sad)】
大丈夫、この人が私に気を取られているうちに……!
{player}さんっ!
Choice: (4) 水晶を弾き飛ばす。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1220002_070
シノブ:
【chara 122011 face 3 (anger)】
攻撃が止んだ……! はああぁっ!!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1220002_071
シノブ:
【chara 122011 face 4 (sad)】
はぁ、はぁ……あの水晶を壊しました……
【chara 122011 face 1 (normal)】
これで、呪いは解けたはず……
voice: vo_adv_1220002_072
水晶の占い師:
【chara 417 face 4 (sad)】
うぅん……ここは……?
voice: vo_adv_1220002_073
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
よかった……気がついたみたいです。
【chara 122012 face 1 (normal)】
あとは、騎士団に任せましょう。
voice: vo_adv_1220002_074
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
すみません、私のせいでご迷惑をかけちゃいましたね。
voice: vo_adv_1220002_075
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
そうだ。少しこちらへ来ていただけませんか?
【chara 122012 face 1 (normal)】
……そこで大丈夫です。
voice: vo_adv_1220002_076
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
今、あなたにかかっていた呪詛を祓いました。
【chara 122012 face 4 (sad)】
さっき占い師に会った時にかけられていたみたいですね。
voice: vo_adv_1220002_077
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
でも、騎士団の方から聞いた話によると
幽霊船から引き揚げられた秘宝が他にもあるみたいです。
voice: vo_adv_1220002_078
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
また今日みたいな事件が起きないとも限りません。
【chara 122012 face 1 (normal)】
だから、私……幽霊船の秘宝を集めて、解呪しようと思うんです。
Choice: (5) 一緒に解決しよう。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1220002_079
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
【chara 122012 face 1 (normal)】
すみません、もう少しだけ付き合ってもらえますか。
voice: vo_adv_1220002_080
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
それで、その……
【chara 122012 face 2 (joy)】
この一件が全部終わったら……
また改めて、私にご馳走させてくださいね。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
幽霊船から始まった事態を収拾するため、
シノブに協力を約束する{player}なのだった。