シノブ(パイレーツ) 第3話
海賊の幽霊から形見の指輪を託されたシノブは、彼を待つ女将に会いに行き、成仏した海賊の幽霊とその仲間たちを呼び出す。その夜、女将たちの再会と門出を祝した一夜限りの酒宴が行われるのだった。
-------------- situation:
いつか今日の思い出を
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}とシノブは
人のいない海辺に、神妙な面持ちで立っていた。
voice: vo_adv_1220003_000
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
ようやく集め終えましたね。
幽霊船にあった呪いの秘宝はこれで全部みたいです。
voice: vo_adv_1220003_001
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
この浜辺なら周囲の人を巻き込む心配はありませんから。
見た感じだと、そこまで危険なものもなさそうですし。
voice: vo_adv_1220003_002
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
では解呪の儀式を始めましょうか。
【chara 122012 face 2 (joy)】
{player}さん、私に強化をお願いします。
voice: vo_adv_1220003_003
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
ふぅ……解呪が終わりました。
最後はこの指輪ですね。
voice: vo_adv_1220003_004
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
呪いを解いてしまいましょう。
【chara 122012 face 2 (joy)】
……えいっ。
voice: vo_adv_1220003_005
???:
【chara 1011 face 4 (sad)】
ごほっ、ごほっ!
そ、外に出られたのか……?
【chara 1011 face 6 (surprised)】
お、お頭は!? みんなは!?
voice: vo_adv_1220003_006
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
な、なんだ!?
指輪から野郎が飛び出てきやがったぞ。
voice: vo_adv_1220003_007
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
この指輪に囚われていた方のようですね。
【chara 122012 face 6 (surprised)】
お頭……ということは、
海賊さんたちのお知り合いでしょうか?
voice: vo_adv_1220003_008
謎の男:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
お頭がどこにいるか知ってるのか?
【chara 1011 face 4 (sad)】
船にいた仲間は? みんなどこに行ったんだ?
【chara 1011 face 6 (surprised)】
というか、ここはどこなんだ?
voice: vo_adv_1220003_009
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
こいつ……もしかして
今の状況が分かってないんじゃねぇのか?
voice: vo_adv_1220003_010
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
えっと、詳細を省いて
とりあえず今の状況だけ説明しますと……
voice: vo_adv_1220003_011
謎の男:
【chara 1011 face 4 (sad)】
俺が知らない間にそんな事に……
voice: vo_adv_1220003_012
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
あなたは、あの海賊さんたちの仲間……なんですよね。
voice: vo_adv_1220003_013
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 4 (sad)】
ああ、まさか自分が幽霊になってるなんて思わなかったけど……
【chara 1011 face 1 (normal)】
君たちにも見えてるんだな、俺の姿。
voice: vo_adv_1220003_014
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
指輪に残っている魔力のおかげだと思います。
【chara 122012 face 6 (surprised)】
{player}さんにも見えていますよね。
voice: vo_adv_1220003_015
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
指輪の呪い自体は解呪してしまったので、
残っている魔力が尽きれば消えてしまいますが……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1220003_016
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 4 (sad)】
はは、参ったな……
本当に時間がないみたいだ。
voice: vo_adv_1220003_017
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 1 (normal)】
なあ、一つ頼み事を受けてくれないか?
この指輪をある女性のところに届けてほしい。
voice: vo_adv_1220003_018
海賊の幽霊:
【chara 122012 face 1 (normal)】
【chara 1011 face 4 (sad)】
見ず知らずの男にこんな事を言われても困るだろうが……
君たちにしか託せないんだ。頼む。
voice: vo_adv_1220003_019
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
……分かりました。
この指輪、お預かりします。
voice: vo_adv_1220003_020
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 1 (normal)】
ありがとう。きっと、この海岸の近くにあるはずなんだ。
【chara 1011 face 2 (joy)】
とても美しい人だったんだ。店の名前は……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1220003_021
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
……消えて、しまいましたね。
この指輪だけ残して。
Choice: (1) 届けに行こう。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1220003_022
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
ええ。お店の名前は聞けませんでしたが……
この海岸にあるお店は、一件しかなかったはずですから。
voice: vo_adv_1220003_023
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
また余計な頼まれ事を引き受けちまって。
まあ、でも受けちまったもんは仕方がねぇ。
ほらさっさと行くぞ!!
voice: vo_adv_1220003_024
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
美人な店主と聞いて、父も珍しくやる気を出していますし。
【chara 122012 face 6 (surprised)】
でも、この近くにあるお店って確か……
Choice: (2) ここは……前に来たお店?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1220003_025
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
ええ。あの時は騒ぎでとても食事どころじゃなかったですけど。
【chara 122012 face 6 (surprised)】
こちらの女将さんに指輪を渡してほしいとのことですが……
voice: vo_adv_1220003_026
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
あの男の話だと、よっぽどの美人だって事だったな。
よし、ここはオレに任せろ。
……んんっ、ごきげんようマダム。いや、麗しのレディーか?
voice: vo_adv_1220003_027
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
お客さんかい?
【chara 1511 face 6 (surprised)】
あら、アンタたちは前に来た……
voice: vo_adv_1220003_028
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
よし。シノブ、小僧、帰るぞ。
ちくしょう、あの幽霊男め!
オレの純情を弄びやがって、許せん!!
voice: vo_adv_1220003_029
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
お父さんはちょっと黙ってて。
【chara 122012 face 1 (normal)】
……その節はご迷惑をおかけしてすみません。
今日は女将さんにお話がありまして。
voice: vo_adv_1220003_030
料理屋の女将:
【chara 1511 face 4 (sad)】
なかなか顔を見せに来ないと思ってたら……
アイツら、そんなことになってたのかい。
voice: vo_adv_1220003_031
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
やっぱり海賊さんたちとお知り合いだったんですね。
voice: vo_adv_1220003_032
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
昔ね。アタシも船に乗ってたのさ。
【chara 1511 face 2 (joy)】
お宝を探してみんなで大海原を駆け巡ったもんだよ。
voice: vo_adv_1220003_033
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
でも、その頃からアタシにはもう一つ夢があってね。
船を下りる時、アイツらと約束したんだよ。
voice: vo_adv_1220003_034
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
海の見える場所にきっと店を開くから、
雁首揃えて飯でも食いに来な、ってね。
voice: vo_adv_1220003_035
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
ところで、うちの料理はどうだい?
【chara 1511 face 2 (joy)】
船で料理作ってた頃から研究してた味付けでね。
これで結構評判なんだよ。
voice: vo_adv_1220003_036
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
あ、はい。【chara 122012 face 2 (joy)】
ごちそうさまでした。
とても美味しかったです。
voice: vo_adv_1220003_037
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
あの、それでもう一つ……
【chara 122012 face 1 (normal)】
女将さんに、この指輪を届けてほしいと
依頼を受けていまして。
voice: vo_adv_1220003_038
料理屋の女将:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
そうか……【chara 1511 face 2 (joy)】
アタシとの約束、忘れてなかったんだね。
voice: vo_adv_1220003_039
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
さっき言ってたアタシの夢ってのは、
この指輪をくれた男と……
二人でこの店をやっていくことだったんだ。
voice: vo_adv_1220003_040
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
女将さん……
voice: vo_adv_1220003_041
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
まあ、旦那になる予定だった男を待ってたら、
この歳になっちまったけどね!
voice: vo_adv_1220003_042
料理屋の女将:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
まったく。お頭たちもアイツも……
【chara 1511 face 4 (sad)】
守れない約束なら、初めっからするんじゃないよ。
指輪だけあっても……意味ないじゃないか。
voice: vo_adv_1220003_043
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
ぐぬぬ……! あの男……!
妙齢の美人を待たせるだけ待たせて、
本人は帰ってこないというのも尚更許せん!
voice: vo_adv_1220003_044
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
女将さん。その指輪を贈った方に
もし、会えるとしたら……会いたいですか?
voice: vo_adv_1220003_045
料理屋の女将:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
え?
voice: vo_adv_1220003_046
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
この指輪にはまだ魔力が残っています。
【chara 122012 face 4 (sad)】
放っておけばいずれ消えてしまいますが……
【chara 122012 face 1 (normal)】
今ならまだ、間に合うと思います。
voice: vo_adv_1220003_047
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
幽霊船に魂を縛り付けていた呪いの力……
それを利用することで、みなさんを
一時的に呼び戻せるかもしれません。
voice: vo_adv_1220003_048
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
おい、まさか降霊術をやるのか?
しかもみなさんって……そんな大規模な術、
シノブ一人で制御するのは難しいぞ。
voice: vo_adv_1220003_049
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
うん、だから手伝ってほしいの。
お父さんと、{player}さんにも。
Choice: (3) やろう。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1220003_050
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
少しだけ私のわがままに付き合ってください。
voice: vo_adv_1220003_051
シノブ:
【chara 122011 face 1 (normal)】
今から、私の力と指輪に残された魔力を使って
みなさんの魂を呼び出します。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1220003_052
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 4 (sad)】
あれ? ここは……【chara 1011 face 6 (surprised)】
あっ、君たち!
ど、どういうことなんだ……?
【chara 1011 face 4 (sad)】
確か俺は消えたはずじゃ……
voice: vo_adv_1220003_053
シノブ:
【chara 122011 face 2 (joy)】
私の術で一時的に呼び戻させてもらいました。
【chara 122011 face 1 (normal)】
あの……お預かりしていた指輪、お返ししますね。
voice: vo_adv_1220003_054
シノブ:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
【chara 122011 face 2 (joy)】
この指輪には、大切な想いが込められてると思いますから。
それは……あなたの口からお伝えしてあげてください。
voice: vo_adv_1220003_055
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
伝えるって、まさか……
voice: vo_adv_1220003_056
料理屋の女将:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
その姿……【chara 1511 face 1 (normal)】
本当に昔と変わらないんだね、アンタ。
voice: vo_adv_1220003_057
料理屋の女将:
【chara 1511 face 4 (sad)】
指輪だけ寄こしてどうすんだい。
言いたい事があるなら自分の口で言いな。
voice: vo_adv_1220003_058
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 4 (sad)】
あ、いや、その……君の言う通りだ。
ずっと待たせてしまって済まなかった。
voice: vo_adv_1220003_059
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 1 (normal)】
その、今更になってしまったけれど……
この指輪を受け取ってほしい。
【chara 1011 face 6 (surprised)】
それで、俺とその、け、け──
voice: vo_adv_1220003_060
海賊の幽霊:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
【chara 1011 face 5 (shy)】
結婚、してくれないか!?
voice: vo_adv_1220003_061
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
ええ、アタシで良ければ喜んで。
【chara 1511 face 2 (joy)】
フフッ、本当によく待たせてくれたもんだね。
voice: vo_adv_1220003_062
幽霊船の船長:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
【chara 911 face 1 (normal)】
ようやく言いやがったな。
【chara 911 face 2 (joy)】
ったく、見てるこっちまでハラハラさせやがってよぉ。
voice: vo_adv_1220003_063
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
お、お頭!? なんでここに!
【chara 1011 face 5 (shy)】
いい、いつから見てたんですか!
voice: vo_adv_1220003_064
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
アンタが現れた時からずーっとだよ。
【chara 1511 face 6 (surprised)】
気づかなかったのかい?
voice: vo_adv_1220003_065
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
ええ。お仲間のみなさんも、固唾を飲んで
女将さんへのプロポーズを見守られていました。
voice: vo_adv_1220003_066
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
約束通り、全員揃ってうちの料理を食べに来てくれたって訳かい。
【chara 1511 face 1 (normal)】
これだけの大人数だ、なかなか骨が折れそうだね。
voice: vo_adv_1220003_067
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
──アンタも、もちろん手伝ってくれるんだろうね?
うちの旦那は厨房に立つくらい朝飯前じゃないと困るよ!
voice: vo_adv_1220003_068
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 1 (normal)】
あ……【chara 1011 face 2 (joy)】
ああ! 任せてくれ!
なんでもやってみせるさ!
voice: vo_adv_1220003_069
幽霊船の船長:
【chara 911 face 2 (joy)】
おーし、おまえら! 飲め飲め!
めでたい二人の門出祝いだ、朝まで騒ぐぞ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1220003_070
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 2 (joy)】
まるで夢を見てるような気分だよ。
もう一度、彼女と同じ時間を過ごせるなんて。
【chara 1011 face 1 (normal)】
君たちにはなんてお礼を言ったらいいのか。
voice: vo_adv_1220003_071
海賊の幽霊:
【chara 1011 face 6 (surprised)】
おっと、そろそろ次の料理が出来上がりそうだ。
【chara 1011 face 1 (normal)】
君たちも是非食べていってくれよ! 【chara 1011 face 2 (joy)】
じゃ、また後で!
Choice: (4) みんな楽しそうだね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1220003_072
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
はい。【chara 122012 face 1 (normal)】
とても賑やかで……
みなさんの笑顔が見られてよかったです。
voice: vo_adv_1220003_073
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
ありがとうございます。
私のわがままに付き合ってもらって。
voice: vo_adv_1220003_074
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
私たちが受けた依頼は指輪を渡すこと……
そこから先は依頼されていませんでしたから。
voice: vo_adv_1220003_075
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
でも、この夢が叶うのは一晩だけ。
みなさん明日の夜明け頃には、もう……
Choice: (5) みんな、その事は……
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1220003_076
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
ご存じです。女将さんも、旦那さんも、海賊のみなさんも。
この楽しい時間が、夜明けまでは保たないだろう事も。
voice: vo_adv_1220003_077
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
……私、本当はみなさんを呼び出すか迷っていたんです。
voice: vo_adv_1220003_078
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
旦那さんから指輪を託された時、私の手にはとても重たかったんです。
【chara 122012 face 6 (surprised)】
いえ、指輪の重さ自体の話ではなくて。
voice: vo_adv_1220003_079
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
人が、最期になると思って遺すもの……
【chara 122012 face 4 (sad)】
その重みは、決して軽いものではなくて。
voice: vo_adv_1220003_080
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
私がもう一度呼び出してしまうことで
託してくれた覚悟を、決意の気持ちを……
台無しにしてしまうような気がしたんです。
voice: vo_adv_1220003_081
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
……でも、あなたに手伝ってもらって、
ここにいるみなさんの楽しそうな姿を見て、
【chara 122012 face 2 (joy)】
これでよかったんだって思えました。
voice: vo_adv_1220003_082
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
それに……たとえ一夜の夢だとしても、
愛する人に会いたいと……
私も、そう思ってしまうかもしれませんから。
voice: vo_adv_1220003_083
ドクロ親父:
【chara 2413 face 1 (normal)】
シノブの愛する人……
といえば、もちろんオレに決まってるな!
小僧、ちらっとでも勘違いを起こすんじゃないぞ。
voice: vo_adv_1220003_084
シノブ:
【chara 122012 face 5 (shy)】
それは……秘密にしておきます。
voice: vo_adv_1220003_085
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
さぁ、私たちもお二人をお祝いしに行きましょう。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1220003_086
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
ありがとうね、アンタたち。
ずっと見てた夢が叶ったよ。
voice: vo_adv_1220003_087
料理屋の女将:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
そうだ……【chara 1511 face 1 (normal)】
これ、持ってっておくれ。
voice: vo_adv_1220003_088
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
これは……指輪、ですか?
【chara 122012 face 1 (normal)】
でも、私たちが持ってきたのとは違う物ですね。
voice: vo_adv_1220003_089
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
アタシがこっそり準備してたペアリングだよ。
【chara 1511 face 2 (joy)】
アイツが店に来たら、逆にプロポーズしてやろうと思ってたからさ。
voice: vo_adv_1220003_090
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
そんな大切な物、いいんですか?
voice: vo_adv_1220003_091
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
もう、指輪はもらっちまったからね。
voice: vo_adv_1220003_092
料理屋の女将:
【chara 1511 face 2 (joy)】
だから、この指輪はアンタたちに受け取ってほしいんだ。
【chara 1511 face 1 (normal)】
アタシにできるお礼って、これくらいしかないけどさ。
voice: vo_adv_1220003_093
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
分かりました。
この指輪……ありがたく受け取りますね。
voice: vo_adv_1220003_094
料理屋の女将:
【chara 1511 face 6 (surprised)】
しっかし、きれいさっぱり居なくなっちまって。
【chara 1511 face 1 (normal)】
嵐みたいな騒ぎで……
voice: vo_adv_1220003_095
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
……アイツらと旅をしてた、
あの頃に戻ったみたいで楽しかったよ。
voice: vo_adv_1220003_096
料理屋の女将:
【chara 1511 face 1 (normal)】
さあ、今日も頑張って営業しないとね。
アンタたちもまた寄っておくれ。
【chara 1511 face 2 (joy)】
うちの料理、またお腹いっぱい食べさせてあげるよ!
voice: vo_adv_1220003_097
シノブ:
【chara 122012 face 2 (joy)】
女将さん、とてもうれしそうでしたね。
みなさんと海を旅した思い出を
昨日のことのようにお話しされていました。
voice: vo_adv_1220003_098
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
私も、ずっと先の……何十年も先の未来で
あなたと旅したことを思い出すんでしょうか。
voice: vo_adv_1220003_099
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
一人で思い出すのは寂しいですね。
【chara 122012 face 2 (joy)】
叶うなら、あなたと一緒に思い出話をしたいです。
voice: vo_adv_1220003_100
シノブ:
【chara 122012 face 1 (normal)】
思い出……【chara 122012 face 2 (joy)】
ううん、違いますね。
私は、ずっとこの先もあなたと一緒にお話しし続けたいです。
voice: vo_adv_1220003_101
シノブ:
【chara 122012 face 5 (shy)】
思い出話なんかじゃなくて、ずっとずっと、今ここのお話として。
voice: vo_adv_1220003_102
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
……はっ!
こ、こんなこと言ったらまるでプロ……
voice: vo_adv_1220003_103
シノブ:
【chara 122012 face 4 (sad)】
なっ、なんでもありません!
気にしないでください。
voice: vo_adv_1220003_104
シノブ:
【chara 122012 face 6 (surprised)】
でも、言ったことは本当ですよ?
私はずっと、その……【chara 122012 face 5 (shy)】
あなたと一緒に、過ごしたいですから。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
耳まで赤くなりながら、恥ずかしそうにうつむくシノブ。
その手は、左手の薬指を大切そうになぞり続けるのだった。