ユカリ(キャンプ) 第4話
夢の中。職場のBBQに参加するゆかりは、{player}の協力もあって同僚の前で禁しゅわを貫く。そして同僚たちが帰ったあと、後片付けと称して余った麦しゅわや肉を思う存分味わうのだった。


-------------- situation:
キミが追いつく日まで
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 本当の最高の一杯を堪能したユカリと{player}は、
帰り支度をしていた──

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ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 ……テントよし、調理器具もよし。
キミの方も、片付けはおおむね終わったみたいね。

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ユカリ:
【chara 122211 face 2 (joy)】 ふふ、ずいぶん手際がよくなったわよね。
【chara 122211 face 1 (normal)】 前はテントを畳むのも一苦労だったけど……

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ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 これだけ早く撤収できるなら、
朝までキャンプして、その足で仕事だって行けちゃいそうね。
【chara 122211 face 2 (joy)】 次から考えてみましょ♪

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ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 それじゃ、あとは……【chara 122211 face 6 (surprised)】 あれ?
たき火ってさっき消したわよね……?

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ユカリ:
【chara 122211 face 4 (sad)】 なんかすごくまぶしいんだけど……
【chara 122211 face 6 (surprised)】 ま、まさかたき火が燃え上がって……?
いえ、違うわ! 光ってるのはキミ!?

--- Switch scene ---

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 とある週末──
ゆかりは、会社の懇親会でBBQに参加していた。

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女の子:
【chara 1 face 1 (normal)】 ねぇ、パパ~!
お肉まだ焼けないの~!?

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上司:
【chara 1 face 1 (normal)】 もう少し待ってなさい。
今、綾瀬さんがおいしく焼いてくれてるからね~

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上司:
【chara 1 face 1 (normal)】 いやぁ、綾瀬さん。調理を任せきりにしてしまって悪いね。
今、うちの子は構われたい時期みたいで……

voice: vo_adv_1222004_008
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 いえ、とんでもないです~!
お肉は私に任せて、ぜひ構ってあげてください!

voice: vo_adv_1222004_009
ゆかり:
【chara 103433 face 4 (sad)】 くっ……か、家族連れの幸せオーラ……!
まぶしいっ! まぶしすぎる! 私には圧が強すぎるわ! 

voice: vo_adv_1222004_010
ゆかり:
【chara 103433 face 6 (surprised)】 い、一応彼にお願いして……
【chara 103433 face 4 (sad)】 恋人のフリしてBBQに参加してもらった……けど! 

voice: vo_adv_1222004_011
ゆかり:
【chara 103433 face 6 (surprised)】 想像を絶するアットホームな空気……
【chara 103433 face 4 (sad)】 はぁぁ、息苦しい……この状況いつまで耐えられるかしら……? 

voice: vo_adv_1222004_012
ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 ……麦しゅわが、麦しゅわさえあれば……!
このやり場のない気分を、快楽の彼方に吹き飛ばすことが……! 

voice: vo_adv_1222004_013
ゆかり:
【chara 103433 face 4 (sad)】 ちょ、ちょっとだけ……ほんの一口だけ──

Choice: (1) ストップ。
----- Tag 1 -----
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ゆかり:
【chara 103433 face 6 (surprised)】 はっ! い、いけない……
【chara 103433 face 4 (sad)】 危うくグイっといくところだった……!

voice: vo_adv_1222004_015
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 あ、ありがとう。【chara 103433 face 1 (normal)】 キミが止めてくれなかったら、
麦しゅわでなけなしの社会性を失うところだったわ……!

voice: vo_adv_1222004_016
同僚:
【chara 1 face 1 (normal)】 ちょっとぉ、綾瀬さんってば~、ずっとお肉焼いてない?
今日連れてきたそっちの彼……恋人なんでしょ?
構ってあげなくていいの~?

voice: vo_adv_1222004_017
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 い、いいのいいの!
お肉食べない? って誘ったら来ただけだから……!

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同僚:
【chara 1 face 1 (normal)】 やだぁ~、花より団子な純朴彼氏かぁ。
……にしても、ずいぶん若くない? 年下とは聞いてたけど~

voice: vo_adv_1222004_019
ゆかり:
【chara 103433 face 6 (surprised)】 いや、まあ……【chara 103433 face 4 (sad)】 そんなに年下でもないけど?
だ、大学生だから、ほんのちょっとよ……?

voice: vo_adv_1222004_020
同僚:
【chara 1 face 1 (normal)】 ふぅ~ん?
でも意外だなぁ。真面目な綾瀬さんの彼が、まさかの年下だなんて。
なれ初めとか聞かせてよ~

voice: vo_adv_1222004_021
ゆかり:
【chara 103433 face 6 (surprised)】 え、えっと~……

voice: vo_adv_1222004_022
ゆかり:
【chara 103433 face 4 (sad)】 し、しまった……そこまでは用意してなかったわ……
ど、どうしよう……下手に話すとボロがでちゃうし……! 

voice: vo_adv_1222004_023
ゆかり:
【chara 103433 face 4 (sad)】 こ、こうなったら……【chara 103433 face 6 (surprised)】 そう! 麦しゅわよ!
麦しゅわはすべてを解決する! ここは飲むしか──

Choice: (2) お肉焼けてるよ。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1222004_024
ゆかり:
【chara 103433 face 6 (surprised)】 へっ!? 【chara 103433 face 1 (normal)】 あっ、ほんとだ。
危うく焦がしちゃうとこだったわ。あはは……

voice: vo_adv_1222004_025
同僚:
【chara 1 face 1 (normal)】 あら、花より団子と思いきや、気配りもできるなんて。
よくできた彼じゃない。いやはや見せつけてくれますねぇ~

voice: vo_adv_1222004_026
ゆかり:
【chara 103433 face 4 (sad)】 も、もう……いつまでからかうつもり?
【chara 103433 face 1 (normal)】 ほら、お肉どうぞ。あなたも彼と来てるんでしょ? 持ってってあげて。

voice: vo_adv_1222004_027
同僚:
【chara 1 face 1 (normal)】 はいは~い、ありがたく頂戴しまーす。
じゃ、綾瀬さんとそっちの彼も、楽しんでね~

voice: vo_adv_1222004_028
ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 ほっ……危ないところだったわ……

voice: vo_adv_1222004_029
ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 ……そ、その……キミ、ごめんね。
恋人のフリだけじゃなく、【chara 103433 face 4 (sad)】 麦しゅわのストップ役だなんて、
わけの分らない頼みごとして……

voice: vo_adv_1222004_030
ゆかり:
【chara 103433 face 3 (anger)】 でも、あと少しだけ付き合ってちょうだい……!
この懇親会が終わるまで、禁しゅわを貫かなくちゃいけないの……!

voice: vo_adv_1222004_031
上司:
【chara 1 face 1 (normal)】 ……いや~、本当にすまないね。
後片付けまで丸投げにしてしまって……

voice: vo_adv_1222004_032
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 いえいえ、大したことじゃありませんから。
あとは私と彼に任せてください。

voice: vo_adv_1222004_033
上司:
【chara 1 face 1 (normal)】 そうかい?
じゃあお言葉に甘えて、先に上がらせてもらうよ。

voice: vo_adv_1222004_034
上司:
【chara 1 face 1 (normal)】 そうそう、残っちゃった食材とかは、
家に持って帰って食べちゃっていいからね。
経費で買ったものだけど、後片付け分の手当てってことで。

voice: vo_adv_1222004_035
上司:
【chara 1 face 1 (normal)】 じゃあ、また月曜日に。お疲れさま。

voice: vo_adv_1222004_036
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 は~い、お疲れさまでした~

voice: vo_adv_1222004_037
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 ……
…………
………………

voice: vo_adv_1222004_038
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 やっ……たぁぁぁーー!!
どうにか一滴も飲まずに乗り切った!
私の社会性は、完璧に守られたわ!

voice: vo_adv_1222004_039
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 ふふふ……そして、思った通り食材も余ったようね……
明らかに人数に対して、用意しすぎてたのよ……!

voice: vo_adv_1222004_040
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 さあ! 飲み物や食材の後片付けを楽しみましょ!
今日付き合ってくれたお礼をさせてちょうだい!

--- Switch scene ---

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voice: vo_adv_1222004_041
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 んくっ、んくっ、んくっ…………ぷっはーっ!
お外で飲む麦しゅわ最高ー!

voice: vo_adv_1222004_042
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 はぁ~~……この解放感、クセになりそう……
人目をはばからずに好きなだけ飲めるんだもの。

voice: vo_adv_1222004_043
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 アウトドアなんて柄じゃないけど……
こういうのなら、意外と悪くないのかも♪

Choice: (3) お肉もおいしい。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1222004_044
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 ふふ、好きなだけ食べて食べて。
なんたってこれは、後片付けなんだから。

voice: vo_adv_1222004_045
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 あむ、あむ……会社のお金で食べるお肉おいしいわね~
麦しゅわも飲み放題だし、日ごろの疲れを吹っ飛ばしてやるんだから!

Choice: (4) 疲れてたの?
----- Tag 4 -----
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voice: vo_adv_1222004_046
ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 う、うん。【chara 103433 face 2 (joy)】 実はね……
ここのところ働きづめで、こんなふうに羽を伸ばせたのは久しぶりなの。

voice: vo_adv_1222004_047
ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 一山越えたから今日の懇親会をやるって話になったんだけど……
参加者は上司や同僚に、その家族や恋人で……

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ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 それに……キミとも会えてなかったしね。
フラストレーションが溜まってたっていうか……

voice: vo_adv_1222004_049
ゆかり:
【chara 103433 face 3 (anger)】 あ、あはは……ごめんね、変な話しちゃったわ。
【chara 103433 face 1 (normal)】 ひ、引いちゃった?

Choice: (5) ようやく素のゆかりさんになったね。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1222004_050
ゆかり:
【chara 103433 face 1 (normal)】 …………そ、そうかもね。
【chara 103433 face 2 (joy)】 うん……感情もしっかり後片付けできたみたい。

voice: vo_adv_1222004_051
ゆかり:
【chara 103433 face 4 (sad)】 うっかり弱音吐いちゃった……
【chara 103433 face 1 (normal)】 けど、彼の前だと、なぜだか自分を取り繕うのが、
バカバカしくなるのよね……

voice: vo_adv_1222004_052
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 それに私がこんなに素でいられるのなんて、彼の前だけだし……
ちょっとくらい甘えてみたって──

voice: vo_adv_1222004_053
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 ……ほらほら、もっとそばに寄って。
恋人のフリ、まだ続けてもらわないと。

voice: vo_adv_1222004_054
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 もし同僚たちが戻ってきたら、
私が嘘ついてたってバレちゃうじゃない。

voice: vo_adv_1222004_055
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 みんな、私たちがカップルだって、信じてたみたいだったわよ。

voice: vo_adv_1222004_056
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 あっ、そうだ……!
フリじゃなくて……本当になっちゃう? ……私と恋人に。

voice: vo_adv_1222004_057
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 ……ふふ、なーんてね。冗談よ、冗談。
まだ麦しゅわも飲めないキミには、ちょーっと刺激が強かったかな~

voice: vo_adv_1222004_058
ゆかり:
【chara 103433 face 2 (joy)】 こういう話は……せめて麦しゅわを飲める年齢になってからよね。
……早く追いついてよ。待っててあげるから。

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1222004_059
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 ……会社のお金で食べるお肉って。
【chara 190011 face 4 (sad)】 ユカリってば、真面目そうに見えて案外したたかなとこあるわよね。

voice: vo_adv_1222004_060
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 真面目で仕事のできる女が、この子の理想なんだろうけど……
あたしは、素のまんまなユカリも十分魅力的だと思うわ。

voice: vo_adv_1222004_061
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 それに、いくら大人ぶっていても、
ずっと取り繕っていられるわけじゃない……
誰だっていつかはくたびれちゃうわ。

voice: vo_adv_1222004_062
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 だからこそ……ユカリが素のまんまでいられるように、
あんたはそばにいてあげてちょうだい。

voice: vo_adv_1222004_063
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 頼んだわよ? 【chara 190011 face 2 (joy)】 あの子にとっては欠かせないおつまみなんだから。
それじゃ、またね。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1222004_064
ユカリ:
【chara 122211 face 4 (sad)】 ……ううん、【chara 122211 face 6 (surprised)】 片付けの途中に寝ちゃった……?
不思議な夢も見ていたような……【chara 122211 face 1 (normal)】 あはは、早起きしすぎたかしら……

voice: vo_adv_1222004_065
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 でも、なんだかすっきりした気分……
胸のつかえが取れたような、晴れ晴れした心地だわ。

voice: vo_adv_1222004_066
ユカリ:
【chara 122211 face 2 (joy)】 これも、キミと飲んだ「本当の最高の一杯」のおかげかしらね。

voice: vo_adv_1222004_067
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 キャンプを始めたきっかけは、
麦しゅわをただただ飲むためだけだったけど……

voice: vo_adv_1222004_068
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 純粋に自然を楽しんだり、料理にこだわってみたり……
誰かと普段は話せないことも語り合ったり……

voice: vo_adv_1222004_069
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 そんなふうに過ごす楽しさにも気付けたの。
思い切ってキャンプに挑戦しなければ、絶対にできなかったわ……

voice: vo_adv_1222004_070
ユカリ:
【chara 122211 face 2 (joy)】 それに、キャンプにハマってから、仕事がとっても順調なのよ。
【chara 122211 face 1 (normal)】 この前、財団の業績が上がってるって褒めてくれたわ。

voice: vo_adv_1222004_071
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 きっと平日と週末のメリハリがついたのかしらね。
前みたいにせかせかすることも減ったし……

voice: vo_adv_1222004_072
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 アキノさんってあんな感じの人だけど……
【chara 122211 face 2 (joy)】 やっぱり上司に褒められるって、うれしいことなのね。

voice: vo_adv_1222004_073
ユカリ:
【chara 122211 face 2 (joy)】 あはは……この話、キミにはちょっと早かったかな?
【chara 122211 face 1 (normal)】 でも、社会人になったらこの気持ちが理解できると思うわ。

voice: vo_adv_1222004_074
ユカリ:
【chara 122211 face 1 (normal)】 だから……キミももう少し大人になったら……
いつかその時は、麦しゅわでキャンプ飲みをしましょう。

voice: vo_adv_1222004_075
ユカリ:
【chara 122211 face 2 (joy)】 大人の味を一緒に味わえるのを、お姉さんは楽しみに待ってるからね♪

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 二人はその後も週末キャンプを楽しみ、
以前よりも充実した日常生活を過ごすようになるのだった。