ヴァンピィ 第6話
ヴァンピィたちを誘拐した黒幕が『伯爵』だと判明。単独で『伯爵』の屋敷へ乗り込んだヴァンピィを追って{player}はベスと一緒に城へ乗り込み、『伯爵』との決着をつけるのだった。
-------------- situation:
はくしゃくとの決着!
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
イリヤのコウモリに呼ばれた{player}は
古城を訪れた。
voice: vo_adv_1223006_000
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
{player}。
待っておったぞ。
voice: vo_adv_1223006_001
ベス:
【chara 8311 face 4 (sad)】
ぎゃぷぎゃ……! ぎゃうぴぃ……!
Choice: (1) ……ヴァンピィちゃんは?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1223006_002
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
まさにそれじゃ!
その話をしようと思っておった!
voice: vo_adv_1223006_003
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
まずは事の経緯じゃが……
voice: vo_adv_1223006_004
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
ヴァンピィを故郷の地よりさらった『伯爵』の居場所が分かった。
【chara 104412 face 6 (surprised)】
『呪われた館』と呼ばれる、曰く付きの屋敷じゃ。
voice: vo_adv_1223006_005
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
ついでに本人についても調べてみたのじゃが……
【chara 104412 face 4 (sad)】
伯爵は人嫌いだと有名で、魔族に並々ならぬ感心を寄せているらしい。
voice: vo_adv_1223006_006
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
怪しい魔術に手を出し、
魔物を傍に置き、さらには──
voice: vo_adv_1223006_007
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
私財のすべてを投げうって、遺跡の発掘調査を行っているそうじゃ。
【chara 104412 face 4 (sad)】
それもかつて魔族が拠点としていた場所ばかり。
voice: vo_adv_1223006_008
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
もしや奴はそこでヴァンピィを…………
【chara 104412 face 4 (sad)】
いや、まだそうと決まったわけではないな。
voice: vo_adv_1223006_009
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
ひとまずお主にだけは先に報告しようと
待っておったのじゃが……
voice: vo_adv_1223006_010
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
ヴァンピィが先にコウモリたちから聞き出してしまったのじゃ。
それで……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1223006_011
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
ヴァンピィちゃん、はくしゃくとお話ししてくる!
夜ご飯までには戻るから! けんぞくにも伝えておいてね!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1223006_012
イリヤ:
【chara 104412 face 4 (sad)】
……と。
わらわが止める間もなく、出かけていったわ……
voice: vo_adv_1223006_013
ベス:
【chara 8311 face 4 (sad)】
ぎゃうー……ぎゃぷぎゃう……
voice: vo_adv_1223006_014
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
ベス。【chara 104412 face 4 (sad)】
そうじゃのぉ。
お主らも置いていかれて、嘆いているやもしれぬが……
voice: vo_adv_1223006_015
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
あの娘なりに考えて、わざと置いていったのかもしれぬぞ。
【chara 104412 face 1 (normal)】
ヴァンピィにとって、お主らは特別じゃからな。
Choice: (3) ヴァンピィちゃんを追いかけよう。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1223006_016
ベス:
【chara 8311 face 1 (normal)】
ぎゃうーっ!
voice: vo_adv_1223006_017
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
まぁ、そう言うと思ったわ。
【chara 104412 face 2 (joy)】
仕方あるまい。乗り掛かった舟じゃ。わらわも力になろう。
voice: vo_adv_1223006_018
イリヤ:
【chara 104412 face 1 (normal)】
そうと決まれば、久しぶりに転移魔法でも使ってみるかの。
【chara 104412 face 6 (surprised)】
……ただし、三人分は厳しい故、二人だけで行くのじゃ。
voice: vo_adv_1223006_019
イリヤ:
【chara 104412 face 6 (surprised)】
……というわけで。
【chara 104412 face 5 (shy)】
{player}……こ、こっちへ来い……
voice: vo_adv_1223006_020
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
はくしゃくー!
今すぐヴァンピィちゃんの前に出てきなさい!
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1223006_021
伯爵:
【chara 2513 face 6 (surprised)】
そこにいるのは、まさか……
voice: vo_adv_1223006_022
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
アンタがはくしゃく?
【chara 122311 face 3 (anger)】
ヴァンピィちゃんからお話があります!
voice: vo_adv_1223006_023
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
アンタがヴァンピィちゃんをゆーかいしたってこと、
もう知ってるんだからね!
voice: vo_adv_1223006_024
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
どーしてかは知らないけど
悪いことしたんだから、まずはヴァンピィちゃんにあやまりなさい!
voice: vo_adv_1223006_025
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
……っ!
voice: vo_adv_1223006_026
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
……なに?
そんなにジロジロ見て。
voice: vo_adv_1223006_027
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
…………け。
voice: vo_adv_1223006_028
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
け?
voice: vo_adv_1223006_029
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
眷属にしてくださいっ!!!!
voice: vo_adv_1223006_030
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
えぇえっ!?
急になに……?
voice: vo_adv_1223006_031
伯爵:
【chara 2513 face 3 (anger)】
ぼくは、誇り高き古の魔族を崇拝しています!
voice: vo_adv_1223006_032
伯爵:
【chara 2513 face 3 (anger)】
主にふさわしい方と出会えたら、
汚らわしいヒューマンの身を捨て、眷属として生まれ変わりたい……
【chara 2513 face 1 (normal)】
そう願っておりました!
voice: vo_adv_1223006_033
伯爵:
【chara 2513 face 1 (normal)】
そしてぼくは、ついに出会った!!
voice: vo_adv_1223006_034
伯爵:
【chara 2513 face 6 (surprised)】
かつて吸血鬼が暮らしていたという城の跡地……
【chara 2513 face 1 (normal)】
透明に輝く箱の中で、ドラゴンと共に眠っていたあなたに!
voice: vo_adv_1223006_035
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
え? 『あとち』……?
voice: vo_adv_1223006_036
伯爵:
【chara 2513 face 1 (normal)】
それからぼくはあなたを迎えるために、
この屋敷を用意しました!
voice: vo_adv_1223006_037
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
あとはあなたが来るのを待つだけだと、
期待に胸を膨らませていたというのに……
voice: vo_adv_1223006_038
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
馬車からあなたが消えたと聞いた時は絶望しましたよ。
【chara 2513 face 1 (normal)】
しかしあなたは目覚め、ぼくの元へ来てくれた!
voice: vo_adv_1223006_039
伯爵:
【chara 2513 face 2 (joy)】
これはきっと……運命だっ!!
voice: vo_adv_1223006_040
ヴァンピィ:
【chara 2513 face 1 (normal)】
【chara 122311 face 6 (surprised)】
ちょ、ちょっと待って!
『あとち』って、もうないって意味でしょ?
voice: vo_adv_1223006_041
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 4 (sad)】
ヴァンピィちゃんのお家には、もう誰もいないの?
誰もヴァンピィちゃんのこと、待ってないの?
voice: vo_adv_1223006_042
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
残念です……
voice: vo_adv_1223006_043
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 4 (sad)】
そんな…………
voice: vo_adv_1223006_044
伯爵:
【chara 2513 face 1 (normal)】
しかし、案ずることはありません!
voice: vo_adv_1223006_045
伯爵:
【chara 2513 face 2 (joy)】
このぼくが!
眷属としてあなたにお仕えするのですから!!
voice: vo_adv_1223006_046
伯爵:
【chara 2513 face 1 (normal)】
これからはこの屋敷を、新しい我が家だと思ってお寛ぎください!
【chara 2513 face 2 (joy)】
ささ、ぼくの姫君。よろしければお手を──
Choice: (5) ヴァンピィちゃん!
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1223006_047
ベス:
【chara 8311 face 1 (normal)】
ぎゃうぴぃ! ぎゃうぎゃうーっ!?
voice: vo_adv_1223006_048
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
けんぞく?
それに、ベスちゃんも……
voice: vo_adv_1223006_049
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
ふたりとも! なんでここにいるの!?
voice: vo_adv_1223006_050
ベス:
【chara 8311 face 8 (special_b)】
ぎゃうぎゃう、ぎゃぷぎゃ! ぎゃぎゃぷーっ!
voice: vo_adv_1223006_051
ヴァンピィ:
【chara 8311 face 1 (normal)】
【chara 122311 face 1 (normal)】
イリヤがけんぞくに抱きついたら大きくなって、
魔法で送ってくれた……?
voice: vo_adv_1223006_052
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
んー? よくわかんないけど……
【chara 122311 face 4 (sad)】
ヴァンピィちゃん、お留守番しててって言ったよね?
Choice: (7) 一緒に探すって約束した。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1223006_053
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
…………あ。
voice: vo_adv_1223006_054
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
……そうだったね。一緒にって、約束したね。
それじゃヴァンピィちゃんが、ごめんなさいだね!
voice: vo_adv_1223006_055
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
ベスちゃんも。
置いていっちゃってごめんね?
voice: vo_adv_1223006_056
ベス:
【chara 8311 face 2 (joy)】
ぎゃうーっ!
voice: vo_adv_1223006_057
ヴァンピィ:
【chara 8311 face 1 (normal)】
【chara 122311 face 1 (normal)】
あのね。ヴァンピィちゃんのお家のこと、分かったよ。
くわしー話は、イリヤのお家でするね。
voice: vo_adv_1223006_058
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
はくしゃく!
voice: vo_adv_1223006_059
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
ヴァンピィちゃんのけんぞくは
もうここにいるの!
voice: vo_adv_1223006_060
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 3 (anger)】
だから、アンタをけんぞくにするのはムリ!
voice: vo_adv_1223006_061
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
!?
voice: vo_adv_1223006_062
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
ななな、なぜですか!?
なぜそのような、みすぼらしい男を選ぶのですか!?
voice: vo_adv_1223006_063
伯爵:
【chara 2513 face 3 (anger)】
ぼくならば、地位も金もある!
魔物を操るという力! 【chara 2513 face 6 (surprised)】
そして、あなたに対する忠誠心も!
voice: vo_adv_1223006_064
伯爵:
【chara 2513 face 4 (sad)】
なぜぼくではなく、その男なのですか!?
voice: vo_adv_1223006_065
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
うーん…………
そうだなぁ~……
voice: vo_adv_1223006_066
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
はくしゃくは、もしもヴァンピィちゃんが倒れてたら助けてくれる?
血が欲しいっておねがいしたら、分けてくれる?
voice: vo_adv_1223006_067
伯爵:
【chara 2513 face 1 (normal)】
もちろんです!
voice: vo_adv_1223006_068
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
ヴァンピィちゃんが、ヒューマンだったら?
【chara 122311 face 1 (normal)】
キライなヤツでも、助けてくれる?
voice: vo_adv_1223006_069
伯爵:
【chara 2513 face 6 (surprised)】
え!?
【chara 2513 face 4 (sad)】
ええと……それは……
voice: vo_adv_1223006_070
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
けんぞくならね、
『どんなヴァンピィちゃん』でも、きっと助けてくれるよ。
voice: vo_adv_1223006_071
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
好き嫌いしないで、誰にでも、おんなじことを、ふつーにするの。
【chara 122311 face 7 (special_a)】
そーゆーところが気に入っちゃったんだ♪
voice: vo_adv_1223006_072
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
だからなのかな?
ヴァンピィちゃん、血は好きじゃないけど……
voice: vo_adv_1223006_073
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
けんぞくの血はおいしそーって思ったんだ。
【chara 122311 face 7 (special_a)】
今なんて、前よりももっとおいしそーだし。
voice: vo_adv_1223006_074
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 6 (surprised)】
なんでかなーってイリヤに聞いたら、
本能みたいなものだって言ってた。
voice: vo_adv_1223006_075
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
アンタたちも、気に入ったものは全部自分のモノにしたいし、
全部あげたいって思うんでしょ?
voice: vo_adv_1223006_076
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
ヴァンピィちゃんもね、けんぞくの血ならほしーし、
ヴァンピィちゃんの血、あげてもいーなって思ったの。
voice: vo_adv_1223006_077
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
友だちはたくさん作りたいけど、
【chara 122311 face 2 (joy)】
けんぞくにしたいのはこの子だけなの!
voice: vo_adv_1223006_078
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
だから、ごめんね!
ご主人様は、別のひとを探してね!
voice: vo_adv_1223006_079
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 7 (special_a)】
ヴァンピィちゃんのよーじはこれでおしまい!
【chara 122311 face 2 (joy)】
ふたりとも、イリヤのお家へ帰ろ!
voice: vo_adv_1223006_080
伯爵:
【chara 2513 face 3 (anger)】
なりません!!
voice: vo_adv_1223006_081
伯爵:
【chara 2513 face 3 (anger)】
ここで一度暮らしてみれば、
あなたもきっと心変わりをするはずですっ!!
魔物たち:
【chara 1611 face 1 (normal)】
──グオオオオオッ!
voice: vo_adv_1223006_082
ベス:
【chara 8311 face 8 (special_b)】
ぎゃぷーっ!?
voice: vo_adv_1223006_083
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 1 (normal)】
ふーん。
そっちがそのつもりなら……
voice: vo_adv_1223006_084
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 2 (joy)】
けんぞく!
Choice: (9) プリンセスナイトの力を使う。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1223006_085
ヴァンピィ:
【chara 122311 face 7 (special_a)】
ヴァンピィちゃんも、好きにするねっ♪
voice: vo_adv_1223006_086
伯爵:
【chara 2513 face 7 (special_a)】
──どわぁああああっ!?
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日、通報を受けて駆け付けた兵によると、
荒れ果てた屋敷の中で、魔物たちと共に震えていた伯爵が発見された。
しかし彼の口から真実が語られることはなかったという。