レイ(サマー) 第4話
海へ{player}と一緒に出かけるも、家の用事のために連れ戻されてしまう怜。しかし級友の力を借りてナイトプールで二人の時間を過ごした怜は、失いかけた自分の夏を取り戻すのだった。


-------------- situation:
この夏を手放さない
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 ランドソルへ帰る日が近づいた、ある昼下がりの事。

voice: vo_adv_1225004_000
レイ:
【chara 122511 face 1 (normal)】 楽しかったバカンスも、もう終わりか。
【chara 122511 face 2 (joy)】 まだまだ遊び足りない気分になってしまうね。

voice: vo_adv_1225004_001
レイ:
【chara 122511 face 6 (surprised)】 バカンスって何をしたらいいのか……
【chara 122511 face 1 (normal)】 なんて頭を悩ませていた頃が懐かしいよ。

voice: vo_adv_1225004_002
レイ:
【chara 122511 face 2 (joy)】 それにしても、今日はいい天気だね。
【chara 122511 face 1 (normal)】 どこまでも突き抜けるような青い空で……
【chara 122511 face 4 (sad)】 眩しすぎる……くらい、だ……

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1225004_003
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 あっ、いた。
【chara 122531 face 1 (normal)】 ようやく見つけたよ。

voice: vo_adv_1225004_004
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 まさか、こんなに人でごった返すとは思ってなかった。
【chara 122531 face 2 (joy)】 夏の海を少しなめていたかな。

voice: vo_adv_1225004_005
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 どうしたの? 【chara 122531 face 5 (shy)】 そんなに見つめられると、
さすがに恥ずかしいんだけど……

Choice: (1) 水着、似合ってる。
----- Tag 1 -----
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怜:
【chara 122531 face 5 (shy)】 えっ? あ、【chara 122531 face 6 (surprised)】 そ、そう……かな?
それは……どうも。【chara 122531 face 1 (normal)】 選んだ甲斐があったよ。

voice: vo_adv_1225004_007
怜:
【chara 122531 face 2 (joy)】 でも、今日は誘ってくれてありがとう。
いい気分転換になりそうだ。

voice: vo_adv_1225004_008
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 ここのところ習い事や用事で忙しくてね。
【chara 122531 face 4 (sad)】 その合間に、挨拶や顔見せに連れ回されていたんだ。

voice: vo_adv_1225004_009
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 息つく暇もないくらい忙しいのに、砂漠みたいに味気ない日々さ。
【chara 122531 face 1 (normal)】 でも、そんな無味乾燥な夏のスケジュールにも、
一日くらい潤いがあったっていいだろう?

voice: vo_adv_1225004_010
怜:
【chara 122531 face 2 (joy)】 キミが海に行こうって誘ってくれて……そのおかげかな。
今日の約束を守るために、いつも以上に頑張れた気がする。
【chara 122531 face 1 (normal)】 自分でも少し現金だとは思うけどね。

voice: vo_adv_1225004_011
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 さて、暗い話はもうおしまい。
【chara 122531 face 2 (joy)】 せっかく海に来たんだし、楽しまなくっちゃ。

voice: vo_adv_1225004_012
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 そういえば、さっき向こうの方で屋台を見かけたかも。
【chara 122531 face 1 (normal)】 ねえ、かき氷でも一緒に食べようよ。

voice: vo_adv_1225004_013
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 なに? 私がかき氷を食べるのがそんなに意外──

voice: vo_adv_1225004_014
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】 お楽しみのところ申し訳ありません。怜さん。

voice: vo_adv_1225004_015
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 ……父の使いか。
【chara 122531 face 3 (anger)】 何の用ですか? 今日は予定があると伝えていたはずですが。

voice: vo_adv_1225004_016
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】 ですが、ご帰宅願いたいとのお話で。
旦那様からの言いつけでお迎えに上がった次第です。

voice: vo_adv_1225004_017
怜:
【chara 122531 face 3 (anger)】 申し訳ありませんが、友人との先約がありますので。
それに父が当てつけのように増やした課題も用事も、
すべて片付けたはず。これ以上、何の問題が──

voice: vo_adv_1225004_018
男性:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 【chara 1 face 1 (normal)】 私は詳細を聞かされておりません。
ですが、ご友人のことを思われるなら、
どうか私とご一緒に。

voice: vo_adv_1225004_019
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 それは……【chara 122531 face 4 (sad)】 脅しのつもりですか?

voice: vo_adv_1225004_020
男性:
【chara 1 face 1 (normal)】 賢明なご判断を。

voice: vo_adv_1225004_021
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 ここで、父の命令に従わなければ
彼に迷惑が掛かる、ということか。

voice: vo_adv_1225004_022
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 この事で反発した責が私一人で済むならまだいい。
しかし、彼が不利益を被る事だけは避けなければ。

voice: vo_adv_1225004_023
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 ……分かりました。どこへなりと連れていってください。

voice: vo_adv_1225004_024
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 キミ、本当にすまない。今日の約束……
反故にしてしまいそうだ……

voice: vo_adv_1225004_025
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 この埋め合わせはきっとする。
……ごめん。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その日の夜──
怜から連絡を受けた{player}は、
駅前で待ち合わせをしていた。

voice: vo_adv_1225004_026
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 キミ、こんな時間に来てくれてありがとう。
【chara 100331 face 4 (sad)】 今日は私の都合で振り回してしまってごめんなさい。

voice: vo_adv_1225004_027
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 さっき用事は終わったよ。
【chara 100331 face 4 (sad)】 ……大したことはない、お偉いさんの視察と会合。
その顔見せに連れていかれただけだった。

voice: vo_adv_1225004_028
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 「こんなに立派なお嬢さんが」……なんて、
お決まりの社交辞令に、建前とお世辞ばかりの会話。
愛想笑いするしかない退屈な時間をどう過ごせばいいのか。

voice: vo_adv_1225004_029
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 あんな場所、私がいてもいなくても変わらない。
それなのに、無理に同行させられたのは……父の体面のためだよ。

voice: vo_adv_1225004_030
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 自分の言う事を聞かない跳ねっ返りの放蕩娘に、
首輪でも繋いだつもりでいるんだ。

voice: vo_adv_1225004_031
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 ……実際、私一人なら無視することもできた。
【chara 100331 face 6 (surprised)】 あるいは家を出る前なら、彼と行き先を変えることも、
別の日のスケジュールを押さえることもできた。

voice: vo_adv_1225004_032
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】 それなのに、あえて私たちが海に着くまで待っていたのは……
【chara 100331 face 4 (sad)】 いつでも連れ戻すことができる、という力の誇示。
そして……楽しみを奪うことで、私の反骨心を折るためかもしれない。

voice: vo_adv_1225004_033
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 ……それが狙いなら、まったく大した効果だ。
希望に浮かれて舞い上がった分だけ、より激しく地に叩きつけられる。

Choice: (2) 今から海に行こう。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1225004_034
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 ……ありがとう。【chara 100331 face 4 (sad)】 でも、さすがに難しいと思う。

voice: vo_adv_1225004_035
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 これから海に行くと、帰ってくる頃にはもう真夜中だ。
そんな時間に外を出歩くなんて、父の使いに止められるだろう。

voice: vo_adv_1225004_036
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 ……いや、ごめん。
せっかくキミが誘ってくれたのに。

Choice: (3) 僕は大丈夫。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1225004_037
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】 そういう訳にはいかないよ。
【chara 100331 face 4 (sad)】 楽しみにしてくれていたキミを裏切ってしまったんだから。

voice: vo_adv_1225004_038
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 私だって、どれほど心待ちにしていたか……

voice: vo_adv_1225004_039
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】 ……そうか。私も、とても楽しみにしていたんだ。
今日、彼と海に行く事を。【chara 100331 face 1 (normal)】 だから少ない暇を縫って時間を作った。
水着だって、新しく買ったんだ。

voice: vo_adv_1225004_040
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】 どれがいいか分からなくて、悩んで、選んで……
【chara 100331 face 4 (sad)】 キミが似合ってるって褒めてくれて。
【chara 100331 face 1 (normal)】 その一言だけで、今日までの苦労がすべて報われた気持ちになって。

voice: vo_adv_1225004_041
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 だけど、こうなるなら……
何も手に入らなければよかったのかもしれない。
望まなければ……心の渇きを、感じずにいられたんだ。

voice: vo_adv_1225004_042
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 あはは……【chara 100331 face 1 (normal)】 せっかくキミが来てくれたのに、
こんな暗い顔ばかりしていたら心配させてしまうかな。

Choice: (4) 海がダメなら、山とか?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1225004_043
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 ……うん、そうだね。次があるなら、
山に行ってみるのもいいかもしれない。

voice: vo_adv_1225004_044
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 でも、今年の夏はもう行けなさそうだ。
さっきも言った通り、今日しか時間を作れなかったんだ。
そのために他の余暇はすべて削ってしまったから。

voice: vo_adv_1225004_045
怜:
【chara 100331 face 4 (sad)】 それに、今から行けるような場所なんて……

voice: vo_adv_1225004_046
怜:
【chara 100331 face 6 (surprised)】 いや……そうか。海に限らなくていいのか……
【chara 100331 face 1 (normal)】 だったら、一つ当てがあるかもしれない。

voice: vo_adv_1225004_047
怜:
【chara 100331 face 2 (joy)】 すまない、少し席を外すよ。
【chara 100331 face 1 (normal)】 ……どっちにしろ、ダメで元々なんだ。試してみる価値はある。

voice: vo_adv_1225004_048
女学生:
【chara 1 face 1 (normal)】 士条さん。お待ちしておりましたわ。
それで、そちらの方が……例のご友人ですのね。

voice: vo_adv_1225004_049
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 ええ。【chara 100331 face 2 (joy)】 この度は急なお願いにも関わらず
お聞き入れいただき、感謝いたします。

voice: vo_adv_1225004_050
女学生:
【chara 1 face 1 (normal)】 お気になさらないで。士条さんには
いつも学校で助けていただいていますもの。
ほんの少しでもお返しできればうれしいですわ。

voice: vo_adv_1225004_051
女学生:
【chara 100331 face 1 (normal)】 【chara 1 face 1 (normal)】 でも、士条さんから頼み事をされる日が来るなんて。
……この件はわたくしの胸に秘めておきますから、ご安心くださいな。

voice: vo_adv_1225004_052
女学生:
【chara 1 face 1 (normal)】 話は通しておきましたので、こちらのゲストパスをお持ちください。
では、ごめんあそばせ。

voice: vo_adv_1225004_053
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 ……彼女には、今度しっかりとお礼をしないと。
【chara 100331 face 6 (surprised)】 それよりキミ、言ってたものはちゃんと持ってきてる?

voice: vo_adv_1225004_054
怜:
【chara 100331 face 1 (normal)】 それじゃあ、この先はいったん別行動だ。後で合流しよう。

--- Switch scene ---

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Choice: (5) ここは……?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1225004_055
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 ホテル併設のプールだね。
【chara 122531 face 2 (joy)】 クラスメイトに頼んで、特別に貸し切りで使わせてもらえたんだ。

voice: vo_adv_1225004_056
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 ホテルオーナーの娘から直々のお願いとなると、
無下に扱う訳にもいかないらしい。
【chara 122531 face 2 (joy)】 そのおかげで、私たちはお邪魔させてもらえているんだけど。

voice: vo_adv_1225004_057
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 でも、なんというか……独特の雰囲気だね。
【chara 122531 face 5 (shy)】 海ともレジャープールとも違うというか、その……

voice: vo_adv_1225004_058
怜:
【chara 122531 face 5 (shy)】 ……わ、私だって初めてなんだ。こういう場所に来るのは。
緊張くらいしてもおかしくないだろう?
【chara 122531 face 6 (surprised)】 それに、そういうキミも少しギクシャクしてるじゃないか。

voice: vo_adv_1225004_059
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 だけど、誰とも知らない人でごった返す海よりは、
ここの方がよっぽど安全だよ。警備員も巡回しているし。

voice: vo_adv_1225004_060
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 なにより父の仕打ちに対して、これくらいの我がままは許されるだろう。
【chara 122531 face 2 (joy)】 あははっ、ちょっと胸がスカッとしたよ。

voice: vo_adv_1225004_061
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 でも、一日で同じ水着を
二度着ることになるなんて思わなかった。

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voice: vo_adv_1225004_062
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 ……本当は、諦めていたんだ。あの海の時に。

voice: vo_adv_1225004_063
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 前にキミに話したことがあると思うけど……父は厳しい人でね。
私は父の敷いたレールの上を走る事しか許されなかった。

voice: vo_adv_1225004_064
怜:
【chara 122531 face 4 (sad)】 今日の事もそうだ。キミとの約束を守れず、
それを仕方のない犠牲と割り切ろうとして……
今は耐え忍ぶしかないと、思い込んでいた。

voice: vo_adv_1225004_065
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 だけどキミは誘ってくれただろう?
今から海に行こう、って。

voice: vo_adv_1225004_066
怜:
【chara 122531 face 2 (joy)】 あの一言で、私は……大げさかもしれないけれど、
救われたんだ。

--- Switch scene ---

still display end
story_still_122500401
voice: vo_adv_1225004_067
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 私は諦めない事を選んだはずだったのに、
いつの間にか、目の前のものを諦めようとしていた。
キミが、それに気付かせてくれた。

voice: vo_adv_1225004_068
怜:
【chara 122531 face 2 (joy)】 私の夏は、今ここにある。もう二度と手放さない。
──キミと取り戻した、この夏を。

voice: vo_adv_1225004_069
怜:
【chara 122531 face 1 (normal)】 ……そういえば、今年はまだ食べてなかったな。

voice: vo_adv_1225004_070
怜:
【chara 122531 face 6 (surprised)】 何って……【chara 122531 face 2 (joy)】 夏と言えば、かき氷じゃないか。
海では食べ損ねてしまったからね。

voice: vo_adv_1225004_071
怜:
【chara 122531 face 2 (joy)】 私、好きなんだ。ブルーハワイ味。

--- Switch scene ---

still display end
voice: vo_adv_1225004_072
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 はい、お疲れさま。
【chara 190011 face 2 (joy)】 どうだった、かき氷の味は?

voice: vo_adv_1225004_073
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】 しっかし、レイが他人を頼るなんてかーなり衝撃だったわ。
【chara 190011 face 1 (normal)】 あんたと居るうちに、少し変化があったのかも。

voice: vo_adv_1225004_074
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 自分だけが頼り。そんな世界で生きてきたレイにとって、
他人と接する時の態度は、己を守るための殻みたいなものよ。

voice: vo_adv_1225004_075
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 真珠みたいに、厚く硬い殻で自分を包んで……
自分の中にある小さな芯を、大きな結晶に育てていく。
【chara 190011 face 4 (sad)】 でもそれは、海の底で息を潜め続けるようなしんどい生き方よ。

voice: vo_adv_1225004_076
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 レイにとってあんたは、その殻を必要としない
数少ない……ううん、唯一の相手かもしれない。
そんな相手がいることが、どれだけ救いになるか。

voice: vo_adv_1225004_077
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】 だから、これからもあの子が殻を必要としなくなるまで、
そばにいてあげなさい。

voice: vo_adv_1225004_078
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】 それじゃあ、またね。

--- Switch scene ---

voice: vo_adv_1225004_079
レイ:
【chara 122511 face 4 (sad)】 私は……眠っていたのか。
【chara 122511 face 6 (surprised)】 そうだ、確か今日の予定を決めようとしていて……

voice: vo_adv_1225004_080
レイ:
【chara 122511 face 1 (normal)】 ねえ、キミはこのバカンス……
私と一緒で楽しかった?

voice: vo_adv_1225004_081
レイ:
【chara 122511 face 2 (joy)】 私は、とても楽しかったよ。
【chara 122511 face 1 (normal)】 一緒にリゾートのあちこちを巡ったのも、海で転んだのも……
水上で剣を交えたことや、【chara 122511 face 2 (joy)】 あの夜に見た花火だって。

voice: vo_adv_1225004_082
レイ:
【chara 122511 face 1 (normal)】 目を閉じれば、どれもすぐに浮かんでくるんだ。
この思い出を、きっと何度も思い返すんだろうな。私は。

voice: vo_adv_1225004_083
レイ:
【chara 122511 face 2 (joy)】 ふふっ、思いもよらない事ばかりだったけどね。
【chara 122511 face 1 (normal)】 でも、これでよかったのかもしれない。

voice: vo_adv_1225004_084
レイ:
【chara 122511 face 1 (normal)】 だって、型通りのみんなと同じ夏よりも
【chara 122511 face 2 (joy)】 私だけの夏の方が、思い出に残るような気がするんだ。

voice: vo_adv_1225004_085
レイ:
【chara 122511 face 6 (surprised)】 そうだ、思いついたことがあるんだけど。
【chara 122511 face 1 (normal)】 今日は予定を決めないで行動してみない?

voice: vo_adv_1225004_086
レイ:
【chara 122511 face 1 (normal)】 一緒に歩いて、同じものを見て……
【chara 122511 face 2 (joy)】 私たちらしいバカンスの過ごし方を探しに行こうよ。

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 青い空の透き通る空気を胸いっぱいに吸い込んで、
レイは{player}と今日の予定を相談するのだった。