ユイ(サマー) 第2話
焼きそばを両端から食べるというカップルアクティビティを体験するユイ達。主催者のフェスに懸ける思いを知ったユイはドギマギを封印し、{player}と完璧な恋人役を演じて完食を果たすのだった。


-------------- situation:
熱くて冷たい夏の恋
--------------

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 雇い主夫妻に連れられ、
次なるアクティビティの検証へとやってきた、
ユイと{player}──

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ユイ:
【chara 122611 face 5 (shy)】 「ユイのおかげ」……

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ユイ:
【chara 122611 face 5 (shy)】 騎士クンの言葉、うれしかったな……

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ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 ニヤけそうになるのをこらえて、
わたしにできることならもう少しがんばってみよう! 

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ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 ……そう、思ったんだけど……

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ユイ:
【chara 122611 face 8 (special_b)】 これは、さすがに……! 

--- Switch scene ---

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社長:
【chara 1411 face 2 (joy)】 次のアクティビティはこれ! じゃーん!

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ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 これは焼きそば……ですか?

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 ただの焼きそばじゃないよ。
名付けて『愛の一筋焼きそば』。

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 この長い一本麺でできた焼きそばを、カップルで両端から食べる。
【chara 1411 face 2 (joy)】 恋人たちのためのランチタイムアクティビティってわけだ。

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ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 ふ、二人で、両端から……!?
ななな、何てことを考えるの……!? 

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ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 だ、だってこれ、最後まで食べると必然的に
キ、キキ、【chara 122611 face 8 (special_b)】 キキキ……!? そもそも!
こんな近距離で騎士クンと向き合うって……

--- Switch scene ---

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ユイ:
【chara 122611 face 8 (special_b)】 ムリ! ムリムリムリ! 絶対にムリだよぉ! 

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社長:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 ユイちゃん?
焼きそば凝視したまま、固まってない?

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ……はっ!

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ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 やっ……ええと……あの……【chara 122611 face 4 (sad)】 ううう……

Choice: (1) 休憩させてもらう?
----- Tag 1 -----
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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 騎士クン……

ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 {player}の提案で、
いったん休憩を挟むことになった一同──

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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 はぁ……

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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 このままじゃさっきの二の舞い……
きっとまた、騎士クンにも迷惑かけちゃう。

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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 申し訳ないけど、やっぱりこのバイトは辞退しよう……
【chara 122611 face 6 (surprised)】 今すぐ探せば、代わりの人が見つかるかもしれないし。

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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 ……うん。そうと決まれば、かける迷惑は最小限に。
社長さんたちに早く伝えなきゃ……! 

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 社長さんたち、確かこっちの方に……

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社長の声:
【chara 1411 face 1 (normal)】 なにまだ怒ってんの?

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専務の声:
【chara 6511 face 3 (anger)】 ……まだって何よ。

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専務:
【chara 6511 face 3 (anger)】 ……
そもそも古いのよ。こんっな、ベッタベタの直球企画。
なんかあるでしょもっと他に。

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 これがやりたいんだよ、俺は。

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専務:
【chara 6511 face 4 (sad)】 ……あのさ言っとくけど。
「恋人たちに楽しんでもらうイベントがしたい」って?
【chara 6511 face 6 (surprised)】 あれ私が言ったの、創業当初だからね? 15年前よ。

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専務:
【chara 6511 face 4 (sad)】 そんな、結婚と会社設立で浮かれた女の青くさいたわごとをさ、
【chara 6511 face 6 (surprised)】 いっつまでも後生大事に。しかも勝手に進めるとか?
【chara 6511 face 3 (anger)】 意思決定ミスり過ぎでしょ。

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 え……

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 くく、返す言葉がないねぇ。

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 ランドソル中を這いつくばって、
雑用同然の企画、頭下げてもらってきてさ。
依頼主の顔色見ながら必死こいて実現させて。

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 自前の企画で金借りられるようになるのに、15年だもんなぁ。
【chara 1411 face 2 (joy)】 ……やっとだよ。やっと。
ここまで来られたのも、妻兼専務様のお陰でございます。

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専務:
【chara 6511 face 3 (anger)】 …………どの口が。

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ……そうだったんだ……
このイベントは二人の、15年来の……

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社長の声:
【chara 1411 face 1 (normal)】 にしてもさ。似てるよな、{player}くんとユイちゃん。

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ……? 

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専務:
【chara 6511 face 6 (surprised)】 ……え……アナタも、そう思ってたんだ。

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 瓜二つだよ、若い頃の俺たちと。
【chara 1411 face 2 (joy)】 アイツら見てると、この企画無性にイケる気がしてくるんだよな。

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専務:
【chara 6511 face 6 (surprised)】 ………………
【chara 6511 face 1 (normal)】 ……まあ、わからなくはないけど。

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社長:
【chara 1411 face 6 (surprised)】 お? あれ?
【chara 1411 face 2 (joy)】 んだよ、自分だってイケる気してるんじゃねぇか。
今の同意だよな? この企画へのゴーサインですよね専務?

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専務:
【chara 6511 face 4 (sad)】 ……ほんと、人にだけは恵まれてんだから。
【chara 6511 face 3 (anger)】 言っとくけど。借金増やさないようしっかり見張らせてもらうからね。

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社長:
【chara 1411 face 2 (joy)】 あざーーーーすっ!!

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ………………

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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 恥ずかしいとか……
照れるとか……
そんなの……

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ユイ:
【chara 122611 face 4 (sad)】 二人の重ねてきた、苦労と夢の重みに比べたら……

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ……わたしが……やらなきゃ。
【chara 122611 face 3 (anger)】 ううん……やってあげたい。

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ユイ:
【chara 122611 face 3 (anger)】 ──!

Choice: (2) もう大丈夫なの?
----- Tag 2 -----
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ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 うん、もう平気だよ。
心配かけてごめんね。

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社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 お、お二人さん戻ってるね。
【chara 1411 face 2 (joy)】 よし、じゃあ始めるか!

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ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 はいっ!

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 はむはむ……
はむはむ……

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社長:
【chara 1411 face 2 (joy)】 いいね、いい食べっぷり。
けっこう接近してるね最初から。

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専務:
【chara 6511 face 1 (normal)】 麺の強度を確かめたいの。
だから二人、食べながら色々動いてみてくれる?
そうね、盛り上がったカップルのやりそうな動きを。

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ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 盛り上がったカップルの……
【chara 122611 face 1 (normal)】 えっと……こんな感じ、かな?

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ユイ:
【chara 122611 face 2 (joy)】 えい。ツンツン。

voice: vo_adv_1226002_054
社長:
【chara 1411 face 2 (joy)】 お! ワキをツンツン!
いーねーそういうことだよ。

Choice: (3) えい、ツン返し。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1226002_055
ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 きゃっ! やだ騎士クンたら……
このー! 【chara 122611 face 2 (joy)】 ツンツンツンツーン!
【chara 122611 face 1 (normal)】 お腹もほっぺも、【chara 122611 face 2 (joy)】 ツンツン!

Choice: (4) ぐふっ。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1226002_056
社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 いいねいいね、周りが見えなくなったカップルっぽい。
【chara 1411 face 6 (surprised)】 麺も……切れてないと。
【chara 1411 face 1 (normal)】 OK、その調子でカップルの演技続けられる?

voice: vo_adv_1226002_057
ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 ……はい!

voice: vo_adv_1226002_058
ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 あ、騎士クン、そっちのほっぺにソースが。
んーってして? んー……

Choice: (5) んー
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1226002_059
社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 お、彼女が?
彼氏の反対側のほっぺについたソースを……指で拭ってあげると。
あるねーいいよー

voice: vo_adv_1226002_060
社長:
【chara 1411 face 2 (joy)】 なんだかユイちゃん、急に動き、良くない?
あ、もしかしてそういうの普段彼氏にしてあげてんだ?

voice: vo_adv_1226002_061
ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ……普、段……ですか?

voice: vo_adv_1226002_062
ユイ:
【chara 122611 face 2 (joy)】 ……ふふっ、秘密ですよ~

voice: vo_adv_1226002_063
社長:
【chara 1411 face 2 (joy)】 あれあれあれ~?

voice: vo_adv_1226002_064
ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 さぁ騎士クン、どんどん食べよう!

Choice: (6) ユイ? 顔色が悪いよ?
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1226002_065
ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 ……え?

voice: vo_adv_1226002_066
ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 そ、そうかな。逆光だからじゃないかな?
【chara 122611 face 2 (joy)】 大丈夫、元気だよ。

Choice: (7) …………
----- Tag 7 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 その後も二人は、様々なカップル的演技をしつつ
順調に麺を食べ進め──

voice: vo_adv_1226002_067
社長:
【chara 1411 face 1 (normal)】 よーし、麺の強度は十分だな。
うん、じゃあ二人、あとは最後まで食べきってくれる?
もちろんキスまでしなくていいから。直前までで。

voice: vo_adv_1226002_068
ユイ:
【chara 122611 face 3 (anger)】 ……はい!

voice: vo_adv_1226002_069
ユイ:
【chara 122611 face 3 (anger)】 はむはむ……
はむはむ……

Choice: (8) はむはむ……はむはむ……
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1226002_070
ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 あっ……

voice: vo_adv_1226002_071
ユイ:
【chara 122611 face 7 (special_a)】 こ、この距離だとおでこ、くっついちゃうね。
【chara 122611 face 1 (normal)】 ……わたしは大丈夫だよ。このまま最後まで食べちゃおう?

voice: vo_adv_1226002_072
ユイ:
【chara 122611 face 1 (normal)】 はむっ……

Choice: (9) ユイのおでこ……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1226002_073
ユイ:
【chara 122611 face 6 (surprised)】 うん?
はむはむ……
はむはむ……

Choice: (10) (ものすごく冷たい……)。
----- Tag 10 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】 真夏の太陽の下、
生気を失ったかのように冷たいユイのおでこを感じながら、
焼きそばを完食した{player}であった。