アメス 第2話
眠るコッコロのそばにいる{player}を見守るアメス。目覚めたコッコロの記憶を探る中で晶からのメッセージを受け取ったことなどを、アメスは{player}に長い時間語って聞かせる。
-------------- situation:
長話はほどほどに
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アメスがかつてフィオであった頃、{player}が
初めてアストルムにログインすることになるその直前……
フィオは誰かが自分を呼ぶ声に耳を澄ませていた。
voice: vo_adv_1230002_000
ミネルヴァ:
【chara 191112 face 6 (surprised)】
フィオ。フィオ……?
【chara 191112 face 1 (normal)】
ああ、そこにいましたか。
voice: vo_adv_1230002_001
フィオ:
【chara 190111 face 2 (joy)】
ミネルヴァさま! お久しぶり!
【chara 190111 face 1 (normal)】
どうしたの? あたしに何か用?
voice: vo_adv_1230002_002
ミネルヴァ:
【chara 191112 face 1 (normal)】
あなたにも務めを果たしてもらう時がきました。
アストルムに新たに現れる、一人の冒険者のそばに
ついてあげてほしいのです。
voice: vo_adv_1230002_003
フィオ:
【chara 190111 face 2 (joy)】
やったぁ! これでやっとあたしも一人前の妖精ね!
【chara 190111 face 1 (normal)】
ミネルヴァさま! あたし頑張るわ!
【chara 190111 face 6 (surprised)】
それで、そいつはどこにいるの?
voice: vo_adv_1230002_004
ミネルヴァ:
【chara 191112 face 1 (normal)】
彼はもうすぐこちらの世界にやってきます。
私があなたを彼の元に送り届けてあげましょう。
voice: vo_adv_1230002_005
フィオ:
【chara 190111 face 2 (joy)】
いいの!? うれしい! ミネルヴァさまが直々に
転送してくれるなんて! 【chara 190111 face 1 (normal)】
ねえミネルヴァさま!
あたし、一生懸命やるから! ちゃんと見ててね!
voice: vo_adv_1230002_006
ミネルヴァ:
【chara 191112 face 1 (normal)】
大丈夫ですよフィオ。私はいつでも、
あなたたち妖精を見守っています。さあ、お行きなさい……
voice: vo_adv_1230002_007
フィオ:
【chara 190111 face 1 (normal)】
はーい! 行ってきまーす!
voice: vo_adv_1230002_008
ミネルヴァ:
【chara 191112 face 1 (normal)】
フィオ……いつかまた会いましょう。
【chara 191112 face 2 (joy)】
あなたと{player}に太陽と星の祝福を……
--- Switch scene ---
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その後{player}と出会い、
フィオとしてさまざまな冒険を共にしたことを、
アメスはぼんやりと思い出していた。
voice: vo_adv_1230002_009
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
一人前か……
voice: vo_adv_1230002_010
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……こんなふうになっても、
まだ一人前になれるのかしらね、あたし……
voice: vo_adv_1230002_011
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
なーんて言ってみたけど、
{player}に比べたらあたしはまだマシか。
voice: vo_adv_1230002_012
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
半人前が同類を支えてあげてるってわけね……
さて、そんなあいつは今ごろどうなってるのかしら……?
voice: vo_adv_1230002_013
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あいつがこの世界に現れてから、
あたしはその行動をずっと見守り続けてる。
voice: vo_adv_1230002_014
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
記憶のほとんどや、多くのものを失ってたけど、
【chara 190011 face 2 (joy)】
あいつはやっぱりあいつのままで、
たくさんの人を助け、助けられてきた。
voice: vo_adv_1230002_015
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
人間って大したものなのね。感心しちゃったわ。
【chara 190011 face 1 (normal)】
それともあいつが特別なのかしら?
voice: vo_adv_1230002_016
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
ただ、そんなあいつですらどうにもできない事態に、
今は直面しちゃってるわね……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1230002_017
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
……
Choice: (1) ……
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1230002_018
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
まさかコッコロたんがずっと眠っちゃうなんて……
ああもう、もどかしいったらないわ~!
早く目を覚ましてね、コッコロたん……
voice: vo_adv_1230002_019
コッコロ:
【chara 105912 face 4 (sad)】
ん、んん……
【chara 105912 face 1 (normal)】
あ、ふあぁふ♪
voice: vo_adv_1230002_020
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
うそっ!? え? コッコロたん!?
【chara 190011 face 4 (sad)】
ああ、よかった~……ちゃんと目を覚まして……!
voice: vo_adv_1230002_021
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
ってこら! ちょっと{player}!
なに抱き着いちゃってんのよ~! コッコロたんを
抱き締めるなんて、羨ましい~!!
voice: vo_adv_1230002_022
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
しかも今度はコッコロたんに抱き締めてもらってるじゃない!
{player}~! そこ代わりなさ~い!
voice: vo_adv_1230002_023
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……【chara 190011 face 4 (sad)】
でも本当に良かったわ。
あたしも目を覚まさないんじゃないかって心配だったし。
voice: vo_adv_1230002_024
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
さすがにあいつと違ってコッコロたんには、
託宣として呼びかけるのが今の所精一杯なのよね……
voice: vo_adv_1230002_025
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
こっちっていうか、夢に近いほうまで意識がきてくれたら
なんとかできるんだけど……【chara 190011 face 4 (sad)】
さっきまでの眠りは、
あたしに介入できる類いのものじゃなかったし……
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1230002_026
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
コッコロたんに何が起こってたのかは、結局分からずじまいか……
voice: vo_adv_1230002_027
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
……あたしも、あいつみたいにみんなを助けてあげられたら……
voice: vo_adv_1230002_028
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……あたしがこんな願望を口にするようになるなんてね。
【chara 190011 face 2 (joy)】
あいつのこと、見守り過ぎたせいで影響されちゃったとか?
voice: vo_adv_1230002_029
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
……なんてね。この体じゃ無理か……
voice: vo_adv_1230002_030
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
それこそ今この場所にいるあたしにとっては、
夢みたいな話じゃない……
voice: vo_adv_1230002_031
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
……
voice: vo_adv_1230002_032
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……やるだけやってみても、いいかもね。
誰かに怒られるわけじゃないんだし。
voice: vo_adv_1230002_033
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
えーっと……
voice: vo_adv_1230002_034
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
まずはあいつとの絆の繋がりから、コッコロたんの記憶を
もっと深く読み取れないか、試してみましょ……
voice: vo_adv_1230002_035
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
コッコロたんが{player}のこと、
サポートしやすくなるきっかけが作れるかもしれないし。
voice: vo_adv_1230002_036
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
……あたしって、大きくなったところで結局は
あいつの妖精なのよね……なんだかんだ、
あいつを支えることばっかり考えちゃってる。
voice: vo_adv_1230002_037
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
別に今はもう、ミネルヴァさまに頼まれたことでもないのにね……
voice: vo_adv_1230002_038
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
……ん? なにかしら、これ……
こんなところにデータがあるなんて……
【chara 190011 face 1 (normal)】
中身が見られたらいいんだけど……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1230002_039
???:
【chara 1 face 1 (normal)】
もうちょっと左かな……ストップ。
……うん。立ち位置はそこで!
voice: vo_adv_1230002_040
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
いけた! でもこれって、こっち側の記憶じゃない……
【chara 190011 face 1 (normal)】
まさかコッコロたんがさっき言ってた、あっち側の記憶?
voice: vo_adv_1230002_041
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
そうそう、そこでいいよ。
ごめんね、手伝ってもらっちゃって。
お礼に後で、クレープを作ってあげよう♪
voice: vo_adv_1230002_042
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
晶!? 眠ってると思ったら
なんでコッコロたんとあっちで仲良くしてるのよ!
voice: vo_adv_1230002_043
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
あいつ……! さっさと戻ってきなさいよね!
voice: vo_adv_1230002_044
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
そんでそのままこっちを【chara 106831 face 7 (special_a)】
じーっと見て……
【chara 106831 face 1 (normal)】
よしオッケー。準備完了。
voice: vo_adv_1230002_045
コッコロ:
【chara 105913 face 1 (normal)】
わたくしはこのままでよろしいのですか?
voice: vo_adv_1230002_046
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
ああうん、大丈夫。
voice: vo_adv_1230002_047
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
っていうか晶ってば、
コッコロたんに何させようとしてるのよ……?
voice: vo_adv_1230002_048
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
やっほ~フィオ~!
アタシの映像っていうかこころちゃんの記憶、
ちゃんと見えてる~?
voice: vo_adv_1230002_049
晶:
【chara 106831 face 4 (sad)】
まさかとは思うけど、アタシの文句とか言ってないよね?
【chara 106831 face 1 (normal)】
信じてるよ、フィオ!
voice: vo_adv_1230002_050
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
……相変わらずね。
【chara 190011 face 3 (anger)】
いいからさっさと本題に入りなさいよ!
voice: vo_adv_1230002_051
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
さっさと本題に入れって言われてそうだし、手短に言うよ。
この記憶がフィオに届くようなら、アタシもそっちに対して
できることがあるはずなんだ……いろいろとね。
voice: vo_adv_1230002_052
晶:
【chara 106831 face 1 (normal)】
フィオもある程度そっちの状況は分かってるよね?
少年のため、みんなのため、お互い頑張っていこう!
それじゃまた! ばいば~い!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1230002_053
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
……これだけ?
voice: vo_adv_1230002_054
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
晶……! あいつってほんっと勝手なのね!
……いいわ。あたしだってできる限りのことをして、
あいつの鼻を明かしてやるわ! 見てなさいよ~!
voice: vo_adv_1230002_055
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
──なんてことがあったのよ! あんたとあたし、
相当あいつに振り回されてるんだから、
いい加減そこんとこ自覚しないとだめよ?
voice: vo_adv_1230002_056
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
ちょっと{player}、ちゃんと聞いてる?
【chara 190011 face 4 (sad)】
ぼーっとしてなかったでしょうね?
Choice: (2) きょ、今日はもうこのあたりで……
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1230002_057
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
いやよ。何勝手に夢から覚めようとしてるのよ。
今日はそう簡単に帰したりしないから。
voice: vo_adv_1230002_058
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ちょうどいい機会だし、
今回は他にもあんたに聞いてほしい話があるし、
気が済むまで話したら帰してあげるわ。
voice: vo_adv_1230002_059
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ほら、長くなるしそこに座りなさい。
Choice: (3) ええぇ~……
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1230002_060
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
ええぇ~……【chara 190011 face 3 (anger)】
じゃないわよ。
そんなのこっちのセリフだから。やっぱりあんたには少しくらい
あたしの苦労を分からせておく必要があるわね。
voice: vo_adv_1230002_061
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
それに虫の居所っていうのかしら? あたしだってそういうのが
悪くなる日もあるのよ。【chara 190011 face 1 (normal)】
さあて、次は何の話をしようかしら……
【chara 190011 face 2 (joy)】
そうだ! あの話がいいわ! 【chara 190011 face 3 (anger)】
いい? あれは──
voice: vo_adv_1230002_062
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
──っていうことになってたのよ……
【chara 190011 face 3 (anger)】
それを突き止めるまであたしがどれだけ時間をかけたと思う?
システム側の存在だったあたしから見てもめちゃくちゃよあんなの!
voice: vo_adv_1230002_063
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そんなこともあったし、ほんっとくたびれちゃったわ……
あんなに天真爛漫だったあたしがひねくれちゃうくらいのことが、
あんたの知らないとこにはいくらでも転がってたのよ……
Choice: (4) た、大変だったね……
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1230002_064
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
分かる? そうよね、あんたも色々あったものね……
そんなあんたを見守ってるあたしにも、
誰にも言えなかったけど、それなりにいろいろあったのよ……
Choice: (5) (ずっと誰かに話したかったんだ……)
----- Tag 5 -----
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
アメスを思いやった{player}は、
彼女の話を気が済むまで聞いてあげようと考えた。
しかし──
voice: vo_adv_1230002_065
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
……まあそんなこんなで、
あたしの奮闘も虚しい結果に終わったの。
まあもうとっくに慣れちゃったからいいんだけどね……
Choice: (6) あの、もうそろそろ……
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1230002_066
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あら、お腹でも空いたの?
まだあんたの体感時間だと6時間くらいしか喋ってないのに。
Choice: (7) そんなのに経ってたの!?
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1230002_067
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
せめて12時間は付き合いなさい。
そうしたら大人しく帰してあげるから。
【chara 190011 face 2 (joy)】
退屈してきたならもっと刺激的な話をしてあげましょうか?
voice: vo_adv_1230002_068
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
なんだかこうしてあんたとしゃべるのが、
どんどん楽しくなっちゃってるのよね……
久しぶりの長話、話題はまだまだ尽きないわよ♪
voice: vo_adv_1230002_069
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
そもそも、女の子のおしゃべりは長いんだから……♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
……その後も夢の中でアメスの話を聞き続けた
{player}のその日の目覚めは、
かつてないほど悪いものになったのだった。