アメス 第4話
{player}の記憶を再生するテストをしていたアメスは、何故か迷い込んた本人と二人でテストを行う。そこで夢ではなく外の世界で出かける約束をし、当日にアメスは塔の外へ舞い降りるのだった。
-------------- situation:
また一緒に、どこまでも
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
その日アメスは、{player}とその仲間たちの
記憶から作り出す仮想空間のメンテナンスを行っていた──
voice: vo_adv_1230004_000
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
これでよしっと……【chara 190011 face 2 (joy)】
検証終わり。
【chara 190011 face 1 (normal)】
あとは最後の起動テストだけね。
voice: vo_adv_1230004_001
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
きちんとメンテしておかないと変なデータまで読み込んじゃって、
違和感を覚えるような現象が発生した挙句、
【chara 190011 face 4 (sad)】
明晰夢みたいな状態になっちゃうのよね……
voice: vo_adv_1230004_002
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そうだ。座標の設定っていうか、
それを含むロケーションを決めないと……
【chara 190011 face 6 (surprised)】
え~っと? どこにしようかしら?
voice: vo_adv_1230004_003
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
まあ今回はただのテストで、どうせあたししか
入らないんだし、好きにしちゃっていいわよね?
設定通りに立ち上がればいいだけで。
voice: vo_adv_1230004_004
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
だったら……あたしの好きにするだけよ。
【chara 190011 face 1 (normal)】
時間帯と場所はこうして、その他の条件は……
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1230004_005
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
たまにしか入らないけど、やっぱり不思議ね。
{player}やみんなのいた世界って。
voice: vo_adv_1230004_006
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
あら、{player}のモデルじゃない。
あたし、配置の設定したかな……?
voice: vo_adv_1230004_007
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……まあいいわ。どうせ本人じゃないんだし。
所詮は見た目が同じなだけの仮想データだもんね、あんたは。
voice: vo_adv_1230004_008
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
人間ってよくこういう交通の要所で待ち合わせしてるけど、
【chara 190011 face 2 (joy)】
せっかくだしあたしもやってみようっと。少し離れた場所に行って……
voice: vo_adv_1230004_009
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
あっ! {player}~!
【chara 190011 face 4 (sad)】
ごめんね~、待った~? 【chara 190011 face 6 (surprised)】
え、そんなに待ってない?
【chara 190011 face 4 (sad)】
……はぁ~? また人助けしてたのあんた?
voice: vo_adv_1230004_010
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
……
voice: vo_adv_1230004_011
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
……とまあ、冗談はこのくらいにしておいて、
テストテスト……
Choice: (1) どこが冗談だったの?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1230004_012
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
そこは聞かないで。あんたね、
デリカシーって言葉まだ覚えてないの?
voice: vo_adv_1230004_013
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
こういう抜けた質問をしてくるところまでそっくりじゃない。
【chara 190011 face 1 (normal)】
これならテストはもう成功ってことでいっか。
Choice: (2) テストって、夢のテスト?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1230004_014
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
ええ、まあね。正確にはあんたに夢みたいなものを見せる
仕組みのテストなの……【chara 190011 face 6 (surprised)】
ちょっと待って。
なんで仮想データなのにそんな質問してくるわけ……?
voice: vo_adv_1230004_015
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
ま、まさかあんた……!
voice: vo_adv_1230004_016
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
やっぱり本物じゃない!
【chara 190011 face 3 (anger)】
何やってるのよこんなところで!!
Choice: (3) 気がついたらここにいた。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1230004_017
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
それ、本当でしょうね……?
【chara 190011 face 4 (sad)】
でもその間の抜けた受け答えは、
間違いなく{player}だし……
voice: vo_adv_1230004_018
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
まったくもう! あ、あんたねえ!
いるならいるって言いなさいよ!
あたしにも心の準備ってものがあるんだから!
Choice: (4) よく分からないけどごめんね。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1230004_019
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
……本気で何が起きてるのか分かってないみたいね。
はあ……
voice: vo_adv_1230004_020
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
いい?
ここはあたしがあんたに見せてる夢みたいなところで、
今はその夢がちゃんと機能するかテストしてたの。
voice: vo_adv_1230004_021
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
今回のテストにわざわざあんたを呼ぶのも変だし、
【chara 190011 face 6 (surprised)】
本人役は別で用意してたんだけど……
何故かあんたが来ちゃってたってわけ。
voice: vo_adv_1230004_022
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
なんでこうなっちゃったのかしら……
これがテストでよかったわ。【chara 190011 face 4 (sad)】
別のことをテストしないと
いけなくなっちゃったけど。
voice: vo_adv_1230004_023
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
もしかしたら、{player}のプリンセスナイトの力が
また強くなってるのかもしれない。あたしとの絆も強くなったことで、
こっちに来やすくなった可能性はあるわね。
voice: vo_adv_1230004_024
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そのあたりはテストが終わった後に調べるとして……
ねえあんた。暇ならあたしのテストに付き合ってよ。
Choice: (5) 何をすればいいの?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1230004_025
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
別に大したことじゃないわ。
あっちの世界の再現性の確認とか、まあそんなとこだから、
【chara 190011 face 2 (joy)】
要はあたしと一緒にあちこち遊びに行くの。
Choice: (6) 楽しそう!
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1230004_026
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
決まりね。それじゃ行きましょ。【chara 190011 face 1 (normal)】
まずは──
voice: vo_adv_1230004_027
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
この辺りからにしましょうか。遊園地って一人で来ても
あんまり楽しさが分からなかったけど、
二人なら少しは違うのよね?
voice: vo_adv_1230004_028
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
コーヒーカップにジェットコースター……
あんたはどれが一番楽しいと思う?
Choice: (7) 誰かと一緒ならどれも楽しいと思う。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1230004_029
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
もう少し自主性のある答えを期待してたんだけど……
【chara 190011 face 2 (joy)】
物は試しっていうし、片っ端から乗ってやるわ。行くわよ。
voice: vo_adv_1230004_030
アメス:
【chara 190011 face 5 (shy)】
んー、冷た~い♪
【chara 190011 face 2 (joy)】
……つい柄にもなくはしゃいじゃったわ。
遊園地って結構面白かったのね。
voice: vo_adv_1230004_031
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
どちらかと言えばあたし、
こんなふうにカフェでおしゃべりするのに憧れてたの。
でもまあ、あっちはあっちの良さがあるって分かった。
voice: vo_adv_1230004_032
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あっちでコッコロたんとカフェでデートがしたいな~
【chara 190011 face 5 (shy)】
甘い物食べてるところをず~っと眺めていたいわ……♪
Choice: (8) アメスさまも食べたら?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1230004_033
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
そうね。飲み物しか売ってないところじゃないし、
ケーキでも頼んでみようかしら。あんたも食べなさい。
味が再現できてるかは、あたしじゃ分からないし。
voice: vo_adv_1230004_034
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
きたきた。……あんたが頼んだのもおいしそうね。
一口食べさせなさい。
Choice: (9) あーん……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1230004_035
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
何やってるのよ、自分で食べるわ……
【chara 190011 face 1 (normal)】
やっぱりそのままでいなさい。あーん……
はむ、あむ……へぇ。なかなかね。悪くないわ。
voice: vo_adv_1230004_036
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
自分が頼んだのはどうかしら……?
あむっ……こっちのほうが甘いけど、
あんたが頼んだやつのほうが今のあたしは好みかも。
voice: vo_adv_1230004_037
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ここのテストの次は……
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして{player}はアメスとともに
いろいろな場所を巡った。そして──
voice: vo_adv_1230004_038
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
最後はここよ。あんたの通ってた学校。
あんたが日常を過ごしてたところは
念入りにテストしておかないといけないの。
voice: vo_adv_1230004_039
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
時間がかかるのよね、ここ……
【chara 190011 face 2 (joy)】
面白いものを見せてあげましょうか?
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1230004_040
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
じゃじゃーん♪ どうかしら? 似合ってる?
【chara 190011 face 4 (sad)】
何とか言いなさいよ。
voice: vo_adv_1230004_041
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あんたのいた世界だとあたしみたいな体の人間は
いないから、変に思うでしょうけど……
Choice: (10) そんなことないよ。
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1230004_042
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あらそう? 【chara 190011 face 2 (joy)】
お世辞でもうれしいわ。
【chara 190011 face 1 (normal)】
最後にあんたが座ってた席はそこよね?
って、今のあんたはよく覚えてないか。
voice: vo_adv_1230004_043
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ここであんたは仲間と過ごしてた……
あんたって時々、学校でもアストルムを遊んでたのよ。
それを聞かされてあたし、随分と驚いたわ。
voice: vo_adv_1230004_044
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
……昔はあたし、でっかいあんたの周りを飛び回ってたわね……
voice: vo_adv_1230004_045
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
こうしてあんたから話を聞かされるだけだった場所を、
一緒に歩けるようになった……
voice: vo_adv_1230004_046
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
それがこの体になって良かったって思える
数少ないことの一つよ。
voice: vo_adv_1230004_047
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
散々な目にあったって思うこともあったわ。
でも、こうしてあんたと平和に過ごせるようになったし、
あたしも諦めないでよかったわ。
Choice: (11) アストルムでも一緒に出かけよう。
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1230004_048
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
アストルムでも?
voice: vo_adv_1230004_049
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……そういえばあたしとあんたって、
あたしが世界の修正を受けなくなってからしばらく経ったのに、
アストルムで出かけたこと全然なかったわね。
voice: vo_adv_1230004_050
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
まあ、その前にそれはもういろいろとあったから、
出かけるタイミングも全然なかったんだけど……
voice: vo_adv_1230004_051
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
いいわね。今日のテストも気分転換にはなったけど、
これとは違った趣きを味わえそう……♪
voice: vo_adv_1230004_052
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
あんたのお誘い、受けてあげる。
どこに連れて行ってくれるのかしら? 楽しみだわ。
ちゃんとコースを考えておきなさい。
Choice: (12) 僕が考えるの?
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1230004_053
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
当たり前でしょ。誘ったのはあんたなんだから、
【chara 190011 face 2 (joy)】
きちんとあたしを楽しませること。分かった?
voice: vo_adv_1230004_054
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
{player}。
あたしを失望させないでよね?
voice: vo_adv_1230004_055
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
それであんた、いつが空いてるの?
どうせあんたのことだから、女の子との約束が
たくさん入ってるんでしょ?
voice: vo_adv_1230004_056
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
スケジュールはあたしが決めてあげるわ。
【chara 190011 face 2 (joy)】
そこはあんたより詳しい自信あるし。
--- Switch scene ---
still display end
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
{player}の予定を調べ、
アメスは出かける日を決めた。そして約束の日当日──
voice: vo_adv_1230004_057
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
……遅い。
voice: vo_adv_1230004_058
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
待ち合わせ場所は塔の下って決めたはずよね?
時間はとっくに過ぎてるし、何やってるのよ……?
voice: vo_adv_1230004_059
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
……遅い!
voice: vo_adv_1230004_060
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
フィオだった頃より待つのは苦手じゃなくなったけど、
限度ってものがあるわ。……どうせあいつのことだから、
何かしらのトラブルに自分から飛び込んでるんでしょうけど……
--- Switch scene ---
Choice: (13) 遅くなってごめん!
----- Tag 13 -----
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1230004_061
アメス:
【chara 190011 face 3 (anger)】
{player}! やっときたのね!
voice: vo_adv_1230004_062
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
あたしをこんなに待たせるなんて大した男ね、あんたは。
【chara 190011 face 2 (joy)】
ほら、ちゃんと受けとめなさい?
Choice: (14) アメスさまを抱きとめる。
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1230004_063
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
ほんとにやるとは思わなかったわ
【chara 190011 face 1 (normal)】
そうね……まあまあってところかしら。
【chara 190011 face 2 (joy)】
遅れてきたのは今ので許してあげる。
Choice: (15) ごめん、人を助けてて……
----- Tag 15 -----
voice: vo_adv_1230004_064
アメス:
【chara 190011 face 4 (sad)】
……分かってるわよ。
【chara 190011 face 1 (normal)】
あんたのことだし、どうせそんなことだろうと思ってたわ。
voice: vo_adv_1230004_065
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
ほら、さっさとあたしを連れて行きなさい。
どこまでも着いてってあげるから。
voice: vo_adv_1230004_066
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
今度こそ……ね♪
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
そう言ってアメスは{player}に、
手を差し出しながら微笑むのだった。