アヤネ(エクスプローラー) 第2話
石鍵に加えプウへの地図をも手に入れたアヤネ達。意気揚々と出発するも、大蛇の巣のど真ん中で絶体絶命のピンチに。しかし自分たちなりの方法でなんとか切り抜け、冒険者としての自信を深めるのであった。
-------------- situation:
最弱最強の冒険パーティー
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
滝つぼで手に入れた石の鍵を手に、
「幻の文明プウ」を目指す旅へと出発しようとしているアヤネたち。
voice: vo_adv_1232002_000
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『うお! これ、プウへの地図じゃねーか!
どうしたんだアヤネ!』
voice: vo_adv_1232002_001
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
へっへーん♪ 聞きたい?
【chara 123211 face 1 (normal)】
実はね……石の鍵、あるでしょ。滝つぼで取ってきた。
【chara 123211 face 2 (joy)】
私、これが手に入ったことがうれしくてうれしくて。
voice: vo_adv_1232002_002
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
見つめたりなでたり、抱きしめたりって、してたら……
【chara 123211 face 1 (normal)】
気付いたの。ほら見て、【chara 123211 face 2 (joy)】
じゃーん、パカーン。
Choice: (1) 石の鍵が真っ二つだ。
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1232002_003
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
そう! 組み合わせる作りだったみたい。
【chara 123211 face 2 (joy)】
でねでね、その中に、この地図がちっっさく、
折りたたまれて、入ってたってわけ。
voice: vo_adv_1232002_004
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『マジか! 地図まで手に入ったか……
いや、この冒険、破れかぶれ綿はみ出まくりのハードモードに
なるものとばかり思ってたが……意外にも楽勝モードみてぇだな』
voice: vo_adv_1232002_005
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
楽勝もーど? ……ってどういうこと?
voice: vo_adv_1232002_006
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『だって冒険なんてもんは、地図と道具をそろえるまでが9割だろ。
それさえ手に入れりゃ、あとはそれをたずさえて、行くだけ。
今の俺たちにゃもうその9割がそろってる』
voice: vo_adv_1232002_007
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
なるほど……
あ、で、でも、冒険記の付録に、
プウへの道は過酷だ、って書いてあったけど……
voice: vo_adv_1232002_008
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『そりゃ、地図や石の鍵がない状態で、だろ?
考えてもみろ。地図には危険な場所がほら、キッチリ書かれてある。
そこを迂回して、進みゃいいだけの話だ』
voice: vo_adv_1232002_009
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
たしかに……
voice: vo_adv_1232002_010
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『つまり俺たちは、冒険者ステータスでいうと、すでに最強。
怖いものなしの楽々アドベンチャー、そういうこった』
voice: vo_adv_1232002_011
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
わぁ~、最強なんだね、私たち。
なんだか、ワクワクしてきちゃったな。
voice: vo_adv_1232002_012
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ああ。ワクワクけっこう。
いっちょ、観光気分で楽しむとするか!』
voice: vo_adv_1232002_013
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
──うん!
【chara 123211 face 1 (normal)】
じゃあ最強楽々アドベンチャー、プウに向かって~~~~
voice: vo_adv_1232002_014
一同:
【chara 123211 face 2 (joy)】
【chara 1 face 2 (joy)】
しゅっぱーつ!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
一時間後。
voice: vo_adv_1232002_015
恐ろしい大蛇:
【chara 1 face 1 (normal)】
ッシャァァァァァーーーーーッ!!
voice: vo_adv_1232002_016
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
きゃぁぁぁっ!
【chara 123211 face 4 (sad)】
た、食べるつもりだよね!?
コイツ、私たちのことまとめて丸飲みにするつもりだよね!?
voice: vo_adv_1232002_017
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ああ……その気満々だな。
逃げようとでもしようものなら、後ろから一息にバックリだ』
voice: vo_adv_1232002_018
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『くそっ! 絶体絶命の万事休すじゃねーか!
楽々アドベンチャーのはずが、出発一時間でなんでこうなんだよー!』
voice: vo_adv_1232002_019
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
なんでって……【chara 123211 face 4 (sad)】
覚えてないの?
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1232002_020
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
……まず、地図が読めなかったよね? 私たち。誰も。
【chara 123211 face 6 (surprised)】
出発して5分で道がわかんなくなってあっさり危険地帯に迷いこんで、
【chara 123211 face 4 (sad)】
お兄ちゃんが底なし沼にハマっちゃった。
voice: vo_adv_1232002_021
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
で、ぷうきちが「坊ちゃん、俺をつかめー!」って言うから、
ぷうきちを沼に投げ込んだのはいいけど、
【chara 123211 face 4 (sad)】
ぷうきち、タテにハマっちゃって。
voice: vo_adv_1232002_022
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ぷうきちは自分じゃ動けないし、しかも見た目以上に重いから、
お兄ちゃんより先にどんどん沈んで……
【chara 123211 face 4 (sad)】
私がなんとか二人を引き上げたけど、すでにみんなヘロヘロで……
voice: vo_adv_1232002_023
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『おいちょっと待て。俺が口ばっかで動かねぇ舌先三寸野郎なことは
まぁ、否定しねぇよ。けどな、この事態を招いたのがまるで俺一人だけ
かのように言われるのは、そりゃ心外だな』
voice: vo_adv_1232002_024
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『あの後は、アヤネだってたいがいだったぜ? 滝つぼじゃ勇ましかった
くせによ、別人みてぇに怖ぇ怖ぇってわめいて、先へ進みゃしねぇ。
渦巻住みの軟体生物にすら追い越される始末だったじゃねぇか』
voice: vo_adv_1232002_025
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
だって……【chara 123211 face 4 (sad)】
お兄ちゃんとぷうきちが底なし沼に沈んでくのを見て……
二人が死んじゃうかも、って、すっごく怖かったんだもん……
またあんなことになったらって思ったら……怖くて足、動かなくて。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1232002_026
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
──でも、私たちもうだめかなって……【chara 123211 face 1 (normal)】
思ったその時だったよね。
お兄ちゃんが「安全な場所を見つけたからそこで一回休もう」
って言ってくれたのは。
voice: vo_adv_1232002_027
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『あ~、あんときゃ、さすが坊ちゃんだと思ったね。たしかに、
安全な場所で休めば、アヤネも落ち着いてまた進めるようになる。
あの状況で考えられ得る最高の打開策だ』
voice: vo_adv_1232002_028
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『坊ちゃんのヤツ、いつもは薄めの水墨画かな?
くらいの存在感なのによ。やるときゃやるんだなって。
バキッとした劇画の漢に見えたね』
voice: vo_adv_1232002_029
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
うん。お兄ちゃんカッコいい、って思った。
voice: vo_adv_1232002_030
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『──ま、その結果……
その漢の案内してくれた「安全な場所」ってのが、
ここ、大蛇の巣のど真ん中だったってわけだけどな!』
voice: vo_adv_1232002_031
恐ろしい大蛇:
【chara 1 face 1 (normal)】
ッシャァァァァァーーーーーッ!!
Choice: (2) ごめん、ぜんぜん安全じゃなかった。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1232002_032
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『坊ちゃんよ、俺、確認したよな? そこはたしかに安全なのかって。
したら坊ちゃん、ドヤ気味に安全だって言ったじゃねーか』
voice: vo_adv_1232002_033
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『いやたしかにな、警戒心のなさはおまえさんの美徳だぜ?
でもよ、美徳を発揮するにもTPOってもんがあんだろ!』
voice: vo_adv_1232002_034
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ねぇねぇねぇねぇどうする!?
【chara 123211 face 4 (sad)】
私たち食べられちゃうよ~このままじゃ。
voice: vo_adv_1232002_035
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『くっそぉぉぉぉぉ!
地図も石の鍵もあるのに……
楽勝モードのはずなのに……』
voice: vo_adv_1232002_036
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『地図は読めねーわ、口先だけで動かねーわ、
怖がりだわ、警戒心はないわ、って……
俺たちポンコツ冒険者すぎんだろ……!』
voice: vo_adv_1232002_037
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
ぷうきち! 今そんなこと言ってもしょうがないでしょ!
【chara 123211 face 6 (surprised)】
──そうだ、ねえ! あの冒険記、持ってきてたよね?
voice: vo_adv_1232002_038
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
たしか、冒険のノウハウみたいなことも書かれてた。
【chara 123211 face 6 (surprised)】
大蛇の弱点とか、倒し方とか、のってるかも……!
voice: vo_adv_1232002_039
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……たしかに!』
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
急いで冒険記を取り出し、大蛇退治の方法を探すアヤネたち──
voice: vo_adv_1232002_040
恐ろしい大蛇:
【chara 1 face 1 (normal)】
ッシャァァァァァーーーーーッ!!
voice: vo_adv_1232002_041
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『やべぇよ大蛇のヤツ、いよいよ迫ってきやがったぜ!
早く、早くしろって! 大蛇退治の方法まだ見つかんねーのかよ!』
voice: vo_adv_1232002_042
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
まってよ~! いまさがしてるから──
still display end
voice: vo_adv_1232002_043
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……ん? ちょっと待て。なんだそのページ──
「冒険豆知識。冒険者スキルについて」……?』
voice: vo_adv_1232002_044
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
今、関係ないとこ読んでるヒマはないの!
【chara 123211 face 3 (anger)】
早く大蛇の退治方法を──!
voice: vo_adv_1232002_045
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ちょっと! ちょっとだけ見せろ。
「冒険者スキルとは」……?』
voice: vo_adv_1232002_046
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『「冒険者になるために最低限必要なスキル。
ここで挙げるスキルを一つでも欠く者に冒険者の資格はないため、
まかり間違ってもパーティーに加えてはならない」……』
voice: vo_adv_1232002_047
ぷうきち:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『「冒険者スキル一覧」
「一、地図が読めること」
「一、口だけでなく体を動かすこと」』
voice: vo_adv_1232002_048
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『「一、怖がりじゃないこと」
「一、警戒心を持ち合わせていること」……』
voice: vo_adv_1232002_049
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ってこれ……まんま俺たちのことじゃねーか……
いや、俺たちの、まんま真逆……』
voice: vo_adv_1232002_050
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……は、はは、そういうことか。
──納得がいったぜ』
voice: vo_adv_1232002_051
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ぷうきち?
voice: vo_adv_1232002_052
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『地図やアイテムがあったところで、ハナっから無理だったんだよ。
俺たちに冒険なんか。だって冒険者の資格がねーんだから。
最強どころか、冒険者スキルゼロの最弱パーティーだったってわけだ』
voice: vo_adv_1232002_053
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
……だから、なんなの?
voice: vo_adv_1232002_054
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『だから。なに一つうまくいかなくて。
挙句の果てに大蛇のエサになりかけてるこの状況も、
当然の結果だってことだ』
voice: vo_adv_1232002_055
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
あきらめるしかないってこと?
voice: vo_adv_1232002_056
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……他にどうしようがあるってんだ。
冒険者スキルゼロの、俺たちに』
voice: vo_adv_1232002_057
恐ろしい大蛇:
【chara 1 face 1 (normal)】
ッシャァァァァァーーーーーッ!!
voice: vo_adv_1232002_058
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
………………
【chara 123211 face 4 (sad)】
……そうだね。たしかにぷうきちの言う通り。
私たちは冒険者スキルゼロの、ポンコツパーティーだね。
voice: vo_adv_1232002_059
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『………………』
voice: vo_adv_1232002_060
アヤネ:
【chara 123211 face 4 (sad)】
冒険者スキルっていうか……これ、【chara 123211 face 1 (normal)】
ふふ、人としてのスキルだよね。
怖がりも口だけも、警戒心ゼロなのも地図が読めないのも。
【chara 123211 face 4 (sad)】
冒険だけじゃなくて、どんな時でもだめだもん、人として。
voice: vo_adv_1232002_061
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
冒険者としてって言う前に、
人としてポンコツなんだと思うよ、私たち。
voice: vo_adv_1232002_062
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『アヤネ……』
voice: vo_adv_1232002_063
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
……だけどね、ぷうきち。
voice: vo_adv_1232002_064
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
それは今に始まったことじゃないよね。
【chara 123211 face 1 (normal)】
私たちがポンコツなのは、この冒険に出る前から、
ずーっとそうだったんじゃないかな?
voice: vo_adv_1232002_065
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……え……?』
voice: vo_adv_1232002_066
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
シャドウが現れて、私のニセモノが出た時も、
【chara 123211 face 1 (normal)】
野球のコーチなんか任されちゃった時も、
私とぷうきちがケンカして、はなればなれになった時も……
voice: vo_adv_1232002_067
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
私たち、いつだって、怖がりで口ばっかりで警戒心がない、
弱小パーティーだった。
voice: vo_adv_1232002_068
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『………………』
voice: vo_adv_1232002_069
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
……だけどそれでも私たち、どんな時も、どんなピンチも、
自分に言い訳なんてせずに、乗り越えてきたんじゃないかな?
voice: vo_adv_1232002_070
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『…………!』
voice: vo_adv_1232002_071
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
今のこの状況だって、これまでのピンチと同じだよ。
【chara 123211 face 6 (surprised)】
冒険者スキルがゼロだってことが、あきらめる理由になるの?
【chara 123211 face 3 (anger)】
私はならないと思う。
voice: vo_adv_1232002_072
アヤネ:
【chara 123211 face 3 (anger)】
スキルがゼロなら、自分で上げればいい。
上がらないなら、工夫してなんとかするの!
【chara 123211 face 1 (normal)】
今までだって私たち、そうやってきたんだもん!
voice: vo_adv_1232002_073
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『アヤネ……』
voice: vo_adv_1232002_074
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
……あ……ごめん。【chara 123211 face 4 (sad)】
えらそーに。
voice: vo_adv_1232002_075
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『…………
いいや……ちっともえらそーなんかじゃねぇ……』
voice: vo_adv_1232002_076
ぷうきち:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『アヤネの言う通りだ……
スキルがあろうがなかろうが、諦めねぇのが俺たち……
なのに、俺……』
voice: vo_adv_1232002_077
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『正直、ビビってたんだ……初めての冒険ってヤツに。
ビビッてナメてかかろうとしたけど、やっぱりうまくいかなくて。
諦める理由見つけて、ホッとしちまってた……』
voice: vo_adv_1232002_078
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『すまねぇ……!』
voice: vo_adv_1232002_079
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
ぷうきち……
【chara 123211 face 2 (joy)】
ううん。ありがと、わかってくれて。
【chara 123211 face 6 (surprised)】
──って……どうすればいいのかは、まだわかんないままだけど……
voice: vo_adv_1232002_080
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……よぉし、じゃあポンコツなりに、諦めずに考えるか。
ここから脱出するための方法を!』
voice: vo_adv_1232002_081
一同:
【chara 1 face 1 (normal)】
【chara 123211 face 1 (normal)】
──うん!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
諦めることをやめたアヤネたちは、
大蛇の巣から脱出するために必死で知恵を絞る。そして──
voice: vo_adv_1232002_082
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
ねぇ冒険記のここ見て!
「蛇は獲物に巻きついて絞め殺そうとする習性がある」
【chara 123211 face 3 (anger)】
って書いてあるよ!
voice: vo_adv_1232002_083
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『……でかしたぞアヤネ!』
voice: vo_adv_1232002_084
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ぐ、ぐぬぬぬぬぅぅ!』
voice: vo_adv_1232002_085
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
やった! 大蛇がぷうきちに巻きついたよ!
voice: vo_adv_1232002_086
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『おっ……け……! いーかんじに締め付けてやがんぜ~!
坊ちゃん! 大蛇の様子みてタイミングの合図……頼む!』
Choice: (3) …………うん、今だ!
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1232002_087
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『──よしアヤネ!
ぷうきちフルスイングの応用で……一気に俺を引っこ抜け!』
voice: vo_adv_1232002_088
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
わかった!
【chara 123211 face 3 (anger)】
いっくよー! やぁぁぁぁーーーー!
voice: vo_adv_1232002_089
恐ろしい大蛇:
【chara 1 face 1 (normal)】
シャッ!? シャァァ……
voice: vo_adv_1232002_090
アヤネ:
【chara 123211 face 6 (surprised)】
………………やった?
【chara 123211 face 1 (normal)】
やった!? 【chara 123211 face 2 (joy)】
やったーーーー!!
大蛇の固結び、大成功だよ~!
voice: vo_adv_1232002_091
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『よし! ほどけねぇうちに、ズラかるぜ!』
ナレーション:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 0 face 1 (normal)】
大蛇を固結びにするという方法で、
命からがら大蛇の巣から脱出したアヤネたち──
voice: vo_adv_1232002_092
アヤネ:
【chara 123211 face 1 (normal)】
やっと元の道に戻れたよ~!
【chara 123211 face 2 (joy)】
みんなで協力したおかげだね♪
voice: vo_adv_1232002_093
ぷうきち:
【chara 123211 face 1 (normal)】
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ああ。アヤネは怖がってちゃできねぇ。
俺は口だけじゃなく、行動しなきゃできねぇ』
voice: vo_adv_1232002_094
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『坊ちゃんは……ヤツが反撃してこないよう、
警戒心を持ってタイミングを見計らわなきゃできなかった。
それぞれが自分に言い訳せず、自分の限界に挑んだ結果だな』
voice: vo_adv_1232002_095
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
えへへ……
地図も、アイテムも、冒険者スキルも大事だけど。
冒険にいっちばん必要なのは~……【chara 123211 face 1 (normal)】
はいっ、ぷうきち?
voice: vo_adv_1232002_096
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『チョロいぜ。──自分という敵を超える勇気』
voice: vo_adv_1232002_097
アヤネ:
【chara 123211 face 7 (special_a)】
せ~か~い!
【chara 123211 face 1 (normal)】
それに気付けた私たちは、今度こそ最強、だよね?
voice: vo_adv_1232002_098
ぷうきち:
【chara 2113 face 1 (normal)】
『ああ、違いねぇ。
最弱で最強の冒険パーティーだ。
さ~あ先は長ぇぜ! どんどん行こう!』
voice: vo_adv_1232002_099
アヤネ:
【chara 123211 face 2 (joy)】
──うん!
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
こうして冒険者としての自信をつけたアヤネたちは
その後も数々の難所を切り抜け、
ついに、幻の古代文明プウに到着するのであった。