クリスティーナ(ワイルド) 第3話
二人の関係に刺激を加えるべく、自分をペットのウサギに見立て飼育ごっこを始めるクリスティーナ。初めは戸惑う{player}だが、意外にも「ご主人様」の才能を発揮。クリスティーナを感嘆させる。
-------------- situation:
誓約女君にお仕置きを
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
「次は趣向を変えたい」と、クリスティーナが
{player}を連れてきたのは、森の中──
voice: vo_adv_1238003_000
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
……ふむ、ここなら人目につかんな。
voice: vo_adv_1238003_001
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
周りを巻き込んで遊ぶのも愉しいが……
せっかくのこのいで立ちだ。
voice: vo_adv_1238003_002
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
次は坊や。
オマエと二人きりで遊んでみたいと思ってね♪
voice: vo_adv_1238003_003
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
おいおい、そう身構えるな。
【chara 123811 face 1 (normal)】
さすがのワタシも婚約者に奇襲をかける趣味はないさ。
voice: vo_adv_1238003_004
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
──単刀直入に言おう。
【chara 123811 face 2 (joy)】
坊や、飼育ごっこをしよう。
このワタシをペットのウサギとして飼育しろ☆
Choice: (1) 飼育!?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1238003_005
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
ああそうさ。
【chara 123811 face 1 (normal)】
オマエがワタシを飼い主として躾け、服従させる。
この鎧の使い道としては、これまでになくまっとうだろう?
voice: vo_adv_1238003_006
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
ふっはは。
クリスの酔狂もここに極まれり、という顔をしているな。
voice: vo_adv_1238003_007
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
しかし残念ながら、今回はただの酔狂じゃあないぞ。
ちゃんとした目的がある。
voice: vo_adv_1238003_008
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……聞くに、恋人同士という関係においても、
「退屈」は大敵、いや、天敵なのだろう?
【chara 123811 face 1 (normal)】
倦怠期、という忌まわしいものがあると聞く。
voice: vo_adv_1238003_009
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
オマエと一緒であれば、
退屈もまた愉しいのは確かだが……
voice: vo_adv_1238003_010
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
しかし付き合いが長くなると、
無用な退屈が悪さをしてもおかしくない。
voice: vo_adv_1238003_011
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
そこでだ。
voice: vo_adv_1238003_012
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
互いに、非日常的な役割を演じ合うことで、
この関係に刺激というカンフル剤を打ち込み、
倦怠の種を一気に叩いておきたい。
voice: vo_adv_1238003_013
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
……というワケなのさ。
voice: vo_adv_1238003_014
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
どうだい坊や。この乙女心に免じてひとつ、
ワタシを飼育してみてはくれないか♪
Choice: (2) ……僕にできることなら。
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1238003_015
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
ふうむ!
ずいぶんと飲み込みが早くなったものじゃあないか。
成長著しい、頼もしいぞ!
voice: vo_adv_1238003_016
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ではさっそく始めよう。
今この瞬間から、ワタシはオマエの飼いウサギ。
【chara 123811 face 2 (joy)】
オマエはワタシのご主人様、だ☆
voice: vo_adv_1238003_017
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
さぁ、完膚なきまでにワタシを服従させてみろ!
Choice: (3) まずなにをすれば。
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1238003_018
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
……そうだな。
新たな関係を定着させるのに手っ取り早いのは、
やはり「名付け」だろう。
voice: vo_adv_1238003_019
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ウサギの名前がクリスティーナでは、気分も出るまい。
【chara 123811 face 2 (joy)】
坊や、ワタシにペットとしての名前を付けろ。
voice: vo_adv_1238003_020
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
……
……
……
voice: vo_adv_1238003_021
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
おい、そんなに沈思黙考することか?
オマエがしっくりくる名なら何でもよい。
Choice: (4) しっくりくればいいの……?
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1238003_022
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ああそうだ。
このワタシにしっくりくる名だ。【chara 123811 face 3 (anger)】
さっさとつけろ!
Choice: (5) キング。
Choice: (6) 魔王。
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1238003_023
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……キング?
確かにペットにはありそうな名だが……
voice: vo_adv_1238003_024
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
ウサギっぽくなくないか?
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1238003_025
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
魔王……
ウサギの魔王……
voice: vo_adv_1238003_026
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ふむ、逆にウサギっぽいか……
【chara 123811 face 3 (anger)】
──ってどこがだ!
voice: vo_adv_1238003_027
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
ワタシともあろう者が、
思わず乗りツッコミなんぞしてしまったじゃあないか。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1238003_028
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
イカツいんだよ名前が!
ウサギだぞ?
voice: vo_adv_1238003_029
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
見ろ。このいかにもか弱く可憐な姿を。
【chara 123811 face 4 (sad)】
オマエの感性はいったいどうなっている。
voice: vo_adv_1238003_030
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
……なんだそのもの言いたげな目は。
ふん、【chara 123811 face 1 (normal)】
まぁいい。自分で命名するとしよう。
飼い主であるオマエを追い詰めるのは本意ではないからな。
voice: vo_adv_1238003_031
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
…………
【chara 123811 face 1 (normal)】
……「白雪」。
「白雪」がいいな。【chara 123811 face 2 (joy)】
うむ、決まりだ♪
voice: vo_adv_1238003_032
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
いいか、これより先はワタシを白雪と呼べ。
Choice: (8) 白雪。
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1238003_033
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
はぁい♪
Choice: (9) 白雪。
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1238003_034
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
はぁい♪
Choice: (10) 白ゆ──
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1238003_035
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
いや待ていっ。
まだ名付けただけだ。
オマエなにを大仕事を成し遂げた顔で連呼している。
voice: vo_adv_1238003_036
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
いいかここからが本番だぞ?
本格的な躾に入ってもらうからな!
voice: vo_adv_1238003_037
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ではワタシも……【chara 123811 face 2 (joy)】
成り切る!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1238003_038
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
ご主人様♪
voice: vo_adv_1238003_039
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
さぁこの白雪めを罵倒してほしいぴょん。
voice: vo_adv_1238003_040
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
ご主人様がいないと生きていけないということを、
この心と身体に刻み込んでおくれぴょん♪
voice: vo_adv_1238003_041
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
…………
voice: vo_adv_1238003_042
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
……なにを躊躇している?
【chara 123811 face 6 (surprised)】
ひょっとして、照れているのか?
voice: vo_adv_1238003_043
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
まったく。倦怠を殺そうという仲なのに、
オマエはいつまでたってもウブだな。
voice: vo_adv_1238003_044
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
仕方ない。ののしりやすいようリードしてやる。
【chara 123811 face 2 (joy)】
ほうら、ワタシの目を見ろ。
逸らすなよ……?
voice: vo_adv_1238003_045
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
こんなところに這いつくばって、
ワタシはお行儀の悪いウサギだぴょん……
voice: vo_adv_1238003_046
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
ご主人様。
この白雪めに、お仕置きをくれ……【chara 123811 face 2 (joy)】
ぴょん☆
voice: vo_adv_1238003_047
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
……
…………
voice: vo_adv_1238003_048
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
聞こえなかったか?
voice: vo_adv_1238003_049
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
ご主人様、
お仕置きをっ!
ぴよん!!!!
voice: vo_adv_1238003_050
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……なにぃ?
やっぱり無理、だと?
voice: vo_adv_1238003_051
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
どこからどう見てもウサギには見えない?
むしろ百獣の王の風格?
voice: vo_adv_1238003_052
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
というかいつも以上の迫力で、
怖くてとても罵倒なんてできない?
voice: vo_adv_1238003_053
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
……そんなはずはなかろう!
このいで立ちに、どれだけの人間がだまされてきたと思っている!
voice: vo_adv_1238003_054
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
……
voice: vo_adv_1238003_055
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
……フン。興覚めだ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1238003_056
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
誓約が作った未来とはいえ、
そこにかかる懸念があるなら二人の手で払おうと思ったが……
完全に、ワタシの独り相撲だったようだな。
voice: vo_adv_1238003_057
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
──そおれ!!
Choice: (11) うわぁぁぁ!
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1238003_058
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
覚悟しろ坊や!
このクリスティーナ、独り相撲はとらん主義でな。
事ここに至った以上、結婚の誓約ごとオマエを討ち捨てる!
voice: vo_adv_1238003_059
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……なにぃ?
ちゃんと罵倒するから待て、【chara 123811 face 3 (anger)】
だと?
voice: vo_adv_1238003_060
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
キサマ本気か?
命欲しさの出まかせじゃあ納得せんぞ!
voice: vo_adv_1238003_061
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
……
voice: vo_adv_1238003_062
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
む……
その面構え……オマエ──!
Choice: (12) このダメウサギ。お尻ぺんぺんだぞ!
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1238003_063
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……!!!!
voice: vo_adv_1238003_064
クリスティーナ:
【chara 123811 face 4 (sad)】
……
…………
voice: vo_adv_1238003_065
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
おい坊や……ちょっと来い。
その顔を貸せ。
voice: vo_adv_1238003_066
クリスティーナ:
【chara 123811 face 3 (anger)】
オマエ……!
Choice: (13) 調子に乗ってごめんなさい。
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1238003_067
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……意外に才能があるな。
Choice: (14) へ?
----- Tag 14 -----
voice: vo_adv_1238003_068
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
ワタシもだてに多くの経験を積んではいないさ。
【chara 123811 face 1 (normal)】
人を見る目もそれなりに養ってきている……
voice: vo_adv_1238003_069
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
そのワタシが驚いた。
オマエには……
voice: vo_adv_1238003_070
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
「ご主人様」としての才がある。
【chara 123811 face 2 (joy)】
まだ表出こそしていないが、末恐ろしい原石だ。
voice: vo_adv_1238003_071
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
からくりの多い奴だとは思っていたが……
まさかこんな引き出しまで隠し持っていたとはな。
voice: vo_adv_1238003_072
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
…………
【chara 123811 face 2 (joy)】
あーはっはっは☆
あっぱれ、あっぱれだよ坊や!
voice: vo_adv_1238003_073
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
オマエのあの一言で、
我々の間にあったかもしれない倦怠の種は、一粒残らず消し飛んだ♪
voice: vo_adv_1238003_074
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
──よろしい。
この遊びはここまでとしよう。
voice: vo_adv_1238003_075
クリスティーナ:
【chara 123811 face 6 (surprised)】
……なに、ずいぶん突然終わる、だと?
【chara 123811 face 1 (normal)】
ワタシだってまだまだ続けるつもりだったさ。
voice: vo_adv_1238003_076
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
しかし今回はあくまでも、倦怠を殺すための戯れ。
【chara 123811 face 2 (joy)】
目的がこうも鮮やかに達されたとなれば、
もはや続ける理由はあるまいよ☆
voice: vo_adv_1238003_077
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
…………
いやはや、オマエという男は……
voice: vo_adv_1238003_078
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
存外に奥が深い。
知れば知るほどに、分からなくなるよ。
voice: vo_adv_1238003_079
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
オマエへの興味は尽きるどころか……だ。
voice: vo_adv_1238003_080
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
どうやら……
倦怠の心配をするのは、少し早すぎたようだな。
voice: vo_adv_1238003_081
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
こんな鎧に頼らなくても、我々はまだまだ……か♪
voice: vo_adv_1238003_082
クリスティーナ:
【chara 123811 face 1 (normal)】
だがそのことが判っただけでも、勝負はアリ、だ。
【chara 123811 face 2 (joy)】
なぁ、坊や♪
voice: vo_adv_1238003_083
クリスティーナ:
【chara 123811 face 2 (joy)】
──ようし。撤収っ☆
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
帰っていくクリスティーナの目には、
強敵を退けたかのような会心の笑みが浮かんでいた。