ジュン(クリスマス) 第4話
ヒーローショウで素顔を晒す役のオファーを受けてしまった純は、派手なメイクで素顔を隠すことを思いつく。メイクに自信のない自分がやるよりいいと、純は{player}にメイクを頼むのだった。
-------------- situation:
恥らいのメイクアップ
--------------
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
女性から譲り受けた優待券を手に、ジュンと{player}は、
超人気のレストランへやってきた。
voice: vo_adv_1242004_000
ジュン:
【chara 124212 face 2 (joy)】
ああ、幸せだ。
予約の取れないレストラン、しかもクリスマスの時期に来られるなんて。
voice: vo_adv_1242004_001
ジュン:
【chara 124212 face 6 (surprised)】
実は前々から気になっていたんだこのお店。
【chara 124212 face 4 (sad)】
でも予約は一年待ちだし、第一ドレスコードに鎧が引っかかるからね。
あの姿では門前払いだ。
voice: vo_adv_1242004_002
ジュン:
【chara 124212 face 2 (joy)】
私には縁のない店だと思っていたから幸せだよ。
ほら少年もたくさん食べ……
voice: vo_adv_1242004_003
ジュン:
【chara 124212 face 6 (surprised)】
え……なんだこの光は?
【chara 124212 face 4 (sad)】
クリスマスの演出にしては眩しすぎ……うああっ!
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1242004_004
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ああ……少年か。
voice: vo_adv_1242004_005
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ん、元気がないって?
ああ、実はとんでもないことになってしまってね……
voice: vo_adv_1242004_006
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
この後、モールで行われるショウに参加するんだ。
もちろんそれ自体はうれしいことなんだけど……
ちょっとこのチラシ見てくれるかな?
Choice: (1) ……美少女戦士・ピュアピュアリップ?
----- Tag 1 -----
voice: vo_adv_1242004_007
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ああ、いつもの戦隊ヒーローショウかと思ったら、
まさかの少女向けアニメのショウでね。
しかも私が演じる役は、主役のピュアピュアリップなんだ……
Choice: (2) 主役なんてすごい!
Choice: (3) 顔見られちゃわない?
----- Tag 2 -----
voice: vo_adv_1242004_008
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ん、まあそうなんだけどね……
そのチラシに描いてあるピュアピュアリップのイラストを見てくれ。
……完全に出てるだろ。顔が。
Jump to tag 4
----- Tag 3 -----
voice: vo_adv_1242004_009
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
察しがいいな少年。その通り……
そのチラシに描いてあるピュアピュアリップのイラストを見てくれ。
思いっきり素顔を晒してる。
----- Tag 4 -----
voice: vo_adv_1242004_010
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
事前にちゃんと素顔NGって伝えていたんだよ?
でも、すっぴんを晒すのがNGだと勘違いしていたみたいでね。
普段からお面姿なんだから察してほしいな……察せないか。
voice: vo_adv_1242004_011
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
もちろんオファーをもらった時にきちんと確認しなかった私のミスだ。
プロとして、今さら断ることなんてできない。
かといって、大勢の観客の前で素顔を晒すなんて……はあ。
voice: vo_adv_1242004_012
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
……なあ少年。なにか妙案はないだろうか?
Choice: (5) お面をかぶって出る?
Choice: (6) 他の役に変えてもらう?
----- Tag 5 -----
voice: vo_adv_1242004_013
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
なるほど……それだ!
ちょっと運営の人に打診してくるよ!
voice: vo_adv_1242004_014
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ふざけないでくださいと一蹴された……
Jump to tag 7
----- Tag 6 -----
voice: vo_adv_1242004_015
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
なるほど……それだ!
魔物の役は着ぐるみだな。
よし、役を変えてもらえるか聞いてくる!
voice: vo_adv_1242004_016
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
魔物役のダンディなおじさまに、
じゃあ私が美少女戦士をやれと?
……と、正論で返された。
----- Tag 7 -----
voice: vo_adv_1242004_017
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
駄目だ、万策尽きた……
私の顔がショッピングモール中にさらされるんだ……
ふふ……ははは……
Choice: (8) マスク以外で顔を隠せないかな?
----- Tag 8 -----
voice: vo_adv_1242004_018
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ん……マスク以外で?
voice: vo_adv_1242004_019
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
……っ!!
そのチラシ貸してくれるかい?
voice: vo_adv_1242004_020
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
この美少女戦士のイラスト……少女向けアニメだからかな。
カラフルで派手な髪形に、唇プルプルで目もキラキラに描かれている。
voice: vo_adv_1242004_021
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
これに似せて、メイクやウィッグを駆使して盛りに盛れば……
それはもうマスクをかぶっているのと同じじゃないか……!?
ナイスアイデアだ少年!
voice: vo_adv_1242004_022
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
そしてついでに一つ頼みたい……
voice: vo_adv_1242004_023
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
君が私にメイクをしてくれ!!
Choice: (9) 自信ないです……
----- Tag 9 -----
voice: vo_adv_1242004_024
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ふふ、安心しろ。自信のなさなら私の方が上だ。
普段、どうせマスクをかぶるからと、
メイクもヘアセットも無頓着だからね。
voice: vo_adv_1242004_025
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
他の人に頼むのも気が引ける。だって素顔を見られてしまうからね。
その点君には既に見られてしまっているし。
voice: vo_adv_1242004_026
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
それにその……君になら、
多少いじくりまわされても構わない。
というわけだ。頼むよ少年!
Choice: (10) ……分かりました。頑張ります!
----- Tag 10 -----
voice: vo_adv_1242004_027
純:
【chara 104732 face 1 (normal)】
ありがとう、君なら引き受けてくれると思っていたよ。
じゃあ急いで控室に行こうか。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1242004_028
純:
【chara 104733 face 4 (sad)】
……無垢でおしゃまな美少女戦士、ピュアピュアリップ参上。
あなたのよどんだ闇の心、正義のルージュで染め上げる……
voice: vo_adv_1242004_029
純:
【chara 104733 face 6 (surprised)】
…………チラッ。
voice: vo_adv_1242004_030
純:
【chara 104733 face 4 (sad)】
駄目だ、まったく台本が頭に入らない。
【chara 104733 face 6 (surprised)】
勢いでメイクを頼んでしまったが……
冷静に考えれば、少年が私に触れている。
voice: vo_adv_1242004_031
純:
【chara 104733 face 4 (sad)】
髪……ほっぺ……それに、【chara 104733 face 5 (shy)】
く、唇……
駄目だ、熱い……
Choice: (11) ほっぺの化粧濃すぎたかな……?
----- Tag 11 -----
voice: vo_adv_1242004_032
純:
【chara 104733 face 5 (shy)】
い、いや違う。この赤いのは化粧じゃなくて……
voice: vo_adv_1242004_033
純:
【chara 104733 face 6 (surprised)】
そ、そんなことより少年、意外とメイク上手いじゃないか。
【chara 104733 face 1 (normal)】
自分で言うのも気が引けるが、まるで私じゃないみたいに……かわいい。
これなら私の素顔は誰にも分からないだろう。
Choice: (12) 元から純さんはかわいいです。
----- Tag 12 -----
voice: vo_adv_1242004_034
純:
【chara 104733 face 5 (shy)】
かわっ……!?
【chara 104733 face 3 (anger)】
こ……こら。
大人をからかうな……!
voice: vo_adv_1242004_035
スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
失礼しまーす。
ショウの開始10分前でーす。
ご準備の方は……
voice: vo_adv_1242004_036
スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
わぁ……かわいい!
voice: vo_adv_1242004_037
スタッフ:
【chara 1 face 1 (normal)】
あ、キャストさんに失礼ですよね、ごめんなさいっ!
で、でも本当に素敵です。私、子どもの頃から
ピュアピュアリップのファンなんですけど、まるで本物そっくり……!
voice: vo_adv_1242004_038
純:
【chara 104733 face 5 (shy)】
そ、そんなこと……恥ずかしい。
【chara 104733 face 1 (normal)】
でも、ありがとう。
voice: vo_adv_1242004_039
純:
【chara 104733 face 2 (joy)】
少年も、
……かわいくしてくれてありがとう。
voice: vo_adv_1242004_040
純:
【chara 104733 face 2 (joy)】
さあ、メイクはバッチリ。後はコスチュームに着替えるだけだ。
【chara 104733 face 1 (normal)】
……さて少年は出て行ってほしい。着替えは一人でできるから。
--- Switch scene ---
still display end
voice: vo_adv_1242004_041
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
はい、お疲れさま。
voice: vo_adv_1242004_042
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
今回の夢、超レアだわ。
まさかジュンさんのあんな姿が見られるなんて♪
voice: vo_adv_1242004_043
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
やっぱり土台がいいとメイクのノリもノリノリよね。
【chara 190011 face 2 (joy)】
欲を言えば美少女戦士の衣装を着たジュンさんも見たかったけど。
voice: vo_adv_1242004_044
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
っていうか、あんたも意外な特技を発見しちゃったんじゃない?
voice: vo_adv_1242004_045
アメス:
【chara 190011 face 6 (surprised)】
まさかあんなにメイクがうまいなんて……
【chara 190011 face 2 (joy)】
さっすがたくさんの女の子を見てきただけのことはあるわね。
voice: vo_adv_1242004_046
アメス:
【chara 190011 face 2 (joy)】
今度私もメイクしてもらっちゃおうかしら。
その時はよろしくね~♪
voice: vo_adv_1242004_047
アメス:
【chara 190011 face 1 (normal)】
それじゃあ、バイバーイ。
--- Switch scene ---
voice: vo_adv_1242004_048
ジュン:
【chara 124212 face 4 (sad)】
……ん?
【chara 124212 face 6 (surprised)】
私は……こんなところで眠ってしまったのか?
【chara 124212 face 4 (sad)】
……行儀の悪いところを見られた。恥ずかしい。
voice: vo_adv_1242004_049
ジュン:
【chara 124212 face 6 (surprised)】
おっと、料理が運ばれてきたよ。
【chara 124212 face 2 (joy)】
わあ、においだけで頬が落ちそうだ……
早速いただくとしよう。
voice: vo_adv_1242004_050
ジュン:
【chara 124212 face 2 (joy)】
このお肉料理、絶品だね。一口で平らげてしまった。
予約一年待ちも納得の味だね。
ちょっとおかわりもらおうか。ふふ、分かっている。君の分も頼むから。
voice: vo_adv_1242004_051
ジュン:
【chara 124212 face 1 (normal)】
ここ数日間。
君のおかげでつかの間のクリスマス気分を味わえた。
【chara 124212 face 2 (joy)】
ありがとう。
voice: vo_adv_1242004_052
ジュン:
【chara 124212 face 4 (sad)】
……しかし
もうすぐクリスマスの本番を迎えてしまうな。
Choice: (13) クリスマスは好きじゃない?
----- Tag 13 -----
voice: vo_adv_1242004_053
ジュン:
【chara 124212 face 1 (normal)】
そんなことはないさ。
ただ……
voice: vo_adv_1242004_054
ジュン:
【chara 124212 face 2 (joy)】
もう少しだけ、魔法にかかったままでもいいかなと思ってね。
voice: vo_adv_1242004_055
ジュン:
【chara 124212 face 2 (joy)】
……ふふ、おかしなことを言ったかな?
ほら、食べよう。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
聖女の活躍により、平和な聖夜が訪れるランドソル。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
それから数日後、
街にかかったクリスマスの魔法が解けた頃──
voice: vo_adv_1242004_056
女の子:
【chara 211 face 6 (surprised)】
ねえ、聞きたいことがあるの。
聖女さまに会いたいんだけど、また来年会えるかなあ?
voice: vo_adv_1242004_057
女の子:
【chara 211 face 1 (normal)】
教えてヨロイのおねえさん!
voice: vo_adv_1242004_058
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
聖女さまか……
そうだね……いい子にしていたら、現れると思うよ。
voice: vo_adv_1242004_059
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
だから、約束してくれるかい。
その手で君の大事な人を守るって。
voice: vo_adv_1242004_060
女の子:
【chara 211 face 1 (normal)】
うん……! 分かった……!
voice: vo_adv_1242004_061
女の子:
【chara 211 face 6 (surprised)】
でもおねえさん、ふしぎだね?
【chara 211 face 1 (normal)】
おねえさんの握ってくれてる手。
voice: vo_adv_1242004_062
女の子:
【chara 211 face 1 (normal)】
ヨロイなのに、【chara 211 face 2 (joy)】
すっごくあったかい!
voice: vo_adv_1242004_063
ジュン:
【chara 104711 face 1 (normal)】
ふふ。 そうかい。
ナレーション:
【chara 0 face 1 (normal)】
クリスマスの魔法が解け、いつもの黒鉄の姿に戻ったジュンだが、
その心には確かに、聖女の想いが宿っていたのであった。